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「地球最後のゾンビ」感想と評価 最後まで読むと「エコ」の魅力に引き込まれてしまう!?

「地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『電撃文庫』で出版されているライトノベルです。

今回は、「地球最後のゾンビ」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-」の評価と感想

画像は【電撃文庫公式twitter】より引用

最後まで読むと「エコ」の魅力に引き込まれてしまう!? 「エコ」と「ユキト」の旅にずっと浸っていたい……。

鳩見すた」先生の「地球最後のゾンビ」。

読んでいて最後の結末が分かってしまうけど、それでいて「ずっとこの物語が続けばいいのになぁ」って思ってしまいましたね。

この作品は、ゾンビがほぼいなくなった世界で、北海道を目指して旅をするゾンビの少女と死ぬために旅をする少年の二人の旅を描いた作品となっています!

ゾンビというとなんかグロい……とか感じてしまうかもしれませんが、この作品はそういった作品ではなく、ボーイミーツガールの作品となっていますね~

そんな中で、とにかく「エコ」のキャラクターが凄く良いんですよ!

彼女はゾンビなのですけど、生きることに一生懸命であり、前向きなところは引き込まれてしまう要素でした。

そんな「エコ」と「ユキト」との会話も面白かったですしね~

なんかお似合いの二人で、彼らの旅を自然と応援したくなってしまいましたよ。

イラストに関して、イラストレーターは「つくぐ」先生が担当しています。

表紙が抜群に良い……、しかも、「エコ」のイラストを見ているとなんだか何もかも吹っ切れてしまいましたね~

そんな「地球最後のゾンビ」の評価は、10点中9点です。

ここから「地球最後のゾンビ」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「地球最後のゾンビ」の主なストーリー

「ユキト……母さんはおまえのせいでこうなったんじゃない。おまえが生まれてくれて、俺と母さんは、本当に幸せだったんだ……。最後まで、本当に幸せで――」

今から五年前に起きた未曾有の災害”インシデント”……、インシデントにより世界はゾンビに覆われ、人類はほぼ滅んでしまっていた。

そんな世界から五年後、現在ゾンビは存在しないと見られており……、そもそもゾンビには寿命があり、人が死ねば体は腐っていくからである。

そんな世界で十七歳となった「ユキト」は、ある日ビルの上から落ちていく一人の少女を目撃することになります。

インシデント以前に似た少女を見た記憶、しかし、その少女はもう笑わない……、笑うことができなかった……、のだが……。

「ユキト」はビルの上から落ちたその少女、すなわち、死体の少女ともう一度出会うことになります。

白いワンピースを着たその少女……、しかも、その少女には銃で撃たれた黒い穴も空いており、死体にもかかわらず腐っていなかった。

「死ね、ゾンビ!」

「まっ待って待って待って待って! 殺さないで殺さないでごめんなさい!」

少女の前でバールを振りかぶる「ユキト」、命乞いをする目の前のゾンビ……、そんな彼女はわけあって旅をしているらしい。

彼女の名前は「エコ」、正真正銘のゾンビであった。

「……そうだよ。わたしの体はもう死んでる。でも心はまだ生きてる!」

「地球最後のゾンビ」の登場人物

  • 旅をするゾンビの少女「エコ」
  • 死ぬために旅をする少年「ユキト」

ここまでが「地球最後のゾンビ」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-」どんな展開のストーリー?

「地球最後のゾンビ」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「地球最後のゾンビ」1巻の主な内容

 全世界を襲ったゾンビパンデミックから5年後――、人類はほぼ全滅していた。
 荒廃した東京をひとりさすらう少年ユキトはある日、「死ぬまでにやりたい10のこと」のため北海道を目指し旅をしている少女エコと出会う。いつも笑顔で明るい彼女だが、その正体は他に例のない“ゾンビ化していないゾンビ”だった。
 彼女の死を見届けるため、人類の敵とふたり旅に出ることにしたユキト。決意を胸に、朝日とともにいざ出発しようとするとエコがかわいく抗議の声を上げた。
「ゆっくんは、デリカシーがないなあ。支度はすぐだけど、昼間は出たくないの」
 尖った口先が、つまらなそうに続ける。
「腐っちゃうから」

「エコ」は”無症候性キャリア”らしく、ゾンビになるウィルスに対して免疫を持っており……。

「エコ」の体はもうほとんど死んでおり、心臓は止まっているし、息もしていない。

しかし、脳に近いところはまだ無事みたいで、死んでいるのにおしゃべりすることができる……、そんな彼女は今、旅をしているとのことであった。

「わたしは北海道を目指して旅をしてるんだよ。このリストを達成するために」

そんな彼女は「ユキト」に突然「だからゆっくん、わたしを殺してください」とか言い出し……、彼女はゾンビになる進行が遅いだけでいずれ完全なゾンビになってしまうとのことであった。

「わたしね、免疫があったから進行が遅いだけなんだよ。こうしてまだしゃべれるし、目も見えるけれど、いつかそれもできなくなって、完全なゾンビになっちゃう。だからそうなったときに、ゆっくんにきちんと殺してほしいんだ。わたしが誰かを傷つける前に」

最後のその日まで……、「ユキト」は「エコ」を見張るために共に旅をすることになる!?

しかし、その日まで「エコ」は精一杯生きていたいらしく、「ユキト」にこの旅を同行してほしいらしく……。

そんなことで「ユキト」は成り行きで「エコ」とともに旅をすることになります……、いずれこの旅で彼女が死ぬことになったとしても……。

でも、この旅はすぐに始まるわけでもなく、「エコ」から「あと八時間待って」と言われることになります。

「ゆっくんは、デリカシーがないなあ。支度はすぐだけど、昼間は出たくないの」

「腐っちゃうから」

「エコ」の魅力にぜひ引き込まれてほしい。ゾンビがほぼ滅んでしまった世界を舞台に繰り広げられるボーイミーツガール! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「地球最後のゾンビ -NIGHT WITH THE LIVING DEAD-」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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