86―エイティシックス―の評価と感想

「86―エイティシックス―」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、2017年第23回電撃小説大賞で”大賞”を受賞した作品です。

2018年の「このライトノベルがすごい!」でも第2位にランクインしています。

今回は、この作品の評価や感想、世界感などを紹介していければと思います。

読んでいない人は、ぜひともこの機会にこの作品について知っていただければと思います。

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「86―エイティシックス―」の評価と感想

画像は【第23回電撃小説大賞特集サイト】より引用

ラストの一文まで、文句なし。

王道といわれれば、王道のライトノベルです。

ですが、ストーリーの構成で”何か”を感じました。

彼らは、あんな残酷なことがあった上で、何の信念のもとで彼らは戦っているのか、そしてその恨みがあったからこそ、今の現状があるんだなと後半部分に納得するところが多々ありました。

ただ、「ライトノベルにしたら、読解力がいるほうなのかなぁ」とも思いました。

あと、これだけは言わせて下さい。

「しらび」さんの「レーナ」のイラストがめちゃくちゃグッチョブです。

また、1巻の表紙のイラストは購入意欲がそそられました。

評価は10点中9点のラノベです。

しかし読んだ人全員が納得するわけではなく、評価が分かれそうな作品です。

たしかに、複数いる登場人物の中で心理描写が少なく、それぞれの登場人物の深掘りがあっても良かったのかなと個人的に思います。

ここから、主なストーリー展開やどんな登場人物が出てくるのかなど簡単に紹介していきます。

「86―エイティシックス―」の主なストーリー展開

豚に人権を与えぬことを、非道と誹られた国家はない。

『サンマグノリア共和国』、そこには、”聖女マグノリア”の肖像旗と共和国国旗の五色旗があった。

それは、自由と平等、博愛と正義と高潔を表している。

その共和国は現在、隣国である『ギアーデ帝国』の完全自律無人戦闘機械『レギオン』から侵略を受けていた。

『サンマグノリア共和国』は、”ジャガーノート”と呼ばれる無人兵器で、『ギデオン』に対抗していた。

それ故に、その戦場には死者がいなかった。

表向きは……。

『サンマグノリア共和国』は、かつて『ギアーデ帝国』の『レギオン』の前に大敗した。

しかし、『共和国』は”白系種(アルバ)”を至上とし、それ以外の人種がいたからこそ戦争に負けたのだというデマを流した。

そこから、”白系種”以外の人種は、劣等種と見なされ、後に”エイティシックス”というレッテルを貼られてしまうことになる。

彼らは、『共和国』で生まれたのにもかかわらず、人としての人権を与えられなくなってしまった。

また、『共和国』は、『レギオン』に対抗するため、同じ無人機『ジャガーノート』を作った。

しかし、その精度の差は歴然であって…。

”白系種”を至上とする彼らは、自らが劣っているということを許せなかった。

そのため『レギオン』との差を埋めるために、人間と見なさない”エイティシックス”を搭乗させた。

そのことを人道的な行いと見なすのが『ハンドラー・ワン』の存在であった。

『ハンドラー・ワン』とは、指揮官のことであり、基本”白系種”の指揮官が”エイティシックス”の指揮をとり、侵略してくる『レギオン』と戦うことになっている。

通信の手段は、”知覚同調(パラレイド)”と呼ばれる手段であり、それは、顕在意識と潜在意識のさらに奥、人間全てが共有する『人類種族の潜在意識』に接続し、意識を共有することです。

そんな『ハンドラー・ワン』の存在が”エイティシックス”の操縦士を”情報処理装置”と定義し、そこには非人道的な行いはないとされていた。

そのため、”エイティシックス”の人々は毎日、死人が出ていた。

指揮官である『ハンドラー』は、『レギオン』と本気で戦うことを意識して指揮をとっておらず、”エイティシックス”を生かそうとも思っていない。

そんな『ハンドラー』ばかりの中、「レーナ」という少女がいた。

彼女は、“エイティシックス”であっても同等の立場として接する数少ない”白系種”であった。

そんな彼女は、『スピアヘッド戦隊』と呼ばれる”エイティシックス”の指揮をとることになります。

「86―エイティシックス―」の登場人物

『共和国』側の人間

  • ”エイティシックス”を人間と見なす数少ない軍人「レーナ」
  • 「レーナ」の親友であり、研究主任「アネット」

”エイティシックス”の烙印を押された『スピアヘッド戦隊』達

  • ”スピアヘッド戦隊”隊長、パーソナルネームは”アンダーテイカー”「シン」
  • ”スピアヘッド戦隊”副隊長、パーソナルネームは”ヴェアヴォルフ”「ライデン」
  • パーソナルネームは”ガンスリンガー”「クレナ」
  • パーソナルネームは”ラフィングドッグス”「セオ」
  • パーソナルネームは”スノウウィッチ”「アンジュ」
  • パーソナルネームは”ブラックドック”「ダイヤ」
  • パーソナルネームは”キルシュブリューテ”「カイエ」
  • パーソナルネームは”ファルケ”「ハルト」

『ギアーデ連邦』側の人間

  • 『ギアーデ連邦』暫定大統領である「エルンスト」
  • 10歳の少女でありながら頭脳は明晰である「フレデリカ」

以上、主なストーリー展開と登場人物の紹介でした。

「86―エイティシックス―」アニメ化して欲しいライトノベル

「86―エイティシックス―」は、アニメ化してほしい作品です。

このラノベを読んでいて、「凄いッ!!」って感じたのは、やっぱ戦いのシーンなんですよね。

めちゃくちゃ精密にバトルシーンが表現されており、「シン」の戦いっぷりをぜひともアニメーションとしてみてみたい気持ちはあります。

そんな「86―エイティシックス―」のそれぞれの巻について、簡単に書いていこうかと思います。

「86―エイティシックス―」1巻の主な内容

 サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
 そう―表向きは。
 本当は誰も死んでいないわけがなかった。共和国全85区画の外。「存在しない’’第86区’’」。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機》として戦い続けていた―。
 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと遙か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る”指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる―!
 第23回電撃小説大賞《大賞》の栄光に輝いた傑作、堂々発進!

『スピアヘッド戦隊』の『ハンドラー・ワン』となった「レーナ」

「レーナ」は突如、担当部隊の異動を言い渡され、『スピアヘッド戦隊』の管理・指揮を任されることになる。

その『スピアヘッド戦隊』は、精鋭部隊であり、戦場の第一戦線で戦っていた。

そんな「レーナ」は、”エイティシックス”を同じ共和国国民として扱い、指揮をとっていくことになるのだが、単なる偽善であることを思い知らされることになる。

また、そこには『ハンドラー・ワン』の精神を壊してしまう”アンダーテイカー”もしくは”死神”の異名を持つ者がいると噂されていた。

後に「レーナ」は、何故彼がそのような異名で呼ばれているのかを知ることになる。

そして『レギオン』の真実も”エイティシックス”の末路も全て知ることになる。

『エイティシックス』達が戦う理由とは…。

常に”死”が付きまとう彼らの戦う理由…、それは単純なものであった。

死ぬために戦うのではなく、生き抜くために戦うということ。

そして、共に死ぬことを運命にした『スピアヘッド戦隊』は『共和国』から無謀な戦いを強いられることになる。

それはある意味で『エイティシックス』の処刑を意味していた。

「シン」達『エイティシックス』はそれでも戦うことをやめなかった。

そして、その戦場で「シン」は”ある人”と対峙することになり…。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

「86―エイティシックス―」2巻の主な内容

 共和国の指揮官(ハンドラー)・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち〈エイティシックス〉の面々は保護され、一時の平穏を得る。
 だが―彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、シンの”能力”によって予見された〈レギオン〉の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。
 彼らはなぜ戦うのか。そして迫りくる〈レギオン〉の脅威を退ける術とは―?
 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作第2弾! シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く〈ギアーデ連邦編〉前編!
 ”死神は、居るべき場所へと呼ばれる”

『ギアーデ連邦』へと辿り就いた「シン」たち『エイティシックス』

あの無謀な戦場の中、何とか『ギアーデ連邦』へと辿り着いた『エイティシックス』達は、「エルンスト・ツィマーマン」という『ギアーデ連邦』の暫定大統領に保護されることになる。

「エルンスト」は『エイティシックス』達に同情し、哀れみ、そして安寧の生活を与え、「エルンスト」の私邸で『エイティシックス』達はこれから過ごすことになる。

そして、『エイティシックス』達はそこにいた「フレデリカ・ローゼンフォルト」という少女と出会うことになる。

彼女は訳ありの少女であって、後にその正体を「シン」は知ることになる。

しかし、そんな平穏な日常は彼らにとって単なる夢であり、『エイティシックス』がいる場所ではなかった。

『エイティシックス』達が求めるのは戦場

「帰ろう。あたし達のいるべきところに」、「シン」達『エイティシックス』は戦場へと戻ることを決意する。

また、「フレデリカ」も『エイティシックス』達と共に戦うことを決意し、彼女には「シン」と同じくある”異能”を持っていた。

『ギアーデ連邦』で『ギデオン』と戦うべく、『エイティシックス』達は『レギンレイヴ』へと搭乗し”士官”として戦っていくことになる。

そんな中、『レギオン』は大規模攻勢を開始し、『ギアーデ連邦』や『サンマグノリア共和国』を壊滅させる程の勢力で侵攻してくることになり…。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★☆☆☆

「86―エイティシックス―」3巻の主な内容

 敵〈レギオン〉の電磁加速砲(レールガン)による数百キロ彼方からの攻撃は、シンのいたギアーデ連邦軍の前線に壊滅的被害を与え、レーナが残るサンマグノリア共和国の最終防衛戦を吹き飛ばした。
 進退極まったギアーデ連邦軍は、1つの結論を出す。それはシンたち「エイティシックス」の面々を〈槍の穂先(スピアヘッド)〉として、電磁加速砲搭載型〈レギオン〉の懐に―敵陣のド真ん中に突撃させるという、もはや作戦とは言えぬ作戦だった。
 だがその渦中にあって、シンは深い苦しみの中にあった。「兄」を倒し、共和国からも解放されたはず。それなのに―。
 待望のEp.3《ギア―デ連邦編》後編。
 なぜ戦う、”死神”は。
 何のために。誰のために。

今、読んでいる途中です。

以上、「86―エイティシックス―」についてでした。

後の巻は、読み終わり次第更新していきたいと思います。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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