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「最果てのパラディン」感想と評価 重厚な世界観に圧倒されてしまう最高傑作!

「最果てのパラディン」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『オーバーラップ文庫』で出版されているライトノベルです。

ちなみに、『このライトノベルがすごい!2018』で第14位にランクインした作品です。

今回は、「最果てのパラディン」の評価と感想を紹介していこうと思います。

この機会にぜひ、この作品を知っていただければと思います。

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「最果てのパラディン」の評価と感想

画像は【オーバーラップ公式twitter】より引用

重厚な世界観に圧倒されてしまう最高傑作! ファンタジーにしてこれほどのインパクトを与えてくれる作品は今までにあったのか?

めちゃくちゃのめり込んでしまった作品であり、時間を忘れて読みふけってしまったのは記憶に新しいです。

柳野かなた」先生の「最果てのパラディン」。

この作品は、主人公が異世界転生して……、というお話なのですが、そこからの主人公の成長、そして、生を全うして生きていく姿などを読んでいると、やはり読み応えがありましたね~

そんな中で、重厚な世界観に圧倒されてしまうシーンなどもありましたし、戦闘シーンもなかなか切迫感があって、私にとったら「本当におすすめしたい!」と思えるような作品でした。

やっぱりあれだけのインパクトを見せられたら、最後まで一気に読みたくなってしまうね!

また、この作品は家族の温かさという点も伝えてくれるような作品でした。

先述した通り、主人公は異世界へ転生するのですが、そこには立派に育ててくれる親の存在がいたり、祖父のような存在もいたりして、とにかくとても温かくて時には厳しいそんな親の大切さを分からせてくれるようなシーンもあったので、それ故に、最後の場面は「ウルっ」と感動してしまいますよ。

そしてその感動から一人で旅をすることになる主人公の姿……、「彼の行く末はどうなっていくのだろうか?」、非常に気になってきます。

イラストに関して、イラストレーターは「輪くすさが」先生が担当しています。

ライトノベルで「最果てのパラディン」で出てくるあのようなイラストは初めて見ましたね~

荒々しくて、何を描いているのか分からない……、というのが最初に思い浮かべた率直な感想でしたが、この作品の世界観と非常にあっており、あのようなイラストではないとあの重厚な世界観は伝わってこなかったと思うほど最後は納得のいくイラストだったと思います。

いや~、何をとっても最高の作品、「ファンタジーにしてこれほどのインパクトを与えてくれる作品は今までにあったのか?」と思うくらいです。

そんな「最果てのパラディン」の評価は、当然10点中10点です。

ここから「最果てのパラディン」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「最果てのパラディン」の主なストーリー

主人公はある日、後悔を残しながら死んでしまった。

しかし目を覚ますと、その目に飛び込んできたのはガイコツの姿であり、その他にもミイラ姿の女性やゴースト姿の爺さんの姿もあって…。

そうして主人公は気付くことになる。

自分が赤ん坊の姿をしており、「ウィリアム」という名で異世界転生してしまったことを……。

しかも、ガイコツ姿の『不死者(アンデッド)』である「ブラッド」と同じくミイラ姿の「マリー」、そしてゴースト姿の「オーガスタス」は、最果ての地で「ウィル(ウィリアム)」の育ての親であるということも知ることになる。

そんな赤ん坊となった「ウィル」は、最果ての地で生前の後悔を繰り返さないため、生を全うして生きることを決意する。

また、この世界には『創造の言葉』と『祝祷術』というのが存在していた。

『創造の言葉』とは、言葉と文字には力があるとされており、一般的には”魔法”と言われています。

また、神さまが実際に現実世界に影響力を行使しており、時には”祝祷術”で”守護神”となって力をかしてくれることもあって……。

「ウィル」は、やがて「ガス(オーガスタス)」に文字や魔法を習うことになり、「ブラッド」からは暴力の使い方、筋肉の鍛え方を教えてもらい、そして「マリー」からは”祝祷術”や礼儀、作法を学んでいくことになる。

そうして「ウィル」は年齢を重ね、成長していくことになる……、のだが……。

ある日を境にして「ウィル」は疑問に思うことになる。

それは、生前人間であった三人は何故『不死者(アンデッド)』になったのか、自分は一体何故この人間社会とかけ離れた最果ての地にいたのか、そして自分が何者なのか、その全てを知ったとき、「ウィリアム」はある”神”と対峙することになる。

「最果てのパラディン」の登場人物

  • 生前後悔を残し異世界転生することになる「ウィリアム」
  • かつて”戦鬼”と呼ばれた戦士、「ウィル」の父親のような存在「ブラッド」
  • ”地母神の愛娘”と呼ばれた神官、「ウィル」の母親のような存在「マリー」
  • ”彷徨賢者(ワンダリングセイジ)”と呼ばれた大魔法使い、「ウィル」の祖父のような存在「オーガスタス」
  • 銀髪のハーフエルフの少年「メネルドール」

ここまでが「最果てのパラディン」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「最果てのパラディン」どんな展開のストーリー?

「最果てのパラディン」は、どんな展開でストーリーが進んでいくのか簡単にそれぞれの巻について紹介していきます。

「最果てのパラディン 死者の街の少年」Ⅰ巻の主な内容

かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼らの三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。「約束だ。ちょいと長いが、語ってやる。多くの英雄と俺たちの死の……そして、お前がここで育った話でもある」――その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

「ブラッド」による実践、全ては”筋肉”で解決する!?

「ガス」や「マリー」の授業と違って、一番厳しかったのは「ブラッド」の授業であった。

「ブラッド」はある日、「ウィル」にある実践を課し、廃墟都市の地下に「ウィル」を置き去りにすることになる。

その廃墟都市の地下では、”不死者(アンデッド)”がさまよっているらしく、当然「ウィル」に襲い掛かってくることになり……。

そこで「ウィル」は”不死者”と対峙していき、”おぼろ月(ペイルムーン)”という短槍を拾うことになるのだが、その地下で、本気の「オーガスタス」と「ウィル」は突然対峙することになってしまう。

本気で襲い掛かってくる「オーガスタス」の姿を見て、「ウィル」は当然理解できるわけもなく、しかし、「オーガスタス」には、これからやって来る事を全て理解した故の行動であった。

15歳になった「ウィリアム」は”その全て”を知ることになる……。

15歳になる直前、「ウィル」は「ブラッド」に一対一の本気の斬り合いを申し込まれることになる。

そして、その決闘で成長した「ウィル」の姿を「ブラッド」に見せ、やがて”喰らい尽くすもの(オーバーイーター)”という魔剣を譲り受けることになります。

また、15歳になった「ウィル」は三人の来歴、自分が何故この最果ての都市にいるのかという真相を全て知ることになり……。

そして、その全てを知った時、一人の神がこの最果ての地に舞い降り、「ウィリアム」はその神と対峙することになる。

あのような世界観は完全に圧倒されてしまう! そして、最後のページに辿り着いた時、感動の結末も待っている! 気になった方はぜひ読んで欲しい作品です。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「最果てのパラディン 獣の森の射手」Ⅱ巻の主な内容

死者の街を出て北に――。ウィルが初めて接した人類社会の最果ては、魔獣が跋扈し、困窮する人々が暮らす無法の土地だった。そんな絶望に触れるも神の啓示に耳を傾け、その薄闇のなかに光を灯すことを決意するウィル。都市との流通や交易を活性化させ、魔獣を退治するため、友人となったハーフエルフのメネルドールとともに、北の都市に向かう。道中、商人の男トニオや小人の薬師ビィを加え、向かった街では何かに改造された凶暴化したワイバーンと遭遇し、ウィルたちはこれを撃破する。初めて英雄として認知され、騎士の称号を授かる。
そして《最果ての聖騎士》の名が南辺境で知られ始めるようになり……!?

南辺境大陸の『獣の森(ビーストウッズ)』にて、銀髪のハーフエルフ「メネルドール」との出会い……。

あの日を境に一人旅をすることになった「ウィリアム・G・マリーブラッド」、しかし、旅をしていて見えてくる光景は荒廃した街の姿ばかりで……、当然人間とも出会うこともなく「ウィリアム」のひとり言がだんだんと増えていくようになり……。

そんな旅で野営をしていたある夜、普通の大きさではないイノシシが「ウィリアム」を襲撃してくることになり、しかし、「ブラッド」に鍛えられて「ウィリアム」にとってはそのイノシシを返り討ちにするのは朝飯前であった。

そんな「ウィリアム」の背後に迫る人影もあって、その人影の正体とは武装した狩人の少年であった。

そんな二人にはいつ戦闘が起きてもおかしくない雰囲気が漂っており、その状況の中、「ウィリアム」の取った行動がその場をうまくおさめることになる。

そして、その武装した少年の名前は「メネルドール」というらしく、銀髪のハーフエルフであった。

また、「ウィリアム」が今いる場所は人類進出の最南端、南辺境大陸の『獣の森(ビーストウッズ)』という森の中らしくて……。

と、そんな二人はすぐに別れることになるのだが、「メネルドール」と別れた直後「ウィリアム」に神の啓示がやってきて、それは”血”や”死体”、そして”銀髪”という言葉の啓示であった。

繰り広げられる戦闘……、そして”最果ての聖騎士”として知られ始める「ウィリアム・G・マリーブラッド」。

その啓示に従ってすぐに「メネルドール」の後を追うことになる「ウィリアム」、そして辿り就いたのは「メネルドール」がいる平和な集落?であった。

と思った矢先……、その集落に襲撃してくる人物がいた。

それもその襲撃者の正体は「メネルドール」本人であり、「ウィリアム」はそんな彼と対峙することになる。

さて、『獣の森』では凶悪な獣や危険な魔獣が跋扈する広大な森であり、無法地帯……、そんな森で「メネルドール」の集落は、悪魔による襲撃を受けたらしく、それ故に「メネルドール」が取った行動は隣村の襲撃、そしてその村からの略奪の企てたであった。

そのような事情を「メネルドール」から聞いた「ウィリアム」は、村を占拠しているその悪魔と戦うことを決意し、そして、……。

また、「ウィリアム」はその『悪魔』の他にも強力な『ワイバーン』と壮絶な戦闘を繰り広げることになり……、「ウィリアム」はいずれ”最果ての聖騎士”と呼ばれることになる。

第2巻も文句なしの展開でした! ”最果ての聖騎士”と呼ばれていくようになる「ウィリアム」の活躍、戦闘シーンもかなり読み応えがありましたね~

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「最果てのパラディン」についてでした。

後の巻に関しましても読み終わり次第、更新していきます。

気になった方はぜひ購入してみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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