「ぼくたちのリメイク」感想と評価 夢に向かって努力しているあなたに読んで欲しい!
「ぼくたちのリメイク」というラノベをご存じでしょうか?
この作品は、『MF文庫J』で出版されているライトノベルです。
ちなみに、「このライトノベルがすごい!2018」で、文庫部門第6位、新作部門で第4位にランクインしている作品です。
今回は、「ぼくたちのリメイク」に関する評価と感想を紹介をしていこうかと思います。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「ぼくたちのリメイク」の評価と感想
INDEX
画像は【MF文庫J編集部@毎月25日発売!公式twitter】より引用
夢に向かって努力しているあなたに読んで欲しい。明日も頑張ろうっていう気持ちにさせてくれます!
「悔しさって大事だなぁ~」って改めてこの作品を読んで感じましたね~
「木緒なち」先生の「ぼくたちのリメイク」。
人生というのは何が正しくて何が正しくないのかなんて分からないし、後悔してなんぼだと個人的に思っています。
その中で「ぼくたちのリメイク」は人生をやり直すとしたらという題材で、登場人物が夢に向かっていきいきと青春している所は胸が熱くなってきますよ!
夢に向かって努力する大切さや人と競いあって自分を高めていく向上心、そして悔しいと思える感情の存在など色々な物が詰まった作品です。
”悔しさ”って本気でやっているからこそこみ上げてくる感情であって、「ぼくたちのリメイク」を読んでいるとそういう気持ちが直に伝わってきてなんか明日も頑張ろうっていう気持ちにさせてくれますよ!
そのような本気でやっておけばよかったと思う気持ちを無くしてしまった方もぜひ「ぼくたちのリメイク」を読んで何かを感じられればと思います。
イラストに関して、イラストレーターは「えれっと」先生が担当しています。
キャラクターがみんな可愛く描かれており、特に「『しのあき』が良いキャラクターをしてるなぁ~」と思いながら読んでいました。
方便を使っているところやちょっとおっちょこちょいなシーンは印象的ですね。
また、「ナナコ」のイラストも凄く可愛らしく描かれており管理人は2巻を読んで「ナナコ」推しになってしまいました!
そんな「ぼくたちのリメイク」の評価は、10点中9点です。
ここから「ぼくたちのリメイク」の主なストーリー、登場人物について紹介していきます。
「ぼくたちのリメイク」の主なストーリー
2016年、「橋場恭也」28歳、彼は地方の私立大学を卒業し、そして、就職活動の時期になってゲームメーカー開発職を志望するもお祈りばかりであって……。
なんとかカー用品販売店の営業職に就職することができた「恭也」はゲーム会社の夢をあきらめることができず、転職をし続け、憧れであったとあるゲームメーカーのディレクターを務めることになったというのが今の現状であった。
しかし、入社した会社の社長は夢ばかり壮大で中身がなく、めちゃくちゃな会社であり……。
そして、その会社はあえなく社長の蒸発により「恭也」は職を失い、実家に帰ることになります。
一方、「恭也」とは対照的に『プラチナ世代』と呼ばれる三人のクリエイターがいた。
「恭也」の大ファンである『プラチナ世代』の三人は「恭也」とそれぞれ同い年であり、その三人は同じ芸術系大学を卒業しているという共通点があった。
『プラチナ世代』が卒業した芸術系大学とは『大中芸術大学』のことであり、「恭也」自身もかつては、記念受験として『大中芸術大学』の『映像科』を受け、何故か試験にも合格していた。
しかし、「恭也」はその芸大への道を歩むことはしなかった。
そんな「恭也」はもしかしたらその大学に進んでいたらと思うと……、全てが中途半端に終わってしまった「恭也」の人生、あのときに戻れたら……。
そのようなことを思いながら「恭也」は眠ってしまうことになるのだが、目を覚ますと何故か2006年の大学入学時にタイムスリップしてしまっていた。
僕は1度やらかした人生という作品を、とんでもない幸運によりリメイクする機会を与えられたんです。
「恭也」は芸大の学生として2006年の4月に戻り、そして、『シェアハウスきたやま』というシェアハウスで4人の男女と共に共同生活をしながら芸大で青春リメイクをしていくことになります。
「ぼくたちのリメイク」の登場人物
- 10年前にタイムスリップして、『大中芸術大学』に通うことになった「橋場恭也(はしばきょうや)」
- 絵を描くことが好きなおっちょこちょいな「志野亜貴(しのあき)」
- 歌を歌うのは下手だが、演技力は一人前「小暮奈々子(こぐれななこ)」
- 突出した知識量を持つ「鹿苑寺貫之(ろくおんじつらゆき)」
- ツンツンしている機械音痴?の美女「河瀬川英子(かわせかわえいこ)」
- 映画制作の実習担当の先生「加納美早紀(かのうみさき)」
- ゲームを作っている幼女?「登美丘罫子(とみおかけいこ)」
ここまでが「ぼくたちのリメイク」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「ぼくたちのリメイク」アニメ化したらどんな展開?
「ぼくたちのリメイク」はいずれアニメ化してほしいですね~
こういう青春ものって感動もするし、元気が出るので、「動いている映像で見たいなぁ~」と個人的に思っています。
さて、もし「ぼくたちのリメイク」がアニメ化したらどんな展開を見せることになるのか、それぞれの巻について簡単に紹介していこうかと思います。
「ぼくたちのリメイク」1巻
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!? 墜ちたはずの大学に受かっていて憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に!
ここから僕の人生を作り直すんだ――後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる! と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで……。木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!
『シェアハウスきたやま』に住む個性あるルームメイトたち……。
シェアハウスで共に「恭也」と生活をすることになった同世代の三人、「志野亜貴(シノアキ)」と「小暮奈々子(ナナコ)」、そして「鹿苑寺貫之」。
「恭也」は、そんな彼らが時に、末恐ろしく感じる部分があった。
「貫之」は、文章を書く力、想像力、知識量が突出しており、「シノアキ」は、イラストを描くために誰よりも努力していた。また、「ナナコ」においても、歌が下手な代わりに、演技力に秀でていた。
「恭也」は、十年後の知識があるというアドバンテージがあったものの、そんな彼らの才能を直に感じて、一体何ができるのかと自問自答していくことになっていきます。
四人一組のチームを組み、三分間の映像作品を作ることが必修課題!?
「恭也」たちは、『総合実習1』を受けることになるのだが、「加納美早紀」先生にいきなり言い渡されたのは、三分間の映像作品を夏休みまでの期間までに制作するということであった。
『総合実習1』とは、映画・映像の制作をしていく上で、もっとも重要となる点を理解してもらうための授業であり、『映像制作に必要な四大セクション』である『監督』『技術』『出演』『製作』、この四大セクションを担当する人をそれぞれ決め、四人一組で、課題に取り組むとのことであった。
「恭也」は『製作』、「シノアキ」は『技術』、「ナナコ」は『出演』、そして「貫之」は『監督』とし、その課題に取り組むことになります。
しかし、意見がぶつかることもあって……。
夢を追い続けるそれぞれの登場人物の成長が気になる「ぼくたちのリメイク」、本気で夢を追い駆けたいと思う作品をぜひ!!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
「ぼくたちのリメイク」2巻
僕、橋場恭也はある日、意識だけが十年前に戻って憧れの芸大生に! 後の超有名クリエイター達と同回生になり今日も彼らと一緒に課題の制作や学園祭の準備に奔走中。河瀬川英子らも合流したチームきたやま・改の作品は上映会で高い評価だったが観客の反応は悪く、周囲には役者だったナナコが足を引っ張ったと言われてしまう。追い打ちをかけるように加納先生や英子に役者への志を問われ心を閉ざしてしまうナナコ。未来からやってきた恭也がナナコの才能を開花させるために考え付いた秘策とは――。
「頑張るのはナナコだよ。でも……頑張るためのことなら僕は何だってする」
いま何かを頑張っているあなたの為にある青春リメイクストーリー、飛躍の第2巻!
新しい課題に挑む『チームきたやま・改』であったのだが、「河瀬川」と「貫之」は喧嘩ばかりであって……。
前回の課題である3分間の短篇作品に引き続き、たった2ヶ月間で5分間の短篇作品を撮ることになった「恭也」たち……、しかも、新チーム体制で……。
その新チームというのが「河瀬川英子」と「火川元気郎」を加えた計6人のチーム『チームきたやま・改』であったのだが、「河瀬川」と「貫之」はいつも互いの主張がぶつかり合ってなかなか先には進めない状態であった。
一方、「ナナコ」は役者として気合い十分であり、「まーかせて! こう見えても、昨日から台本はしっかり読み込んでるんだからっ」。
「そりゃーもう。役者に命をかけていますから」
そうして何度か衝突を繰り返すことになるのだが、なんとか撮影が終わり面白い作品へと出来上がってきていて……、そんなさなか、「恭也」は一人の少女?「登美丘罫子」と出会うことになります。
「ナナコ」が本当にしたいこと……、それは歌を歌うこと!
「恭也」たちは後期の課題作品を終えて以前と同じく作品の上映会が行われることになっていた。
当然「恭也」たちは自身が作った作品に自信があったのだが、そこである作品と比較されることによって「恭也」たちの作品の評価は一変してしまうことになる。
そこで明らかだったのは”役者の演技力”の差であり……、つまり、「ナナコ」の演技が劣っていたということで、「ナナコ」の演技には”本気”というものがまるで伝わっていなかった。
また、「河瀬川」からもこのような言葉をぶつけられることになって……。
「あなたの本気、役者じゃなくてこれでしょ」
そう、「ナナコ」が本当にしたいことは役者ではなく歌を歌うことであり……、でも、「ナナコ」はどうしても歌で”本気”になることはできなかった。
「ナナコ」自身の歌が否定されることが恐かったから……。
第2巻は主に「ナナコ」を中心に物語は展開していきますよ! 「ナナコ」は歌に本気で向き合うことになるのだろうか? そして、恋愛要素もましましであって……。気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★☆☆
「ぼくたちのリメイク」3巻
同居人同回生の貫之を退学にさせないため同人ノベルゲーム制作をすることになったチームきたやま。そして奇しくも十年後の自分と向き合うことになった僕、橋場恭也。ケーコさんの協力を得ながら、制作の立場として未来の有名クリエイターたちの指揮を取ることに。僕は未来で何度も見てきた。才能あふれる人たちが、何かしらの理由で去っていくのを。今回ばかりは絶対に失敗しない。突然の訪問者、貫之の婚約者も交え、ゲーム制作を進めていくうちに少しずつ、僕らの関係も変わっていって――。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春リメイクストーリー、分岐点の第3巻。
以上、「ぼくたちのリメイク」の紹介でした。
「ぼくたちのリメイク」は面白い作品なので、ぜひ読んでみて下さい。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」