「戦闘員、派遣します!」感想と評価 クズ戦闘員と変態ヒロインがおくる暁なつめ最新作!
「戦闘員、派遣します!」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『スニーカー文庫』で出版されているライトノベルです。
今回は、「戦闘員、派遣します!」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「戦闘員、派遣します!」の評価と感想
INDEX
画像は【スニーカー文庫公式twitter】より引用
今度の舞台は異世界ではなく、地球外惑星!? クズ戦闘員と変態美少女ヒロインがおくる、笑いあり、バトルありの「暁なつめ」最新作!
「暁なつめ」先生の「戦闘員、派遣します!」。
ご存じの通り、この作品は「この素晴らしい世界に祝福を!」と同じ作者さんです。
「このすば」と同じくコメディ基調で物語が展開していき、かなり面白かったですよ! 「このすば」好きなら買うべしだと思いました。
この作品は、クズ戦闘員こと「戦闘員六号」が美少女型アンドロイド「アリス」を連れて、地球外惑星を侵略していくというお話で……、そのストーリーの中で、頭がおかしい変態キャラクターばかりが登場することになります。
なかなか笑わせてもらいましたし、「このすば」の「カズマ」さながら「六号」のクズっぷりも良かったと思います。
また、周りの変態美少女キャラクターたちにもそれぞれ特徴があり、特に「スノウ」や「アリス」、そして、「ハイネ」などの女性陣は印象に残っていますよ!
いや~、「このすば」に続いて間違いなく面白いと思いましたね~
イラストに関して、イラストレーターは「カカオ・ランタン」先生が担当しています。
イラストはマジで”最高”の一言でした。
カラーにしても、モノクロにしてもかなりレベルが高いイラストばかりでした……、マジでクオリティが高い!
どのキャラクターも可愛いし、戦闘のシーンのカラーも文句なしにかっこいい……、本当にイラストは絶賛してしまうと思います。
「このすば」好きなら嵌まるはず!? 戦闘あり、コメディあり、そして、エッチィイラストなんかも……、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
そんな「戦闘員、派遣します!」の評価は、10点中10点です。
ここから「戦闘員、派遣します!」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「戦闘員、派遣します!」の主なストーリー
『キサラギ』という名の企業があり、その企業は今や地球上の誰もが知る大企業であった。
「……では、もう一度説明しよう。戦闘員六号。貴様には、我ら秘密結社キサラギの尖兵としてスパイ活動を行ってもらう。貴様の任務は、現地生物の生態調査、原住民がいればその軍事力のスパイ活動。そして、侵略に値するだけの価値のある、資源や土地があるかを調べるのだ」
そんな『キサラギ』にて、「戦闘員六号」は女幹部二人から地球外惑星に派遣してスパイ活動をするようにと告げられて……。
秘密結社『キサラギ』の目標は世界征服をすることであり、これまでも自ら悪の組織を名乗り、地球を支配するためにあらゆる悪事に手を染めていた。
そうして「六号」は転送機を使って地球外惑星へと転送されることになっていたのだが……、転送されるのは「六号」だけではなく、「アリス」というアンドロイドも同行することになっていて……。
「なんすかこのガキ? 俺、子供は嫌いなんですけど」
「ガキって自分の事言ってんのか? 下っ端戦闘員が調子に乗んなよ」
ちなみに必要な武装やその他の物資については、小型の転送機でメモを送ってその都度申請するとそれらが転送されるらしい……、のだが……。
『悪行ポイント』というものがあり、その者が行った悪行がポイントとして加算され、そのポイントで装飾品や報奨金などに交換できる制度であるとのこと……、すなわち、その『悪行ポイント』で支払わなければ、小型の転送機で必要な武装や物資は送ってもらえないとのことであった。
そうして「六号」とポンコツアンドロイド「アリス」は、地球外惑星へと転送されることになり……、そこでいきなり目にしたのはエイリアンみたいにグロテスクな形をした四足獣であった。
「六号」はそのエイリアンみたいな四足獣と対峙する一方で、「アリス」は全く役に立つことはなく……、そんな状況の中、突然鎧を着た近衛騎士団の隊長「スノウ」がやって来ることになって……。
「戦闘員、派遣します!」の登場人物
- 秘密結社キサラギに所属するクズ戦闘員「戦闘員六号(せんとういんろくごう)」
- キサラギ社製美少女型アンドロイド「キサラギ=アリス」
- 出世欲が強い近衛騎士団元隊長「スノウ」
- 正直かなり痛い女の子であり、キメラでもある「ロゼ」
- 大司教だけどビッチ「グリム=グリモワール」
- ”炎のハイネ”の異名を持つ魔王軍四天王幹部「ハイネ」
- ”水のラッセル”の異名を持つ美少年「ラッセル」
ここまでが「戦闘員、派遣します!」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「戦闘員、派遣します!」どんな展開のストーリー?
「戦闘員、派遣します!」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「戦闘員、派遣します!」1巻の主な内容
世界征服を目前にし、更なる侵略地への先兵として派遣された戦闘員六号の行動に『秘密結社キサラギ』の幹部達は頭を悩ませていた。侵略先の神事の言葉を『おちんち○祭』と変更するなど、数々のクズ発言。さらには自らの評価が低いと主張、賃上げを要求する始末。しかし、人類と思しき種族が今まさに魔王軍を名乗る同業者に滅ぼされると伝えられ――。
「世界に悪の組織は2つもいらねぇんだよ!」
現代兵器を駆使し、新世界進撃がはじまる!!
近衛騎士団隊長「スノウ」との出会いから……、何故か「戦闘員六号」と「アリス」は魔族と戦うことになる!?
エイリアンみたいな四足獣と対峙していた「戦闘員六号」と「アリス」であったのだが、その場に駆けつけたのは、ユニコーンに跨がった、鎧を着た集団……。
その集団のリーダーと思われる女が突然呼び掛けてくることになって……、その鎧を着た女は美女であり、薄い水色の髪を後ろに流していた。
鎧を着た美女の名前は「スノウ」、彼女は『グレイス王国』近衛騎士団隊長であり、国を守るために魔族と戦闘を繰り広げているらしい。
そんな「スノウ」に「六号」と「アリス」は『グレイス王国』に招待されることになり、そこで「ティリス」王女と出会うことになります。
「この国では現在、魔族との戦いのおかげで指揮官が不足しています。六号様がそんなにお強いのでしたら、どうかこの国のために力を貸していただけませんか?」
「お姫様に頼まれちゃしょーがねーな! べ、別に、あんたが美少女だから力を貸すわけじゃないんだからねっ!?」
「世界に悪の組織は2つもいらねぇんだよ!」隊長になった「戦闘員六号」と何故か副隊長になってしまった「スノウ」
『グレイス王国』にはいくつかのアーティファクトがあり、その中には国宝級のアーティファクトもあって……。
そのアーティファクトを修理することができる美少女型アンドロイド「アリス」は、「スノウ」に任されてそのアーティファクトを修理することになる……、のだが……。
「でかした! よし、私は人を呼んでくる! へへ……。へへへへ……、なあアリス、六号、この手柄は山分けだよな? 頼むぞ!?」
アーティファクトを修理したのは「アリス」であり、一方、「スノウ」は何もしていないのにそのような事をいきなり言い出すことになって……。
そして、「スノウ」は颯爽に駆け出して行くことになり……、そんな時、そのアーティファクトは再起動し、パスワードを設定するようにと「六号」は言われ、このようなパスワードを設定することになります。
「おちんち○祭り」
そのようなパスワードを設定した「六号」であったが、そこには戻ってきた「スノウ」の姿があり……、そして、そのことは王国の問題になったりして……。
しかし、その問題はアーティファクトを修理させた「スノウ」に責任があるとし、「スノウ」は隊長から副隊長へと降格……、代わりに何故か「六号」が隊長になることになります。
ここから始まる地球外侵略! 最新兵器を駆使して「六号」と「アリス」は戦いを繰り広げるのだが……、「六号」の周りには何故かよく分からないヒロインが集まってくる!? 気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「戦闘員、派遣します!」2巻の主な内容
転送されてから約二ヶ月。六号は【チャックマン】などという不名誉な二つ名を払拭しようと実物の見せびらかしに奔走し、スノウは愛剣のローン返済のため、新たな金づるに媚びていた。
そんな中、【おちんち○祭】をうまく起動できないグレイス王国は深刻な水不足に陥っていた。これを六号の責任であるとしたティリスは水精石が採掘される隣国トリスへ彼らを派遣したのだが……【チョンマゲ】という六号渾身の盛り上げ芸が粗相と見なされ、なぜか相手から宣戦布告を受けて!? そしてこの窮地を救うのは――アリス&デストロイヤーのメカコンビ!?
『このすば』コラボ短編も収録!! アホがごった煮の第二巻。
キサラギから新たに派遣されることになった幹部の一人「トラ男」さん! モテるという理由で語尾に”にゃん”と付ける怪人
「――六号、どこだあああああ! 今日という今日は許さぬ! 早く出てこい、くびり殺してやる!」
「六号」は、キサラギから派遣された幹部の一人である「トラ男」さんとの戦いによって「スノウ」の魔剣をへし折ってしまい、終いには粉々に粉砕したばかりかどこかへ投げやってしまっていた。
魔剣がどこかへいってしまったことで怒り狂っていた「スノウ」であったが、魔剣のなれの果てを見てしまった「スノウ」は泣き崩れることになります。
しかし、「トラ男」さんから日本刀をもらうやいなや「スノウ」の態度は一変……、初めて「トラ男」さんを見たときは魔物だと叫び斬りかかったきたくせに「トラ男」様とか言い出し媚びるようになって……。
そんな時、城内に甲高い鐘の音が鳴り響き、その鐘の音を聞くや「スノウ」は「手柄を立てる好機だ! ……へへ、へへへへ……」とか言い出し、魔王軍と戦闘を繰り広げることになります。
腹黒王女「ティリス」は「戦闘員六号」たちを隣国である『トリス王国』へと派遣することになる……、のだが……。
「おちんち○祭り」
第一王女である「ティリス」は上記のようなセリフを叫んでおり、何故このようなセリフを叫ばなければならなかったのかは全て「六号」に責任があった。
そもそも雨を降らせるアーティファクトを起動させる祝詞にあのような言葉に変えたのは「六号」であり、また、そのアーティファクトを起動させるためには王家の血を引く者が、大勢の民衆の前で、祝詞を唱えなければならなかった。
あのような言葉を全国民で発することのできない国王は逃走……、「ティリス」も当然叫ぶことなどできるはずもなく……。
そのため、雨を降らせることができず水不足に困っていた「ティリス」は、隣国である『トリス王国』へと「戦闘員六号」たちを派遣することになり、腹黒王女様は「スノウ」を隣国へ生贄に捧げようとしていた。
しかし、この外交の場において彼ら「戦闘員六号」たちは何かをやらかすことになり……、また、「六号」自身もとんでもないことをしでかすことになります。
「アリス」が活躍することになる第2巻! オカルトを絶対に信じない「アリス」やロボットを操縦する「アリス」の姿があったりして……。また、「ロゼ」も途中「六号」にとんでもないことをすることになりますよ……。気になった方はぜひ読んでみて下され!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「戦闘員、派遣します!」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」