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「天才王子の赤字国家再生術」感想と評価 天才王子による国家運営譚!

「天才王子の赤字国家再生術」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『GA文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年5月31日です。

今回は、「天才王子の赤字国家再生術」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「天才王子の赤字国家再生術」の評価と感想

画像は【GA文庫公式twitter】より引用

天才王子による国家運営譚! ライトな戦記物ファンタジーであり、王子を支える「ニニム」が可愛い!!

鳥羽 徹」先生の「天才王子の赤字国家再生術」。

ライトな戦記物……、完全に詰んでいる国家の運営をする弱小国家運営譚!

でも、弱小国家を運営する王太子はダメダメ人間であり、「こんな国さっさと売って隠居生活だ!」とか言い出す始末であって……。

そんな王太子であるが、国を運営する頭脳も戦争を戦う術も知っており……、タイトル通り頭の切れる”天才王子”。

ハイスペックであるからこそ、臣下から信頼され、戦争をしても連戦連勝、自分の思っていたことと逆方向の展開になっていったりして……。

そのような展開に焦るに焦る「ウェイン」の心の声が面白い!

そして、「ウェイン」を支える幼馴染みであるヒロイン「ニニム」も特に可愛いし、「ウェイン」と「ニニム」の会話も笑えて注目ですよ。

イラストに関して、イラストレーターは「ファルまろ」先生が担当しています。

イラストに関しては文句なしですね……、個人的にファンタジーイラストは「ファルまろ」先生流石って感じです。

カラーイラスト、モノクロイラストと「ニニム」が文句なしに可愛すぎます!

絶体絶命から始まる国家運営譚! 予想外の展開だらけに王子は……、気になった方はぜひ読んでみて下さいな。

そんな「天才王子の赤字国家再生術」の評価は、10点中9.5点です。

ここから「天才王子の赤字国家再生術」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「天才王子の赤字国家再生術」の主なストーリー

「国売ってトンズラしてえええええええ!」

『ナトラ王国』の次代の名君として敬われる王太子「ウェイン・サレマ・アルバレスト」、しかしその実体は、義務、責任、努力といった言葉が大嫌いなダメ人間であった。

「人目が無くなるとすぐだらしなくなるんだから……もう少しシャキッとしなさい」

「ウェイン」の本性を知る数少ない人間の一人が「ニ二ム・ラーレイ」という見目麗しい少女、透き通るような白い髪と燃えるような赤い瞳が特徴的。

立場的には「ウェイン」の筆頭補佐官であり、幼い頃から彼に仕える側近中の側近である。

「ほーん? なになに何スかその優等生気取りな態度はぁ!? ニニムだってこの国の全方位ド貧国っぷりは解ってるはずだろぉ!?」

「ド貧国は言いすぎよ。……ちょっと人材が足りなくて、だいぶ資源が不足してて、かなりお金が無いだけじゃない」

「それを世の中じゃド貧国っていうんだよ!」

ナトラ王国は『ヴーノ大陸』にある国家の一つであり、人口は五十万人規模の小国……、歴史はあるが国内資源は乏しく、ろくな産業もない。

内政に手を入れようにも金がない、金を集めようにも産業がない、他所から奪おうにも軍事力がない、優秀でまともな人材は立身出世を目指して他の国へ行く……、しかも、いつ戦乱が起こるか分からない状況で国王が倒れて「ウェイン」が国のかじ取りとか……。

「あーあ、何で俺はこんな国の王子に生まれたんだ。もっと資源と人材と資金で溢れる国に……あ、だめだ、絶対侵攻される。資源はちょっと削る感じで……人材も強すぎるとクーデター起きそうだし弱めに……」

「天才王子の赤字国家再生術」の登場人物

  • ナトラ王国の次代の名君でありダメ人間、王太子「ウェイン・サレマ・アルバレスト」
  • 「ウェイン」を支える幼馴染、筆頭補佐官「ニニム・ラーレイ」
  • 「ウェイン」の妹、ナトラ王国王女「フラーニャ・エルク・アルバレスト」
  • 胸が大きい帝国大使「フィシュ・ブランデル」

ここまでが「天才王子の赤字国家再生術」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「天才王子の赤字国家再生術」どんな展開のストーリー?

「天才王子の赤字国家再生術」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~」1巻の主な内容

「さすが殿下! これが狙いとは! 」
「どこまでもついて参ります! 」
「殿下! 」「殿下! 」「殿下! 」「殿下! 」
『(一体どうしてこうなった!?)』
 資源も人材も兵力もない弱小国家を背負うことになった若き王子ウェイン。文武に秀で、臣下からの信頼も厚い彼にはひそかな願いがあった。
「国売ってトンズラしてえええ!」
 そう、王子の本性は悠々自適の隠居生活を目論む売国奴だったのだ!
 だが、大国に媚びを売ろうと外交すれば予期せず一方的に利益を手にし隣国との戦争で程よく勝とうとすれば大勝利。名声は上がるが売国は遠のき、臣民はイケイケ状態で退くに退けない!? 天才王子による予想外だらけの弱小国家運営譚、開幕!

その名は「ウェイン・サレマ・アルバレスト」……、「この一戦で証明せよ! 我らが北方に座す竜であると!」

帝国大使との会談……、「お久しぶりです。摂政殿下」。

応接の間に到着した「ウェイン」と「ニニム」を迎えたのは、先に待っていた「フィシュ・ブランデル」とその補佐官であった。

「ナトラ王国太子、ウェイン・サレマ・アルバレストだ」

「ウェイン」と「フィシュ」は取り留めのない会話を交わし、人となりを確かめ合っていた。

しかし同時に、常にピリッとした緊張感が部屋にあるのを、この場にいる全員が感じている……、「ウェイン」と「フィシュ」はこの会議でどれだけ相手に差をつけるのかが、この後に待ち受ける本題に大きく関わってくることを解っている。

(本気でかからないと持っていかれるわね……)

(この人おっぱいでかいな……)

警戒心を強める「フィシュ」と、一方で「ニニム」のぺったんこな胸と比較する最低な「ウェイン」……、ぷす、と「ニニム」の持っていた羽ペンが後頭部に突き刺さった。

しかし、そのような和やかな空気は突然張り詰めることになる……、前哨戦は終わり、本番が始まる。

「そこでだ、ブランデル大使。――我が王国軍に、帝国軍のノウハウと資金を提供してもらえないだろうか?」

「ウェイン」と「フィシュ」による心理戦……、しかし、彼らが抱いていたことは全くの真逆で……、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~」2巻の主な内容

「私と一緒に帝国を奪りませんか?」
 次代の名君として臣民に慕われつつ、楽隠居を目指して日々売国を画策する小国ナトラの王太子ウェイン。
 僅かな手勢で隣国との戦争に勝利し、その名を内外に響かせた彼のもとに突然舞い込んだのは、後継争いに揺れる帝国の皇女ロウェルミナとの縁談話だった!?
 うますぎる話に警戒するウェインだったが、周囲は帝国との関係が深まるとお祭り騒ぎ。しかも非公式のお見合いに訪れた皇女から提案されたのは、野望の溢れたもので――。
「超断りてえええええええええ!」
 天才王子による七転八倒な弱小国家運営譚第二章、ここに開幕!

七転八倒する「ウェイン」の様……、突然舞い込んだ話は第二皇女殿下との政略結婚!?

「国売ってトンズラしてええええええええ!」

次代の名君兼ダメ人間の王太子「ウェイン」と彼を支える筆頭補佐官「ニニム」の元に持ち掛けられたのは「ウェイン」との結婚相手の話。

不機嫌になる「ニニム」と結婚する気などさらさらない「ウェイン」であった……、のだが……。

「全く……これならいっそ、結婚を断れないような相手をあの大使が連れてきてくれることを祈りたくなるね」

「そんな都合のいい相手なんて見つかるもんかよ。賭けてもいいぜ」

見つかったのは容姿は端麗で気性もまさしく淑女の鑑。それでいて、鋭い叡智を持っていて摂政殿下と響き合うことは間違いなし。

その上、出自に関しても問題はない。此度の縁談に名乗りを上げたのは『アースワルド帝国』第二皇女「ロウェルミナ・アースワルド」皇女殿下。

予想だにしない縁談話……、突然舞い込んだ政略結婚により冬を前にした『ナトラ王国』に新たな熱風が巻き起こる。

「超断りてえええええええええええ!」

「いやもう百%罠じゃん! どう考えても俺のところに皇女の縁談が来るとかおかしいわ! 国力差を考えろっつーの!」

ナトラに来る理由はさっぱり解らなかったのだが、「ロウェルミナ」という皇女は「ウェイン」と「ニニム」が昔からよく知る人物であった。

「私と一緒に、帝国を奪りませんか?」

こういう頭脳戦・心理戦を待っていた! 政略結婚という天才同士の駆け引き……、1巻を超えてさらに面白くなっていきますので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「天才王子の赤字国家再生術 ~そうだ、売国しよう~」3巻の主な内容

 帝国皇女との結婚話から始まった騒動を切り抜け、国内の地盤固めを進める王太子ウェイン。そんな彼の下に隣国カバリヌより使者が到着する。大陸西側の一大宗教・レベティア教の主催する『聖霊祭』にウェインを招待したいというのだ。
「行きたくねええええええええ!」
 西側に絶大な影響力を持つ『選聖侯』が集うイベントということで、ロクでもないことに巻き込まれるのはほぼ確定。それでも隣国との友好のため、ウェインは渋々西へと向かうのだが――!?
 クセ者だらけの国際舞台に、天才王子が本格デビュー! 大人気の弱小国家運営譚第三章、ここに開幕!

今、読んでいる途中です。

以上、「天才王子の赤字国家再生術」の紹介でした。

後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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