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「タタの魔法使い」感想と評価 ”夢”を抱えた人々による生き残りをかけたサバイバル!

「タタの魔法使い」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『電撃文庫』で出版されているライトノベルです。

ちなみに、「第24回電撃小説大賞〈大賞〉」を受賞した作品です。

今回は、「タタの魔法使い」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「タタの魔法使い」の評価と感想

画像は【電撃文庫公式twitter】より引用

異世界×サバイバルというのは、なかなか面白いテーマだったと思います、ただ……。

うーぱー」先生の「タタの魔法使い」。

異世界×サバイバルというのは、なかなか面白いテーマだったと思います。

また、ドキュメント形式で進んでいくのも、新しい攻め方だったのではないでしょうか。

その他にも、”夢”に着目している点について共感できる部分もありましたね。

その夢の中に、顕在的な”夢”と潜在的な”夢”が描かれており、単なる表面的な”夢”だけでストーリーが進んでいくのではなく、そこに隠された裏の”夢”みたいなものが実際に役に立っていたりしていたところは面白かったところです。

ただ少し酷評を述べると、サバイバルにおけるドキドキ、ハラハラ感があまりなく、「ページをめくりたくなるような展開もそこまでなかったのかなぁ」と思います。

というのも、管理人自身、青年コミックなどでよくサバイバルのマンガなどを読んでおり、予期しない展開により極限状態に陥ったり、仲間がどんどん減っていくなどのサバイバル独特のハラハラ感が「この作品にはあまりなかったのかなぁ~」と思いました。

また、ドキュメント形式で物事を俯瞰的に捉える点というのは、新しい試みだと思うのですが、登場人物が大量に出てくるが故に、最初読みにくかったイメージもありました。

名前が登場しているのに、数回の登場で終わっている登場人物もいるので、どの登場人物が大事か大事でないのかという区別がしづらいというのが率直な感想です。

その他にも、どちらかというと文章全体が抽象的な表現ばかりで、因果関係が少し分かりづらい所もあったのかなと私的に感じました。

ちょっと酷評が多くなったのは、申し訳ないです、これからに期待したいです!

イラストに関して、イラストレーターは「佐藤ショウジ」先生です。

「学園黙示録」で知っている方は、おそらく知っていると思います。

そんな「タタの魔法使い」の評価は、10点中6点です。

ここから「タタの魔法使い」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「タタの魔法使い」の主なストーリー

夏休みを目前に控えた公立高校の校舎が、生徒と教職員ごと消えてしまうという不可解な事件が起きた。

後にその出来事は、『ハメルンの笛吹事件』と名付けられることになる。

『ハメルンの笛吹事件』に巻き込まれた生徒や教職員たちは、地球とは異なる世界を一ヶ月旅をし、魔法使いによって異世界へと連れて行かれたと証言していた。

この事件では、多数の犠牲者をだすことになるのだが、生徒たちは、その事件が起きた後、それぞれの夢を掴むため努力したそうだ。

生徒たちは、教職員、生徒たちの”死”を目の当たりにしたのにもかかわらず……。

本著「タタの魔法使い」では、弟の所属する一年A組に焦点を当て、異世界の過酷な冒険で常に先頭に立ち続けた彼らが、いったい何を思い浮かべたのかを明らかにしていきたい。

『弘橋(ひろはし)高校』一年A組に突如現れた魔法使い、彼女は異世界の魔法使い「タタ」と名乗り、学校にいる全ての人の願いを叶えると言い出して……。

そして、「タタ」は、卒業文集の将来の夢や願いの欄に書いてある彼らの”夢”を実現することになる。

その瞬間、床が揺れるほどの悲鳴がわき起こり、異世界へと校舎ごと飛ばされることになり……。

突然、異世界へ連れて来られた生徒と教職員たちは、それぞれ自分の夢が叶っていることを実感することになります。

それもそのはず、そもそも異世界へと連れて来られた原因が、とある生徒の”異世界を旅したい”という夢であり、また、他の夢と夢とが重なりあって、今の状況を作り出されたと推測される。

そんな異世界へと連れて来られた彼らは、まだ予期していなかった。

彼らは危険があるとは露にも思わず、ただ遠足に行くくらいの心構えだった。

「タタの魔法使い」の登場人物

  • ”魔法使いになりたい”「青木洋(あおきひろし)」
  • ”豪速拳士”デファイザーΩ”「小林尚人(こばやしなおと)」
  • ”片思いの相手と仲良くなりたい”「池田真由(いけだまゆ)」
  • ”日本後、ペラペラ、なりたいです”「サーシャ・リーフ」
  • ”どんな病気や怪我でも触れただけで治せるような凄いお医者さんになりたい”「神谷曜子(かみやようこ)」
  • ”ドイツ軍人になりたい”「上杉大助(うえすぎだいすけ)」
  • ”自衛隊員になって災害で困っている人を助けたい”「松谷珊瑚(まつたにさんご)」
  • ”バスケットボールのプロ選手”「今井春利(いまいはるとし)」
  • ”ピュアタンポポ”「高橋裕美(たかはしゆみ)」
  • ”頭痛や腹痛が治ってほしい”「蘇我蘭(そがらん)」
  • ”いじめがなくなってほしい”「佐久間康子(さくまやすこ)」
  • ”女の子にもてたい”「吉田順一(よしだじゅんいち)」
  • ”厳しくとも、生徒から頼られる立派な教師になりたい”「須田浩一(すだこういち)」
  • ”優しく、生徒から好かれる教師になりたい”「花井二個(はないにこ)」

ここまでが「タタの魔法使い」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「タタの魔法使い」どんな展開のストーリー?

「タタの魔法使い」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「タタの魔法使い」1巻の主な内容

 2015年7月22日12時20分。弘橋高校1年A組の教室に異世界の魔法使いを名乗る謎の女性、タタが突如出現した。後に童話になぞらえ「ハメルンの笛吹事件」と呼ばれるようになった公立高校消失事件の発端である。「私は、この学校にいる全ての人の願いを叶えることにしました」
 魔法使いの宣言により、中学校の卒業文集に書かれた全校生徒の「将来の夢」が全て実現。あらゆる願いが叶った世界
 ――しかしそれは、やがて犠牲者200名超を出すことになるサバイバルの幕開けだった。
 第24回電撃小説大賞にて“大賞”を受賞した、迫真の異世界ドキュメント。

悲惨な状況を作り出すことになる凶悪な”モンスター”の襲撃

異世界へと連れて来られた『弘橋高校』の生徒と教職員たち、彼らがいる場所は、森であり、ほとんどの生徒は遠足かキャンプ気分でそこら中の森を散策しようとしていた。

しかし、彼らは迫りくる危険を予想だにしていなかったのである。

仮に、生徒全員の”夢”を把握し、適切な行動を取っていたら、そして森に凶悪な”モンスター”がいると警戒していたら、あのような犠牲を出すことはなかったであろう。

また、異世界へと連れて来られての初めての夜、誰しもが思い出したくもない光景を目の当たりにすることになる。

モンスターの群れは、嗅いだことがない食べ物のにおいに引き寄せられて、彼ら生徒たちがいる校舎を襲撃し、そして無残にも生徒たちに牙を向けることになり……。

異世界人の”騎馬部隊”による攻撃と”行商人”との出会い

そんなモンスターたちの襲撃も束の間、森で異変が起きていたことを感づいた異世界の国『ガルファガス王国』の軍に所属する騎馬部隊が、今まさに『弘橋高校』の校舎に迫ろうとしていた。

しかも、その異世界の騎士たちとは、言語が通じず、意思の疎通を図ることもなく、一方的な攻撃を仕掛けてくることになります。

彼ら生徒たちは、その軍からの逃走を余儀なくされるのだが……。

幸運にも、異世界の行商人と出会うことになり、その出会いが異世界から元いた世界に帰る、手掛かりを見つけることになる。

果たして『弘橋高校』の生徒たちはどのようにして元いた世界に戻ることができたのか? 何故、前向きに夢に向かうことができたのか? 気になった方はぜひ!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★☆☆☆☆

以上、「タタの魔法使い」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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