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『妹さえ』の平坂先生がおくるただただエモい百合ラノベ『〆切前には百合が捗る』

『〆切前には百合が捗る』というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、GA文庫で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年12月10日です。

今回は、『〆切前には百合が捗る』の感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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『〆切前には百合が捗る』感想

画像は【GA文庫公式twitter】より引用

『妹さえ』の平坂先生がおくるただただエモい百合ラノベ。

平坂読」先生の『〆切前には百合が捗る』。

『妹さえいればいい。』や『僕は友達が少ない』でお馴染みの作家さんがおくる百合ラノベ。

同性愛者である主人公と、サボりがちな作家さんの同居生活を描いており、ありふれた風景が恋物語に転じる瞬間に全てが詰まった作品です。

日常を送る中で、同性愛者だと隠しつつも、先生に寄せる想い。自由奔放に生きつつも誰かの特別になりたくない先生の感情。読んでいくうちに没頭する二人の心情に、最後まで目が離せなくなります。

感動とは大げさかもしれませんが、ほっこりとする百合ラブコメ。百合ラノベを読んだ人も読んだことない方にもオススメの一冊です。

個人的にほっこりしたのは、100ページ目の展開。心に余裕がない主人公が先生の家に来て「ほんとうに良かった」というセリフはかなりグッときましたね。

最後の展開も心打たれますよ、かなり(読んで下され)。

ちなみに、”〆切前には……が捗る”を切り口に、〆切前に多様な日常シーンが描かれているのですが、〆切前に限って何か他の作業をやってしまうのは、何だか共感できます。かえって、楽しいのも分かります。。。

イラストに関して、イラストレーターは「U35」先生が担当しています。

イラストは透き通る美しさで、相変わらず可愛いですね。234ページのモノクロイラストもかなり印象的です。

『〆切前には百合が捗る』評価
総合得点 29点
オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★☆
『〆切前には百合が捗る』ハッシュタグ
#ラブコメ百合ラノベ
#百合×作家ラノベ
#『妹さえ』白川 京の登場(『妹さえ』のスピンオフではない)!

『〆切前には百合が捗る』PV/ストーリー

これは、独りだった人間が独りではなくなるという、ただそれだけのありふれたラブストーリーだ。

白河愛結(しらかわあゆ)が同性愛者だと気づいたのは、中学2年のとき。中学卒業まで周囲に隠し続けたが、自分が同性愛者だと友人に打ち明けたのは高校2年の頃だった。

友人たちは上っ面だけ綺麗な言葉で受け入れてくれたものの、その翌日、彼女に向けられたのは軽蔑のまなざしと哀れみの言葉だった。

悪者の目で見られるのはまだよかったものの、”かわいそう”という言葉を浴びせられた愛結は怒り、暴力事件を起こしてしまう。

それをきっかけに家族にも同性愛者だとばれてしまい、罵られ、そのうえ全く受け入れてくれなかった。

家族にも友人にも学校にもこの街にも心底失望した愛結は、家を飛び出し、この街を出て行くことにした。

向かう先は大都会、東京。

頼れる人間はただ一人しかおらず……、その人物の名は白川京(しらかわみやこ)。彼女は愛結の従姉妹であり、出版社で働いていた。

詳しい経緯は隠したまま、京に両親と喧嘩し家出したことを告げたところ、気持ちを汲んでくれた。そんな京から……。

「……一応、三食昼寝付きで住み込みの仕事があるんだけど、やってみる?」

この言葉をきっかけに、愛結は作家との同居生活を始めることになって……!?

『〆切前には百合が捗る』どんな展開のストーリー?

『〆切前には百合が捗る』はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

『〆切前には百合が捗る』1巻

「〆切直前に遊ぶゲームって、なんでこんなに楽しいのかしら……」
 家出少女の白川愛結は、従姉妹の白川京の紹介で、人気作家、海老ヒカリの世話係&監視役のバイトをすることになる。原稿をサボってゲームをしたり釣りや旅行に出かけるヒカリに翻弄されながらも、そんな日常に幸せを感じる愛結。
一方ヒカリも、突然始まった愛結との同居生活の中で、これまで感じたことのない気持ちが芽生えるのだった。
社会から排斥された少女と、容姿才能家柄すべてに恵まれながらも自堕落に生きる小説家、二人の関係の行き着く先は……? ”普通”に生きにくいすべての人に贈る、珠玉の日常系ガールズラブコメディ、誕生。

今から行くのは海老(かいろう)ヒカリと呼ばれる作家の家。

その作家はスケジュールを守らないし〆切前に原稿をほっぽり出して旅行に出かけてしまうどうしようもない作家であった。

生活リズムもめちゃくちゃで、その作家の世話係兼監視役を愛結がするとのことであった。

「そ。逃げようとしたら鎖骨折ってもいいから」

彼女と初めて会った印象は、まさに”女神”。愛結は目も心も一瞬で奪われて……。

「ええと……愛結ちゃんさん? 本当にうちで働いてくれるの?」

「は、はいっ!」

働きたい気持ちは充分に、絶対に自分が同性愛者だと知られないようにしようと決心するのであった。拒絶されないために。

長いシリーズにはならないとあとがきに書いていましたが、第2巻も出版されそうですので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。

以上、『〆切前には百合が捗る』の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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