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「夏へのトンネル、さよならの出口」感想と評価 青春の真骨頂を目撃してほしい。

「夏へのトンネル、さよならの出口」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、ガガガ文庫で出版されているライトノベルで、初版発売日が2019年7月18日です。

今回は、「夏へのトンネル、さよならの出口」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「夏へのトンネル、さよならの出口」の評価と感想

画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用

明日も頑張ろうと勇気をくれる一冊! 青春の真骨頂を目撃してほしい。

八目 迷」先生の「夏へのトンネル、さよならの出口」。

駆け抜けるような颯爽感。まさに”青春”を味わえた一時でした。

何もない田舎に何ら変哲もない日常を送る訳あり高校生。しかし、彼の日常はトンネルを見つけたことによって一変。

とある少女との出会いに、そこから始まるボーイミーツガールの展開。

ストーリー展開に驚かされるということはありませんでしたが、それでも何か届けたい骨子がびしびしと伝わってきました。

それは夢を追い続けることや、何かを最後までやり遂げること・過去から未来へと繋げること。そして、大人になって失ってしまった感情。

また、あとがきにも書いたあったように時間を忘れて読みふけってしまう一冊

気付けば一日が過ぎているというのは言い過ぎですが、それでも軽く数時間は忘れて読んでいられる青春ラノベでした。

イラストに関して、イラストレーターは「くっか」先生が担当しています。

表紙がまさに最高で、背景もかなり引き込まれてしまいます。

こじんんまりとしたイメージのトンネルと、果てしない大空を対比させ、そこに佇む一人の少女……、最高のイラストと言っても良いでしょう。

「夏へのトンネル、さよならの出口」にふさわしい表紙イラストの高さが窺えますね。

「第13回小学館ライトノベル大賞〈ガガガ賞〉&〈審査員特別賞〉」W受賞の作品! 気になった方はぜひ読んでみて下され!

そんな「夏へのトンネル、さよならの出口」の評価は、10点中9点です。

ここから「夏へのトンネル、さよならの出口」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「夏へのトンネル、さよならの出口」の主なストーリー

「ウラシマトンネルって知ってる?」

「そのウラシマトンネルに入ったらさ、欲しいものがなんでも手に入るの」

「ちょっと怖いのはここから。欲しいものが手に入ったら、じゃあ帰ろうってなるでしょ! でもウラシマトンネルはただじゃ帰してくれないわけ」

「なんかね、年取っちゃうの。それもおじいさんおばあさんになるくらい、一気に」

そんな都市伝説を耳にした「塔野カオル」。話半分に聞いていた「カオル」であったが、その日の夜、それらしきトンネルを発見する。

疑心暗鬼になりながらも「カオル」は……、なんでも手に入るのだとしたら。

――カレンを取り戻すことだって、できるんじゃないのか?

「カレン」は「カオル」の二つ下の妹。彼女は五年前に死んでしまい、妹の死を誰よりも悔いていたのは「カオル」だった。

そんな妹を取り戻すべく、「カオル」は目の前のトンネルに入り、不思議な体験をすることになる。

そして、そのトンネルを出ると一週間の月日が流れていた。トンネルに入り出たのはせいぜい数時間程度なのに……。

「夏へのトンネル、さよならの出口」の登場人物

  • 田舎町の高校二年生「塔野(とうの)カオル」
  • 東京からきた転校生「花城(はなしろ)あんず」
  • 「カオル」の友人「加賀翔平(かがしょうへい)」
  • 「カオル」をパシリとして使うクラスメイト「川崎小春(かわさきこはる)」
  • 五年前に死去した「カオル」の妹「塔野カレン」

ここまでが「夏へのトンネル、さよならの出口」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「夏へのトンネル、さよならの出口」どんな展開のストーリー?

夏へのトンネル、さよならの出口」はどんな展開なのか、簡単に紹介していこうかと思います。

「夏へのトンネル、さよならの出口」の主な内容

「ウラシマトンネルって、知ってる?そこに入れば欲しいものがなんでも手に入るんだけど、その代わりに年を取っちゃうの―」。そんな都市伝説を耳にした高校生の塔野カオルは、偶然にもその日の夜にそれらしきトンネルを発見する。
――このトンネルに入れば、五年前に死んだ妹を取り戻すことができるかも。
放課後に一人でトンネルの検証を始めたカオルだったが、転校生の花城あんずに見つかってしまう。二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。かつて誰も体験したことのない驚きに満ちた夏が始まる。

時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏が今始まる!?

転校早々暴力沙汰を引き起こした「花城あんず」。その光景を目にした「カオル」は彼女に向けて……。

「私、親いない」

「へえ、それはいいな」

あのような体験をした「カオル」は「カレン」に会う方法を見つけるため”ウラシマトンネル”の検証を行う予定であった。

トンネルに入ろうとした矢先、そこに人影が……、その人物は「花城」であり、先ほどの言葉を受けどうやら尾行してきたらしい。

「ねえ、塔野くん」「私と手を組まない?」

「お互い欲しいものを得られるよう協力し合って、ウラシマトンネルを解明するの。二人いるほうが何かと効率的でしょ?」

”ウラシマトンネル”のことを聞いた「花城」は、「カオル」に協力関係を持ち掛けるのであった。

『ガガガ文庫』らしい青春の一冊! 気になった方はぜひ読んで下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「夏へのトンネル、さよならの出口」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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