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「きのうの春で、君を待つ」感想と評価

「きのうの春で、君を待つ」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『ガガガ文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年4月22日です。

今回は、「きのうの春で、君を待つ」の感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「きのうの春で、君を待つ」の感想

画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用

青春としてやはり文句なし!
「夏へのトンネル、さよならの出口」に引き続き凄く引き込まれる!!

八目 迷」先生の「きのうの春で、君を待つ」。

ちなみに、「第13回小学館ライトノベル大賞〈ガガガ賞〉&〈審査員特別賞〉」W受賞した「夏へのトンネル、さよならの出口」と同じ作者さんですよ。

まず第一声を言わせてほしい。「好きだな~、この作品」。

率直な感想としてそんな言葉が出てきます(読んだ後気付いたらそんな気持ちになっていました)。

一章ごとに近づいていく真相。読んでいてずっともやもやした感情が、納得に変わっていく瞬間。登場人物の言動、表情が伏線となっていて、まさに二度読みしたくなるストーリーでしたよ。

途中からその物語に溶け込んでいるかのような没入感も個人的にはあると感じました。

また、登場人物にも共感でき、「やっぱ人間関係って難しい、難しすぎる」って何度も思いながら読んでいましたね。

伝えたくても伝えられない感情……、それが思春期なら尚更です。そして、そこからのすれ違いは本当に胸が刺さります。

最後まで読んで、ヒロインである「保科(ほしな)あかり」にはあとがきにもありましたが、本当に幸せになってほしいと心から言えるヒロインでした。

それだけ共感もあり、没入感もあったライトノベルでした!

イラストに関して、イラストレーターは「くっか」先生が担当しています。

表紙の構図は「夏へのトンネル、さよならの出口」と似ていますね。背景の桜と、そこに佇む一人の少女、文句なしに最高のイラストです。

「きのうの春で、君を待つ」の評価

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【ストーリーの構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉

#とにかく青春ライトノベルが好き! #1巻完結の物語が好き! #純粋な幼馴染との恋愛を読みたい!

「きのうの春で、君を待つ」の主なストーリー

十七歳、春だった。

昨夜。あの出来事がすべての始まりで、俺にとっての終着点だった。

正直なところ、未だ現実を受け止めきれずにいる。本当にこれでよかったのか、もっと正しい選択肢があったのではないか。状況が変わるわけでもなし、ずっと昨夜の記憶をこねくり回している。考えれば考えるほど、後悔のぬかるみに沈んでいくようだった。

俺はそうしてまぶたを閉じる。すると、あかりといたここ数日間の記憶が、走馬灯のように過ぎていった。

あかりがすばにいるだけで、幸せな気持ちになれた。だからこそ……。

どんな選択をしても、俺は必ず、あかりを――。

東京の高校に通う「船見(ふなみ)カナエ」。彼は今、小型のフェリーに揺らいでいた。ありきたりな理由で父親と喧嘩し、家出している最中だった。

目的地は俺の故郷、袖島。そして、その袖島で幼馴染である「保科あかり」と二年ぶりの再開を果たす

「きのうの春で、君を待つ」どんな展開のストーリー?

「きのうの春で、君を待つ」はどんな展開なのか、簡単に紹介していこうかと思います。

「きのうの春で、君を待つ」の主な内容

夕方6時のチャイム、”グリーンスリーブス”が流れ、カナエの意識は時間を跳躍する――。東京から、かつて住んでいた離島・袖島に家出してきた船見カナエは、時間を遡る現象”ロールバック”に巻き込まれる。乱れた時間のなかで、2年ぶりに再会したカナエの幼馴染である保科あかりが、彼にあるお願いをする。「お兄ちゃんを、救ってほしい」。ロールバックを利用し、数日前に亡くなったあかりの兄・彰人を救うため奔走するカナエ。しかし時間を遡っていくうちに、あかりの秘密が明らかになり……。甘くて苦い二人の春が始まる。

声をかけようとしてためらった。

「あかり……?」

「か、カナエくん?」

声を掛けた時、あかりは泣いているように見えた。何か嫌なことでもあったのだろうか。でも、仮にあったとして、二年ぶりに会って早々あれこれ問いただすのは、少し気が引ける。

俺はカナエのことが好きだったのだが……、中学の時、アカリがクラスメイトと話していた言葉を聞いてしまった。それは”カナエくんとはただの幼馴染で、恋愛感情とかないから”ということ。俺の初恋は終わっていた……。

彼女に変化があるとしたら、目の下にクマがあるくらいで……、あまり眠れていないのだろうか。

「カナエくんが行く大学ってさ、もう、決まってるんだよね」

「ああ。都内のI大だけど」

「そうだよね……ちょっと、確認したかっただけ。じゃあ、私そろそろ帰るね」

あかりと別れた後、カナエは袖島神社に向かい、その祠で縦に大きな亀裂が走った石を発見し……。特に何も考えず、俺はゆっくりと亀裂に手を伸ばす。

そのとき、音割れした大きなチャイムが耳に飛び込んできた。夕方の六時を告げるチャイム、グリーンスリーブスだ。

落ち着いたところでもう一度祠の石に手を伸ばし指先が触れた瞬間、俺の意識はプツリと切れる。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「きのうの春で、君を待つ」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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