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MF文庫Jおすすめライトノベル アニメ化していない面白いラノベを紹介!

『MF文庫J』でおすすめのライトノベルを紹介していこうと思います!

紹介していく作品数は10作品、主に最近のラノベ中心(2017年~2018年くらい)、かつ、アニメ化していない作品を紹介していこうかと思います。

ちなみに、紹介している作品はあくまで管理人の独断と偏見で選んでおります。そこは温かい目で見て下さればと思います。

では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルとの”出会い”があればと思います。

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MF文庫Jおすすめライトノベルを紹介していく!

画像は【MF文庫J公式twitter】よりそれぞれ引用

毎月25日に発売されている『MF文庫J』!

『MF文庫J』では「Re:ゼロから始める異世界生活」や「ようこそ実力至上主義の教室へ」などが今や看板のラノベ!

そんなレーベルからアニメ化されていないけど、面白いライトノベルを10作品紹介していきます。

1作品目:「自称Fランクお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ?」〈著者:三河ごーすと イラスト:ねこめたる〉

学業、運動、家柄、あらゆる分野のエリートだけを集めた日本最高峰の名門校・獅子王学園。だが、その実態は、ゲームの結果ですべてが評価される弱肉強食の学園。絶対的な強者ー獅子のみが生き残れる修羅の世界だった。裏世界のゲームで常勝無敗の伝説を残しながらも、面倒のない普通の人生を歩みたい主人公砕城紅蓮は、入学試験で手を抜き、目論見通り最低位のFランクに認定される。しかし兄を心から愛する血の繋がった妹砕城可憐と再会し、事態は急変。そして学園の『悪意』が可憐を襲ったとき、紅蓮は真の実力を発揮するー!
(自称)Fランクの紅蓮が並み居る強敵を屈服させる、学園ゲーム系頭脳バトル開幕!

学園頭脳バトルで、今最高に面白くて、絶対見逃せない物語がそこにある!

読んでいて非常に面白いですし、鳥肌が立つくらい熱い展開が見逃せなくなります。

今、管理人が一番推している作品となっております。

というのも、ストーリーの展開がグッと際立たせる展開で、最後の最後に主人公のかっこよさがより鮮明に映ってくる展開などは本当に熱いです。

遊戯やゲームで勝敗を決める頭脳戦は、個人的にめちゃくちゃ好きなジャンルなので、かなり嵌まりましたし、頭脳戦が好きな方は、絶対に嵌まるのではないかと思います。

また、読んでいて思ったことが、話の展開が非常に早いことです。

そのため、話がどういう方向に進むのかも予想がつかないし、常にワクワクして読むことができるのではないかと思います。

ゲームで全てが解決する裏の世界、本当の”遊戯”を知っている「砕城紅蓮」

世界の裏側では、ゲームが全てを解決し、そんな裏世界にうんざりしていた「砕城紅蓮」は、ありふれた日常を求めて『獅子王学園』に入学することになります。

しかし、そこの学園は、あらゆることが遊戯(ゲーム)で決まる学園、遊戯至上主義の学園であった。

そんな学園で、「紅蓮」はブラコン妹の「砕城可憐」と再開し、物語は展開していきます。

「紅蓮」は、『獅子王学園』でFランクという一番低いランクなのですが、彼はもう遊戯をする気などなく、また、目立ちたくないため、いつも手を抜いているが故のFランクであった。

しかし、そんな「砕城紅蓮」の日常は、『獅子王学園』の前では、踏みにじられることになっていきます。

表紙も神イラスト! 「本当に買って損なし!」と思う作品なので、気になった方はぜひ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・面白さ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

2作品目:「異世界拷問姫」〈著者:綾里けいし イラスト:鵜飼沙樹〉

「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして卑しき牝豚である」
死後、異世界転生した瀬名櫂人の前に現れたのは絶世の美女・エリザベート。彼女は『拷問姫』を名乗り、従者として自分に仕えるよう櫂人に命じるが――「断る」即答する櫂人にエリザベートは『拷問』か『執事』かの二択を突き付ける。あえなく陥落した櫂人はエリザベートの身の回りの世話をすることになり、咎人たる『拷問姫』の使命――14階級の悪魔とその契約者の討伐に付き合わされることになるが……!?
「ああ、そうだ。余は狼のように孤独に、牝豚のように哀れに死ぬ。たった一人でだ」
綾里けいし×鵜飼沙樹! 最強のタッグが放つ異世界ダークファンタジーの最高峰!

ダークファンタジーにおける最高傑作が今ここに! えげつない文章力に驚愕ばかりであり、美しすぎるイラストに魅了される!

これこそ”ダークファンタジー”だと思える作品だと思います。

想像するだけでゾッとするような凄惨で惨たらしい惨状をうまく文章で表現しており、「本当に凄まじいなぁ~」とただただ読んでいて思ってしまいます。

グロい描写やえげつない惨状などが何度も描かれているのですが、それでいて何故かページを何度もめくりたくなるような衝動にも駆られてしまいますよ。

また、そんなグロテスクなパートと大きくかけ離れた日常パートの部分もかなり良かったと個人的に思っています。

日常パートでは、プリンのことやらで食事にうるさい「エリザベート」や「ヒナ」の「瀬名櫂人」に対する愛情表現の凄まじさなど、ちょっと温かさを与えてくれる描写などがあり、グロテスクな描写があるが故に光る部分があったと思いますね~

「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして、卑しき牝豚である」

生前、残酷に凄惨に、虫けらのごとく無意味な死に方をした「瀬名櫂人」は異世界転生することになります。

しかし、異世界転生した場所は、声に出せないほどの”グロテスク”な世界であって……。

そんな世界で、「櫂人」は「エリザベート・レ・ファニュ」という少女を目撃することになる。

そんな彼女から、突如言い渡されたのは「余に仕えよ」とのこと。

「瀬名櫂人」は「エリザベート」によって”魂”を召喚され、その魂を人形に流し込む形で、異世界召喚させられたらしい。

ダークファンタジーにして、最高クオリティの作品だと勝手に思っていますので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・面白さ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

3作品目:「ぼくたちのリメイク」〈著者:木緒なち イラスト:えれっと〉

僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 墜ちたはずの大学に受かっていて憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に!
ここから僕の人生を作り直すんだ――後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!

夢に向かって努力しているあなたに読んで欲しい。明日も頑張ろうっていう気持ちにさせてくれます!

「悔しさって大事だなぁ~」って改めてこの作品を読んで感じましたね~

人生というのは何が正しくて何が正しくないのかなんて分からないし、後悔してなんぼだと個人的に思っています。

その中で「ぼくたちのリメイク」は人生をやり直すとしたらという題材で、登場人物が夢に向かっていきいきと青春している所は胸が熱くなってきますよ!

夢に向かって努力する大切さや人と競いあって自分を高めていく向上心、そして悔しいと思える感情の存在など色々な物が詰まった作品です。

”悔しさ”って本気でやっているからこそこみ上げてくる感情であって、「ぼくたちのリメイク」を読んでいるとそういう気持ちが直に伝わってきてなんか明日も頑張ろうっていう気持ちにさせてくれますよ!

10年前にタイムリープして人生を……、青春を……、リメイクしていく!?

就職活動期、なんとかカー用品販売店の営業職に就職することができた「橋場恭也」はゲーム会社の夢をあきらめることができず、転職し続け、憧れであったとあるゲームメーカーのディレクターを務めることになったというのが今の現状であった。

しかし、入社した会社の社長は夢ばかり壮大で中身がなく、めちゃくちゃな会社であり、あえなくその会社は社長の蒸発により「恭也」は職を失うことになってしまいます。

一方、「恭也」とは対照的に『プラチナ世代』と呼ばれる三人のクリエイターがおり、その三人は「恭也」と同じくそれぞれ同い年であり、同じ芸術系大学を卒業しているという共通点があった。

『プラチナ世代』が卒業した芸術系大学とは『大中芸術大学』のことであり、「恭也」自身もかつては記念受験として『大中芸術大学』の『映像科』を受け、何故か試験にも合格していた。

しかし、「恭也」は、その芸大への道を歩むことはしなかった。

本気でやっておけばよかったと思う気持ちを無くしてしまった方もぜひ「ぼくたちのリメイク」を読んで何かを感じられればと思います。気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・面白さ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

4作品目:「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」〈著者:ぶんころり イラスト:またのんき▼〉

学園カーストの中間層、冴えない顔の高校生・西野五郷は、界隈随一の異能力者だ。ダンディズムを愛する彼の毎日は、異能力を使ったお仕事一筋。常日頃から孤独な生き様を良しとしてきた。シニカルなオレ格好いいと信じてきた。
だが、その日々も永遠ではない。高校二年の秋、童貞は文化祭を通じて青春の尊さに気付く。異性交遊の大切さを知る。これはそんな西野少年が、過去の淡白な人生から心機一転、日々の生活態度を改めると共に、素敵な彼女を作って高校生活を謳歌する為、あの手この手を用いて学園カーストを駆け上がらんと奮闘するも、一向に登れそうにない、なんちゃってハードボイルド物語(異能バトル付き)。

「何なんだこの作品は!?」って思うくらい尖った作品! 驚愕もありつつそのストーリーに引き込まれてしまう!?

この作品は裏社会では最強、でも学園生活ではカースト最底辺のフツメン「西野」が青春を謳歌するため学園カーストを駆け上がっていく作品で、とにかく「西野」というキャラの強い個性に大注目なんです。

バーで酒を飲んでいるし、至って冷静だし、異能力が使えて最強だし……、顔さえ良ければ完璧な「西野」だったのですが、そこがかえってこの作品の魅力へと変わり、なかなか学園生活で報われない「西野」の姿を見ていたら……。

先述した通り「西野」は学内カースト最底辺であり、カースト上位のクラスメイトによる対応もなかなかひどいもので、報われない姿も描かれています。

でも、そんな報われない「西野」でも異能力者としてのギャップに心惹かれる要素がありましたし、ページをめくりたくなる瞬間も何度も訪れましたね~

裏社会の「西野」はマジでとてつもない奴だと読んでいたらそのまま伝わってきますよ!

かっこ良いとは決して言えない。それでもブサイクと指を差されるほどでもない。

彼の名前は「西野五郷」、普通の高校に通う至って普通の少年であり、「西野」は学内カースト最底辺の”フツメン”であった。

そんな「西野」に何度もぶつかってくる同級生の少女がおり、その少女の名前は「ローズ・レープマン」、つい数ヶ月前「西野」の隣のクラスに編入してきた生粋のイギリス人女性である。

彼女が何度もぶつかってくる理由は不明、そんなある日「西野」は夜の街を歩いていたところ、全身ラバースーツで傷口をさらしている「ローズ・レープマン」を見かけることになって……。

「西野」はボロボロ姿の「ローズ」に声を掛けることになり、彼女は今銃器で武装しているラテン系男性数名に追われているらしいとのことであった。

これほど鋭くて尖った作品は今年初めてだと思った作品! 読む人を選ぶ作品だと思いますが、気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

5作品目:「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」〈著者:細音啓 イラスト:neco〉

「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ……!」
地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。書き換えられた世界でカイが見たのは、英雄シドの不在により人間が五種族大戦に敗れた光景―ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。だが神秘の少女リンネと出会い、カイはこの書き換えられた運命を打ち破ることを決意。英雄なき世界で、英雄の剣と武技を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」ファンタジー超大作、開幕!

中二心をくすぐるタイトルで、かなり熱くて続きが気になるライトノベルですよ!

タイトルを見たとき、「これは購入しなくては!」って思い、1巻が出た時、購入したのは記憶に新しいです。

購入してみれば、やはり読み応えがあって、予想をはるかに超えたファンタジー作品でした。

世界感が凄く良くて、ストーリーの展開も読み応えがあり、巻が進みにつれて、知的好奇心が刺激され、読みたい衝動が止まらなくなりますよ。

また、そんなスケールのでかい世界感で、戦っていく「カイ」もかっこいいですね~

「カイ」は、銃剣と格闘術で主に戦っていくのですが、とにかく戦う「カイ」が強くてかっこよく、戦闘シーンも引き込まれますよ!

世界から忘れ去られてしまった少年「カイ」、そこから「カイ」は他種族と戦っていくことになる!

人間は、かつての四種族との大戦に勝利し、そして、人類は今、平和に過ごしていた。

そもそもその大戦には人間以外の種族、”英雄”と呼ばれる最強の個体がおりそれぞれの種族を導き、そして、人間は窮地に立たされていた。

そんな人類の前に突如として現れたのが人間族の英雄「シド」であり、「シド」のおかげで人類は平和を手にしたのだった……、のだが……。

平和な日常は突如として異変が起きることになる。

その異変とは、「シド」が存在しない四種族が蹂躙する世界へと改竄されてしまい、しかも、その改善されてしまった世界の誰一人が「カイ」のことを覚えていなかった。

真の世界を取り戻すため、四種族の英雄と戦う事を決意した「カイ」、果たして彼らの運命はどうなるのか? バトルもの・ファンタジーものを読みたい方は、かなりおすすめの作品なのでぜひ読んでみて下さい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・面白さ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

6作品目:「俺もおまえもちょろすぎないか」〈著者:保住圭 イラスト:すいみゃ〉

付き合ってください!――少しでも“いい”と思ったらすぐに告白してしまう少年・星井出功成。そんな彼の前に一人の少女が現れる。初鹿野つぶら――彼女は、超がつくほど生真面目な性格で、どんなことでも真正面から受け止めてしまう子だった。誰にでも告白するナンパ男と思われている功成のことも、何か理由があるのだろうと一つ一つきちんと話を聞いてくれて……「好きだ!」そんな彼女に“俺のことを理解しようとしてくれた”と感動した功成は、すぐに告白! 対するつぶらは「私で喜んでもらえたのが嬉しい……この気持ちを理解したいのでもっと教えてくださいっ!」と、なんと付き合うことに!? 2人の恋路はまるで転がり落ちるように進展して――いく?

チョロい主人公とチョロいJCヒロインによる甘~い甘い、ど真ん中直球の”ラブコメ”!

この作品は、ちょろい主人公とちょろいヒロインによる”ラブコメ”で、読んでいたらなんだかにやけてきますし、ど真ん中直球のラブコメでしたね~

ちょろいヒロインはライトノベルではよく見かけるのですが、主人公の男性がちょろい属性のラブコメはあんまり見かけたことがなく、読んだこともなかったため、管理人にとったら読んでいて本当に楽しかったですよ。

そして、メインヒロイン枠がまさかの”JCヒロイン”、しかも理想に理想を重ねたあの姿……、すなわち、これこそ”ロリコン殺し”ですね~。

そんな二人によるちょろくて甘~い甘いラブコメが描いており、もう誰がどう読んでもこれぞ”ラブコメ”だと断言できる作品だと思います(たぶん)。

チョロすぎる主人公「星井出功成」、惚れた相手にとにかく告白しまくる!

「――好きだ!」と、今まで何人もの女の子に告白してきた「星井出功成」、彼は少しでも「この子いいな」と思ったらその場で即座に告白していた。

しかし、何度もフラれる日々、それもそのはず「功成」は、些細な女性の行動でコロッと好きになってしまい、告白するという告白魔で……、まぁ、要するに「功成」はチョロかったのである。

そんなチョロい「功成」はどうしても彼女が欲しかった、それも人生を共に歩ける女性を……。

そうした事を考えていた「功成」はある日、友人の代理で美化委員の会合に出席することになり、そこで、中等部の「初鹿野つぶら」という女の子と出会うことになります。

まさかその会合をきっかけに二人が付き合うことになろうとは、この二人はまだ知るよしもなかった。

チョロい二人なのだから何かをする度に何かを話す度に、喜ぶ、ないしは、デッレデレになるはでそんな二人の反応をぜひ読んで楽しんで欲しいですね~

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

7作品目「心理学で異世界ハーレム建国記」〈著者:ゆうきゆう イラスト:〉

女の子が大好きなのに女性恐怖症(兼コミュ障)でまともに会話もできない不遇な高校生男子・難波心太。ひょんなことから異世界へ飛ばされてしまった彼が目覚めたとき、持っていたのは一冊の心理学書だった。食事も寝る間も惜しんで隅から隅まで熟読した心太は、心理学知識一つでこの世界を生き抜くことを誓うが――? これは、能力やスキルを授かることなく、もちろんお金も地位も何もない少年が、その身と心理学だけでいつの間にか成り上がっていく物語。平凡で無力な少年が、たった一つの力で次々と少女たちを落としていき、やがて王となってしまうかもしれない、新規格の恋愛攻略ハーレムファンタジー、ここに開幕!

女性恐怖症の主人公が心理学を用いてハーレムを作っていく!? 超絶美少女ばかりが登場する斬新な作品!

異世界でハーレムって言ったら、テンプレもいいところですが、何と言っても心理学の知識を交えて物語が展開していくのは本当に面白かったですよ。

対人関係のノウハウが詰まっている作品であり、ライトノベルだからこそ簡単に理解できる要素があったと思います。

正直に言うと、私も大学で心理学を囓る程度には学んでいたのですが、「心理学で異世界ハーレム建国記」の方が断然面白いし、頭に入ってきます。

それ故に、さくさくと読み進めていけますし、何よりどんな展開が待ち受けているのか楽しみになっちゃいましたね~

「キミの病気は、治らないね」……、もう一生治らないと医者に言われた「難波心太」、高校三年生。

「心太」には『女好き』という寝ても覚めても、女の子のことしか考えられない病気であったのだが、「心太」にはもう一つの病気があった。

それは、『ハイパーセクシャル・ディスオーダー』、通称『女性恐怖症』と呼ばれ、「心太」は女の子と話すと、異常に緊張してしまうのであった。

そのせいで女の子が好きだけど、女の子と会話することのできない人生を送っていた「心太」は、『にゅうメンタルクリニック』へと足を運ぶことになったのである。

しかし、そこで突きつけられたのは一生治らないということだけ……、であったのだが、その医者曰く、『女性恐怖症』の方は治るとのことらしい。

その治療法とは、夢のような治療法らしく、しかも、無料で受けさせてくれるとのこと。

「ライトノベルに心理学?」って思うかもしれませんが、気になった方はぜひ読んで下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・面白さ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

8作品目「14歳とイラストレーター」〈著者:むらさきゆきや イラスト:溝口ケージ〉

「ラノベの挿絵は1冊30万円。税金も家賃もPC代もここから支払うんだ」
フェチズムの最前線を走るプロ・イラストレーター京橋悠斗はラノベ挿絵―とくにおヘソに心血を注いでいる。類は友を呼ぶのか、周りも曲者ぞろいで……巨乳と酒が大好きなチャラ系ベテランレーター倉山錦。気●い作家たちに日々心労を重ね、ために罵声と黒血を吐く編集の永井敬吾。いつも笑顔のほがらか美人レーター佐伯愛澄は「ストーカーほいほい」の異名に悩む。そして14歳のコスプレイヤー乃木乃ノ香、イベント後に悠斗の部屋まで来て、とんでもないものをぶっかけられてしまい―!?
理想と現実、そして欲望に振り回される。イラストレーターのガチな日常を大公開!

イラストレーターの日常を題材としたライトノベル! とにかく「ののの」が可愛すぎてマジ天使!?

イラストレーターのことで知らないことを知れるお仕事系ラノベ……、例えば、お金の話や権利の話などなど、普段決して描かれることのないようなイラストレーターの日常が垣間見れるかもしれませんよ!

といっても結構日常依りのイラストレーターにスポットを置いて描かれており、ガチガチのハードなお仕事系ではないことだけは注意が必要!

そういった軽めのお仕事系を読んで楽しんでもらいたいんですけど、ここで一番言いたいことはただ一つだけ……。

そ、そ、それは、14歳のお手伝いさんがマジ天使なんです……、「ののの」が可愛すぎて、読んでいてまさに癒やしそのものですね~

14歳でありながらあのような包容力はたまらないですし、流石レイヤーというだけあって、色々なコスプレをしちゃったり……?

「京橋悠斗」はイラストレーター……、そんな彼の元にある日、14歳のお手伝いさんがッ!?

ある日、「悠斗」は目を覚ますと、自宅に”アニメキャラ”……、いや、アニメのキャラクターの格好をした『コスチュームプレイヤー』さんがいた。

そんなレイヤーの名前は「乃木乃々香」、訳あって「悠斗」の自宅にいて……、なんで?

その理由は『夏コミ(コミックマーケット)』後の打ち上げでのこと……、飲みつぶれた「悠斗」は、その時いた「乃々香」に自宅まで送ってもらい、そこで事件が起きてしまって……。

その事件をきっかけにして「乃々香」が自宅にいるという経緯に至り……、しかも、彼女は現役の女子中学生14歳。

そんな「乃々香」は「悠斗」の悪い健康生活を見て、そして、何より「悠斗」の絵のファンということもあって、突然このような事を言い出して……。

巻を重ねていくにつれて面白くなっていくこと間違いなしですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★☆☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

9作品目:「あまのじゃくな氷室さん」〈著者:広ノ祥人 イラスト:うなさか〉

完全無欠な優等生だが、高圧的で性格はキツく毒舌ばかりの生徒会長・氷室涼葉。そんな彼女に想いを寄せる副会長・田島愛斗は、ある日彼女の言葉の裏に隠された“本当の気持ち”が聞こえるようになっていた!そんな涼葉の本音―それはなんと、あの辛辣でキツい態度や毒舌の何もかもが建前で、本当の彼女は愛斗にべた惚れだったのだ!お互い両想いとわかって喜ぶ愛斗。解答付きの恋愛ならハッピーエンドなんて楽勝だよね!ということでさっそく告白をしたものの…断られちゃった!?MF文庫Jが贈る、答えがわかっているのにすれ違っちゃう捻れ系青春ラブコメ開幕!

”ツンデレ”を超えたその先”ツンドラ”な「氷室」さんを刮目せよ!

この作品のジャンルは、ラブコメなのですが、普通のラブコメではなく、もうツンデレラノベとして、皆に知ってもらいたい!

というのも、両思いという結果が分かっているもののなかなかゴールにたどり着けない二人を見ていて、読んでいる側は、非常に楽しくなるからです。

そこには、「氷室」さんのツンとデレの高低差が激しすぎる所があって、そこがなんともグッドポイント!

「何、あのデレデレな本音?」ってなるくらい、ツンとのギャップが激しく、読んでいるこっち側がなんかニヤニヤしてしまいます。

素直になれない「氷室」さんとその気持ちに応えたい「田島愛斗」、二人がくっつく道は遠いようで……。

あまのじゃくな「氷室」さん、べた惚れの「氷室」さん

『君島学園』の生徒会に所属する「田島愛斗」と、同じく生徒会会長を務める「氷室涼葉」。

「愛斗」は、その生徒会長の「氷室」のことが好きであったのだが、「氷室」さんが「愛斗」に向ける眼差しはいつも冷たく、また、辛辣な言葉ばかりを放ち、恋愛が成就することがないなんて誰がどう見ても明らかであった。

しかしある日を境に、「愛斗」は、「氷室涼葉」の本音の部分、いわゆる心の声が聞こえるようになる。

しかも、その「氷室」の心の声というのが、「愛斗」にべた惚れの言葉ばかりであり、本当の「氷室涼葉」は俺にべた惚れだったのである。

両思いだと自覚した「愛斗」は、素直に「氷室」のツンデレを信じなかったものの、告白することを決意し……、しかし、返ってきた答えは、「え、無理」……、一体どうゆうこと?

両思いなのに、なかなかくっつけない「氷室」さんと「愛斗」……、この先どうなっていくのやら? ぜひおすすめの作品なので気になった方はどうぞ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★☆☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★☆☆☆

10作品目:「図書迷宮」〈著者:十字静 イラスト:しらび〉

あなたは思い出さなければなりません。心的外傷の奥に潜む父の仇を探し出し、奪われた名誉と失った魔法を取り戻すのです。吸血鬼の真祖の少女(ハイ・ディライトウォーカー)、アルテリアと共に。そのために図書館都市(アレクサンドリア)を訪れ、ありとあらゆる本が存在する図書迷宮に足を踏み入れたのですから。あなたには一つの大きな障害があります。あなたの記憶は八時間しか保ちません。ですが、方法はあります。確かにあるのです。
足掻いてください。あなたが人間足りうるために。全ての記憶を取り返すために。
第十回MF文庫Jライトノベル新人賞、三次選考通過の問題作、ここに刊行――。

著者の創作意欲がとにかく伝わってくる問題作!?  500ページに及ぶ長い長いストーリーがここにっ!

500ページに及ぶ長い長いストーリー……、読み応え抜群であり、二人称のライトノベルが新鮮、凄く楽しめましたね~

一巻完結ものとしては十分満足のいく作品だと思いますし、作者の熱量が伝わってきますよ!

ストーリー展開はなかなか読めず、最後の最後まで予想がつかない展開にドキドキしながら読んでいましたね~

”恋愛”、”バトル”に”ファンタジー”、そして、ギミックと、なんかいっぱい詰まっていた作品であり、創作意欲がとにかく伝わった作品でした。

また、登場人物も凄く良く、とにかく個性的なキャラクターばかりでしたね~

『図書迷宮』、そこは『魔獣』が闊歩し、罠が張られ、そして、犯罪者までもが潜伏する場所であって……。

そのような場所で、少年は一人の少女を連れて恐ろしい”鬼”から逃げていました。

しかし、無残にもその鬼は、その少年の身体を石槍で貫くことになり……、およそ三九本の石槍で……。

そんな悪夢を見た少年「奥月綜嗣(おくつきそうし)」、彼は亡くなってしまった父親の真相を知るために……、そして、『偉大な博士(ドクトル・マグナ)』になるために、『図書館迷宮(アレクサンドリア)』に留学することになっていた……のだが……。

その悪夢は、本物の出来事であり、「綜嗣」を助けた少女「アルテリア」も何故か同じベットの上で眠っていました。

しかも、「アルテリア」は『吸血鬼の真祖(ハイ・ディライトウォーカー)』であって……。

予想を覆すどんでん返しの問題作、作者さんの熱量が詰まった作品なので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

MF文庫Jおすすめライトノベルの紹介を振り返って

『MF文庫J』って定期的に面白い作品を出してくれますよね~

「自称Fランク」や「異世界拷問姫」、そして、「ぼくたちのリメイク」などなど……。

特に「自称Fランク」は今最も熱いライトノベルであり、個人的に『MF文庫J』で一番推したい作品だと思っています。

また、アニメ化した作品においても「リゼロ」や「よう実」は最高に面白い作品!

どうしても2期を期待してしまいます……。

閑話休題

……と、ここまで紹介してきたわけですが……。

別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~

あと、紹介していない作品などもあると思うのですが、「この作品も紹介してみては?」とか「この作品も面白いよ!」とかありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります。

ただし、アニメ化していない作品に限ります。時間があったら、購入して読んでみようと思います。

また、この記事の感想こうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!

そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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Comment

  1. 匿名 より:

    モーテ、ですかねぇ……。
    全3巻しかないのに未だにmf文庫で一番好きです。

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  • どうも、赤の魔導書の管理人です。
    私は、アニメや漫画、ラノベ、アニメ映画など、見たり読んだりするのが好きで、「一人でも知らない人にこんなすごい作品があるんだ!!」という思いを伝えたくて、このサイトを立ち上げました。

    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

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