「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」感想と評価 ずっと読んでいたい”優しい物語”!!
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『エンターブレイン』で出版されているライトノベルです。
今回は、「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の評価と感想
INDEX
画像は【KADOKAWA宣伝局公式twitter】より引用
ずっと読んでいたくなる”優しい物語”!! 読んだ人はほのぼーのとしたスローライフを送る錬金術師「マリエラ」の虜になってしまう!?
「のの原兎太」先生の「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」。
『小説家になろう』の作品ではあるのですが、なろうとは少し違った作風のほのぼのファンタジー作品でした。
この作品は、うっかりと200年眠って目を覚ました少女「マリエラ」がのんびり楽しく、街で暮らすというストーリーで、読んでいて何だか癒やされましたね~
特に「マリエラ」がすごーく可愛くて、彼女の日常をもっと見てみたいっていう気持ちにさせてくれます!
また、話の設定がしっかりしているという所もグッドポイントでした。
200年経った世界では、錬金術師は死に絶えており……、「マリエラ」は生き残った錬金術師で、驚かれるようなポーションを作ったり、様々な知識を持っていたりします。
しかし、決して安易な表現で錬金術師のことを描いているのではなく、しっかりと理由と根拠があって錬金術師のシーンを描いているのは個人的に好感を持てましたね~
イラストに関して、イラストレーターは「ox」先生が担当しています。
「マリエラ」さんが本当に可愛いし、まさにこのイラストって思うくらい違和感がなかったです。
また、1巻の街の風景がファンタジー感満載で本当に印象的で素敵でしたね~
ほのぼのとした「マリエラ」のスローライフをぜひとも読んで癒やされてほしいですし、嵌まる人には嵌まるはずなので、気になった方はぜひ読んでみて下され。
そんな「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の評価は、当然10点中10点です。
ここから「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の主なストーリー
その日、まるで墓穴のような狭く薄暗い地下鉄で、一人の少女が目を覚ました。
止まっていた少女の心臓が動き出し……、どうしてこんなことになっているのか分からない「マリエラ」。
そんな彼女の手のひらには大地の恵みそのものである”命の雫”があって……、その命の雫のおかげで「マリエラ」は今の状況を思い出すことになります。
「魔の森の氾濫(スタンピード)が起こったんだった」
『エルダルジア王国』、そこは魔の森と険しい山々に囲まれた小国であり、「マリエラ」は錬金術師として、師匠が残してくれた魔の森の外れの小屋でひっそりと暮らしていた……、のだが……。
突然『スタンピード』が起こり、津波のように魔物の群れが『エルダルジア王国』に押し寄せた……、スタンピードは魔物を殺し尽くすか、その地の人間が死に絶えるまで止まらない。
そんな中、「マリエラ」は師匠の教えに従い、仮死の魔法陣を起動したのだった。
しかし、「マリエラ」が辺りを見渡すと、跡形もない小屋と生い茂った薬草……、「どんだけねてたのー……」。
「マリエラ」は錬金術師、周りの生い茂った薬草をもとに作り出すことのできるポーション……、スタンピードが起きる前、「マリエラ」は広場に露店を開いてポーションを売ったり、個人的に知り合った小さい商店に幾本か納品することでわずかな日銭を稼いでいた。
「これならなんとか、立て直せるかも」
「ポーションの値段が、下がっていませんように」
そうして「マリエラ」は、いくらかのポーションと薬草を持って『エルダンジア王国』を目指して歩き出すのであった。
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の登場人物
- 200年ほど寝過ごした錬金術師の少女「マリエラ」
- 精霊眼という強い力を持っていたが、奴隷にまで墜ちてしまった「ジークムント」
- 黒鉄(くろがね)輸送隊で斥候をしている青年「リンクス」
- 黒鉄輸送隊で隊長をしている槍使いの大男「ディック」
- 黒鉄輸送隊の副隊長、「ディック」とは正反対の頭脳派「マルロー」
- 迷宮都市で薬草店を営む老人「ガーク」
ここまでが「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」どんな展開のストーリー?
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」1巻の主な内容
エンダルジア王国は『魔の森』のスタンピードによって滅亡した。錬金術師の少女・マリエラは『仮死の魔法陣』の力で難を逃れたものの、ちょっとした“うっかり”で眠り続けてしまい、目覚めたのは200年後。
――そこは錬金術師が死に絶え、ポーションが高級品と化した別世界だった。
都市で唯一の錬金術師になってしまった少女・マリエラの願い。それは、のんびり楽しく、街で静かに暮らすこと。
ほのぼのスローライフ・ファンタジー、ここに開幕!
200年の時を経て、ポーションがまさかの高級品に!? 驚きのあまり固まってしまう「マリエラ」……。
マリエラは戦えない。戦闘スキルは持っていないし、それ以前に鈍臭い。
『エンダルジア王国』は『魔の森の氾濫(スタンピード)』によってどうなってしまったのかを知るために、「マリエラ」は防衛都市へと向かうことになります。
そんな時、100体以上の『フォレストウルフ』に襲われている重装備の馬車を3台発見した「マリエラ」……、彼女は自らの魔物除けのポーションを使い、彼らを助けることになって……。
そうして、声を掛けてきたのが装甲馬車の騎兵二人であり、そんな彼らは突然「マリエラ」にポーションを買い取らせて欲しいと告げることになります。
「え? ポーション買ってくれるんですか?」
しかし、告げられた金額は200年前の200倍もの値段が付けられ、驚きのあまり固まってしまう「マリエラ」の姿があって……。
「マリエラ」にとって少なからず居場所であった『防衛都市』、200年前を思い出す「マリエラ」。
9本のポーションを売却した「マリエラ」はそのまま馬車に乗せてもらい、迷宮都市まで『黒鉄輸送隊』の彼らと同行することになります。
そんな時、「マリエラ」は200年前のことを思い出すことになって……、当時の「マリエラ」は、ポーションを売りに防衛都市へと赴く日々を送っていた。
いつものとおり、魔物除けポーションを使い、いつものとおり、防衛都市の検問所で入門料とか言われ、4、5本のポーションを抜き取られる毎日。
しかも、売っても売ってもなかなか利益がでることはなく……、あの日以来、『防衛都市』の人々がどうなったのか、「マリエラ」には知る術はない。
これから向かう『迷宮都市』には「マリエラ」を知る人は誰もいなくて、「マリエラ」が知っている人ももういなかった。
防衛都市は、誰も彼もがマリエラに厳しくて、暮らしは楽なものではなかったが、ポーションしか作れないマリエラにほんの少しだけ居場所を与えてくれた。それは、あの日確かにあったものだ。
ここから始まる「マリエラ」のスローライフ生活!? 読んでいて本当に癒やされるし、心が動かされてしまいます! 気になった方はぜひとも読んで欲しいです!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」