読んだ後、より好きになるラノベ『男女の友情は成立する?』が最高だ!
『男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)』というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『電撃文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2021年1月10日です。
今回は、『男女の友情は成立する?』こと『だんじょる』の感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
『男女の友情は成立する?』感想
画像は【電撃文庫公式twitter】より引用
読んだ後、より好きになるラノベ。
友情から始まる恋の始まりは、あなたに至高の瞬間をもたらす!
「七菜なな」先生の『男女の友情は成立する?』。
”男女の友情”をコンセプトに、あそこまでエモくて心揺さぶられるストーリーを読めるとは思ってもみなかったです。
何となく手に取って、何となく読んでみたものの、面白い、面白い。突飛的なラブコメというわけではなく、友情から始まる甘酸っぱい青春ラブコメにキュンキュンさせられます。
特に注目してほしいのがメインヒロインの感情の揺れ。
「30まで独身だったら、アタシにしときなよ?」は、彼女がよく発する発言なのですが、最初と最後の言葉を比較してほしい。からかい上手を超えて、マジの発言になっていますから。感情の重みが異なります。
それ故に、後半におけるメインヒロインの可愛さといったら100万倍なんですよね。
ちなみに、「男女の友情は成立する?」と問われると、「成立しない!」と答えちゃいますね。
まさに『だんじょる』のストーリーに当てはまり、必ずどちらかが恋愛感情を抱き始める。それに限ります。きっかけはいつだって、自ら気持ちを伝えること、そして、周囲の人間関係。
そんなだんじょるの魅力をぜひとも読んで堪能していただきたいです。個人的には、一風変わったラブコメという印象を受け、優勝しか出てこないです。
イラストレーターは、「Parum」先生が担当しています。
誰がどう言おうが「カワイイ!」しか出てこない満足度。日葵(ひまり)の多様なシーン、どれもこれも最高のイラストばかりです。また、榎本(えのもと)さんもカワイイんだよなー。
2巻からはダブルヒロインの行方がどう転ぶのか楽しみです。
総合得点 | 29点 |
オススメ度 | ★★★★★★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★★★★★★ |
登場人物 | ★★★★★★★★★☆ |
#アタシにしときなよ? |
#青春ラブコメラノベに購入待ったなし! |
#だんじょばない |
『男女の友情は成立する?』朗読/ストーリー
恋に落ちる瞬間があるなら、きっと友情に落ちる瞬間もある。
それは中学二年の文化祭だった。
夏目悠宇(なつめゆう)、彼は科学部に所属しており、文化祭でフラワーアクセサリーの販売を行っていた。しかし、その売れ行きは芳しくなく、現状売れているのは100個中たったの5個。
フラワーアクセの店を開くのが夢である悠宇にとって、100個のアクセを必ず完売させなければならなかった。
そんな時に出会ったのが、犬塚日葵(いぬづかひまり)という同級生。
「あ、やっと帰ってきた。きみ、科学部の夏目悠宇くんだよね?」
初対面の同級生に軽やかに罵られるものの、どうやら売るのを手伝ってくれるらしい。
「明日、全部売る準備しといてね!」
で、その翌日、日葵の”一生のお願い”によってフラワーアクセは完売となった。
「やろーよ。フラワーアクセの専門ショップ。アタシも手伝う」
手伝う理由は一つ。悠宇のアクセへの情熱に惹かれたからだ。
「だから、その情熱の瞳をアタシにだけに見せて? 独占させて? そしたら、アタシはきみのアクセをいくらでも売ってあげる。――そういう運命共同体(しんゆう)になろ?」
かくして二人は、恋愛感情ナシの友人となる……、はずだった……?
『男女の友情は成立する?』どんな展開のストーリー?
『男女の友情は成立する?』はどんな展開なのか、ネタバレ無しでもう少し紹介していこうかと思います。
とある田舎の中学校で、ある男女が永遠の友情を誓い合った。1つの夢に向かい運命共同体となった二人の仲は――特に進展しないまま2年の歳月が過ぎる……!
未だに初恋がこない陽キャ女子・犬塚日葵と、花を愛する植物男子・夏目悠宇は、高校2年生になっても変わらず、二人だけの園芸部で平和に親友やっていた。
「悠宇が結婚できなかったら、アタシが責任取ってやんなきゃねー」「日葵がそれ口走ってから、おまえの兄さんが『義弟くん!』って呼んできて辛いんだけど」
ところが、悠宇が過去の初恋相手と再会したことで、突如二人の歯車が狂い出す!? 果たして恋を知った日葵は「理想の友だち」脱却なるか?
こうして、俺は友情に落ちた。
日葵という女の子と、俺は一生、親友として添い遂げるんだと思っていた。
その劇的でドラマチックな確信が、まさかたったの二年で砕け散るなんて……いや、マジで人生ってうまくいかねえなあって思うわ。
「もちろん恋愛感情はナシねー。やっぱり面倒じゃん? 恋愛ってさ、全部ぶっ壊す毒みたいなもんだし。だから、アタシたちにはナシ」
「悠宇さ。30になってもお互い独身だったら、いっそアタシと暮らす?」「30まで独身だったら、アタシにしときなよ?」
「……日葵とは絶対やだ。俺、もっとお淑やかな女性がタイプだし。家に帰ってもこの感じとか、マジで勘弁してほしい」
そして、特に進展がないまま高校二年となった悠宇と日葵。しかし、あることをきっかけに二人の歯車は少しずつ狂い始めることになる。
気になった方は下記チェック!
以上、『男女の友情は成立する?』の紹介でした。
もう少し紹介したいのですが、ネタバレになってしまいますので、ぜひ読んで確かめて下され!
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」