「ストライクフォール」感想と評価 宇宙を舞台に繰り広げるSF作品
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最終更新日:2018/05/05
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「ストライクフォール」という作品をご存じでしょうか?
この作品は、『ガガガ文庫』で出版されているライトノベルです。
ちなみに、「ストライクフォール」の著者は「長谷敏司」先生で、「円環少女」や「BEATLESS」でご存じの方は知っているはず!
今回は、「ストライクフォール」に関する評価と感想を紹介していきたいと思います。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「ストライクフォール」の評価と感想
INDEX
画像は【ガガガ部ログ公式サイト】より引用
今、”宇宙”で最も熱いSFバトルがここにある! こんなスポーツ競技はアリなのか!?
SFライトノベルを読むのなら、ぜひこの作品をおすすめしたい!
「長谷敏司」先生の「ストライクフォール」。
「ストライクフォール」とは、宇宙を舞台に繰り広げられる”スポーツ”競技のことを指しています。
「ストライクフォール」を読んで、個人的に思ったことは、色々な物が詰まった作品だと感じています。
宇宙の話やSFものは、読むのに意味が分からない単語だったり、難解な表現が出てくることが多いと思いますが、この作品は全くそうではなく、非常に読みやすい作品でした。
というのも、テーマに一貫性があり、読んでいて感情移入しやすく、時より応援したくなるようなそんな場面もあったからです。
そこには、青春や恋愛、努力など、先述した通り様々な物が詰まっています。
主人公が夢を掴むために、ひたむきに努力している部分、かけ離れた実力を持つ弟に追いつきたいけど、憧れを抱いている主人公の存在など、スポーツ競技に焦点を当てているからこそ、SFだけど、このような感情移入しやすい作品になったのかなと個人的に思っています。
その他にも『ストライクシェル』で戦うシーンがリアルすぎて「想像を絶するようなバトルシーンを読めたのかなぁ~」と個人的に思っています。
最近のSFで、これほど面白いと久しぶりに実感した作品なので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
ちなみに、イラストは「筑波マサヒロ 」先生が担当しています。
『ストライクシェル』というロボットがとてもかっこいいですよ!
そんな「ストライクフォール」の評価は、10点中10点です。
ここから「ストライクフォール」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「ストライクフォール」の主なストーリー
宇宙の王を名乗る異邦人は、万能の泥をもたらした。
万能の泥は、《コーデックス》というコードに従って加工することで、様々な装置をもたらし、その装置は、『チル・ウェポン』と呼ばれ、世界を革新させる技術でもあった。
その泥が宇宙空間から採取されたことから、人類はフロンティアを宇宙に求める。
人類は、そのフロンティアを求め、宇宙戦争をし、その結果、未曾有の被害をもたらすことになった。
しかし、彼らの理性が宇宙戦争を続けることを思い止まった。
その代わりに、『チル・ウェポン』を戦争に極めて近づけたスポーツ競技に投入し、戦技や装備を開発をし始めることになる。
疑似戦争としての競技、いまや全宇宙に広がったストライクフォールの始まりであった。
『ストライクフォール』とは、『チル・ウェポン』を装備した『ストライクシェル』で、十五人編成のチーム同士で戦い、そして互いのチームのリーダー機を撃破した方が勝つというシンプルなスポーツである。
「鷹森雄星」、彼は高校生であり、『シルバーハンズ』というストライクフォールのプロチームに憧れを抱き、地球で日々ストライクフォールの練習をしていた。
そんな「雄星」には、幼なじみがおり、名前は「白咲環」、訳あって「雄星」は「環」の家に居候させてもらっている。
また、「雄星」には、離れて過ごす年午の弟「鷹森英俊」がおり、そんな「英俊」はストライクフォールの天才であり、すでに宇宙で『シルバーハンズ』の二軍としてプレイしていた。
そんなある日、宇宙から弟の「英俊」が帰還することになる。
「英俊」との再開が後に、「雄星」の運命を大きく変えることになろうとは……。
これは、宇宙を掴むという夢を抱いた二人の兄弟の物語。
「ストライクフォール」の登場人物
- プロを目指して努力を惜しまない高校生「鷹森雄星(たかもりゆうせい)」
- ストライクフォールの天才、オールラウンダーを極めた「雄星」の弟「鷹森英俊(ひでとし)」
- 「雄星」と「英俊」の幼なじみの高校生「白咲環(しらさきたまき)」
- 「英俊」のチームメイト「アデ―レ・コンテ」
- 『シルバーハンズ』の開発と整備班長「ロクサーヌ・ミャオ」
ここまでが「ストライクフォール」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「ストライクフォール」どんな展開のストーリー?
ここから「ストライクフォール」のそれぞれの巻に関して、紹介していきたいと思います。
「ストライクフォール」1巻の主な内容
その時代、戦争は競技に成り代わった――。人型のシェルを身にまとい、広大な宇宙を駆けるチーム競技、ストライクフォール。鷹森雄星も、その熱狂に魅せられたひとりだ。弟は、トップリーグでのプロデビューが決まった若き天才、鷹森英俊。幼なじみの環に見守られながら、雄星は宇宙を目指すが――。
「知ってるか、兄貴。宇宙では、あらゆるものが落ち続けてるんだ」
だから、兄弟は空に手を伸ばした。欲しいものを、宇宙をその手に掴むために。
SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、待望の離陸(テイクオフ)!
「鷹森雄星」VS「鷹森英俊」、「雄星」の運命を変える兄弟対決!
「雄星」は、ずっと思い続けた、それは、憧れを抱いていた「英俊」にストライクフォールで追いつきたいということ、そして追い抜きたいということを……。
そんな「雄星」は、「アデ―レ・コンテ」という女性と出会うことになります。
「アデ―レ」とは、『シルバーハンズ』の二軍の”得点王”であり、専用ストライクシェル『レッドゾーン』を与えられた期待の新人選手、「英俊」のチームメイトでもあった。
そんな「アデ―レ」から普段の努力で届かないであろう「雄星」だけの武器を磨くこと、すなわち接近戦で制する『キラー』というポジションを極めることをアドバイスされることになり……。
『キラー』とは、チームで最強だけが試合に出る”英雄”のポジションといわれています。
そんなポジションに「雄星」は、接近戦のエキスパートとして、自らの活路を見出し、そして「英俊」と十本先取の本気の対決が行われることになる。
その二人の対決が一対一で正々堂々、ライバルとしてプロの一軍で勝負するという約束を交わすきっかけになり……。
兄弟の夢を”掴む”ために! 専用ストライクシェル『コントラクター』
「鷹森英俊」の『シルバーハンズ』一軍デビュー戦の観戦のため、宇宙に招待された「鷹森雄星」と「白咲環」たち……。
そこで「雄星」が『シルバーハンズ』のピットで目にしたのは、「英俊」の専用機『コントラクター』であった。
『コントラクター』には、『チル・ウェポン』のなかでも攻撃手段が特殊である『エキゾチック・ウェポン』、『王の御手(ハンズ・オブ・ア・モナーク)』が装備されており、『王の御手』は、あらゆる局面に合った『チル・ウェポン』をその場で作り出せる最高傑作であった。
しかし、『王の御手』は、「英俊」においてもうまく作動することができず……。
また、成り行きで「雄星」も『コントラクター』に搭乗し、『王の御手』を起動させようとするも、そこで大規模な事故が起こってしまうとは誰も予期していなかった。
宇宙で今、最も熱い戦いが繰り広げられる作品! 気になった方はぜひ、読んでみて下さい。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「ストライクフォール」2巻の主な内容
史上、類を見ない“ルール違反”。運営は協議の結果、雄星を二軍練習場へと送り込む。前代未聞のスキャンダルを起こした異邦人に、選手たちはただただ冷たかった。二軍監督、ユウキ・ブラバッキーは雄星に告げる。「みんな、パワーの時代が怖いのさ。おまえはストライクフォールの次の時代そのものだからな」……新たな出会いと確執、そして「戦争」と「競技」の狭間で。雄星は、ストライクフォールともう一度向き合う。兄弟の憧れを、答えをこの手に“掴む”ために。SF界の俊英が放つ疾走スペースグラフィティ、待望の第2弾!!
今、読んでいる途中です。
以上、「ストライクフォール」についてでした。
後の巻に関しましても読み終わり次第、更新していきます。
かなり面白い作品なので、ぜひ読んでみて下さい!
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」