「弱キャラ友崎くん」感想と評価『ガガガ文庫』でアニメ化期待の青春ラブコメラノベ!
「弱キャラ友崎くん」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『ガガガ文庫』で出版されているラノベで、初版発売日が2016年5月23日です。
ちなみに、「このライトノベルがすごい!2018」で第7位にランクインした作品です。
今回は「弱キャラ友崎くん」の評価と感想を紹介していこうと思います。
この機会にぜひこの作品について知っていただければと思います。
「弱キャラ友崎くん」の評価と感想
INDEX
画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用
現実味あふれる青春もの……、どんどんとレベルアップしていく「友崎」の様は本当に読み応え抜群!
「屋久ユウキ」先生の「弱キャラ友崎くん」。
「弱キャラ」は読んでいて共感できる部分が数多く登場しますし、次々にページをめくりたくなっちゃいますね~
かなり読みやすい文体で、ストーリーもなかなか考えられている作品だと思いますよ!
なんか現実味あふれる作品で、登場人物の感情やストーリー展開など「これは現実では絶対起こりそうにないな」と思うような展開などなく、ありえそうな展開ばかりで感情移入してしまうと思います。
そういった中で、「友崎」がどんどんと成長していく様を描いており、読み応えは抜群でした。
また、様々な登場人物の悩みや葛藤なども描いており、青春要素もましましですよ……、そして、巻が進むにつれて恋愛要素の割合も増えていって……。
この作品は、本当におすすめですぞ~~~
その他にも登場人物が本当に個性があって魅力的でしたね~、特に「みみみ」がヤバいです。
ちなみに、あとがきに書いてある通り、作者の「屋久ユウキ」先生が「フライ」先生のイラストに対して、いつも真剣に女の子の服装や格好について言及しているところは嫌いじゃないです。
イラストに関して、イラストレーターは「フライ」先生が担当しております。
個人的に「フライ」先生を最も評価している点は髪の描き方であり、その中でも「弱キャラ友崎くん」のメインヒロイン一人一人の繊細な髪の描き方は本当に印象に残っていますね~
また、表紙のイラストも毎巻毎巻神レベルであり、特に6巻の「みみみ」のイラストはヤバいです!
個人的には最近のラノベの中で4本の指に入る作品と言っても過言ではないくらいの作品なので、ぜひ読んでみて下さい!
そんな「弱キャラ友崎くん」の評価は、当然10点中10点です。
ここから「弱キャラ友崎くん」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていこうと思います。
「弱キャラ友崎くん」の主なストーリー
『人生は神ゲー』だのと有名な文章があるが俺から言わせればそんなのは嘘だ。
「友崎文也」、彼にとっての人生とは生まれた瞬間から決まっている”クソゲー”であり、理不尽で不平等な弱者にとって不利な世界であった。
それが、現状のオンライン対戦ゲーム界で最も多いプレイ人口を擁している『アタファミ』で日本一を極めた「友崎文也」こと「nanashi」の持論であって……。
そうして「友崎」はいつものように『アタファミ』をプレイしていたのだが、そんなある日、レート二位の「NO NAME」というプレイヤーから連絡がやってきて土曜日に直接会う約束をすることになります。
『アタファミ』とは打って変わって彼の高校生活はいつものようにぼっちな日々を過ごしていた。
そんな「友崎」に才色兼備の大和撫子、それでいて天真爛漫で男女ともに好かれている文句なしのパーフェクトヒロイン「日南葵」に初めて『アタファミ』の事で話しかけられることになり……。
しかし、その「日南」こそが「NO NAME」というプレイヤーであり、「友崎」は土曜日に彼女と出会うやいなやダメ出しの連続を受けることになります。
「友崎」も「友崎」で黙っていられず「日南」に対して反論することになり……。
「産まれた瞬間にな、もうある程度決まっているんだよ。俺だってお前みたいに、顔が良くて、勉強も運動もできる強キャラだったらもうちょっとうまくやるよ。でも、そうじゃねーんだ。屁理屈とか、ひねくれとか、そんな人生にあんまり関係ないどころか、考えすぎて自信とやる気を失うようなバラメーターばっかりに能力値が振られて、どうしようもねーんだよ!」
つまりは、人生は”キャラ差”で決まってしまうという事を「日南」に告げることになるのだが、そんな言葉を聞いた「日南」は「友崎」の腕を掴んで半ば強引にどこかへ連行することになり……。
そうして「友崎」は後に人生努力次第で変えられると説教されることになり、「友崎」は「日南」の指導の下、人間関係を築くためレベルアップしていくことになります。
「弱キャラ友崎くん」の登場人物
- 『アタファミ』というゲームのNo1プレイヤー「友崎文也」
- 『おにただ』が口癖で、努力の鬼「日南葵」
- 少女にセクハラ行動をいつもしている元気な少女「七海みなみ」
- 「みんみ」と仲良しで、本音でいつも話す「夏林花火」
- 『アンディー』という作家の本が好きな少女「菊池風香」
- 「中村修二」に想いを寄せる少女「泉優鈴」
- 負けず嫌いで「友崎文也」を敵対視し、クラスの中の男子カーストトップ「中村修二」
- 将来の夢は美容師、リア充の中のリア充「水沢孝弘」
- クラスの女王、「日南葵」とは対極的な女性「紺野エリカ」
ここまでが「弱キャラ友崎くん」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「弱キャラ友崎くん」どんな展開?
「弱キャラ友崎くん」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「弱キャラ友崎くん」Lv.1の主な内容
人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、人生は神ゲーと言いきった。生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと「日南葵」。挙句、「この人生のルールを教えてあげる」だって? ……普通はそんなの信じない。だけど「日南葵」は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ! 第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。弱キャラが挑む人生攻略論ただし美少女指南つき!
「私はあなたにこのゲームのルールをひとつひとつ教えていくわ。だから――」
「友崎」が「日南」に連れてこられたのは、なんと彼女の部屋であって……、そこで「友崎」は彼女に説教を受けることになります。
「友崎」が言ったことは全て努力次第で養えるものであり、人生というのはいくつかのシンプルなルールを持って動いていると「友崎」に告げることになって……。
「日南」が言うには、人生とはそんなシンプルなルールだけが組み合わさってできた美しい構造になっている”神ゲー”であると、そして、彼女は「友崎」にある命令をすることになる。
「この『人生』という『ゲーム』に、本気で向き合いなさい!」
そうして「友崎」は後に「日南」の指導の下で、『人生』という『ゲーム』に本気で向き合うことになる……、のだが……。
『アタファミ』は人生と同じくらいの価値がある言い放った「NO NAME」こと「日南葵」
「日南」の考え方は彼女が強キャラだからこそ言えることであって、人生はその”キャラ差が覆しようもないゲーム”だと「友崎」は思っていた。
だから人生はクソゲーであり、「日南」が言うように人生が神ゲーだと言われても「友崎」は揺らぐはずはなかった。
しかし、「NO NAME」である「日南」は「友崎」にとって唯一認めたゲーマーであり、また、「日南」は人生と同じくらい『アタファミ』も価値があると「友崎」に言い放つことになって……。
「ゲーマーの血が騒ぐな」
そうして「友崎」は「日南」から様々な課題を課されていくことになり、そこで「三年に進級するまでに、彼女を作ること」という中くらいの目標を立てられることになります。
ぼっちの「友崎文也」がどんどんレベルアップしていく始動の第1巻! 今、最も熱い学園もののライトノベルなので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「弱キャラ友崎くん」Lv.2の主な内容
人生はクソゲー、ではないのかもしれない。少なくても良いゲーではありそう。
最強プレイヤー日南との出会いは、俺、友崎文也の価値観を根底からひっくり返すようになった。以来、ありがたくもスパルタな指導を受ける日々である。季節は夏。生徒会選挙の時期だ。日南が会長に立候補するのは当然として……
え、みみみも出るの!?みみみをサポートすることになった俺は、これまでの経験をもとに日南に挑むが―?ねえ、この人ちょっとボスキャラすぎません?
ちょっぴりレベルアップした弱キャラが挑む人生攻略ラブコメ第2弾!
「中村」の誕生日プレゼントを買いに行くことになった4人
「日南葵」「友崎文也」「泉優鈴」「水沢孝弘」の4人で、「中村」の誕生日プレゼントを購入しに行くことになったのだが……。
そこで、『水沢メソッド』と命名された集団の中で提案を通す重要な二つの事を学ぶことになる。
また、「日南葵」と「水沢孝弘」は付き合っているかもしれないという噂を「泉優鈴」から聞かされ、課題に集中できない「友崎文也」もいた。
「日南葵」VS「七海みなみ」
『生徒会選挙』の時期がやってくる。当然、「日南葵」は『生徒会長』に立候補するのだが、そこに同じクラスの「七海みなみ」も立候補することになる。
「七海みなみ」の協力をする形で、「友崎文也」は、「日南葵」の下で学んだことを彼女にぶつけることとなる。
そこで初めて、「友崎文也」は、「日南葵」の怖ろしさ、努力の凄さを知ることとなる。
一方で、頑張りすぎる「七海みなみ」、何故彼女は、「日南葵」にそこまで競争心を向けるのかも知ることとなる。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「弱キャラ友崎くん」Lv.3の主な内容
怒濤の一学期が終わり、夏休み。薄々予想はしていたが、日南は俺に”休み”を与える気は一切ないらしい。「まあ簡単に説明するとね、優鈴と中村をくっつけようって合宿なのよ」……BBQからの川遊びからの男女お泊まり。まあ、リア充を絵に描いたようなイベントだなと思う。問題はただひとつ。そこに俺も参加するということである。なにこの圧倒的違和感。さらに菊池さんとのデートが実現、日南からは『この夏のうちに付き合うこと』を命じられ―?
俺の夏休み、どうなっちゃうの!?弱キャラが挑む人生攻略ラブコメ第3弾!
”デート”に”バイト”に”合宿”と弱キャラ友崎くんの忙しい夏休みがやってくる!?
今まで、『アタファミ』しかやってこなかった「友崎文也」だったが、夏休みになってとんだリア充ライフを…。
それは、「菊池風香」とのデート、そしてバイトの面接に男女合同のお泊まり合宿。そのお泊まり合宿には、大きな目的があって、この合宿で「中村修二」と「泉優鈴」をくっつけてしまおうと目論見であった。
そのため、「日南葵」と「七海みなみ」、「水沢孝弘」…、「友崎文也」を加えて、「友崎家」で作戦会議を実行するのだった。
そして合宿当日になり、それを実行していくも…、ちょっとした障害があったりして…。
そんな合宿のさなか、当然「日南葵」から課題を課され…、でも合宿の途中で、「友崎文也」は「水沢孝弘」の本心を聞いてしまうのであった。
”本当にしたいこと”とは何なのだろう?
「友崎文也」は、デートと合宿である違和感を覚える。
それは、”本当にしたいこと”は何なのか。「日南葵」から教わっているスキルや目標を設定されて、人間関係を構築することは本当に自分のしたいことなのだろうか。
それは、定められているからやっているだけであった自分の意志がそこに在るのか。それは”仮面”を被ったものなのではないだろうか。「日南葵」は、”仮面”を被り”本当にしたいこと”を持っているのか?
そんなことをめぐって、「友崎文也」と「日南葵」は、すれ違いを引き起こしてしまい…。
この3巻はたくさんのイベントが錯綜し、その多くのイベントの中で、「菊池風香」さん、マジ天使と思えるシーンが多いです…、でも、それがちょっと悲しくなってしまうような気分にも…。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
「弱キャラ友崎くん」Lv.4の主な内容
人生で一番濃密だった夏休みが終わり、2学期。俺と日南は少しだけ関係性を変えながら、それでも一緒に人生攻略を続けている。さて、2学期はじめのイベント、球技大会。日南から出された新たな課題は「やる気のない紺野エリカにやる気を出させること」。紺野エリカといえば、旧校長室で啖呵をきって以来、まともに言葉も交わしていない。だってこわいし。俺はクラス内の観察を通して、紺野エリカに通用する「武器」を探すが――?
ボス戦再び!?大ブレイク中の人生攻略ラブコメ、待望の第4弾!
「日南」からの今回の課題は、”クラス内の観察”!?
「日南葵」と少しすれ違いを引き起こしてしまった「友崎文也」は、自分の想いを彼女にぶつけ、再び課題を出される日々へと戻る。
そして、今回、「日南葵」から課された課題は、”クラス内の観察”。
ただ、クラス内の観察をするのではなく、そこでの人間関係であったり、集団の意図であったりと…、個々人の役割を観察していく。
「紺野エリカ」をやる気にさせること!!
学校行事である『球技大会』がやってくる。
しかし、クラスの女王「紺野エリカ」は、やる気を一向に示さない。それどころか、『球技大会』を頑張っている奴は悪いというクラスの内の空気に変わりつつあった。
そして、そんな空気を変えるため、「日南葵」から「友崎文也」に、彼女のやる気を出させるというとんでもない課題を出されることになる。
そして「友崎文也」は、クラス内の観察や様々な人の情報収集の元、次第に「紺野エリカ」をやる気にさせるピースを集めていく。
また、そんな中、「中村」が不登校になったりして…。そこで、「泉優鈴」が「中村」を登校させるため、奮闘することになります。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★☆☆
「弱キャラ友崎くん」Lv.5の主な内容
教室での一件を受け手、まさかの師弟関係と相成った俺とたまちゃん。表情、姿勢、喋り方。俺は師匠として、自分が『リア充』になるために重ねてきた努力とノウハウを、たまちゃんに伝えていく。一方、日南は日南で、裏でなにやら動いていて――。相反する考え方で問題に向き合う俺たちは、やっぱり協力はできない。でも、『大切な目的のためなら、自分を曲げるのも辞さない』こと。この戦い方はきっと、俺が誰かさんに教えてもらったことなのだ。
――大人気人生攻略ラブコメ、待望の第5弾!
「夏林花火」は自分を変える決意をする、「みんみ」を悲しませないために…。
『球技大会』以降、「紺野エリカ」と「夏林花火」との間に大きな軋轢を作ってしまい……。
それは、クラス内においても、「夏林花火」が悪いという”空気”に変わっていた。
そんな「たま」ちゃんは、自分を変えたいと思い、「友崎文也」を頼ることになる。
そして、「友崎文也」は、彼女を変え、結果的にクラス内の”空気”を変えるために、「日南葵」から色々と学んだことを伝授していく。
…が、彼女は、どれもこれもそつなくこなす。しかし、そんな彼女には、人間関係が広がっていなかったのであった。
そんなことに悩んでいた「友崎文也」と「たま」ちゃんの前に救世主である「水沢孝弘」がやってくることになります。
「友崎文也」の意見に賛同できない「日南葵」
一方、「日南葵」は、「たま」ちゃんが自分を変えるのには反対で…。しかし、それは合理性を重視する「日南」の考えとは、真反対であって…。
「友崎文也」は、何故「日南葵」が、「たま」ちゃんを変えるのに反対なのか、全く分からなかった。
そんな「日南葵」にもある策を考えており…。
そして、ある事件をきっかけにして、「日南葵」の仮面がはがれおち、その怒りは頂点に達し、「紺野エリカ」を追い込むことになる。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
「弱キャラ友崎くん」Lv.6の主な内容
文化祭を目前に控えた11月。俺、友崎文也は日南との会議を再開し、また課題にとりくむ日々を送っている。そんなとき、日南が俺に尋ねる。「あなたは、誰が好きなの?」――それは、俺がひたすら保留にしてきたこと。彼女をつくるという目標に向けて、避けては通れない問い。けど、俺に誰かを選ぶ権利なんてあるのだろうか? 成長してきた実感はあるけれど、それでも、心の奥底で俺の弱キャラ精神が言うのだ。――選ばれるはずのない俺が、誰かを選ぶなんておこがましい、と。大ヒット人生攻略ラブコメ、第6巻登場!
彼女を作るという目標に向けて……、「あなたは、誰が好きなの?」、「日南」から告げられた唐突の発言!?
今年の文化祭は俺にとって、どんな文化祭になるんだろうか。
いつものように「友崎」は「日南」との朝の会議に臨もうとしており……、そうして、「日南」から突然告げられたのが……。
「――風香ちゃん、みみみ、優鈴、花火。そのなかであなたがいま付き合いたいのは、誰?」
「それとも――私?」
俺は自分が好きかどうかすらわからない人を『攻略』するためだけの行動は取りたくないと、「日南」に告げた。
自分の本当にやりたいことをもとに動きたいと宣言し、「日南」もそれを受け入れてくれた。
だからこれは、俺の感情に基づいて、次の課題の対象を誰にするかという重要な質問……、そして、「友崎」が”付き合うのもありかもな”と思った人物とは……。
「日南」から課されたのは”プライベート用のInstagramを開設して、そこに写真をアップしていくこと”!?
「恋愛っていうのはね――複数の相手を同時に攻略していった方が、むしろ難易度が低くなるのよ」
「日南」が言うには攻略対象が二人以上いることが望ましいらしく……、これは”自分は他にも相手がいる”と思えるだけで一歩俯瞰した視点が得られるのと、ほかの女の影を匂わすことによって、相手の感情を乱すとのこと。
しかも、そんな難しいことをしている自分に、自信がつくことになったりして……、でも「友崎」はその課題に向き合うため、一端考える時間を作ることになります。
その代わりに「日南」から告げられたのが、”プライベート用のInstagramを開設して、そこに写真をアップしていくこと”。
それによって自分がどう見られているかを改めて認識し、意識できるようにする……、そして、自分がどう見られるかをコントロールする。
そうして「友崎」は、「日南」から指定された七枚の撮影クエストに基づいて、リア充っぽい写真を撮っていくことになります。
いつもと違う「みみみ」の姿に注目の第6巻! 「みみみ」好きにはたまらない第6巻ですので、気になった方は読んでみて下され!!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「弱キャラ友崎くん」Lv.6.5の主な内容
あの日、彼女はまだ完璧じゃなかった。
あの日、彼女は人前で初めて泣いた。
あの日、彼女はすべてを振り切るスピードが欲しかった。
あの日、彼女は――……。
日南、菊池さん、みみみ、優鈴――。少女たちのあの日の想いが、ここに紐解かれる。6巻と7巻をつなぐ“彼女”の気持ちも……?
「弱キャラ友崎くん」の世界がさらに色づく、珠玉の短編集。
プレパーフェクトヒロインの憂鬱……、まだ完璧ではない中学生の頃の「日南葵」。
放課後、「日南」が所属しているバスケ部の部屋……、一人で次に自分がすべきことを考えていた。
勉強ではある程度結果を出しており、運動においても地味な研鑽によってさらに記録を伸ばしている。
対人関係や容姿、集団でのポジショニングに関しても同様で、そうした結果はすべて、ただ単純な”反復練習”によって生み出されたものである。
そんなことを考えていると事件が起きた……、放課後、校舎裏。
「俺と、付き合ってほしいんだけど……」
「日南」はバスケ部の先輩から突如告白され、そんな彼女の返答はというと……。
言葉でしか知らない色……、人前で初めて涙を見せる「菊池風香」。
私が図書館に通っているのは小学校高学年くらいからの習慣で、いつのまにか私は本に囲まれたその場所が、大好きになったのです。
今日も私はいつもと同じように、図書室を訪れ、この時間には図書室のカウンターでお仕事をしている、司書の「郷田」さんと目が合い、話しかけてくる。
「さてさて。昨日までの本はもう読み終わったんだっけ?」
「郷田」さんはいつも素敵な本を勧めてきて……、何度も選んでいるからか、「郷田」さんは私の好みをだんだんと把握してきたようで、目の前に広がっている五つの表紙デザインはどれも似たような雰囲気を携えています。
そこでふと目についたのは、一冊のファンタジー小説『猛禽(もうきん)の島とポポル』――著者:マイケル・アンディ。
「みみみ」の「みみみ」のための「みみみ」による……、とは言い過ぎですが、6巻の「みみみ」の感情の変化にもスポットを当てた第6.5巻!また、「泉」のあのモノクロイラストもかなり可愛いし……、何より少し幼くなった表紙の「日南」は神イラストとしか言えない……。
短編小説といってもかなりの読み応えがありましたので、気になった方はぜひ読んで欲しい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「弱キャラ友崎くん」についてでした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ読んでいて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」
Comment
主めっちゃみみみ好きなのがひしひしと伝わってくるwwww