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2020年新作ライトノベルランキング【TOP21を駆け足で紹介】

2020年最後の日となりましたね。

個人的なことですが、今年はとにかくリアルの仕事が忙しすぎてもう頭がいっぱいの一年でした。

まぁ、そんな話はどうでもいいとして、今年は『このラノ』の協力者として呼んでいただいたりと、また一歩前進できたのかなと思う一年でした。ただ、更新する頻度がガクッと落ちてしまい、サボりがちではあるのですが……(来年はもう少し引き締めたいところです)。

閑話休題

さて、今回の本題である2020年新作ライトノベルランキングを紹介していきます。

サボタージュしているせいで、おそらく50冊くらいしか読んでいないですが、ご了承いただけますと幸いです。

今回対象とさせていただいた作品は、”2020年1月~12月までに出版された新作ライトノベルです。

そして、今回は、”管理人が気に入った21作品”を紹介していきます。

ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。

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2020年新作ライトノベルランキング

INDEX

管理人が”2020年1月~12月”までに出版された新作ライトノベル21冊をランキング形式で紹介していきます。

では、21位から紹介していきます!

第21位:『豚のレバーは加熱しろ』〈著者:逆井卓馬 イラスト:遠坂あさぎ〉

 豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた!
 豚小屋で転がる俺を助けてくれたのは、人の心を読み取れるという少女ジェス。
 ブヒッ! かわいい!豚の目線なら、スカートの裾からチラリと純白の…。
「あの、心の声が聞こえていますが…」
 まずい! 欲望がだだ漏れだ!
「もしお望みでしたら、ちょっとだけなら」
 え、ちょっ…!?
 まるで獣のような俺の欲望も(ちょっぴり引き気味ながら)受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。う~ん、豚でいるのも悪くないな?
 これはそんな俺たちのブヒブヒな大冒険…のはずだったんだが、なあジェス、なんでお前、命を狙われているんだ?
 第26回電撃小説大賞“金賞”受賞作!

個性溢れる異世界ファンタジーラノベで……、まさかただの豚が主人公になろうとは……!?

読めない……、全くその後の展開が読めない個性あふれるライトノベルでした。表紙から想像できるように異世界転生した豚と美少女が単にブヒブヒいちゃいちゃするストーリーかと思いきや……。

心地よいちゃラブ雰囲気から一転、予想もつかない最後の結末転生した世界の解明やヒロインの謎が徐々に垣間みえていく展開は、かなり引き込まれ面白かったですよ。

とはいいつつも、いちゃラブ展開もいいんですけどね。欲望を丸出しながらもなんか恨めない主人公の豚と、天使の中の天使の純真無垢なヒロイン。そんな二人の他愛ないいちゃいちゃも読んでいて心地よかったです。

―『豚のレバーは加熱しろ』の評価―

~総合得点:23点

オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
ストーリー構成 ★★★★★★★☆☆☆
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#ファンタジー冒険譚が好き(少しシリアス含む)!
#ちょっぴりエッチィ展開が好き!
#ミステリー要素が好き!

第20位:『パワー・アントワネット』〈著者:西山暁之亮 イラスト:伊藤未生

「言ったでしょう、パンが無いなら己を鍛えなさいと!」
 パリの革命広場に王妃の咆哮が響く。
宮殿を追われ、処刑台に送られたマリー・アントワネットは革命の陶酔に浸る国民に怒りを爆発させた。自分が愛すべき民はもういない。
 バキバキのバルクを誇る筋肉(フランス)へと変貌したマリーは、処刑台を破壊し、奪ったギロチンを振るって革命軍に立ち向かう!
「私はフランス。たった一人のフランス」
 これは再生の物語。筋肉は壊してからこそ作り直すもの。
その身一つでフランス革命を逆転させる、最強の王妃の物語がいま始まる――!!
 大人気Web小説が早くも書籍化!

裏付けられた歴史を基に筋肉が光る力強いラノベ!

「独創的で尖ったライトノベルが出てきたな」と思いつつ、読み終わった後の感想は筋肉(フランス)。まさに筋肉が印象に残るラノベであり、ストーリーの展開も力強く読み応えがありましたよ

主人公は世界的に有名な「マリー・アントワネット」。彼女が処刑される場面から物語が始まるのですが、筋肉で未来を切り拓いていく姿に心打たれます。筋肉を駆使して敵を圧倒し、先導する彼女の無双っぷりは、爽快感があって鮮烈な印象を受けました。

ただただかっこいいんですよね。

そんな彼女がどのように歴史を覆し、そして王政復古へと至るのか、そこが読みどころポイント(※筋肉、筋肉と言いつつも、ギャグ要素は少なめです。。。)。

―『パワー・アントワネット』の評価―

~総合得点:24点

オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★☆☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#歴史ファンタジーが好き!
#バッキバキの筋肉が好き!
#主人公が無双するラノベが好き!

第19位:『Babel 』〈著者:古宮九時 イラスト:森沢晴行

現代日本から突如異世界に迷い込んでしまった女子大生の水瀬雫。
剣と魔法が常識の世界の辺境に降り立ってしまい途方に暮れる彼女だったが、
魔法文字を研究する風変わりな魔法士の青年・エリクと偶然出会う。

「――お願いします、私を助けてください」
「いいよ。でも代わりに一つお願いがある。
僕に、君の国の文字を教えてくれ」

日本に帰還する術を探すため、魔法大国ファルサスを目指す旅に出る二人。
その旅路は、不条理で不可思議な謎に満ちていて。
――そうして、運命は回りだした。
これは、言葉にまつわる物語。
二人の旅立ちによって胎動をはじめたばかりの、世界の希望と変革の物語。

総合的に良きファンタジー! 壮大なスケールで展開していく異世界ファンタジーにまんまと引き込まれてしまう。

しっかりと考えられたストーリーの設定やファンタジーの中のファンタジーという表現は正しいか分かりませんが……、もうファンタジーでお腹いっぱいになります。「Unnamed Memory アンネームドメモリー」もすごかったのに、「またまた独創的で凄いファンタジーラノベを出版したなッ!」って感じです。序盤から中盤にかけてのストーリーに引き込まれ、中盤からの怒濤の展開に関してはページをめくりたくなる衝動に駆られましたね。

とはいえこれだけファンタジー、ファンタジーと言いつつも、「Babel」の主人公は剣も魔法も使えないただの女子大生です。突如として異世界へと迷い込み、元いた世界に還るため冒険するというお話ですが……、その冒険の中で何度か見せる彼女の大胆さには少々驚かされましたね。

ちなみに、一番印象に残っているのは「こんなところでもルーズリーフにメモをとるのか」と思えるくらい勉強熱心なところ。登場人物も魅力的ですし、私的にはこれからの行く末を読みたいと思っています。言葉の要素ももっと知りたいですね。

―『Babel』の評価―

~総合得点:24点

オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★☆☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#重厚ファンタジーが好き!
#スロースタートファンタジーが好き!
#独創的なラノベ展開を読みたい!

第18位:『お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について』〈著者:桜木桜 イラスト:clear〉

 お見合い話を持ってくる祖父に「金髪碧眼色白美少女なら考える」と、無理難題をつきつけた高校生・高瀬川由弦。数日後、お見合いの場にいたのは同級生の雪城愛理沙!? 由緒ある家に生まれたため、幾度となくお見合いを勧められうんざりしていた二人は、お互いのために、嘘の『婚約』を交わすことに。
 異性との交際経験がない二人は嘘を貫くため、愛理沙が手料理を振舞ったり、娯楽施設でデートをしたり、と初々しくもあまい時間を重ねていく。急速に二人の距離が縮まる中、家族から「二人の仲睦まじい写真が見たい」と言われ……!?
 嘘の婚約から始まるピュアラブコメディ、開幕です。

メインヒロインが最高に可愛いラノベ!! 1対1の純愛はやっぱり良き!

メインヒロインとの純愛を描いたライトノベルで、1対1の恋愛を読みたい方には超オススメです。なお、一冊読んで、カラーイラストを見ると、”守りたい、この笑顔”という気持ちになってしまいます。

とにかくヒロインである「雪城愛理沙」が可愛いんですよね。この作品の重要となる要素は、ヒロインの感情の推移だと思っています。笑顔や悲しみ、怒りといった喜怒哀楽は、読んでいる側にとっても新鮮で、「良き!」なんですよね。というのも、家庭の事情などもあってか、雪城愛理沙(ゆきしろありさ)の第一印象はあまり感情を表に出さず、人と接する際も外面だけ取り繕っているような印象でした。

しかし、主人公と出会って、自分の感情に気付いていくシーン(感謝される気持ちや恋心など)や、思ったことに対して自分の意見を率直に発言するシーンなどは心に染みるんですよー

そここそが私が読んでいて「非常に良いなー」と思ったところで、「心温かいなー」と感じたポイントでもあります。

―『お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について』の評価―

~総合得点:24点

オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
ストーリー構成 ★★★★★★★☆☆☆
登場人物 ★★★★★★★★★☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#純愛のラノベを読みたい!
#1対1の恋愛を読みたい!
#焦れったいピュアラブコメを読みたい!

第17位:『スパイ教室』〈著者:竹町 イラスト:トマリ〉

 陽炎パレス・共同生活のルール。一つ 七人で協力して生活すること。一つ 外出時は本気で遊ぶこと。一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。――各国がスパイによる“影の戦争“を繰り広げる世界。任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい! 第32回ファンタジア大賞《大賞》受賞の痛快スパイファンタジー!

最強のスパイと落ちこぼれスパイたちによる最高の物語。スパイを切り口にしたラノベは斬新で王道としても文句なし。

前半からのコメディからは考えられほど、後半のストーリーに引き込まれ、続きを読みたいと思えるほどのクオリティ。落ちこぼれ少女たちが最強のスパイである先生に導かれ、成長しミッションに臨む姿は王道で熱かったです。

先生とヒロインとの会話劇も面白く、スパイなしからぬ言動も面白かったですよ。

―『スパイ教室』の評価―

~総合得点:25点

オススメ度 ★★★★★★★★☆☆
ストーリー構成 ★★★★★★★☆☆☆
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#前半と後半のギャップがいい!
#最強スパイが強すぎる!
#残念ヒロインだけど、そこが可愛い!

第16位:『俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた』〈著者:わるいおとこ イラスト:raken

異世界を舞台にした戦略ゲームでランキング1位となった男は、ゲームの運営によって「特典」としてゲームの中の世界に転生させられてしまう。しかも自分はプロローグで死んでしまう悪徳領主エルヒン・エイントリアンになっていた! ゲームのストーリーそのままに進めば明日には他国の軍隊がエルヒンの領地に攻め入ってきてしまう。エルヒンは自分の身を守るため、彼だけが持つレベルアップシステムとゲーム知識で軍備を整えようとするのだが、悪徳領主の軍隊がまともに動けるはずもなく……!? 本格派戦略ファンタジー、開幕!

戦況を一気に覆す戦記ファンタジーに心驚かされる!? 爽快感があって文句なしに面白い!

重厚な戦記ファンタジーとは異なり、ゲームとしての戦略シュミレーション要素が強いライトノベル。ゲームの世界に転生した主人公が予め得てしている知識と、彼だけに与えられたレベルアップというシステムで、困難な状況を打開していくシーンは爽快感があって楽しいです。

1対1の対戦はなかなかに熱く、手に汗握りますよ。

困難な状況に置かれ、打開していくというシンプルな構成ですが、有能な仲間の存在やレベルアップしたことで、不可能を可能にしていく場面は心躍る展開で良きです!

―『俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた』の評価―

~総合得点:25点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★☆☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#戦略シュミレーション系の読み物が好き!
#悪徳領主が主人公!
#主人公転生成り上がりが好き!

第15位:『声優ラジオのウラオモテ』〈著者:二月 公 イラスト:さばみぞれ〉

「夕陽と~」「やすみの! せーのっ!」 「「コーコーセーラジオ~!」」
 偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!
「あーあ、何であんたみたいな根暗女と」
「うるさいお猿さんね。私だって嫌よ」
 ――でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
 オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐! こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…! プロ根性で世界をダマせ! 第26回電撃小説大賞、堂々の“大賞”受賞の青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!

主人公たちの頑張る姿に心揺さぶられるザ・青春ラノベ!

アイドル声優としての表の顔と、プライベートとしての裏の顔って……??? 方やギャル、方や根暗。そんな相性最悪な二人でラジオ番組を届ける展開なのですが、正反対だからこその良さがたくさん詰まった作品でした。最初喧嘩に始まりどうなることやらと読み進めていたのですが、徐々に友情が芽生え、互いに互いを認め合っていくシーンはかなり感動的でした。

特に中盤~後半にかけての展開は胸アツですよ!

また、二人とも言動は悪いですが、声優に対する本気度は本物で好感を持てるのもポイント劣等感を感じながらも挫けず頑張る姿に共感し、声優を本気で目指す姿にきっと応援したくなります。

そういった点でかなり心揺さぶられたライトノベルでした。声優ラジオというのものを全く聞いたことも、知らなくても面白いライトノベルだと思いますよ!

―『声優ラジオのウラオモテ』の評価―

~総合得点:26点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★☆☆
登場人物 ★★★★★★★★★☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#声優が好き!
#青春ラノベが好き!
#主人公成長が好き!

第14位:『あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね』〈著者:藍月 要 イラスト:Aちき〉

「好きな男の子の心拍に合わせてスマホが震えるの最高」
全国模試1位、高校生ながらその腕で荒稼ぎしている凄腕プログラマー。けど人間嫌いで誰とも喋らない久城紅は、隣の席の宮代空也が大好きだった。初めての感情に戸惑う紅は、その高い技術で空也の情報を集めることが趣味になっていた。集めた情報をもとに十日に一回、空也に話しかけるせつない日々。しかし空也は“人の感情が色で見える”という特殊能力の持ち主で、紅のひそかな好意に気づいており――! 気持ちが言えないハイスぺ女子×恋に不信な特殊能力男子のすれ違いラブコメ!

異常で異常で異常で異常なラブコメラノベ! タイトルも頷ける……。

普通じゃないよ、このラノベ……(真っ先にこの言葉が出てきます)。タイトル通りのラブコメで、第3章からの展開に唖然です。「はぁ? はぁ? はぁ?」ってなります。ヒロインの愛は本物ですが、だからといってやって良いことと悪いことがあると……、心から言えます(いや本当に)。

斬新なラブコメというよりか、異常なラブコメって感じでした(笑)

でも、面白さも異常! 読み進めたくなるような、ページをめくりたくなるような面白さはそこにありましたね。こんなラブコメはある意味ではありですね……、いやありなのか……?

―『あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね』の評価―

~総合得点:26点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#異常なラブコメが好き!
#好感度100%から始まるラブコメが好き!
#学園ラブコメが好き!

第13位:『いもキス』〈著者:海空りく イラスト:さばみぞれ〉

 俺が人生で初めての恋人・晴香と、交際一ヵ月にしてやっと手を繋げた日、親が再婚し晴香そっくりな義妹が出来た。名前は時雨。似てるのも当然。時雨は家庭事情で晴香と離ればなれになった双子の妹だったのだ。
「情けない声。ホント可愛いなぁ、おにーさん」
「いけない彼氏さんですね。彼女と手を繋いでいる時に双子の妹のことを考えるだなんて」
「顔も体も彼女と同じ妹にドキドキしちゃうのは仕方ない。おにーさんは悪くない。悪くないんですよ」
 淡い初恋に忍び込む甘い猛毒(あいじょう)。
 奥手な恋人にはとても教えられない、小悪魔で甘えん坊な義妹との甘々“不”純愛ラブコメ――開幕!

めっちゃ甘い純愛ラブコメ! このラノベニヤつくこと間違いなし!!

妹がヒロインというのはよくありますが、妹がメインヒロインというのはあまりないですよね。

『俺妹(おれいも)』とかそうなんですけど……。

『いもキス』は妹がメインヒロインであり、甘すぎる純愛ラブコメを読めるというのが推しポイントです。でも、主人公には歴とした彼女がいるんですけどね。彼女とのイチャイチャは少ないものの、彼女の妹とのイチャイチャシーンが多く、妹の小悪魔的な行動にニヤついてしまいますよ。

そんな妹が本当の恋を知ってしまった時、どうなっていくのだろうか……? 妹の心情の変化に注目です。

―『いもキス』の評価―

~総合得点:26点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★☆☆
登場人物 ★★★★★★★★★☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#ラブコメが好き!
#妹ラブコメが好き!
#甘くて純愛ラブコメが好き!

第12位:『魔女と猟犬』〈著者:カミツキレイニー イラスト:LAM〉

魔術師たちを独占し超常の力をもって領土を拡大する王国アメリア。その脅威に曝された小国キャンパスフェローの領主バドは、前代未聞の奇策に出る。それは、大陸に散らばる凶悪な魔女たちを集めて対抗するというものだった―。機を同じくして、隣国レーヴェにて“鏡の魔女”が拘束されたとの報せが入る。バドは魔女の身柄を譲り受けるべく、従者を連れてレーヴェへと発つ。その中にロロはいた。通称“黒犬”と呼ばれる彼は、暗殺者として育てられた少年だった……。誰も見たことのない壮大で凶悪なダークファンタジーが幕を開ける。

全ての常識が覆されるダークファンタジーに読むこと待ったなし!!

魔女って本当に存在するのか、はたまた、人間が欲望のためだけに創られた単なる偶像なのではないか。序盤から中盤にかけて読む中で「あれや、これや」と思いを馳せながら、表紙の魔女って「登場するの?」って疑問が募るばかり。ストーリーの展開は面白いことに変わりないのですが、そんな疑問が勝るくらい「魔女? 魔女? 魔女?」という印象でした。

しかし、中盤からの加速する展開に驚かされ、ダークファンタジーとしては文句なしと謳いたいくらい全ての常識が覆されました。370ページというボリュームの中で、1巻だけでもストーリー構成としてのクオリティーが高かったですよ

―『魔女と猟犬』の評価―

~総合得点:26点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#ダークファンタジーが好き!
#壮大なスケールのファンタジーを読みたい!
#常識を覆す物語を読みたい!

第11位:『きのうの春で、君を待つ』〈著者:八目 迷 イラスト:くっか〉

夕方6時のチャイム、”グリーンスリーブス”が流れ、カナエの意識は時間を跳躍する――。東京から、かつて住んでいた離島・袖島に家出してきた船見カナエは、時間を遡る現象”ロールバック”に巻き込まれる。乱れた時間のなかで、2年ぶりに再会したカナエの幼馴染である保科あかりが、彼にあるお願いをする。「お兄ちゃんを、救ってほしい」。ロールバックを利用し、数日前に亡くなったあかりの兄・彰人を救うため奔走するカナエ。しかし時間を遡っていくうちに、あかりの秘密が明らかになり……。甘くて苦い二人の春が始まる。

『夏へのトンネル、さよならの出口』に続き引き込まれる作品!

一章ごとに近づいていく真相。読んでいてずっともやもやした感情が、納得に変わっていく瞬間。登場人物の言動、表情が伏線となっていて、まさに二度読みしたくなるストーリーでしたよ。途中からその物語に溶け込んでいるかのような没入感も個人的にはあると感じました。

また、登場人物にも共感でき、「やっぱ人間関係って難しい、難しすぎる」って何度も思いながら読んでいましたね。伝えたくても伝えられない感情……、それが思春期なら尚更です。そして、そこからのすれ違いは本当に胸が刺さります。最後まで読んで、ヒロインである「保科(ほしな)あかり」にはあとがきにもありましたが、本当に幸せになってほしいと心から言えるヒロインでした。

それだけ共感もあり、没入感のあったライトノベルでした!

―『きのうの春で、君を待つ』の評価―

~総合得点:27点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#とにかく青春ライトノベルが好き!
#1巻完結の物語が好き!
#純粋な幼馴染との恋愛を読みたい!

第10位:『ホラー女優が天才子役に転生しました』〈著者:鉄箱 イラスト:きのこ姫〉

貧乏育ちの苦労人ホラー女優の鶇(30歳。努力の甲斐あって演技力はピカイチ)が、自動車事故で即死。20年後に転生した先は銀髪ハーフの超美少女つぐみ(5歳)で、ドのつくお金持ち令嬢だった!! つぐみの両親はつぐみに「注入された」演技の才能をすぐさま見抜き、テレビドラマの子役オーディションへ飛び入り参加させる。天使そのもののつぐみの身体を得た実力派ホラー女優鶇は、その奇跡に感謝し、そして誓った。「今度こそハリウッドを目指します!」世界がひれ伏す大天才女優(5歳)がここに誕生!!

演技で無双、幼女が無双!? 演技シーンは圧巻の一言で文章力も凄まじい!

ジャンルとしては転生ものですが、ホラー女優がまさかの転生です。しかも、20年後に……!? 面白かったですよ。まさに迫真の演技っていうやつ。読んでいる私でさえそのシーンを想起させられるくらい圧巻の演技力で、そんな幼女の演技力に私も登場人物も虜になってしまいます。演技のシーンは読んでいて何より面白かったですし、ゾクゾクしました。ページが止まらない、止まらない。そんな演技シーンの文章力もさることながら凄まじく、ついつい時間を忘れさせてくれます

また、転生したとはいえ20年後ですので、前世を知る人も多く……、そして、転生した彼女を見て前世の面影を登場人物たちが思い浮かべるシーンは何だか良い、やっぱ違う意味で無双は良き!

―『ホラー女優が天才子役に転生しました』の評価―

~総合得点:27点

オススメ度 ★★★★★★★★★☆
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#主人公無双が好き!
#幼女が好き!
#女優ものが好き!

第9位:『君が、仲間を殺した数』〈著者:有象利路 イラスト:叶世べんち

 その日、ある少年が死んだ。
 仲間思いで心優しい、少しだけ照れ屋な……そんな彼はいなくなり、瞳に仄暗い光を宿した狂戦士のような男が、ただ一人立っていた。
 少年の名はスカイツ。彼は、幼馴染たちで構成されたパーティである《塔》を攻略するさなかに、魔の祝福を受けてしまう。
「自分が死ぬと、その場に居合わせた仲間の“能力”と――“存在そのもの”を吸収して、時間を戻し復活する」能力。
 親しい友を意図せず自らの力で「喰らい」、失意の彼は次第に心を擦り減らしていく。そして、その身を削る苦しみの果て、彼は【鬼】へとその身を堕とす。
《塔》に挑む者たちの異常な日々と、彼らの罪と咎を描くダークファンタジー。

絶対にオススメできる2020年ダークファンタジーラノベ!

読んでいて最も感じたことは、しっかりとしたロジックを基に構成されたストーリーであること前半の伏線から紡がれていく後半の展開は読者を引き込み、そして、自然と納得させてくれる一冊でした。

読む人を選ぶかもしれませんが、ダークファンタジー好きなら絶対に読んで欲しいライトノベル

(私の中で)ダークファンタジーラノベですと、トップレベルを更新するくらい面白かったです(2020年ダークファンタジーベスト賞と言いたいくらい冗談抜きで面白かったですよ、いや本当に……)。

まさかこの作者さんでここまで乖離した作品が出版されるだろうと誰が予想できただろうか……。

―『君が、仲間を殺した数』の評価―

~総合得点:28点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★☆☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#ダークファンタジーが好き!
#絶望の中で主人公が成長していく?ストーリーが好き!
#伏線のあるストーリーが好き!

第8位:『僕の軍師は、スカートが短すぎる』〈著者:七条 剛 イラスト:パルプピロシ

「おにーさん、助けてくれたお礼に、定時帰り、させてあげよっか」
 ブラック企業で終電帰りの日々を送る会社員・史樹。ある夜、路上にうずくまっていた女子高生・穂春を家に泊めることに。穂春はそのお礼にと、史樹の仕事上のトラブルをたちどころに解決してみせた。
 どうしても定時帰りしたい史樹と、身を寄せるところを探していた穂春。史樹は衣食住を提供する代わりに、穂春のアドバイスに頼ることにする。
「人は先に親切にされると、お返ししなきゃって思う生き物なんだよ」
 二人の同居生活が始まると同時に、史樹の社畜生活は一変するのだった。
 サラリーマンとJKの、温かくも奇妙な同居生活ラブコメディ、開幕。

心温まる年の差ラブコメ、これまでの社会人ラブコメの中で群を抜いて面白い!

社会人との面白いラブコメは最近よくありますが、その中でも群を抜いて楽しく読めたラノベでした。頼まれた仕事を断れず何でも引き受け、残業ばかりの生活を送る主人公と、そんな主人公を定時帰りにさせようとするヒロイン兼軍師。

そんな二人による心温まるラブコメであり、一切合切妹のように扱う主人公と徐々に主人公に思いを寄せていくヒロインとの絡みがすごく良い(ほのぼのとさせてくれます)。

そして、何故群を抜いて面白いと思ったのか……、それは、社畜の会社事情を心理学的な要素を取り入れうまく解決していくシーンには何かスッと納得できますし、共感もできたからです。

なお、後輩の鴇田(ときた)さんが可愛すぎたこともグッチョブなポイント。密かに恋心を抱きながらも、積極的な言動を見せる彼女にどんどん惹かれていきます。

―『僕の軍師は、スカートが短すぎる』の評価―

~総合得点:29点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#年の差ラブコメが好き!
#グイグイではなく、徐々に自分の気持ちに気付いていくラブコメが好き!
#屋根の下から始まるラブコメが好き!

第7位:『百合に挟まれてる女って、罪ですか?』〈著者:みかみてれん イラスト:べにしゃけ〉

「待って。相手も、女の子……なの?」
 異性を籠絡する技術を教え込まれた、女子高生の楓。(実地訓練は未経験)
 ついにその手管を披露する時が来た。それはターゲットの心を奪った方が勝利という、恋愛バトルの命令であった。
 対戦相手は因縁のある幼馴染、火凜。
「あたしの方が楓より上だから」
 人生初の“ハニートラップ合戦”が幕を開けようかという時、衝撃の事実が。
 ターゲットは朝川茉優(23才)。
 まさかまさかの女性であった。
「わたしが好きって……え!?(歓喜)」
 しかしこのターゲット、不幸続きの人生に弱り切って、付け入る隙だらけで──
 巻き込まれ一般人とプロの美少女達。三者三様の恋愛劇が、ここに開幕!

コミカルな展開の百合ラノベ。読んで損なしのラブコメにニヤつくこと間違いなし!

第7位は百合ラノベ!

正直私はあまり百合ものを読まないですが、百合を読んだことない人でも楽しめる、そんなラノベです。ちょろすぎるヒロイン、チョロインと迫りくる二人の美少女とのラブコメは甘々で、読んでいてニヤつき必須

とにかくストーリーが柔らかく、読みやすいのが特徴的です。その上、コメディ主体の会話劇が繰りひろげられ、ヒロイン同士の掛け合いも面白い1巻でほぼほぼ完結している(続きあるのかな?)のも、非常にグッチョブなポイントですね。

読んだ後は、「百合最高ーー!」ってなります。

―『百合に挟まれてる女って、罪ですか?』の評価―

~総合得点:29点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★☆
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#百合が好き
#百合が大好き!
#百合が超好き!

第6位:『楽園ノイズ』〈著者:杉井 光 イラスト:春夏冬ゆう

 出来心で女装して演奏動画をネットにあげた僕は、謎の女子高生(男だけど)ネットミュージシャンとして一躍有名になってしまう。顔は出してないから大丈夫、と思いきや、高校の音楽教師・華園美沙緒先生に正体がバレてしまい、弱みを握られてこき使われる羽目に……
 無味無臭だったはずの僕の高校生活は、華園先生を通じて巡り逢う三人の少女たち――ひねた天才ピアニストの凛子、華道お姫様ドラマーの詩月、不登校座敷童ヴォーカリストの朱音――によって騒がしく悩ましく彩られていく。
 恋と青春とバンドに明け暮れる、ボーイ・ミーツ・ガールズ!

音楽を題材としたボーイ・ミーツ・ボーイで青春のライトノベル!

第6位は『楽園ノイズ』。

夢中になって読んでしまうくらい面白い青春ラノベでした(一日で読んでしまいます)。音楽に関する知識がなくても、そこはかとなく読んで伝わる音楽に対する本気さ、そして青春しているということ

本当にほんっとうに面白かったです!

音楽に対する情熱、ここでは登場人物みなそれぞれの熱意を持っており、好感をもてることがポイントです。さらに、文章から伝わる作者さんの熱さも直に伝わり、そのため読むのが非常に楽しかったです。

ちなみに、主人公とヒロインたちとの会話劇も良い味付けにもなっています。

なお、最後の展開には予想していなかっただけに、ショックが大きかったです。でも、それを音楽で応えた瞬間は最高の一言でした。「音楽ってやっぱ人を変えるものなんだな」って改めて感じましたね。最後はうるっとくるところがあります。

―『楽園ノイズ』の評価―

~総合得点:29点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#青春ラノベが好き!
#音楽系ラノベが好き!
#ボーイ・ミーツ・ガールが好き!

第5位:『亡びの国の征服者』〈著者:不手折家 イラスト:toi8〉

家族の愛を知らぬまま死んだ男は、異なる世界で新たな生を受ける。ユーリと名付けられた彼は、両親の愛を一身に受けながら新たな人生を穏やかに過ごしていく――はずだった。しかしユーリ達の住む国家群は大陸の広域を支配する“もう一つの人類”に脅かされ、亡びの危機に瀕していた。ユーリとその家族も無関係ではいられず、戦乱に巻き込まれていく……。
槍を振るい鳥を駆る王国の剣――騎士家。そんな騎士家の名門ホウ家の頭領だった叔父の戦死が、殺し合いを嫌って家を離れていたユーリの父を再び騎士の世界に引き戻す。そしてユーリもまた騎士を育成する騎士院への入学を余儀なくされ、そこでの出会いがユーリの、そして王国の運命を大きく動かしていくのだった――。
これは、愛する者達のために戦い、のちに「魔王」として世界に名を轟かせる男が歩んだ覇道の記録。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、ついに開幕!

壮大な物語の序章。今からワクワクが止まらないです!

第5位は『亡びの国の征服者』。

「また異世界転生か……」と思われるかもしれませんが、この作品は戦記物としてかなり良作です。管理人的にはかなり引き込まれましたし、おすすめしたい1冊。1巻ではまだまだ序章の序章ですが、これからのストーリー展開が気になるくらい面白いです。

タイトルにもある通り、「このような少年が魔王?」って思えるくらいふわふわしていて温かい物語です。ですが、幼少の頃から素質が垣間見える言動・シーンもあり、後々の展開が非常に楽しなライトノベル。戦記ファンタジーあふれる独特の世界観もすごく良く、描写などもしっかりと描かれている印象です。

―『亡びの国の征服者』の評価―

~総合得点:29点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★☆

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#重厚な戦記ファンタジーが好き!
#主人公成長もののラノベが好き!
#異世界転生が好き!

第4位:『オーバーライト』〈著者:池田明季哉 イラスト:みれあ〉

 イギリスのブリストルに留学中の大学生ヨシは、バイト先の店頭で“落書き”を発見する。それは、グラフィティと呼ばれる書き手(ライター)の意図が込められたアートの一種だった。
 美人だけど常に気怠げ、何故か絵には詳しい先輩のブーディシアと共に落書きの犯人探しに乗り出すが――
「……ブー? ずっと探していたのよ」
「ララか。だから会いたくなかったんだ!」
「えーと、つまりブーさんもライター」
 ブーディシアも、かつて〈ブリストルのゴースト〉と呼ばれるグラフィティの天才ライターだったのである。
 グラフィティを競い合った少女ララや仲間たちと、グラフィティの聖地を脅かす巨大な陰謀に立ち向かう挫折と再生を描いた感動の物語!
 第26回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作。

自分の価値観を覆す新鮮で斬新なライトノベル! 面白くないわけがない!!

第4位は『オーバーライト』です。

本当に面白かったライトノベル。何もかも新鮮で、読むのが非常に楽しかった。グラフィティがテーマのライトノベルで……、そもそも”グラフィティ”って何ぞやという話ですが、スプレーなどを使って壁に書く落書きです。そう、私もよく見かけるのですが、一瞬目に入るものの一目で目を離してしまう”落書き”だと思っていたんです。ですが、「オーバーライト」を読んで、私の価値観が覆されました

グラフィティは”アート”

読んでいてそれがひしひしと伝わってきましたし、グラフィティにもそれぞれ魂が込められており、その人それぞれの意志が反映されているものだと感じましたね。

また、作者さんの現地での体験も含まれているため、臨場感あるストーリーでページをめくりたくなる衝動が止まらなかったです。イギリスというブリストルを舞台に、その場の雰囲気やグラフィティについて知っていく、また、少しミステリー要素も含まれており、非常に楽しく読まさせていただきました。

―『オーバーライト』の評価―

~総合得点:30点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#アートが好き!
#斬新なラノベが好き!
#ミステリーチックなストーリーが好き!

第3位:『たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。』〈著者:藍藤唯 イラスト:霜降〉

 生まれ持った〈職業〉によって人生が決められてしまう世界。コロッセオにて最強のチャンピオンながら〈無職〉ゆえに蔑まれ疲弊していたフウタは、自ら八百長計画に乗って追放される。
 その後、放浪の果てに王女ライラックと出会ったフウタは、何故か決闘を申し込まれ――その特殊な戦闘スタイルによる圧倒的な実力を見込まれ、食客=ヒモとして招待される事に!?
「胸を張り己を誇りなさい。貴方の価値を私が見込みました」何不自由ない生活を送りながら、有事には元チャンピオンとしての傑出した剣の才覚を発揮していく! 理不尽に蔑まれた最強の“無職”が、遂に報われる人生逆転ファンタジー、開幕!!

破天荒すぎるコローネさんがマジで半端ない! 虜になるね……、いやなったね。

第3位はこの作品です!

熱いバトル展開キャラクターも良い、良すぎます! これまで蔑まされた主人公が活躍する瞬間はまさに至高の瞬間。周りのどよめきも心地よく、主人公最強好きにはたまらない一冊です。

また、メイドのコローナが破天荒すぎて好きな人には嵌まるはず(いや、絶対に嵌まる)! 「るーんぱっぱー、うんぱっぱー」と歌うシーンが個人的に印象に残っていて、自由気ままに行動する彼女が可愛い……、可愛いんです

そんなコローネがメインの第2巻は本当に良かった。

なお、霜降先生のイラストがどれもこれも最高すぎます!

―『たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。』の評価―

~総合得点:30点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#主人公最強が好き!
#熱いバトル展開が好き!
#個性的なヒロイン(メイド)が好き!

第2位:『俺は星間国家の悪徳領主!』〈著者:三嶋与夢 イラスト:高峰ナダレ

星間国家アルグランド帝国――その辺境惑星を治める伯爵家に生まれ、幼くして当主となった転生者リアム。彼は善良さ故に奪われ続けた前世の反省から、今度は奪う側である「悪徳領主」となって民を虐げようとするのだが――
「こんなの搾り取ろうにも、搾りかすも出ねーよ!!」
受け継いだ領地はこれ以上虐げようのない荒れ果てっぷりだった! 虐げても大丈夫なようにと、まずは領地を繁栄させていくリアム。それでもできるだけ悪徳領主らしく振る舞うのだが、何故か民からの好感度は上がりっぱなしで……!?
悪徳領主を目指してるのに名君と崇められちゃう勘違い領地経営譚、開幕!!

めちゃくちゃ面白い、異世界ファンタジーラノベがここに! 第2位待ったなしッ!! 

”面白い!”この一言に限ります!

転生した主人公が悪徳領主を目指すのですが、何故か名君と崇められ、予想のつかない展開にワクワクさせられます。ファンタジー世界なのに、未来感あふれるSF要素含め、コメディ、俺TUEEEなど色々なものを詰め込んでいるにもかかわらず、しっかりとまとめられており、他の異世界転生ラノベにはない独自性を感じましたね。舞台も宇宙(星間)と壮大です。特に後半からの予想を覆す戦闘シーンは読んでいて心地よかったですし、俺TUEEEはやっぱ良き。

―『俺は星間国家の悪徳領主!』の評価―

~総合得点:30点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#俺TUEEEが好き!
#異世界ファンタジーが好き!
#SF・ロボが好き!

第1位:『現実でラブコメできないとだれが決めた?』〈著者:初鹿野 創 イラスト:椎名くろ

「ラブコメのような体験をしてみたい」ラノベを嗜むラブコメ好きは皆、一度はこう思ったことがあるだろう。ヒロインたちとイチャラブしたり、最高の友人と充実した学園生活を送ったり。だが、現実でそんな劇的なことは起こらない。義理の妹も、幼馴染も、現役アイドルな同級生もミステリアスな先輩も、男の親友キャラですら俺にはいない。ならどうするか……自分で作り上げるしかない! ラブコメに必要なのはデータ分析と反復練習、そして――。第14回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。俺は、現実をラブコメ色に染め上げる!

登場人物が最高の青春ラブコメ! 最後の展開に度肝を抜かれる!?

今季私が読んだラノベの中で一番面白かったですね。1巻も面白かったのですが、2巻よりますます面白くなっていきました。

現実世界で青春ラブコメを実現することができないとすればどうすればいいのか……? 自らで青春ラブコメの状況をつくればいい。そのための準備を怠わず、データと調査でラブコメを創ろうとする本気さ・馬鹿さ加減に魅了されましたね。

共犯者である上野原綾乃も良いキャラをしており、何とも掴めきれずクールな彼女が良いそんなクールな彼女の驚く顔もまた良い(何言っているんだか……)!

何故彼女がラブコメを実現しようとする主人公に協力することになったのかにも注目して読んでみると面白いかもしれませんよ。

また、個人的にかなり良かった点は最後の展開「お、これは単なる青春ラブコメでは終わらないな……」と、全てが単なるプロローグに過ぎなかったと思わせる展開には少々鳥肌が立ちました。あの展開があったからこそ、次の巻も読んでみたいと思えましたね。ただ言えることはメインヒロインは難攻不落の最強の存在だということ。

―『現実でラブコメできないとだれが決めた?』の評価―

~総合得点:30点

オススメ度 ★★★★★★★★★★
ストーリー構成 ★★★★★★★★★★
登場人物 ★★★★★★★★★★

3つの好きに共感できるのであればおすすめ!

#青春ラブコメが好き!
#弱キャラ友崎くんが好きな人は好き!
#学園ものが好き!

2020年新作ライトノベルランキングを振り返って

すみません。この記事を2020年12月31日に挙げようと思い、朝から記事を作っていたのですが、気付けば年が変わっていました。

予想よりかかってしまいました。この計画性のなさを次年度は改善していかねば……。

閑話休題

個人的には2020年のラノベも良作ばかりだったと思います!

ラブコメ・青春・異世界転生などジャンルは変わらないものの、「斬新で面白い作品が多数登場したなぁ」と思える一年でした。また、今まで読んでこなかったジャンルのラノベもあったりして、本年も非常に楽しめました。

どれもこれも作家さんのおかげですね。文章を一から作り一冊の本にすることは莫大な時間を要すると思いますし、私から考えるととてもまねできる芸当ではありません。多少のコピーなどは書くこと可能ですが、何もないところから物語を創造し、ロジックのある文章にしていくのですから、私には到底無理ですね。

話が逸れてきていますが、どれもこれもこんなラノベを読めるのは作家さんのおかげであり、面白いからこそ発信したいと思えます

ですので、来年も新しいラノベと出会い、引き続き多くの作品を発信できればと思います!

ちなみに、ここまで2020年新作ライトノベルランキングを紹介してきましたが、別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

それでは良いお年を。そして、あけましておめでとうございます。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

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