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「編集長殺し」感想と評価 ドSな編集長と女子だらけの編集者が送るお仕事コメディ

「編集長殺し」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『ガガガ文庫』で出版されているライトノベルです。

ちなみに、「人生」や「勇者と勇者と勇者と勇者」と同じ作者さんですね~

今回は、「編集長殺し」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「編集長殺し」の評価と感想

 

画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用

ある意味やばい発言だらけの編集室、でもそこが面白い!

川岸殴魚」先生の「編集長殺し」。

まず、目を引くのが”編集長殺し”というタイトル……、このタイトルは、決して”編集長”を絶命させるようなそんなストーリーではないので、そこは注意していただきたいです。

この作品は、ライトノベル業界の中でも、”編集者”にスポットを当て、その人たちの働き方を描いた作品です。

その中でも、新人の編集者「川田桃香」を中心にしてストーリーが展開していきますよ。

しかし、そこの編集者のボスには、超が付くほどのドSな編集長がいて、これがまた、何振り構わず毒舌な口調をぶつける人であって、しかも幼女という……。

「これでもか!」というくらい色々な属性を詰め込んだ”編集長”です。

とにかく容赦のない編集長のドSさはかなりえげつなかったですし、完全にアウトな発言もバリバリにしていきます。

また、個性溢れる編集者の面々たちにもなかなか楽しませてもらいました。

新人の「川田」にとったら、先輩の編集者の方々、そんな先輩編集者はちょっと変わった人たちばかりで、「こんな行動ありなのか?」「こんな発言をしていいのか?」と思うくらいアウトなこともしています。

あと、言いたいことがもう一つあるのですが、この作品では、編集者のお仕事として、”あとがき”に関することも触れています。

しかし、この作品の”あとがき”を見てみると、ある意味、奇抜でやばい! 同じ言葉の羅列で、まぁ、この作品を読んだ後にあのあとがきを見たら、納得できますよね。

イラストに関して、イラストレーターは「クロ」先生が担当しています。

ブルマ姿の少女が表紙になっていると思うのですが、ここのシーンがまさに序盤でストーリーになっています。

そこも楽しんで頂きたいです!

そんな「編集長殺し」の評価は、10点中8点です。

ここから「編集長殺し」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「編集長殺し」の主なストーリー

「初版五百部のオーラね」

それは、中学館のライトノベルレーベル『ギギギ文庫』で勤務する新人編集者「川田桃香」が「編集長」に言い放たれた言葉であった。

『ギギギ文庫』の「編集長」は、ドSであり、言葉の殺傷能力が半端ないことで有名であった。

しかも、その「編集長」は、何故か”幼女”で……。

「編集長」は、部下に厳しいことでおなじみで、「編集長」の机の後ろには、”性悪説”という「編集長」の座右の銘の三文字がそこにはあった。

そうして「編集長」にライトノベルのカバーイラストのことでとことん心をえぐられた「川田」、そんな彼女は先輩の編集者「岩佐彩芽」に助けを求めるも……。

「死ぬよ! あの幼女の言うこと真に受けていたら死ぬよ!」

「いや、死ぬよ。最初はストレスで肌が荒れ、円形脱毛症になり、死ぬ!」

「岩佐」さんが言うには、「編集長」を上手に転がすのが大事らしく……。

どうやら「編集長」は幼女とあって、ご機嫌がよろしい時と悪い時の差が激しく、無駄に機嫌をそこねてしまっては、通るものも通らなくなってしまうらしい。

しかも、ある編集者から譲り受けた”秘伝の書”というものもあるらしく……。

その書は、これまでたくさんの編集者が「編集長」に挑み、そして敗れ、その時に残した叡智の結晶であった。

と、そんなことで新人編集者「川田桃香」は、先輩編集者とうまく連携しながら、編集長に挑んでいくのではなく、『ギギギ文庫』のライトノベルレーベルでライトノベルを作っていくストーリーです。

でも、何といっても鬼門は、「編集長」。

「編集長殺し」の登場人物

  • ギギギ文庫の新人編集者、やる気にあふれる「川田桃香(かわたももか)」
  • ギギギ文庫の編集者、漢方薬の信奉者「岩佐彩芽(いわさあやめ)」
  • ギギギ文庫の編集者、すぐ寝る「井端(いばた)さくら」
  • ギギギ文庫の編集者、オタク「浜山(はまやま)かんな」
  • ギギギ文庫の副編集長、すぐ脱ぐ「星井菫(ほしいすみれ)」
  • ドSロリ少女「編集長(へんしゅうちょう)」

ここまでが「編集長殺し」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「編集長殺し」どんな展開のストーリー?

「編集長殺し」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「編集長殺し」1巻の主な内容

私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です! カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが……「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは。干されたいの?」……ボロクソですっ! 編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。こんなときは頼りになる先輩たちに相談するしかありません。「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」――って、なんでですかっ!? 女子だらけのお仕事がんばりラノベ、ここに校了です!

エッチなイラストの依頼は編集者自らがポージングする!

「編集長」にボロクソ言われ、結局ライトノベルのカバーイラストのデザインをやり直すことになった「川田」。

しかし、やり直したらやり直したで、「編集長」からまさかの百五十部減の「初版三百五十部のオーラね」と言われるし……。

結局、どうすればいいのか打開策が思い浮かばない「川田」、そんな彼女に「岩佐」さんからエロさが足りないと指摘されることになります。

といっても、「川田」が受け持つ作品の作風は全くエロさとはほど遠い所にあったのだが、「岩佐」さんが言うには売れなきゃ意味が無いとのこと、そして、売れなきゃ「編集長」は容赦なく打ち切るらしい。

そんなことで、何故か「川田」は、ブルマを着せられることになって……。

作家は切って、漬けるよ。それから干す!

中学館ライトノベル大賞、最終選考会議の直後、「編集長」から新人担当をするようにと言われた「川田」。

毎年、千を超える作品が投稿される中学館ライトノベル大賞、その最終選考で「川田」はある一つの作品に心を奪われ、強く推した作品があった。

そんな作家さんの新人担当をするようにと「編集長」から言われ、そのことを了承した「川田」……、しかし、その作家さんのペンネームが非常に残念な模様。

そこで、その作家さんの人となりを見るため、直接会って話すことになった「川田」と付き添いに愚痴をこぼす「岩佐」さん。

そして、約束の時間にやってきたその作家さんは何故かずぶ濡れであって……。

美少女だけが集う『ギギギ文庫』の編集室、そこには鬼の「編集長」がいて、しかも真面目な「川田」以外の編集者もなかなか曲者揃いで……、コメディ要素が強い業界ものを読みたい方はぜひ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆

以上、「編集長殺し」の紹介でした。

後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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