「君と僕との世界再変」感想と評価 未来を変えるため少年少女は今歩み出す!
「君と僕との世界再変(リ・ガーデン)」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『スニーカー文庫』で出版されているライトノベルです。
ちなみに、「第23回[春]スニーカー大賞〈優秀賞〉」を受賞した作品です。
今回は、「君と僕との世界再変」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「君と僕との世界再変(リ・ガーデン)」の評価と感想
INDEX
画像は【スニーカー文庫公式twitter】より引用
王道中の王道の展開だが、SF要素が加わることで未知の作品へと変わる!? 未来を変えるため少年少女は今歩み出す!
「音無白野」先生の「君と僕との世界再変」。
王道といえば王道の作品、でも、かなり考えられているSF設定が読み手を楽しませてくれると思いますよ!
特に、拡散回路など「PSYCHO-PASS サイコパス」を彷彿とさせる数値の絶対化やAIで話題のシンギュラリティなどの用語も登場したりと読んでいて非常に楽しかったですね~
この作品は、2184年、人間の価値が可視化された世界を舞台に、似たもの同士?の少年少女の邂逅をきっかけに隠された真実が明らかになっていくというSF作品となっております。
先述した通りストーリーの展開は王道中の王道……、でも、そこにSF要素が加わり、今まで読んだことのないような未知の作品へと変わります。
個人的には、ストーリーの展開も好きだし、この先どうなっていくのか非常に気になる一冊だと思いました。
イラストに関して、イラストレーターは「音無涼介」先生が担当しています。
それぞれのヒロインのイラストが凄く可愛らしく描かれており、その中でもやはり表紙の「モア」と「アオ」の姿が目に入ってきました!
これは手にとってしまいますよ!
ストーリーの展開、そして、ヒロインも欠かせない作品となっておりますので、気になった方はぜひ読んで欲しいです!
そんな「君と僕との世界再変」の評価は、10点中9点です。
ここから「君と僕との世界再変」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「君と僕との世界再変」の主なストーリー
2184年、人間の価値が可視化された世界、拡散回路と呼ばれる人間性は人工知能(サイファレンス)によって数値化されてしまっていた。
庭国では、拡散回路の低い人間には決定的な不平等が与えられ、数値の高い人間には決定的な平等が与えられていた。
「庭国から仕事を与えられるのは特別な人間だけ。だからアオは強くなくちゃダメだよ」
そんな世界で「アオ」と呼ばれる少年は、『私掠官』として誰でもない僕だけにしかできない役割を果たしていた。
庭国のあちこちには『ヴァンダルシアの花』と呼ばれる花が咲いており、『ヴァンダルシアの花』はただ咲いているだけで電力を生み出していた。
私掠官という名前は少々僕には重たいような気がする。
「アオ」の上司には、「アーシュラ」さんという拡散回路が庭国内でもトップクラスの女性がおり、彼女は第四庭園の管理者であった。
一方、「アオ」の拡散回路の数値はというと……、零。
僕はこの社会において、人権を与えられていなかった。
通常、人間の価値として拡散回路は全国民に与えられ、犯罪行為や国が決めた条約を違反すると一定の数値が拡散回路から引かれることになっている。
拡散回路にマイナスは存在し得ない作りになっており、私掠官の僕だけが零だ。
「君と僕との世界再変」の登場人物
- 庭国でただ一人拡散回路が零の少年「アオ」
- 庭国のことが大嫌いで、とてつもない戦闘力を誇る謎の少女「モア」
- 自称「アオ」の恋人「レイ」
- 庭国の管理人の一人であり、「アオ」の上司「アーシュラ」
ここまでが「君と僕との世界再変」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「君と僕との世界再変(リ・ガーデン)」どんな展開のストーリー?
「君と僕との世界再変」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「君と僕との世界再変」1巻の主な内容
2184年。人の価値は人間性で数値化され、それが通貨にもなり、働かずとも衣食住が保障された楽園――通称《庭国》。
たった一人、数値が《0》の少年・アオは、外敵から国を守ることで生計を立て、ただ生きるためだけの毎日を送っていた。
その任務中、負傷した少女を手助けしたことでアオの日常は激変する――。起こりえないはずのテロ、それを皮切りに庭国の崩壊が始まると告げる少女。「あたしは崩壊を止める為に、今から20年後の未来から来たの。あんたも協力しなさい」
荒廃未来の孤独な少女と楽園世界の無価値な少年、時空の十字路で二人の異端者が出逢う時――世界は、再変される!
拡散回路が零の少年「アオ」と拡散回路”エラー”の少女「モア」との邂逅
「アオ」は庭国の中にあるポータルを通っており、「アオ」はこれから化け物と戦わなければならなかった。
目の前の化け物『エシ』と戦うことこそ「アオ」に与えられた私掠官としての仕事であり、今まさにヴァンダルシアの花が一面に咲く花畑で戦闘が繰り広げられていた。
その戦闘が終わった後、「アオ」は偶然光の中に包まれている少女を発見することになり……、しかし、彼女の拡散回路にはエラーという表記が示されてあって……。
そんな彼女には刺し傷のようなものがあり、「アオ」は自宅へと彼女を連れて帰ることになります。
打ち明かされる庭国の真実……、テロによって庭国は崩壊してしまう!?
翌日、「アオ」が起きると眠っていた少女の姿はもうそこにはなかった……、のだが……。
「アオ」がお風呂に入ると、そこには全裸の少女が立っていて……、そして、「ヘ、ヘンタイぃしねえええええええっ!!!」と「アオ」は全力で殴られることになる。
しかも、「アオ」の自宅には自称「アオ」の恋人である「レイ」もやって来て、「モア」との修羅場に突入することになって……。
そんな時、「アーシュラ」さんから連絡がやって来て、「アオ」は庭国内で昨日テロが勃発したという事実を知ることになります。
テロを起こした容疑者「オーウェル」は捕まっているのだが、何故か拡散回路は零になっておらず、魂の牢獄とも言われる失楽園へと送られてはいなかった。
「アーシュラ」が「アオ」に連絡した理由は、その容疑者「オーウェル」を尋問してくれとのことであり、その尋問をきっかけに「アオ」は知ることのない事実を知ることになる。
いや~、これは読み込んでしまいますね~、新時代を切り拓く王道SFファンタジー! 気になった方はぜひ読んで見て下さい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「君と僕との世界再変」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」