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「カネは敗者のまわりもの」の評価と感想 全てを買える究極のカネ

「カネは敗者のまわりもの」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『富士見ファンタジア文庫』で出版されているラノベです。

ちなみに、「第30回ファンタジア大賞〈大賞〉」を受賞した作品です。

今回は、「カネは敗者のまわりもの」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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カネは敗者のまわりもの」の評価と感想

画像は【富士見ファンタジア文庫公式 公式twitter】より引用

カネをテーマにした作品は、斬新であり、人間の欲望を忠実に表現している!

タイトルのインパクト、カネをテーマにした発想は良かったと思っています。

全てを買える究極のカネという設定は、素晴らしいアイディアだと思いましたし、興味がそそられるところであると思います。

というのは、お金というのは、人間の欲望を表わしており、それに応じて異能じみた超常現象が起きるというのは納得できますし、面白い所だなぁ~と思いながら読んでいました。

また、そこにヒロインの存在も加わり、日常としての「メリア」のラノベらしいシーンも良かったと思います。

ただし酷評を加えるのであれば、約250ページの中に読み応えがあったかと言われると、そこはかなり微妙なところであったと思います。

起承転結の”結”が充実していたのであれば、もっと良い作品になっていたかもしれませんね。

まぁ~、大賞ですし、今後に期待したい作品ですね。

一方でイラストに関して、イラストレーターは、「Mika Pikazo」先生が担当しています。

1巻の表紙は、魅力をそそられましたね。

そのため、真っ先に購入してしまいました。

「メリア」が大きな手錠をしている所が印象的で、服装もエロいし、かわいいです!

そんな「カネは敗者のまわりもの」の評価は、10点中7点です。

ここから「カネは敗者のまわりもの」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「カネは敗者のまわりもの」の主なストーリー

この世の全てはカネで買える。

全てを買える悪魔の金、その金は、《魔石通貨》と呼ばれている。

単位は、『リル』であり、しかし、この『リル』は、まともな『取引(トレード)』がされていない。

『リル』は、所有者である資産家を殺し、殺した人間がそのカネを受け継ぐ『資産相続』によって、流通しているらしい。

『取引』という呼び名で行われている殺し合いは、毎夜どこでも行われ、時間は十八時~午前零時までの六時間の間、市場が開放される。

資産家である「失井敗斗」、彼は、”敗者”と名乗る資産家であり、高校生でもあった。

そんな「敗斗」は、ある日、”時間を停止する資産家”との『取引』の末、《魔石通貨》とそれにまつわる資産を全て『資産相続』によって、譲り受けることになるのだが……。

翌朝、「敗斗」が目を覚ますと、そこには、少女のパンツのようなもの、いやパンツがあった。

そのパンツの正体は、「メリア」と呼ばれる少女で、”時間を停止する資産家”の元『固定資産』であり、今は、「敗斗」の所有物となってしまったとのことらしい。

資産家のいう固定資産とは、単なる固定資産とは違い、『遺産相続』という名の殺し合いをスムーズに行うために使われているらしく……。

また、『取引』における身を守ってくれるものでもあった。

というのは、固定資産を使用することによって、様々な超常現象を引き起こすことができ、『取引』において必要不可欠な資産であったからだ。

といっても、「敗斗」は、固定資産をほぼ持たない資産家であった。

なぜなら、固定資産には、莫大な税金がかかるからであり、そのため「敗斗」は、固定資産としての「メリア」を売り出そうとして……。

「カネは敗者のまわりもの」の登場人物

  • 取引に明け暮れる拝金主義の”敗者”「失井敗斗(うしないはいと)」
  • 「敗斗」の所有物となってしまった少女「メリア」
  • 情報屋であり、外見は小学生、しかし精神は女子高生であり、おっさん「遊部百合(あそべゆり)」
  • 中古の資産を売買する中二病の店員「可成乗男(かなりのりお)」
  • 「敗斗」が住むアパートの大家「カナミ」
  • 日本一の資産家”真紅い暴力”「白星勝子(しろぼししょうこ)」

ここまでが「カネは敗者のまわりもの」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「カネは敗者のまわりもの」どんな展開のストーリー?

ここから「カネは敗者のまわりもの」のそれぞれの巻に関して、紹介していきたいと思います。

「カネは敗者のまわりもの」1巻の主な内容

金額次第で超常現象さえも買える悪魔のカネ《魔石通過》。その争奪戦『取引(トレード)』に明け暮れる高校生、失井敗斗は「ますたーが望むのであれば、えっちなことをされても……」戦利品として手に入れた『資産』の少女・メリアの所有者となる。カネ至上主義の敗斗は懐くメリアを売り払おうとしたり、命がけの『取引』に利用したり、非道な扱いをするのだが……。メリダが宿す秘密が暴かれ、世界の標的となったとき「買い付ける。未来永劫メリアを奪おうと思えなくなるほどの恐怖を」敗北を宿命づけられた少年が選んだのは、世界の敵となる道だった。
 第30回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞の新王道マネーバトル!

”敗者”の「失井敗斗」と幼なじみ属性の「メリア」

「失井敗斗」は、「メリア」を売り出そうとしたのだが、結局売り出すことは出来ず、メイドとして雇うことになります。

「メリア」は、「メリア」でなんか「敗斗」の幼なじみ属性を発揮したりして……。

ただし固定資産である「メリア」を雇うには、億単位の『リル』が必要であり、そのため「敗斗」は、「銀狼」との間接的『取引』をすることになります。

その『取引』のため、情報屋である「遊部百合」と中二病店員「可成乗男」に頼ることになり……。

そして、「敗斗」は「メリア」と共に『取引』に挑むことになります。

しかし、その「銀狼」との『取引』が後に、「敗斗」と「メリア」の首を絞めることになろうとは思いもしていなかった。

”魔王”として世界の敵となることを決めた「失井敗斗」

「銀狼」との『取引』で、思いがけない大金を手に入れてしまった「失井敗斗」は、勝利に酔いしれることに……。

しかし、そんな幸せも束の間、大金を手にした「敗斗」は、何者かによる襲撃を受けることになります。

そんな「失井敗斗」の前に現れたのは、圧倒的戦力を持つ日本で二番目の資産家「救世真二」であった。

しかし、「救世」の狙いは、金ではなく、「メリア」を狙ってのことであり、「敗斗」はそこで初めて「メリア」の価値を知らされることになります。

「メリア」のことを知ったために、”敗者”である「失井敗斗」は、「メリア」を救い出すため、全世界の敵”魔王”として降臨する道を歩むことを決意する。

何故、「失井敗斗」が”敗者”と呼ばれているのか、そして、「メリア」の秘密とは何なのか、その全てを知った時、あなたは”魔王”を目撃する!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★☆☆☆

以上、「カネは敗者のまわりもの」についてでした。

気になった方は、ぜひ購入してみて下さいね。

後の巻に関しましても出版され次第、更新していくつもりです。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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