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「魔人の少女を救うもの」の評価と感想 愛おしくて切ない物語

「魔人の少女を救うもの Goodbye to Fate」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『GA文庫』で出版されているライトノベルです。

ちなみに、「第9回GA文庫大賞〈優秀賞〉」を受賞した作品です。

今回は、「魔人の少女を救うもの」の評価と感想を紹介していこうと思います。

この機会にぜひ、この作品について知って頂ければと思います。

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「魔人の少女を救うもの Goodbye to Fate」の評価と感想

画像は【GA文庫公式twitter】より引用

ページが進むにつれて、「アローン」が愛おしく、そして切なく思えてくる物語……。

西乃リョウ」先生の「魔人の少女を救うもの」。

この作品は、”ダークファンタジー”寄りでなかなかレベルが高かった作品ですよ。

英雄になりきれなかった青年「ウィズ」と見放された少女「アローン」との出会いから、そして「ウィズ」の故郷を目指し、その中で二人の事を中心に描かれていきます。

とにかく読んでいて一番良かったと思う点は、”二人の関係は最終どうなるのだろうか”といつも考えながら読むことが出来るということです。

何故、このように二人の関係が気になるのかというと、やはり二人のキャラクターの人柄に魅力を感じたからです。

ページをめくる度に、旅をする二人の過去や現在の事が語られ、そうしたシーンを読むことによって、それだけ感情移入できたのかなと思います。

読み終わった後、「ウィズ」も良かったのですが、何より「アローン」が愛おしく思えてきますよ。

1巻を読んだだけでも、納得のできるファンタジーライトノベルだったので、ぜひ読んでみて欲しいです。

イラストに関して、イラストレーターは「藤ちょこ」先生が担当しています。

「アローン」のイラストがかなり多く描かれており、やはりそれだけ魅力に感じる部分が多かったですね~

また、最後の二枚のイラストなんかは、本当に対称的に描かれており、その二枚のイラストがこの物語を読んでいて、グッときたイラストだったと思います。

そんな「魔人の少女を救うもの」の評価は、10点中9点です。

ここから「魔人の少女を救うもの」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「魔人の少女を救うもの」の主なストーリー

アローンの故郷――スノーウェルは、もう近い。

コーズ大陸の王都フィンでは、歓喜と熱気の渦につつまれていた。

なぜなら、その王都で盛大なパレードが行われており、そのパレードでは窮地に立たされた「リルメリア」姫の帰還を祝い、そして「リルメリア」姫を助けた”英雄”をたたえるパレードであったからだ。

「リルメリア」姫を助けた英雄とは、「アルルクル・ディーン」をはじめ、「ユフィール・ローズヴァイセ」、「プラリネ・オルトリン」、そして「キルシュ・ラムヒルド」の”四人の英雄”の姿であった。

彼ら英雄は、これまで数々の武功を打ち立てており、世界を滅ぼすといわれる七匹のうちの一匹の”魔人”を討伐したという功績さえある。

そんな民衆が大盛り上がりしているパレードの中、一人の男が王都フィンを去ろうとしていた。

その男の名前は「ウィズ・バイス」、彼は北を目指して足を踏み出した矢先……。

「ウィズ」は、一人の少女が追いはぎに襲われている状況を目撃してしまい、しぶしぶその少女を助けることになる。

その状況を必死で乗り越えた「ウィズ」、そして襲われそうになっていた少女の名前は、「アローン・ナグリファリ」という名前らしく、そんな彼女は初対面の人間にもかかわらず、図々しくもお腹が空いたからご飯を奢れと言われる始末であって……。

結局、ご飯を奢ることになった「ウィズ」は、「アローン」から旅の目的を告げられることになります。

その目的は、母と姉に会いに大陸の最北端『スノーウェル』まで旅をしている途中であったらしく、「アローン」は、「ウィズ」に旅の護衛を雇ってもいいみたいなことをさりげなく告げられることになり……。

しかし、「ウィズ」は「アローン」の護衛の件をばっさりと断ってしまう。

なぜなら、「ウィズ」は弱いからであって、また、「ウィズ」は、かつて”五人の英雄”の一人とされていたのだが弱いが故に見限られ、そのためにパレードの中、王都を去ったきたのだ。

「弱くてもいい。わたしは、あなたがいいの」

しかし、「アローン」から返ってきた言葉は、「ウィズ」の理解しがたい言葉であって……。

「魔人の少女を救うもの」の登場人物

  • 傭兵の少年「ウィズ・バイス」
  • 故郷を目指し、旅をする少女「アローン・ナグルファリ」
  • 「ウィズ」の幼なじみで、英雄「アルルクル・ディーン」
  • 英雄の一人、女剣士「キルシュ・ラムヒルド」
  • 英雄の一人、神官「ユフィール・ローズヴァイセ」
  • 英雄の一人、魔術師「プラリネ・オルトリン」

ここまでが「魔人の少女を救うもの」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「魔人の少女を救うもの Goodbye to Fate」どんな展開のストーリー

「魔人の少女を救うもの」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「魔人の少女を救うもの Goodbye to Fate」1巻の主な内容

「弱くてもいい。あなたがいいの」
 ウィズにはわからなかった。偶然出会っただけの少女アローンがなぜ自分を慕うのか。彼は凡夫で、秀でた才能もない二流の傭兵。遠い故郷を目指すアローンの護衛役にはふさわしくない、そう思っていたが……。
「……同じだったから。あなたもわたしも同じ……選ばれなかった人間」
 少女が告げる言葉の意味、そして待ち受ける残酷な運命を知ったとき――ウィズは決意する。守りたい……守ってみせる。たとえかつての親友、救世の英雄を敵に回しても――
 これは『選ばれなかった少年』と『見放された少女』が紡ぐ、誰も知らない“世界の裏”の英雄譚。第9回GA文庫大賞<優秀賞>作品。

「アローン」の故郷『スノーウェル』を目指して……。

「アローン」は、『スノーウェル』まで無事送り届けたら、「アローン」が持っていた”魔剣”を「ウィズ」に差し出すと申し出ても、「ウィズ」は護衛の件について承諾しなかった。

なぜなら、「ウィズ」自身が弱いからであって……。

そんな二人が口論している中、「ウィズ」の傭兵仲間「ケイアス」が「ウィズ」に仕事を持ち掛けてくることになります。

お金がなかった「ウィズ」はその依頼を「アローン」と共に急遽受けることになり、その依頼内容は、連絡が途絶えてしまった村の状況を確認して報告することであった。

しかし、「ウィズ」と「アローン」がその村で目にした光景とは、”魔人”に関係するものであった。

「ウィズ」と「アローン」、似たもの同士の二人

結局「ウィズ」は、「アローン」の故郷である『スノーウェル』まで一緒に旅をすることになります。

そんな二人の旅で「ウィズ」が気付いたことは、「アローン」はルーン文字という文字を読むことも書くことも出来ないということであった。

そのため、「アローン」は”生きた証”を残すとか言い出して、「ウィズ」はルーン文字の代わりに、”ボクシウ語”という文字を教えることになります。

また、「ウィズ」は寒そうな「アローン」の姿を見て、白いガウンと白いマフラーを買ってあげることにして……。

こうして順調に進むかと思われたそんな旅の途中で、「アローン」の身体には、”ある異変”が起き始めていた。

また、『スノーウェル』の旅が終盤にさしかかったところ、突如として、”バカでかい化け物”が襲撃してくることになり……。

英雄になれなかった「ウィズ」と見放された「アローン」、二人の関係は果たしてどうなるのか? 無事故郷まで辿り着くのか? ぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「魔人の少女を救うもの」の紹介でした。

後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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