ぼっちと美少女、似たもの同士の恋愛を描いた青春ラノベ『美少女と距離を置く方法』
『美少女と距離を置く方法』というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『オーバーラップ文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年9月25日です。
今回は、『美少女と距離を置く方法』の感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
『美少女と距離を置く方法』感想
画像は【オーバーラップ文庫公式twitter】より引用
ぼっちとリア充、似たもの同士の恋愛を描いた青春ラノベ。
「丸深まろやか」先生の『美少女と距離を置く方法』。
ぼっちでいたい主人公とクールな美少女との関係を描いたラノベです。
二人が友達になるまでの経緯と、友達から恋人に変わる瞬間が読み所ポイント。似たもの同士の二人がどこにいっても何をしても、偶然に出会い、距離を縮めていきます。その中で、ヒロインが徐々に”想いを寄せている”と分かる仕草には着目してもらいたいです。
「そんな橘さんが可愛い!」の言葉しか出てこなくなります。最後の「ひとりじゃできません」という言葉が色々な意味で胸に刺さりました。ヒロインの可愛さが最大限発揮されたセリフだと感じましたね。
また、「……友達じゃなくなったら、どうなってしまうんでしょう……?」という言葉にもかなりグッとさせられました。
恋愛をあまり経験していない二人だからこそ、あれほどの甘酸っぱさが醸し出されており、まさに青春、青春しているライトノベルでした。最初から最後まで、1巻だけでも納得できる作品でしたので、ぜひとも手に取っていただきたいです。
イラストに関して、イラストレーターは「シソ」先生が担当しています。
表紙いいですよね。構図も良きです!
カラーイラストの橘さん、ハグしている橘さんのイラスト、「マジで可愛いーーー!」。
総合得点 | 29点 |
オススメ度 | ★★★★★★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★★★★★☆ |
登場人物 | ★★★★★★★★★★ |
#甘くて焦れったい青春恋愛ラノベ |
#小説家になろう |
#クールな美少女と選択的ぼっち系主人公 |
『美少女と距離を置く方法』ストーリー
俺は、ぼっちという言葉が嫌いであった。なぜなら、ぼっちとは悪口で使用されており、社会的に忌み嫌われているからである。
だから俺は選択的に一人でいることを好んでいる。そんな高校生、楠葉廉(くすばれん)は、今まさに告白現場に遭遇していた。
「申し訳ありませんが、お断りします。それでは」
告白されていたのは、圧倒的な存在感を放つ、とんでもない美少女。彼女の名前は橘理華(たちばなりか)、自分とは真逆にいる人間だ。
その告白で一悶着あり、告白した男性にイライラした楠葉は、彼女を助けることになって……。彼女を助けたのは単なる気まぐれで、これ以上なにも起こらないと俺は思っていた。
「楠葉廉さんはいらっしゃいますか」
翌日、クラス中に響き渡る声。その声の主は、昨日助けた橘理華であった。
「二年五組の橘理華です。昨日は助けていただき、ありがとうございました」
あの時に名乗ってもいない、面識もない俺の名前とクラスを調べてわざわざお礼を言いにくるとは思ってもいなかった。
「つきましては、なにか形のあるお返しをさせてほしいのですが」
「い、いや待て! お礼もお返しもいらない! だから帰ってくれ!」
「そういうわけにはいきません。受けた恩をそのままにしておくなんて、気持ちが悪いです」
この恩を受けたら、俺は一人でいる平凡な日常に戻ると思っていた……、のだが……。
『美少女と距離を置く方法』どんな展開のストーリー?
『美少女と距離を置く方法』はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
『選択的ぼっち』を自称する高校生の楠葉廉(くすばれん)はある日、クールな同級生の橘理華(たちばなりか)が強引に迫られている現場に遭遇し、気紛れに彼女を助けてしまう。理華とはそれきりで、平凡な日常が帰ってくる――はずが、関係は続くことになる。
理華もまた友人が少なく、さらには行きつけのお店が同じで、マンションも隣で――。行動を共にするうちに心を開き、距離を縮めてくる理華と、彼女からの好意に戸惑う廉。人との関わり合いを避けてきた二人は不器用ながらも、お互いを意識して、少しずつ惹かれあっていく……。
クールで可愛い同級生と紡ぐ甘々で焦れ焦れな恋愛物語。
その後は何も起こることなく、平凡な日常を取り戻すことになった楠葉廉。
土曜日、記念にひとり回転寿司に来ていたのだが、隣のカウンターに座っていたのは橘理華であった。
「おや、あなたは、楠葉さんではないですか」
「……人違いです」
回転寿司に限ったことではなく、ひとりつけ麺、ひとり銭湯と偶然彼女と出くわすことになって……、また、マンションも隣であった。
「……あなたはやはり、私に似ていますね」
これは、自称選択的ぼっちの楠葉が美少女ヒロインである橘理華と距離を置くはずが、やがて恋に陥るストーリーである。
気になった方は試し読みで読んでみてください↓
以上、『美少女と距離を置く方法』の紹介でした。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」