*

「現実主義勇者の王国再建記」感想と評価 現代知識を用いて、王国を再建せよ!

「現実主義勇者の王国再建記」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『オーバーラップ文庫』で出版されているライトノベルです。

今回は、「現実主義勇者の王国再建記」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

スポンサーリンク

「現実主義勇者の王国再建記」の評価と感想

画像は【オーバーラップ文庫公式twitter】より引用

異世界俺TUEEEに辟易したあなた! 現代知識を用いて、王国を再建していく様を読んでみませんか?

どぜう丸」先生の「現実主義勇者の王国再建記」。

異世界ファンタジーとしては、なかなか斬新な作品だったのではないかと思います。

この作品は、”勇者”として異世界召喚させられてしまった「ソ―マ・カズヤ」がすでに滅びかけの王国を「ソーマ」自身が培った知識を用いて、現実的に王国を再建していくお話です。

主人公は知識があるといっても、現代の知識を用いて、また、「ソーマ」一人だけで王国を再建していくのではなくて、才ある人を使ってというところも現実的だったと思いますね~

また、「ソーマ」の考え方一つ一つにもしっかりとした説得力のある現代の知識を用いているので、読みやすかったですし、納得もさせられる部分も多かったですよ。

異世界俺TUEEEに辟易したあなた! ちょっと違う異世界ファンタジーを読みたいあなた! 面白い作品でしたので、気になった方はぜひ、読んでみて下さい。

また、キャラクター面において、「アイ―シャ」が良いキャラクターをしていたと思います。

「アイ―シャ」とは、才ある人材の一人で、ダークエルフの女戦士なのですが、何度も見せる食いしん坊としての彼女や「ソーヤ」に見せる忠誠心?的な行動などで、かなりのギャップを見せてくれますし、そんなシーンを読んでいたらなんだか癒やされましたね~

イラストに関して、イラストレーターは「冬ゆき」先生が担当しています。

キャラクター原案としては、凄く良いキャラクターばかりが登場していたと思います。

ただし、「イラスト自体とても良かった」と言えるかと問われれば、それは、「うーん」って感じになってきます。

私、管理人も様々なイラストレーターの方のラノベなどのイラストを見てきているので、そのような方々のイラストレーターさんと比べると若干劣ってしまうのではないかと個人的に思いました。

そんな「現実主義勇者の王国再建記」の評価は、10点中8点です。

ここから「現実主義勇者の王国再建記」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「現実主義勇者の王国再建記」の主なストーリー

「一也……人はなぜ、家族を作ると思う?」

その言葉は、死ぬ間際にじいちゃんが「相馬一也」に話してくれた事で、家族を作るということは、”一人で死なないため”らしい。

そして、じいちゃんは「一也」に、家族を作り、そして、その家族を何が何でも守るようにと言って死去してしまった。

その約束を胸に「一也」は、一人で、新たな生活をはじめるはずだったのだが……。

「おお、勇者よ! よくぞ我が呼びかけに応えてくれた」

眼前にいるのは、どう見ても王様にしか見えない人で、「一也」は、今起きている状況を飲み込むことができなかった。

そんな王様がおっしゃるには、「一也」は『勇者召喚』によって、異世界である『超大陸ランディア』に呼び出されてしまったらしい。

何故、そのような『勇者召喚』が執り行われたのかというと……。

「一也」が召喚された異世界『超大陸ランディア』には、どうやら多種多様な種族がおり、また、”魔物”や知性を少し持った”魔族”、そして、魔族と魔物を統べる”魔王”もいるそうだ。

『超大陸ランディア』にある国家は、覇権争いを繰り返していたのだが、『魔王領』が出現してからは、協調路線の状態が続いている。

そして、「一也」が呼び出された国家は、『エルフリーデン王国』という王制の中規模国家であり、しかし、その国家はすでに滅びかけであった。

『エルフリーデン王国』は、もともと国力に乏しく、国庫事情があまりよろしくなかった。

その上、外交面においても『グラン・ケイオス帝国』とギクシャクな関係で、その帝国は、魔王領に接している人類最強国家、魔王領侵攻においてもその帝国が主導したそうだ。

しかし、その帝国が敗北をきっかけに、各国に対して『戦争支援要請』が出され、国庫事情がよろしくない『エルフリーデン王国』は、その支援金を払えるはずもなかった。

帝国は、戦争支援金が払えなければ、『勇者召喚』をし、その身柄を帝国に引き渡すことができれば、支援金を払う必要はないとし、『エルフリーデン王国』は、やむなく『勇者召喚』をし、呼び出されたのが「相馬一也」という経緯であった。

”勇者”を召喚した『エルフリーデン王国』であったが、「一也」を手放せる状況ではなかった。

なぜなら、ここで『勇者召喚』で呼び出した”勇者”を帝国に引き渡してしまうと、それ以後の取引で決して支払えるものがないからであり、突如として、「ソーマ・カズヤ」は、『エルフリーデン王国』の王位を譲り受けることになる。

「現実主義勇者の王国再建記」の登場人物

  • ”勇者”として、異世界召喚させられ、間もなく、王に即位することになる「ソーマ・カズヤ」
  • 『エルフリーデン王国』の王女であり、「ソーヤ」の未来の花嫁?「リーシア」
  • 肌が褐色で、銀髪のダークエルフの女戦士「アイーシャ」
  • 黒衣を纏った気怠な顔をした青年、記憶力と知識量で並ぶ者はないと言われている「ハクヤ」
  • やわらかな雰囲気の青髪の美少女、歌と踊りに突出した才能を持つ「ジュナ」
  • キツネの耳を持った妖狼族の幼女で、鳥獣と会話することができる「トモエ」
  • 脂汗をダラダラ流す太っちょな男性、見た目通り”食べる”のが好きな「ポンチョ」

ここまでが「現実主義勇者の王国再建記」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「現実主義勇者の王国再建記」どんな展開のストーリー?

「現実主義勇者の王国再建記」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「現実主義勇者の王国再建記」1巻の主な内容

「おお、勇者よ!」
そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は――始まらなかった。自らの富国強兵案を国王に献策したソーマは、なんと王位を譲られてしまう! しかも国王の娘が婚約者に…!? まずはこの国を立て直すため、ソーマは自身にない知識・技術・才能を持つ者の募集を開始する。王となったソーマの前に集まった五人の人材。果たして彼らはいかなる多種“多才”な能力を持っているのか……!? その現実主義的な思考は、ソーマを、そして国民をどのように導くのか――。革新的な異世界施政ファンタジー、ここに開幕!

元国王の丸投げ! 国王に突如即位した「ソーマ・カズヤ」

急遽、『エルフリーデン王国』の国王になった「ソーマ・カズヤ」、彼は自身が帝国に送られる事にならないようある提案をした結果、国王に即位させられた。

「ソーマ」は国王に、支援金を支払って、その期限までに富国強兵政策をし、帝国と同じくらいの国力をつけ、さらに、この国家はまだまだ財政改革が可能で、支払うことのできる資金を確保することができると進言したところ……。

そのことを聞かされた国王は、唐突に王位を退位し、「カズヤ」は王位に即位することに、また、国王の娘「リーシア」とも婚約するような間柄になってしまい……。

そんな「ソーマ」はというと、そもそも「ソーマ」は、いまの王位は預かっているだけとし、数年後に王位を退位しようとも考えていた。

それまでの間に、「ソーマ」は王国を再建する予定であった。

「ソーマ」は、大学で社会経営学部を専攻していたこともあって、そのような国の経営に関する知識があり、また、現実的な考えも兼ね備えていた。

やはり人材が足りない! ”時代の転換期”とも呼ばれる”ソーマ王の人材集め”の開幕!!

「ソーマ」は、まず欲しい人材を集めることにし、『玉音放送』と呼ばれる国王の声を全土に届けるための装置を使って、全国民に向かって人材を呼びかけることになります。

「ソーマ」が欲しい人材とは、「ソーマ」にはない”知識”を持つ者、「ソーマ」にはない”技術”を持つ者であり、”才あらば用いる!”という名目の下、突出した才能が何であれ、誰でも採用するということであった。

そうして集められた”これは”という才能を持った五人の人材たち。

そんな五人は、「ソーマ」を驚かされるような才能もあれば、これぞ欲しかったという才能を発揮することにもなり……。

その”ソーマ王の人材集め”は、後に、”時代の転換期”とも呼ばれるくらい華のある政策として戯曲化されるのであった。

ここから「ソーマ・カズヤ」の現実的な王国再建が始まる! 異世界ファンタジーとしては、斬新な物語なので、気になった方はぜひ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

「現実主義勇者の王国再建記」2巻の主な内容

異世界に勇者として召喚されたソーマ・カズヤは、冒険に出ることなく、エルフリーデン王国の王として政務をとることに。元の世界での知識を用いて日々改革を推し進めていくソーマだったが、ついに反抗的な態度を崩さない陸軍大将ゲオルグ・カーマインとの対決のときを迎える。そこへ隣国・アミドニア公国の思惑も入り混じり、政局は戦局へと転換し――。
「さあ、征伐を始めよう」
果たしてソーマは、この戦争を無事に終息させることができるのか……!?
早くもシリーズ絶好調の異世界内政ファンタジー、第2巻!

今、読んでいる途中です。

以上、「現実主義勇者の王国再建記」の紹介でした。

後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

スポンサードリンク

関連記事

スポンサードリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

スポンサードリンク

  • どうも、赤の魔導書の管理人です。
    私は、アニメや漫画、ラノベ、アニメ映画など、見たり読んだりするのが好きで、「一人でも知らない人にこんなすごい作品があるんだ!!」という思いを伝えたくて、このサイトを立ち上げました。

    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

PAGE TOP ↑