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「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」感想と評価 カクヨムの話題作がついに書籍化!

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『スニーカー文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年2月1日です。

今回は、「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の評価と感想を紹介していこうかと思います。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の評価と感想

画像は【スニーカー文庫公式twitter】より引用

おすすめしたいと心の底から思った作品! おっさんとJKの日常を描いた心温まる話題作!?

しめさば」先生の「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」。

2018年が始まって個人的に”これは絶対におすすめしたい”と思ったライトノベルです。

ほのぼ~のとしたおっさんと女子高生の共同生活に癒やされ、「なんかこういうライトノベルも新鮮でいいな!」って思いました。

ストーリーが進んでいくにつれて、当然それなりの展開はあるのですが、それでも「二人の生活をこれからずっと変わらず読んでいたい」、「その物語にずっと浸っていたい」という気持ちにさせてくれます。

でも、やがて終わりを迎える二人の関係も何だか想像できちゃって……、「この先、どうなるのだろう」ってただただ思ってしいますね~

本当にどうなるのだろう……。

また、それぞれの登場人物の心情を捉えているところもこの作品の良いところです。

文章の構成的には、ラブコメチックに描かれているのですが、現実っぽい恋愛を描いており、そこに様々な葛藤があったりと「本当の大人の恋をしているんだな~」と読んでいて肌に感じます。

さらに言うと、おっさんの「吉田」さんが優しすぎるんです!

その優しさがあるからこそ、ちょっとちぐはぐな関係や距離がある関係があったりと、進んでいるようで止まっているような日常、でも女子高生と出会えて、非日常がいつの間にか楽しくなっている日常を描いている所など、その先が気になってページをめくる衝動が止まらなくなりますよ。

この作品は、読んで損なしだと思う作品なので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。

イラストに関して、イラストレーターは、「ぶーた」先生が担当しています。

表紙がいいですよね、この表紙を見たとき、「これは購入しなきゃ!」って思いましたね~

「吉田」と「沙優」以外の登場人物においても、それぞれ良い味を出しており、どのイラストも引き込まれるイラストばかりですよ。

本当にこの作品とイラストがマッチしており、文句なしだと思います!

そんな「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の評価は、当然10点中10点です。

ここから「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の主なストーリー

失恋をした。

二つ年上の同じ会社に勤める女性「後藤」さんにフラれてしまったおっさんこと、26歳のサラリーマン「吉田」。

そんな「吉田」は、同じ会社に勤める「橋田」に失恋の愚痴をこぼしつつ、現実逃避をするようにビールを大量に浴び続けた。

大量にビールを飲んで気持ち悪い「吉田」、そんな帰り道に「吉田」は、体育座りでうずくまる女子高生を発見することになり、そんなJKの口から……。

「ヤらせてあげるから泊めて」

「吉田」は、常識を携えている人間であり、そもそも年下などに興味などない人間であった。

しかし、事の成り行きで、何故かその女子高生をタダで泊めることになってしまい……。

彼女の名前は「沙優」という名前で、北海道から今ここにいる東京まで家出をしてきたらしい……、すでに半年間くらい実家に帰っておらず、当然学校にも行っていない状況であった。

そんな彼女はその間、うまいこと家々を転々とし、誰かの家に住ませてもらい、今に至るらしい。

そのような事を聞いた「吉田」は、「沙優」に思うところがあり、また、「吉田」の家で家事をする代わりに、「沙優」をしばらくの間、「吉田」の家で住ませることになったりして……。

こうして26歳サラリーマン「吉田」と女子高生「沙優」の奇妙な二人暮らしが始まることになるのであった。

しかし、この時の俺は”女子高生”と生活を共にするということの大変さを、あまりにも甘く考えていた。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の登場人物

  • 大手IT会社に勤める26歳サラリーマン「吉田(よしだ)」
  • 家出女子高生、「吉田」とともに暮らす同居人「荻原沙優(おぎわらさゆ)」
  • 「吉田」が5年間思いを寄せていた上司「後藤愛依梨(ごとうあいり)」
  • 「吉田」が教育係を務める新人OL「三島柚葉(みしまゆずは)」
  • 「吉田」が高校の時に付き合っていた先輩「神田蒼(かんだあお)」
  • 「沙優」のバイト先の先輩であり、ギャル「結城(ゆうき)あさみ」

ここまでが「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」どんな展開のストーリー?

ここから「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のそれぞれの巻に関して、紹介していきたいと思います。

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」1巻の主な内容

5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけて――「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『……早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の2人が紡ぐ、日常ラブコメディ。

「ヤらせてあげるから泊めて」……、そのような事を簡単に告げる「沙優」の価値観の低さ……。

「吉田」と「沙優」の共同生活が始まり、「吉田」は「沙優」においしいおいしい味噌汁を作ってもらったりして……。

一方、「沙優」はというと、「吉田」との共同生活で今まで接してきた人間とは全く違った”優しさ”を感じることになります。

そんな「沙優」はというと、今までの経験から物の価値観を全然弁えておらず、基準を低く持っており……。

そもそもそのことこそが「沙優」をしばらく泊めることになった要因であり、それを許せなかった「吉田」は、彼女の価値観を矯正しようと考えていた……、のだが……。

「吉田」の優しさと「沙優」の遠慮……、ちょっとぎくしゃくした二人の関係ではあったが……。

「吉田」が「沙優」のために、「何かを買ってこい」と言っても「沙優」は遠慮して何も買ってこないばかりか、「吉田」に変な気ばかりを遣っていた。

そんな「沙優」は、贈られた恩は何かを還元しないと気が済まないらしく、「吉田」自身もそんな「沙優」の事に気付いていて……。

また、「吉田」はある疑問にぶつかることになります。

その疑問とは、「沙優」が人生を捨てるような行為をしてまで、家出をした理由……。

そして、そんなことまで考えるくらい「吉田」は、「沙優」の存在が大きくなっていたことを自覚することにもなって……。

おっさんとJKの日常を描いた話題作! 少しずつ変わっていく二人の関係に大注目です。気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」2巻の主な内容

 ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から“お願い”を切り出される。
「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって! ……え、いいの?」
 遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われて――「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」
 サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。

バイトをすることになった「沙優」……、そのバイト先で「沙優」は「結城あさみ」というギャルと出会うことになる!?

「バイトをさせてください」

「沙優」はいきなりそのような事を「吉田」に告げることになるのだが、「吉田」は「いいぞ」の一言で簡単に「沙優」がバイトをすることを許してあげます。

「沙優」がバイトをしようとしている所は近くのファミリーマーケットであり、そのバイト先で「沙優」は「結城あさみ」というギャルと出会うことになります。

「あさみ」は髪は金髪で、肌は小麦色に染まっており……、バイトでは彼女が先輩だが、「沙優」とどうやら同い年らしい。

「で、沙優チャソはどのへんに住んでんの」

何だか家の話になり、「あさみ」はいきなり「じゃ今度さー、沙優チャソの家行くわ」とか言い出して……、そして、後に「吉田」は「あさみ」という女子高生と会うことになります。

「そのお兄さんがどんな人か、ウチが見極めてあげるし」

家にやって来ることになる「後藤」さん! 「沙優」と「後藤」さんの初めての対面!?

『今日の業後は空いていますか』『ご飯でもどうですか』

再び「後藤」さんからご飯に誘われた「吉田」であったのだが、その夕食時に「後藤」さんから業務中に関するあれやこれやを追求されることになって……。

しかも、その場で「後藤」さんは、「吉田」に向かって絶対に予期しない言葉を伝えることになります。

一方、「吉田」も「後藤」さんに追い詰められて、「沙優」と同居していることをあえなく言うことになって……。

「その子に会わせてよ」

「後藤」さんはそのような事を言い出して……、「吉田」は「後藤」さんを家に連れて行くことになり、「後藤」さんは「沙優」と初めて顔を合わせることになります。

2巻も本当に良かったの一言……。様々な人の想いが読み取れる第2巻であり、「ますますこの先どうなってしまうの……」って思ってしまいます。まだまだ二人を応援していきたいので、気になった方は本当に読んで欲しい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」3巻の主な内容

 2人でいることがすっかり当たり前になってきた、家出JK・沙優とサラリーマンの吉田。自分とまっすぐ向き合ってくれる吉田と同居するうちに、沙優は自分の将来を見つめ、実家へ帰る覚悟を決めつつあった。
 そんなとき、吉田と同じ会社に、高校時代の彼女・神田先輩が異動してくる。吉田がかつて付き合っていたひと。予想もしなかった存在に、沙優の心はかき乱される。「私のことは、どう思ってる?」「吉田さんにとって、私って、何?」
 さらには戸惑う沙優のバイト先へ見慣れない高級車が現れて――サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ、波乱の第3巻。

「吉田」がかつて付き合っていた先輩「神田蒼」との再開!? 変わらない二人……。

「三島柚葉」は未だに「吉田」とのプライベートな連絡先を知らない。

会社の外で連絡を取れないというのは恋愛においては相当なハンディギャップだと分かっているものの、相手はあの「吉田」先輩。

何としても「吉田」との連絡先を手に入れたい「三島」であったが、そんなある日、人事異動によって「吉田」がよく知る人物がやって来ることになって……。

「仙台支部から異動してきました。神田蒼っていいます。こっちは出張でも来たことがなくて、勝手が分からないので、いろいろ教えてもらえると嬉しいです。よろしくお願いしまーす」

「神田」とは「吉田」の憧れの先輩であり、恋人でもあった関係……、しかし、彼女が高校卒業したのと同時にあっさりと自然消滅してしまった関係。

「あたしは、そんなに大事にされるのを求めてるわけじゃない」

「吉田さんはさ、私がJKじゃなくても、JKじゃない私がここにうずくまってても、拾ってくれたかな」

「吉田さん」「今日、会社で何かあった?」

「沙優」は「吉田」に聞かされたのは昔付き合っていた先輩が異動してきたということ。

「吉田」さんに恋人がいたということに違和感はなかったものの、それでも「吉田」さんに交際経験とかその先といった経験はないのではないかと「沙優」は思い込んでいた。

昔の恋人の存在によって「沙優」の心はかき乱されることになり……、なぜこのようなもやもやとした感情になってしまうのか、嫌だと思ってしまうのか、わっかんなかった。

「北海道の家にさ、帰るって考えた時に」「やっぱり帰りたくないなぁって思うんだけど」

そんな中、「沙優」を連れ戻そうとする魔の手が迫ることになって……、「沙優ちゃんの笑顔を守りたい……、守ってくれ、吉田マン」。

次の巻が非常に気になる終わり方をしており、一気に物語が展開していく波乱の第3巻! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」についてでした。

後の巻についても、出版され次第、更新していくと思います。

気になった方は、ぜひ読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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