戦況を一気に覆す戦記ファンタジーラノベ『俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた』
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『ファミ通文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年11月30日です。
今回は、「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」の感想
INDEX
画像は【ファミ通文庫公式twitter】より引用
戦況を一気に覆す戦記ファンタジーに心驚かされる!? 爽快感があって文句なしに面白い!
「わるいおとこ」先生の「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」。
重厚な戦記ファンタジーとは異なり、ゲームとしての戦略シュミレーション要素が強いライトノベル。
ゲームの世界に転生した主人公が予め得てしている知識と、彼だけに与えられたレベルアップというシステムで、困難な状況を打開していくシーンは爽快感があって楽しいです。
1対1の対戦などはなかなかに熱く、手に汗握ります。
また、タイトルにある『悪徳領主』という印象を払拭していくのもこのラノベの読みどころポイントですよ。
上記はぜひ読んで確かめてもらいたいところ。
ストーリーに関しても文句なしで、面白かったです。
前述したよう、困難な状況に置かれ、打開していくというシンプルな構成。しかし、有能な仲間の存在やレベルアップしたことで、不可能を可能にしていく場面は心躍る展開で良き!
この先どのように成り上がっていくのか気になり、ユラシアの行く末も気になるところです。
イラストに関して、イラストレーターは「raken」先生が担当しています。
美男美女のイラストって感じ! 表紙も良きですね。
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」の評価
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★☆☆☆
〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉
#戦略シュミレーション系の読み物が好き!
#悪徳領主が主人公!
#主人公転生成り上がりが好き!
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」の主なストーリー
俺がすっかりはまっているゲームは、異世界の戦国時代を背景にしたものである。
ゲーム発売日から夢中でプレイした結果、天下統一に成功した。完全攻略した瞬間、運営から届いたメッセージ。
ゲームの運営は俺を高く評価しているらしく、そこに掲載されていたのは、”特典のご案内”と書かれたメッセージ。
[栄光に挑戦する準備ができたら、まずは特典を獲得しましょう。特典は、始まりのMAPから探検を通じて手に入れることができます]
しかし、いくらゲーム内のMAPを探し回っても特典など見当たらなかった。
運営の悪戯だと思い、疲れもあってか意識を失った俺は、目を覚ますと見知らぬ所にいた。
「ご主人様!」
そう呼ばれた俺。俺の名前はエルヒン・エイントリアンらしい。
明らかに自分がやっていたゲームの世界に入りこんでおり、そんな様子の俺に侍従長とメイドたちは脅えているようにも見えた。
ゲーム好きの俺にとって喜ばずにはいられない状況であったが、このゲームは戦争を題材にしている。つまり、戦乱の時代を生き抜く、命懸けのゲームということ。
「待てよ、ってことは……!」
一番大きな問題に気づいた。これがゲームの中の設定で俺がエルヒン・エイントリアンならば起きる最大の問題に。
エルヒン・エイントリアンは主人公ではない。主人公どころか、ゲーム開始直後に死んでしまう人物だ。
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」どんな展開のストーリー?
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」1巻の主な内容
異世界を舞台にした戦略ゲームでランキング1位となった男は、ゲームの運営によって「特典」としてゲームの中の世界に転生させられてしまう。しかも自分はプロローグで死んでしまう悪徳領主エルヒン・エイントリアンになっていた! ゲームのストーリーそのままに進めば明日には他国の軍隊がエルヒンの領地に攻め入ってきてしまう。エルヒンは自分の身を守るため、彼だけが持つレベルアップシステムとゲーム知識で軍備を整えようとするのだが、悪徳領主の軍隊がまともに動けるはずもなく……!? 本格派戦略ファンタジー、開幕!
このゲームは、古代エイントリアン王国に起きた数百年前の内戦により、まるで戦国時代のように分裂した国々が統一されるまでの物語が込められている。
エイントリアン地方は、ゲームにおける最も重要な地域のひとつ。占領しようとする勢力による争いが頻発する地域である。
何よりも、ゲーム開始時の設定でエルヒン・エイントリアン、つまり、今の俺は隣国ナルヤ王国の奇襲攻撃により真っ先に死ぬ設定だった。
それは、ゲーム開始を知らせる死だった。
エルヒン・エイントリアンは悪徳領主だ。罪のない人間を平気で殺す、そんな人物だった。
だがなぜ、よりにもよって開始早々に死ぬのか……、もし、俺がこの世界で死んだら?
今日の日付は2月1日。まさに明日、エイントリアンの領地が踏みにじられ、領主が斬首される日であった。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「俺だけレベルが上がる世界で悪徳領主になっていた」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」