最強のスパイと落ちこぼれスパイたちによる最高の物語『スパイ教室』
公開日:
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最終更新日:2020/12/31
おすすめライトノベル 主人公成長, 主人公最強, 富士見ファンタジア文庫, 王道, ポンコツヒロイン, ファンタジア大賞, 大賞, スパイ
「スパイ教室」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『富士見ファンタジア文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年1月18日です。
今回は、「スパイ教室」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「スパイ教室」の評価と感想
画像は【富士見ファンタジア文庫公式twitter】より引用
最強のスパイと落ちこぼれスパイたちによる最高の物語。スパイを切り口にしたラノベは斬新で王道としても文句なし。
「竹町」先生の「スパイ教室」。
次も読みたいと思えるほど面白い大賞作品。前半からのコメディからは考えられほど、後半のストーリーに引き込まれ、続きを読みたいと思えるほどのクオリティ。
#ラノベでスパイはあまりない。#だけど、王道で面白い!#残念ヒロインだけど、そこが可愛い。#最強スパイが強すぎる!#続きが早く読みたい。#ポンコツヒロイン。#前半と後半のギャップがいい。
落ちこぼれ少女たちが最強のスパイである先生に導かれ、成長しミッションに臨む姿は王道で熱い。
先生とヒロインとの会話も面白く、スパイなしからぬ言動は特に面白かったですよ。
そんなヒロインたちの活躍には今後注目です。
1巻では表紙のヒロインしかほとんど活躍していなかったですが(いや、逆の意味ではポンコツで活躍していなかった……?)、あれだけの成長を見せてくれたのだから、他のヒロインの個性溢れるシーン・活躍にも期待です。
(それが続きを読みたい気持ちに繋がっているのかもしれない)
ただ、全体ストーリーの伏線の立て方やミステリー要素など、叙述トリックを活用しているものの「おお~、この展開は想定外だった」と思えるほどの驚きがあれば完璧だったかなと思います。
“読者をも騙す軽快なストーリー”を後々の巻に期待しておきましょう。
イラストに関して、イラストレーターは「トマリ」先生が担当しています。
ヒロインが全員可愛すぎますね。もう完璧です。
自然と引き込まれる印象。他のラノベが並べられていても、他と際立ち自然と手に取りたくなります。いや、なりました。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
「スパイ教室」の主なストーリー
スパイは常に嘘をつく――。
歴史上最大規模の戦争が世界に残したのは苦痛と生々しい傷跡だった。世界大戦はガルガド帝国の降伏に終わったが、戦勝国側の被害も甚大で、勝者のいない戦争となった。
戦争は人を殺し過ぎる。資金を使いすぎる。それならば、戦争に取って代わる手段があればいい。
現代で繰り広げられるのは、スパイたちの情報戦――「影の情報戦」だった。
ディン共和国は、世界大戦の被害国であった。対戦終了後は「影の戦争」を勝ち抜くため、スパイ教育に力を入れている。
「えっ、わたしが卒業っ? 試験も受けていないのに! やったああああぁ!」
仮名はリリィ、17歳。筆記試験では好成績を誇り、ある特異体質の持ち主。しかし、実地試験では壊滅的な評価で落ちこぼれの烙印を押されていた。
リリィに言い渡されたのは”不可能任務”に挑むスパイチームに配属されること。
不可能任務とは、同胞が一度、失敗した任務の通称のことで、その難度から達成不可能と判断された任務のことだ。
その不可能任務を専門に行うチームが“灯(ともしび)”。成功率一割未満、死亡率は九割を超えるという。
「わたしは『灯』に行きます。逃げるなんて真似は絶対にしません」
「コードネーム『花園(はなぞの)』、決死の覚悟で参ります!」
「スパイ教室」の登場人物
- 世界最強の凄腕スパイ「クラウス」
- 僻地出身の世間知らずの少女、コードネーム「花園(はなぞの)」
- ある大物政治家の娘、コードネーム「愛娘(まなむすめ)」
- ギャングの家に生まれた長女、コードネーム「百鬼(ひゃっき)」
- 芸術家の娘、コードネーム「氷刃(ひょうじん)」
- 大手新聞社の社長の一人娘、コードネーム「夢語(ゆめがたり)」
- 街のレストランの娘、コードネーム「草原(そうげん)」
- 出自不明、記憶喪失、コードネーム「忘我(ぼうが)」
「スパイ教室」どんな展開のストーリー?
「スパイ教室」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「スパイ教室」1巻の主な内容
陽炎パレス・共同生活のルール。一つ 七人で協力して生活すること。一つ 外出時は本気で遊ぶこと。一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。――各国がスパイによる“影の戦争“を繰り広げる世界。任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい! 第32回ファンタジア大賞《大賞》受賞の痛快スパイファンタジー!
(ここに『灯』の皆さんが……、)本拠地に辿り着いたリリィは、高鳴る鼓動をおさえて、洋館の扉を開けた。
「コードネーム『花園』、到着しましたっ!」
そこにいたのは、リリィと年も変わらない少女6名。そして、その少女たちの前に現れたのが『灯』のボス・クラウスと呼ばれる謎めいた男性。
「歓迎する。よく来たな。僕と、お前たち七名が『灯』のメンバー全員だ。このメンバーで不可能任務に挑む」
任務は一か月後。それまでクラウスが彼女らを鍛え上げる予定らしいが、少女たちは疑問符を浮かべることになる。
集められた少女はもれなく七人全員落ちこぼれ。しかも、クラウスは人に指導することに向いておらず……、彼女たちは不可能任務達成のビジョンが見えなかった。
「やってられるかあああああああああぁ!」
他に手段がないなら、ターゲットを仕留めるだけ。
「コードネーム『花園』――咲き狂う時間です」
第32回ファンタジア大賞《大賞》を受賞した作品で、読み応え抜群のライトノベルとなっていますので、ぜひ読んでみてください。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「スパイ教室」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」