「俺はアリスを救わないことに決めた」感想と評価 エロティックなダークさが光る異質なライトノベル!
「俺はアリスを救わないことに決めた」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『講談社ラノベ文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年10月2日です。
今回は、「俺はアリスを救わないことに決めた」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「俺はアリスを救わないことに決めた」の評価と感想
INDEX
画像は【講談社ラノベ文庫公式twitter】より引用
エロティックなダークさが光る異質なライトノベル! 「有栖」の淫らで不気味な感じに引き込まれる!?
「清水苺」先生の「俺はアリスを救わないことに決めた」。
「あれ?『政宗くんのリベンジ』的な……?」と思って読み始めたのだが、そんな考えなど杞憂に終わりました。
ここまでドロドロでエロティックな展開になろうとは思いもしなかったし、最近のラノベの中だと異彩を放っている作品だと力強く言えますね~
リアルすぎる登場人物の心情、快楽と狂気に満ちた「遠越有栖」という女性と最初抱いていた感情からどんどんと主人公が「有栖」に変えられていく様など引き込まれる要素は十分すぎると言っていいほどありますよ!
また、一巻最後の終わり方が凄く絶妙的でした。
このような形で幕を閉じるのかと……、2巻からの展開が気になる終わり方をしていたところも注目ですよ!
イラストに関して、イラストレーターは「桜木蓮」先生が担当しています。
イラストはエッチィイラストばかり……、その上、美少女すぎる登場人物のイラストにグッと引き込まれましたね~
「有栖」のイラストは、美少女だけどなんか不気味な感じが終始伝わってきて、本当に魅力的なキャラクターでしたよ!
ダークでドロドロ……、でも、そこに淫らな”エロさ”が加わり、異質なライトノベルとして読んでほしい作品!
合う方・合わない方とそれぞれいるかもしれませんが、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
そんな「俺はアリスを救わないことに決めた」の評価は、10点中9.5点です。
ここから「俺はアリスを救わないことに決めた」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「俺はアリスを救わないことに決めた」の主なストーリー
「ねえ、まーくん。遊びましょう。」
「遠越有栖」……、彼女はまるで、鏡の中にいる人のようだった。
どこか現実感がなくて、絶対的な壁があって……、決して触れることは許されない。
そんな「有栖」に触れたいと思わせるなにかがあって、鏡を覗き込むたび、真っ黒なドレスを着た彼女はこちらに気付いて微笑む。
「誠」は現在、後ろ暗い過去があるとは思えないほど、高校生活を謳歌している。
それもすべては、自分にかつて本当に酷いことをした有栖を―――見返してやるため……、「アイツを見返してやるまで、俺の闘いは終わらない!!」
―――アイツが自分を振ったことを後悔するくらい、いい男になってやる!!
「立川誠」にとって、この言葉はすべてであり、失恋した時、自分を奮い立たせるために心の中で唱える言葉。
中学二年生まで百キロもあった「立川誠」……、彼は、”とある理由”で理想の体型まで痩せ、誰もが羨む高校生活を送っている。
―――俺はお前のことなんて、大っ嫌いだ!
「俺はアリスを救わないことに決めた」の登場人物
- 「有栖」に救われ、「有栖」に捨てられた男「立川誠(たちかわまこと)」
- 「誠」の初恋の女性であり、復讐の相手「遠越有栖(とおごえありす)」
- 美少女だがコミュ障、転校生「葛城(かつらぎ)りる」
- 「誠」の担任の先生であり、「誠」の隣人「白石真唯(しらいしまい)」
ここまでが「俺はアリスを救わないことに決めた」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「俺はアリスを救わないことに決めた」どんな展開のストーリー?
「俺はアリスを救わないことに決めた」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「俺はアリスを救わないことに決めた」1巻の主な内容
立川誠は、かつて孤独の淵で、悪魔的な魅力を持つ少女に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられたことがある――彼女の名は遠越有栖。有栖を必ず見返すと心に誓い奮闘していた誠の前に再び現れた有栖は、吸血鬼のような、淫魔とも言える蠱惑的な笑みを浮かべ囁いた――『また昔みたいに遊びましょうよ』――そんな折、誠は気まぐれで一人の少女、葛城りるを助けた。天使のように純真で奔放なりるは、有栖がもたらした極限の快楽に侵され常軌を逸した行動を始める誠に、自らの愛とからだを擲って救いを与えようとするのだが……最凶なまでに美しい悪魔と純潔だが汚れを恐れない天使の、美しく哀れな子羊を巡る興奮と欲望のダークネスサーガここに開幕!
傲慢すぎるほど美しい、「立川誠」の初恋の相手……、「ほら、感じてる」
世の中を上手く渡る方法、それは、なにもかも上手くいっています……そんなフリをすればいい。
クラスメイトの女性からも男性からも常に親しみやすさを忘れない……、周囲にも気を配り、学校生活を謳歌している。
すべては「遠超有栖」にリベンジするため……、どのクラスメイトから好かれるそんな「誠」であったが、一人だけは振り向かせることができないでいた。
その女こそ「誠」が最も忌むべき存在……、真っ赤な瞳と真っ黒な髪のコントラストが印象的な、同い年とは思えないほど大人びた「有栖」という女性。
自分は、ずっと「有栖」の傍にいたかった、ただそれだけだった……、そこに「ばーか」と「誠」にだけ呟く「有栖」の姿があった。
友達ができないコミュ障の少女「葛城りる」……、「私、好きな人のためなら、なんでもしたいんです!」
ある日、「誠」は友人からいとこの紹介されることになって……、彼女の名前は「葛城りる」。
空気が読めず、人間関係を築くのも苦手なコミュ障……、しかし、「りる」はどうしても友達が欲しかった。
「私のこと……好きにしていいから、友達になってくれませんか?」
そうやって「りる」はトイレで「誠」に半裸で強引にキスをしてきて……、そんな時、「誠」の脳裏によぎったのは「有栖」のあの時の言葉であった。
『あげる。幸せになる御守りですって。面白いわね』
「有栖」と「りる」の二人の美少女、相対する二人のように見えるかもしれませんが……、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「俺はアリスを救わないことに決めた」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」