「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」感想と評価 サラリーマンとしての生き様を刻め!
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『オーバーラップ文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年10月25日です。
今回は、「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の評価と感想
INDEX
画像は【オーバーラップ文庫公式twitter】より引用
サラリーマンとしての生き様を刻め! そんな中、殿下の太ももぺちぺちは癒やしそのもの!?
「逆波」先生の「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」。
サラリーマンらしい思考も反映されており、かなり面白い作品となっています。
ちなみに、刀に隠されたそれぞれの”異能や能力”?にもゾクゾクさせられましたし、『防人安吉』には納得させられました(※ここは最後まで読んで確かめて下され)。
負けた相手にも何度でも立ち上がるあの姿、そして、失敗したことから学びこの先に活かしていく向上心、サラリーマンとしての生き様を感じましたね。
そして、ボロボロになりながらもそれでも立ち向かっていくサラリーマンにはさすがに熱くならないわけがない……、かっこいいの一言。
また、そんな戦いの中で、殿下の太ももぺちぺちは本当に癒やしそのもの。
そんな「榊平蔵」と殿下のやり取りが面白く、11歳の殿下にはロリッ娘とは思えない全てを包み込んでくれる包容力があるんです(自分でも何を言っているか分からない)。
その他にも、この作品は登場人物が魅力的なんですよね~
特に管理人が好きだったのは、「鷹司霧姫」……、最後のシーンはかっこよすぎでしょ!!
イラストに関して、イラストレーターは「Bou」先生が担当しています。
魅力的な各登場人物のイラストが素晴らしいし、「平蔵」と「霧姫」のあのモノクロイラストはめちゃくちゃかっこよかった。
殿下のあの涙を浮かべているイラストもグッときちゃったりもします。
「小説家になろう」原作で、著者自身もサラリーマンとしての経験もおそらくこの作品に詰め込まれているだろうこの作品、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
そんな「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の評価は、10点中9.5点です。
ここから「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の主なストーリー
金が欲しい。
唸るほど欲しい。うざったいぐらい欲しい。使いきれないぐらい欲しい。でも、無能の下に付いて働きたくはない。
欲しいのは金と権力……、二つを併せ持つために自分なりに必要なものを考え、知識と見聞、そして、今を知ること、この3つのことは就職して三年間欠かしたことはない。
そんなサラリーマンである「榊平蔵」は仕事終わりに事件に巻き込まれて……、目の前にはアタッシュケースと数本の刀が散らばっている。
ぶつかった外国人から放たれる強烈な殺気、向けられた眼は俺の右手に注がれており、いつの間にか「平蔵」は刀を握っていた。
その刀を握った瞬間、思考が沸騰し、色を持っていたはずの世界が真っ赤に染まった。
歓喜にも、絶望にも似たそんな感覚に支配され……、「―――っははは、ははははははっ!」、理由もなく声が溢れる。
眼前の男の手にはナイフ、俺は首を斬られたのにもかかわらず、刀を握ったままだった……、俺の命よりも大事な刀。
気付いた時には見知らぬ部屋の中にいて、そして、軍服を着た知らない女「鷹司霧姫」に突然話しかけられる……、どうやら俺は特別な力を手に入れ、それと同時に自由を失ったらしい。
「平蔵」の首には頸動脈を斬られた痕跡があり、それは普通では助からない深い傷……、しかし、刀の力によりその傷は治っていた。
「う……そだ。こんなの人間じゃない!」
「そうだ、君は人間ではない。刀を持つことで覚めてしまった」
刀に触れ覚めてしまったことで兵器として国の所持品となり、近衛隊として働かなければならなくなった「平蔵」。
「ようこそ。人ならぬ人が跳梁跋扈する、もう一つの現実へ」
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の登場人物
- サラリーマン「榊平蔵(さかきへいぞう)」
- 日本国第一皇女「日桜(ひおう)」
- 近衛師団・副長「鷹司霧姫(たかつかさきりひめ)」
- 近衛師団・第三大隊所属「裂海優呼(さくみゆうこ)」
- 近衛師団・第四大隊所属「立花宗忠(たちばなむねただ)」
ここまでが「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」どんな展開のストーリー?
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」1巻の主な内容
「ようこそ。人ならぬ人が跳梁跋扈する、もう一つの現実へ」
会社帰りに事件に巻き込まれ、“刀”を手にしたことで“覚めたもの”――異能者となったサラリーマン・榊平蔵。表社会から存在を抹殺された平蔵は、異能をもって影から日本を守護する組織『近衛』に入隊する。高額な報酬のためサラリーマン時代に磨いた手練手管を駆使する平蔵だったが、護衛対象である高貴な一族の一人娘・日桜や近衛の仲間たちとの交流を通し、自身の在り方を見つめ直していく。一方、闇に潜む他国の魔の手が、日桜と“刀”を狙い蠢いており……? 世俗にまみれた青年と無垢で高貴な幼女が織りなす異能剣戟アクション、開幕!
皇族の直轄軍……、「全隊日桜殿下に敬礼!」
「榊平蔵。隊長に代わり、鷹司霧姫が貴君の入隊を許可する。続いて新入隊に際し、殿下より祝辞がある。膝をつき、頭を下げろ」
平安装束は貴族の証……、腰まで届きそうな長い髪、目尻の長い大きな瞳は虹色の光彩を湛えており、年齢にそぐわない美しさがそこにはあった。
「わたくしは近衛府顧問、並びに帝国全権代行大使、日桜」
「国の危機に際し、貴君のような英傑が近衛に加わることを嬉しく思います。複雑化する国際情勢ではありますが培いし叡智を遺憾なく発揮し、国へと貢献されることを期待します」
近衛は覚めたものだけで構成された軍隊……、主に皇族の守護をする。
覚めたものというのは、歴史上に登場する神懸かり的な力を持った人間のことを指しているらしく……、今日から任務に就くために「平蔵」はしばらく訓練と座学が始まるらしい。
ぺちぺち「……はやく」、「日桜」殿下の膝枕……。
「鷹司」に御所へと連れられた「平蔵」……、連れられた理由は殿下の護衛を任されるからであって……。
「……、さかき、よくきました」
しかし、殿下と会うやいなや唐突に太ももをぺちぺちと叩かれ、「……では、どうぞ」「へ?」
「……いやじゃないなら、いまならだいじょうぶ、ですから」
何故か殿下の膝枕に与ると、嬉しいのか、微かな声で歌う少女の姿がそこにはあった。
突如異能を手にしたサラリーマン「平蔵」、ここから彼はどのような人生を歩むことになるのか? 気になった方はぜひ読んでみて下され!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「サラリーマン流高貴な幼女の護りかた」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」