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「やがて恋するヴィヴィ・レイン」感想と評価 こんな”ファンタジー”作品を待っていた!

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は『ガガガ文庫』で出版されているラノベです。

ちなみに、「このライトノベルがすごい!2018」で文庫分門第11位にランクインした作品です。

今回は「やがて恋するヴィヴィ・レイン」の評価と感想を紹介していこうと思います。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「やがて恋するヴィヴィ・レイン」の評価と感想

画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用

こんな”ファンタジー”作品を待っていた! ”ファンタジー”好きには絶対に嵌まるはず!!

犬村小六」先生の「やがて恋するヴィヴィ・レイン」

”ファンタジー”作品を好きな人は、絶対に嵌まる作品だと思いますよ。

この作品は、劣悪な環境で暮していた「ルカ」がある日、「シルフィー」という少女と出会い……、その「シルフィー」との出会いが後に「ルカ」は世界秩序そのものを破壊する戦争を引き起こすことになります。

しっかりとした重厚な世界観の中で、物語の構成など「この後の展開はどうなっていくのだろうか?」とシリアスだけれどもワクワクして読むことができます。

読み進むにつれて予期せぬ展開の数々、そして圧倒的な「ルカ」の戦術にも鳥肌が立ってしまいますよ。

あと、この作品に欠かせないのは”戦争”なのですが、その戦争の描写をしっかりと描かれており、読んでいる側からしたら本当に凄まじかったです!

また、”恋愛”としての要素もあり、威厳を振る舞わなければならない王女とスラム街にいた人間の中で生まれる感情など、心理描写を描いているシーンは圧巻の一言です。

イラストに関して、イラストレーターは「岩崎美奈子」先生が担当しています。

”ファンタジーのイラスト”って、一目見たら分かるように表紙・カラーのイラストは文句なしでした。

「ファニア」や「アステル」のイラストも好みだし、一巻のあの「ルカ」のカラーイラストもかっこよすぎる……。

そんな「やがて恋するヴィヴィレイン」の評価は、10点中10点です。

ここから「やがて恋するヴィヴィ・レイン」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」の主なストーリー

はじまりは、夜空に咲いた炎だった。

エデンの輸送船が翼竜に襲われているところから物語は始まり……、エデンというのは、三界の最上段に位置する楽園のことである。

この世界には、地上三千メートル上空の”楽園”と呼ばれる『エデン』地上である『グレイスランド』、三界の最下段に位置し、”煉獄”と呼ばれる『シュデッカ』の三界に分かれていた。

『グレイスランド』で暮らし、劣悪な環境を強いられていた「ルカ・バルカ」、彼はある日、空から一人の少女が降ってくる光景を目撃することになり……。

空から降ってきた少女の名前は「シルフィー」。

「ルカ」はそんな空から降ってくる少女を見るやいなや彼女を引き取ることになり、新しい生活を求めて『ガルメンディア王国』のスラム街で二人過ごすことになります。

『ガルメンディア王国』のスラム街でも同様に劣悪な環境で働くことになる「ルカ」であったのだが……、「ルカ」は「シルフィー」がいてくれさえいれば幸せであった。

ただ彼女の笑顔を見るだけで……。

しかし、そんな「シルフィー」は病気を患っていた。

そのため、「ルカ」は毎晩、様々な本を読み、この世界で生き抜いていくための知識を蓄え、必ず「シルフィー」の病気を治すことを夢見ていた。

そんなことも束の間、「シルフィー」の病気が悪化してしまい……。

そして、「ルカ」は「シルフィー」から”ヴィヴィ・レインを見つけて”と告げられることになって、「シルフィー」は……。

「シルフィー」の願いをただ叶えるため、「ルカ」は「ヴィヴィ・レイン」を捜す旅に出ることになる……、のだが……。

その旅が世界秩序そのものの破壊と変革をもたらす『グレイスランド大戦』を引き起こすということをまだ誰も知るよしもない。

そして、「ルカ」は”災厄の魔王”と称されることになる。

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」の登場人物

  • 顔に稲妻の入れ墨があり、後に”災厄の魔王”と称される「ルカ・バルカ」
  • 「ルカ」の義妹「シルフィー」
  • 『ガルメンディア王国』の第一王女「ファニア・ガルメンディア」
  • 「ルカ」の幼馴染み「ミズキ」
  • 「シルフィー」と顔がうり二つの人造人間「アステル・エアハート」
  • 後に”褐色の皇帝”と称されることになる「ジェミニ」

ここまでが主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」どんな展開のストーリー?

ここから「やがて恋するヴィヴィ・レイン」のそれぞれの巻に関してどんな展開で進んでいくのか、簡単に紹介していこうかと思います。

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」1巻の主な内容

「ヴィヴィ・レインを見つけて」。義妹の願いを胸に、スラム街の少年は旅に出る。限られた命を生きる人造の少女と意志を持つ機械兵。滅びゆく王国の姫、性別不詳の天才操縦士、皇帝に捨てられた侍女の子ども……。旅の途中、それぞれの傷を抱えた仲間たちと出会い、やがて少年は「災厄の魔王」と称され、楽園に支配された世界へ反逆の旗を翻す。ヴィヴィ・レインを捜す、ただそれだけだった小さな旅はいつしか時代のうねりとなり、世界を変革する戦いへ――。
傷だらけの少年少女が織りなす恋と会戦の物語、開幕。

『ガルメンディア王国』の王女「ファニア」との出会い、近衛兵に抜擢されることになる「ルカ・バルカ」

「ルカ」はお金を稼ぐため、『ガルメンディア王国』の軍隊に所属していた。

そして、そのお金を集めて世界中を巡り、「ヴィヴィ・レイン」を見つけなければならなかった。

そんな「ルカ」が所属する軍隊では今、『テラノーラ慈善同盟』と戦争をしていた。

その戦場には、『エデン』の作った”先進兵器”を用いて戦うという奇妙な光景があった。

しかも、その戦場に協定というものがあり、「ルカ」はある日その協定を破り事実上の死刑宣告をされることになるのだが……。

そのことがきっかけで、「ルカ」は『ガルメンディア王国』の第一王女「ファニア・ガルメンディア」と出会い、彼女の近衛兵に抜擢されることになる。

最強の機械兵”熾天使級”である『ミカエル』のメイン操縦士「アステル・エアハート」の蹂躙劇!

『ミカエル』に乗った「アステル・エアハート」は『エデン』から地上に降り立ち、『ガルメンディア王国』の軍隊を殲滅することになる。

『ガルメンディア王国』は『テラノーラ慈善同盟』に対して優勢であったのだが、『ミカエル』によって一気に窮地に立たされることになってしまい……。

そして、ここから「ファニア」は「ルカ」と「ミズキ」と共に困難な王都帰還を余儀なくされることになります。

しかし、そんな『ミカエル』は突如、敵味方見境なく暴走してしまうことになり……。

「ルカ」は、「ヴィヴィレイン」と口にする「シルフィー」とうり二つの「アステル・エアハート」と出会うことになる。

「ファニア」の近衛兵に抜擢された「ルカ」であったが、突如として『ミカエル』の襲撃に遭ってしまう!? そこから『ガルメンディア王国』は窮地に立たされることになり……、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」2巻の主な内容

近衛連隊を追われたルカは放浪の末、旧友ジェミニとの再会を果たす。昔の借りを返すためジェミニの庇護下に入ったルカだが、ジェミニの思惑はルカの想像を遥かに超えて、ガルメンディア王国を揺るがす大事件が勃発する……。「災厄の魔王」ルカと「褐色の皇帝」ジェミニ。一千年にひとりと称される巨大な軍事的才能が、眩いばかりの才能と才能の相克を世界史に刻む。そして王女ファニアもまた、自らの意志により歴史の表舞台へ……。「いつかこの国で革命を起こす。きみにもう一度、会うために」。加速する恋と会戦の物語、第二巻。

”災厄の魔王”と”褐色の皇帝”、千年にひとりと称される巨大な軍事的才能を持つ二人の再会

近衛連隊を追われることになった「ルカ」であったが、今では「アステル」と共に”ヴィヴィレイン”を見つける旅の途中であった。

そんな旅で「ルカ」は「アステル」と「シルフィ」の面影が重なって見えたり、また、「アステル」も「ルカ」と旅するのが楽しく思い始め、ずっと”ヴィヴィ”を捜す旅をしたいとも思っていた……、自分の右手の甲を見ながら……。

しかし、その旅でトラブルはつきものであって、「エステル」を狙った伯爵の兵士に追っかけられることになって……。

そこで一騒動があり、その騒動を見ていた民衆は突然若旦那を紹介してやるとか言い出して、そこで「ルカ」は「ジェミニ」という少年と出会うことになります。

その「ジェミニ」という少年は、「ルカ」のよく知る人物であって……。

そして、「ジェミニ」との出会いが後に『ガルメンディア王国』で「ルカ」は”革命”を起こすことになる。

「ルカ」が「ジェミニ」に与えた”目的”、それはエデンを滅ぼすことであり、「ジェミニ」はある事を企ていた……。

「シルフィ」と暮していた幼い頃の「ルカ」は、窓のある部屋に住んで、妹の病気を治すため、「ジェミニ」から本を読むための”文字”を教わり、そして様々な本を読ませてもらっていた。

ただ、本を読ませる条件として、「ジェミニ」は「ルカ」に”家来”になるということを約束させることになって……。

また、「ルカ」は「ジェミニ」に”目的”を与えており、その目的とは、『エデン』を滅ぼすことであった。

そんな約束をした「ルカ」であったが、「シルフィ」のあのようなことがあって以降「ジェミニ」に何も言わず”ヴィヴィレイン”を探す旅に出ており、「ジェミニ」と会うのは五年ぶりであった。

「ジェミニ」はそのことについてはあまり気にしていないらしく、ただ「ルカ」を家来にすること、そして、『エデン』を滅ぼすことは忘れておらず……。

そのため、「ジェミニ」は「ルカ」を”英雄”として称えることによって王族や貴族に反旗を翻そうとしている大衆を震え立たせ、「ファニア」と戦場にて戦わせるよう誘導することになる。

「ルカ」は「ファニア」と戦場にて相見えることになるのか!? 果たしてその結末は如何に……、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」3巻の主な内容

ウルキオラ暴動から三年。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を特例で許可する。だが一方で、皇帝の血を引くジェミニは皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれることになってしまった……。魅力的なキャラクターたちが織りなす一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語!!

わずか一千八百名の傭兵集団でありながら、輝かしい戦功をあげつづける”ジェミニ連隊”の進撃!

「ルカ」と「アステル」が『ウルキオラ暴動』に巻き込まれ、処刑寸前のところで「ジェミニ」らと共に『ガルメンディア王国』を逃げ出して、およそ三年の月日が経っていた。

「ルカ」たちはあのあと、「ジェミニ」の知己の商人を通じて『神聖リヴァノヴァ帝国』の大貴族「ガブリエル・メルクロヴァ」伯爵との接触に成功した。

『リヴァノヴァ帝国』では通常、爵位を持つ貴族は自費で自らの連隊を保有しており、戦時にあっては自らの連隊を率いて戦役に参加する。

「ジェミニ」は「ガブリエル」伯爵の領地管理人の協力を得て、領内の街や村から健康な若者を徴収し、「ガブリエル」伯の代理人として「ジェミニ」が連隊長となり『第一次ドル・ドラム戦役』を迎えたのであった。

第三十二独立混成連隊、それが「ジェミニ」率いるこの連隊の正式名称であり、今では”ジェミニ連隊”と呼ばれるほどの拍手喝采を浴びせられていて……。

”いつかこの国で革命を起こす。きみにもう一度、会うために”「ファニア」と交わした約束……。

あれから三年……、一日だって、あの夜のことを忘れたことはない。

『革命を率いてください、ルカ・バルカ。この国を救うために。わたしと敵対する道を選んでください』

『ここで死ぬことは許しません。あなたは革命を率いて、わたしは王政を守って、いつか時代の転換点で会うのです、無駄な血を流さないために』

約束を交わした後、「ファニア」があれからどうなったのかは知らない……、――会いたいな。もう一回、会いたい……。

そんな「ルカ」は「ジェミニ」とともに『ドル・ドラム戦役』で活躍し、ある日、帝国軍総司令官「ヴラドレン」皇太子に作戦会議への参加を特例で許可されることになって……。

大きな戦役を迎えることになる「ルカ・バルカ」……、そんな中、裏で画策する「ジェミニ」。そして、「ファニア」の存在も気になったくる第3巻! 気になった方はぜひ読んでみて下さい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「やがて恋するヴィヴィ・レイン」4巻の主な内容

ガルメンディア王国に戻ったルカはファニアとの約束を果たすため暗躍を開始。テラノーラ戦役、ウルキオラ暴動、ドル・ドラム戦役で傑出した戦果をあげたことにより、ルカは民衆からの絶大な支持を得て反体制勢力の中心人物へとのしあがっていく。一方のファニアは王政に身を捧げる覚悟を決め、ルカに蜂起を思いとどまらせようと煩悶していた。ふたりの思いはすれ違ったまま王国はついに革命のときを迎える――。「民に君臨し、民を搾取し、民のために我が身を捧げる、それがわたしの誇りです」。風雲急を告げる恋と会戦の物語、第四巻。

今、読んでいる途中です。

以上、「やがて恋するヴィヴィ・レイン」についてでした。

後の巻に関しては、読み終わり次第更新していきます。

気になった方はぜひ読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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