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「願わくばこの手に幸福を」感想と評価 最後まで主人公の姿を見届けていたい!

「願わくばこの手に幸福を」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『TOブックス』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年9月10日です。

今回は、「願わくばこの手に幸福を」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「願わくばこの手に幸福を」の評価と感想

画像は【TOブックス公式twitter】より引用

最後まで主人公の姿を見届けていたい……、必死でもがき続け、自らの運命を歪めていくシーンは静かな熱さを秘めている!?

ショーン田中」先生の「願わくばこの手に幸福を」。

主人公の運命を自ら変えていく一発逆転リプレイ・ファンタジーであるこの作品。

必死にもがき続ける主人公の姿、そして、そんな主人公によって歪められていく周りの人間たち……、この先どうなっていくのだろうってただただ気になってしょうがなくなりますよ!

とりあえず主人公の行動がなかなか読めないですね~

憎悪と嫉妬なのか、それとも、善意であのような行動を取っているのか……、主人公の行動が全然読めないですし、そこに熱い展開もあるのだから最後まで読みたくなってしまいます。

それだけ心情に関する部分はうまく描かれていましたし、主人公だけでなく、他の登場人物の心情変化もうまく捉えていたと個人的に思いましたよ!

熱すぎる作品ではないですが……、それでも”静かな熱さ”を孕んだ作品! 読んで損なしなので、気になった方はぜひ読んでみて下され。

イラストに関して、イラストレーターは「おちゃう」先生が担当しています。

「願わくばこの手に幸福を」と合っているか合ってないか言われると、少し合っていないような印象を受けましたが、それでも登場するヒロインがすごーく魅力的!

そんな「願わくばこの手に幸福を」の評価は、10点中10点です。

ここから「願わくばこの手に幸福を」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「願わくばこの手に幸福を」の主なストーリー

救国の一行と呼ばれる我らがパーティ、騎士団の俊英、魔術師殿、エルフの姫君、そして、吟遊詩人「アリュエノ」。

しかし、そのパーティでただ俺だけが虐げられ、何故この旅路に俺のような人間が同行させられているのか分からない。

特別秀でていた覚えも、彼らと肩を並べるような身分も持ち合わせていない……、おそらく幼馴染である「アリュエノ」のおかげでここにいるのだろう。

「アリュエノ」は俺にとって片思いの相手、長く供に有り、長く、想い続けていた……のだが……。

そんな救世の旅などという大層なものに、俺が釣り合うわけがなかった……、そもそも「アリュエノ」は救国のパーティの中心に立つ存在、すでに救世主様に想いを寄せていたのだ。

「それで、何時まで此の旅を続ける気だ。まるで小舟にのり、濁流に流されるままの此の旅を」

突如として、暗い暗闇の中から、這い出る声……、その影は「ルーギス」に良い話を運んできたのであった。

「私は運び人。お前に機会を持ってきた。お前に一度だけ機会をやろう。全てを塗りつぶし、人生という絵画を描き直す機会を!」

「一度だ。これは一度だけの機会だ。貴様には幸運な事に選択する権利がある、さぁ」

恋やぶれた失意と、それでも尚、彼女が其処にいるという事実だけでパーティに引っ付いてきた惰性しかなかった「ルーギス」……、そんな彼の返答とは……。

「俺はそんなことに耐えられない。いずれ全てを諦めてしまうのなら。であるならば」

「願わくばこの手に幸福を」の登場人物

  • 孤児院で育った惰性しかない主人公「ルーギス」
  • 幼馴染の少女、吟遊詩人「アリュエノ」
  • 「ルーギス」の運命を決めた宿敵、救世者「ヘルト=スタンレー」
  • 騎士団の俊英、誇り高き騎士「カリア=バードニック」
  • 変革者、魔術師殿「フィアラート=ラ=ボルゴラート」

ここまでが「願わくばこの手に幸福を」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「願わくばこの手に幸福を」どんな展開のストーリー?

「願わくばこの手に幸福を」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「願わくばこの手に幸福を」1巻の主な内容

――ああ、かつてに戻るくらいなら、死んだ方がよほどましだ。
冒険者ルーギスが過ごす日々は負け犬そのもの。仲間であるはずのパーティーメンバーから虐げられ、夢見た英雄や勇者への道は程遠い。
そんな彼が謎の影に誘われ突如、自分の過去へ転移させられる。その機会はたった一度と告げられて。
彼は渇望する――。
今度こそ、この掌に尊厳と誇り、愛する者をと。
だが、運命の神はそれを許さない。大型魔獣との闘い、貴族邸への襲撃、勇者と共に挑むクエスト──。
思惑とは異なりルーギスは人助けに巻き込まれていく。何時しか念願とは真逆に元仲間の少女達から、歪んだ執着と愛情を向けられていくのだった。
昏く、熱き焔を宿らせて雪辱を果たす、一発逆転リプレイ・ファンタジー!

最も会いたくない人物……、見習い騎士「カリア=バードニック」との出会い!?

「ルーギス」が目を覚ますとそこは……、あの誓約は全て真実であり、冒険者の端くれに加わったあの頃に、戻ってきたのだ。

食うものすら手に入れるのに苦労していた十年以上前のこの日に……、そうして「ルーギス」は最も会いたくない人物と出会うことになります。

その人物とは、今は見習い騎士であるが、未来では騎士団の俊英「カリア=バードニック」、彼女は銀色の機動を描きながら魔獣と相対していた。

ああ、嫌だ。とても嫌だ。俺が会いたかったのはただ一人、アリュエノだけだ。何故顔を合わせるのすら嫌な奴に真っ先に会わねばならないのか。

「カリア」は救世の旅で、ことあるごとに俺を目の敵にしてきた人間……、理由は単純、それは「ルーギス」が圧倒的な弱者だったから……。

そこに立っていたのはあの”騎士団の俊英”の姿ではなかった……、未熟で未完成で無策な騎士見習い……。

「おかしいな……以前は、そう以前は打倒したはずだろ。何を手間どってんだ、騎士殿は」

なんだあの技量は……、俺が知っている彼女は、あんな無様な戦い方はしなかった……、あんな無駄な動きはしなかった。

未熟で未完成で無策、俺が知っている彼女とは、似ても似つかない……、あいつは、あんな技量で大型の魔獣と戦おうとしていたのか。

「ッ、ああ。ったく……! 本当は何やってんだ、あんたはァ!」

手に構えたのは二本のナイフ……、「ルーギス」は「カリア」と魔獣との間に立ち、その魔獣と対峙することになります。

ここからどん底にいた「ルーギス」の一発逆転が始まる!? そんな主人公の必死にもがく姿は応援したくなってしまうので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

以上、「願わくばこの手に幸福を」の紹介でした。

後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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