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日常の恋愛であって日常とはかけ離れたラノベ『日和ちゃんのお願いは絶対』

公開日: : 最終更新日:2021/01/03 おすすめライトノベル , , ,

「日和ちゃんのお願いは絶対」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『電撃文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年5月9日です。

今回は、「日和ちゃんのお願いは絶対」の感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「日和ちゃんのお願いは絶対」の感想

画像は【電撃文庫公式twitter】より引用

日常の恋愛であって日常とはかけ離れたラノベ!

岬 鷺宮」先生の「日和ちゃんのお願いは絶対」。

三角の距離は限りないゼロ」と同じ作者さんで、「普通の恋愛……っていうわけにはいかないんだろうな……」と思っていたら案の定そうでした。

彼女を知れば知るほど恋愛から遠ざかっていく切なさ

普通に恋愛してほしいと思う願望さえ芽生えるほど日常の恋愛であって日常とはかけ離れたラノベだったと思います。

また、どれが日和ちゃんなのかと思う時が何度かありましたね。

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる」みたいな世界と相対している時が日和ちゃんなのか。主人公と恋愛している時が日和ちゃんなのか。

それともその両方が日和ちゃんなのか……、少し恐ろしくもあり、涙を浮かべる可愛いと思えるヒロインには初めて出会ったような気がします。

それだけに複雑な心情を抱くヒロインでした(一方で、幼馴染みは最高でした!)。

ただ、ストーリーの展開にパンチが足りなかったのも事実です(終盤の展開を予想できただけに……)。

そこはこれからの期待ということで。

イラストに関して、イラストレーターは「堀泉インコ」先生が担当しています。

日和ちゃんは可愛いとして……、P78-79のモノクロイラストが良かったですね。まさに本編がここから始まると言わんばかりの見開きのイラストのインパクト。

また、個人的に「おっ」と思ったのが扉のイラスト。おそらく現地で撮影?していると思いますが、あまりライトノベルでは見ない感じですね。

「日和ちゃんのお願いは絶対」の評価

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【ストーリーの構成・読みやすさ】

★★★★★★★☆☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

〈2つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉

#ちょっと違った恋愛ラノベが好き! #三角の距離は限りないゼロが好き!

「日和ちゃんのお願いは絶対」の主なストーリー

すべてのはじまりは彼女の『お願い』だった。

「わたしと――付き合ってください!」

「葉群日和(はむれひより)」に告白された「頃橋深春(ころはしみはる)」。

自分で言うのもちょっと照れるけど、うん、正直この告白は予想できた。俺は彼女に返事をするため一晩考え、断りの返事をしようと思っていた。

しかし、不意に落とした彼女のメモ帳を拾い運命が変わる。その表紙には彼女の字で、”お願い帳”と書かれていた。

「――わたしのお願いは絶対なの」

お願いが……絶対? 彼女から唐突に告げられた言葉。意味が分からない。どういうことだ。

葉群さんは、人に絶対お願いを聞かせる方法を知っている。詳細は内緒のようだけど……、葉群さんのお願いは絶対なんだ

そこで疑問に思う。

「昨日の告白も――『お願い』を使って、絶対OKをもらうことだってできたのか……」

「好きな人の気持ちなんて……歪めたくないもん。そんなことしたって、うれしくないもん……! だから、頃橋くんに告白したときは、『お願い』使ってない!」

「日和ちゃんのお願いは絶対」どんな展開のストーリー?

「日和ちゃんのお願いは絶対」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「日和ちゃんのお願いは絶対」1巻の主な内容

 海と山と坂の街、尾道。(たぶん)日本の果てで(きっと)世界の果ての、この街で。俺は彼女――日和と恋をした。
 ほんわかしてて、かわいくて、どこかちょっと流されがちで。それなのに……
「――わたしのお願いは、絶対なの」
 聞いてしまえば誰も逆らう気になどなれない「お願い」。
 彼女の持つその力が、俺の人生を、世界のすべてを、決定的に変えていく。そしてすれ違いの果てに、日和が願った結末は――。
「――でも、もう、忘れてください」
 世界なんてきっと簡単に壊れてしまうのに。俺たちの恋だけが、どうしても終わってくれない――これは終われないセカイの、もしかして、最後の恋物語。

『お願い』を使っていないという彼女の言葉は本当だった。

だって俺は告白を断るつもりだったんだから。

本当に大切な場面で、葉群さんは『お願い』を使わなかった。

その事実に俺は自分が思い違いをしていたことに気付いた。

この子は、大切な場面では自分を律することができる。強い意志で、自分自身に厳しくすることもできる子なんだと。

「だ、だから……もう一度言います!」「――好きです! わたしと付き合ってえええええ!」

今さらになって彼女のことを分かったような気がする。決心を覆すことはあまり好きじゃないけれど、考えなおしてもいいかもしれない。

「……うん、わかった」「付き合おう。よろしくお願いします!」

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

以上、「日和ちゃんのお願いは絶対」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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