壮大なスケールで展開していく異世界ファンタジーノベルス「Babel 少女は言葉の旅に出る」
公開日:
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最終更新日:2021/01/01
おすすめライトノベルズ ファンタジー, 異世界, 電撃の新文芸, DENGEKI
「Babel 少女は言葉の旅に出る」というライトノベルズをご存じでしょうか?
この作品は、『電撃の新文芸』で出版されているライトノベルズで、初版発売日が2020年6月17日です。
今回は、「Babel」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「Babel 少女は言葉の旅に出る」の感想
INDEX
画像は【電撃文庫公式twitter】より引用
総合的に良きファンタジー!
壮大なスケールで展開していく異世界ファンタジーにまんまと引き込まれてしまう。
「古宮九時」先生の「Babel」。
久しぶりに500ページ近いライトノベルを読みました。
読み終えた後の満足感はとにかく言葉にできないくらい良かったです。
しっかりと考えられたストーリーの設定やファンタジーの中のファンタジーという表現は正しいか分かりませんが……、もうファンタジーでお腹いっぱいになります。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー」もすごかったのに、「またまた独創的で凄いファンタジーラノベを出版したなッ!」って感じです。
序盤から中盤にかけてのストーリーに引き込まれ、中盤からの怒濤の展開に関してはページをめくりたくなる衝動に駆られましたね。
とはいえこれだけファンタジー、ファンタジーと言いつつも、「Babel」の主人公は剣も魔法も使えないただの女子大生です。突如として異世界へと迷い込み、元いた世界に還るため冒険するというお話ですが……、その冒険の中で何度か見せる彼女の大胆さには少々驚かされましたね。
ちなみに、一番印象に残っているのは「こんなところでもルーズリーフにメモをとるのか」と思えるくらい勉強熱心なところ。
登場人物も魅力的ですし、私的にはこれからの行く末を読みたいと思っています。言葉の要素ももっと知りたいですね。
イラストに関して、イラストレーターは「森沢晴行」先生が担当しています。
主人公のイラストは確かによく見ると大学生っぽくない……ともとれますね。まあ、可愛いからいいんですけど。
「Babel 少女は言葉の旅に出る」の評価
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★☆☆☆
〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉
#重厚ファンタジーが好き!#スロースタートファンタジーが好き!#独創的なラノベ展開を読みたい!
「Babel 少女は言葉の旅に出る」の主なストーリー
始まりは穴だ。なんの脈略もなく、彼女の眼前に開いた穴。
「幻覚かな……」
恐れと同時に好奇心を抱いた彼女は穴に向かいそっと手を伸ばす。だが直後、急に風が吹いた。
何かに掴まれないかと振り返るも、何もない。誰もいない。誰も彼女に気づいていない。
「誰か……っ」
何の叫びもなく、何の痕跡もなく、水瀬雫は、世界から忽然と姿を消した。
「――砂漠?」
そこに広がっていたのはどこまでも続く砂。スマホの電波も繋がっていない……、くらくらと視界が歪む中、雫は歩き出すのであったが……。
「Babel 少女は言葉の旅に出る」どんな展開のストーリー?
「Babel」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「Babel」1巻の主な内容
現代日本から突如異世界に迷い込んでしまった女子大生の水瀬雫。
剣と魔法が常識の世界の辺境に降り立ってしまい途方に暮れる彼女だったが、
魔法文字を研究する風変わりな魔法士の青年・エリクと偶然出会う。「――お願いします、私を助けてください」
「いいよ。でも代わりに一つお願いがある。
僕に、君の国の文字を教えてくれ」日本に帰還する術を探すため、魔法大国ファルサスを目指す旅に出る二人。
その旅路は、不条理で不可思議な謎に満ちていて。
――そうして、運命は回りだした。
これは、言葉にまつわる物語。
二人の旅立ちによって胎動をはじめたばかりの、世界の希望と変革の物語。
不条理で不可思議な、謎の数々をのみこんで。それは、言葉にまつわる物語だ。
黒い穴と出会い、熱砂を歩いた記憶。――もしこの全てが夢ではないとしたら。
「すみません。ここはどこですか?」
目の前に立つ女性は明らかに日本人ではない。しかもここは日本ではなく、どこかも分からない異国の世界。
もうどうすればよいのか分からないそんな状況で、雫は一人の青年と出会うことになる。
「僕はエリク。二十二歳でタリスの魔法士。ここで司書をしてる。専門は魔法文字……かな」
「ひょっとして魔法使い? そういう世界なんですか、ここ」
異世界から来た女と一人の魔法士。この時の彼らはまだ知らない。
始まりつつある大陸の変革に、これからの自分たちの意志が深く関わっていくということに。
ただ彼らにとっての物語の始まりは、今この時の出会いと共に幕を開ける。
ファンタジーを読みたい方には絶対に読んでいただきたい作品ですので、気になった方はぜひ読んでみてくださいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「Babel」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」