「オミサワさんは次元がちがう」感想と評価 あらゆる意味で次元がちがうと思い知る作品!
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「オミサワさんは次元がちがう」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『ファミ通文庫』で出版されているライトノベルです。
今回は、「オミサワさんは次元がちがう」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「オミサワさんは次元がちがう」の評価と感想
INDEX
画像は【ファミ通文庫 公式twitter】より引用
タイトルの意味を知った時、あらゆる意味で”次元”がちがうと思い知らされる作品! 読んだ後の満足感も半端なし!!
「桐山なると」先生の「オミサワさんは次元がちがう」。
この作品は、大学を舞台に「今城雪斗」と百年に一人の天才と言われるコミュ障の「小梅澤有紗」が送るラブストーリーなのですが、あらゆる意味で全く予想が出来なかったライトノベルでした。
「小梅澤」さんの行動一つ一つが最初の方は全く謎であり、また、「ごんごんじー」やら何か意味が分からない用語が飛び交い、読んでいるこっち側からすると「どうなっていくんだろう」って気分でした。
そういった所が中盤から後半にかけて明らかになっていき、タイトルである「オミサワさんは次元がちがう」の意味がすごーく理解してきますよ!
その意味を知った時、「このタイトルは奥深い意味をしていたんだなぁ~」と改めて思うことになりました。
読んだ後の満足感も文句なしだったし、心から読んで良かったと思える作品に出会えたと思います。
イラストに関して、イラストレーターは「ヤマウチシズ」先生が担当しています。
やっぱり読んで印象に残っているのは、「小梅澤」さんですね~、表紙のプリンセスロッドを持っている姿が何とも良きかな……。
最初は「小梅澤」さんを謎キャラだと思っていたのですけど、読んでいく内に彼女の虜となっていきました……、モノクロのイラストも本当に良かったです。
次元が違うとはこういうことだったのかと思い知るキャンパスラブストーリー、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
そんな「オミサワさんは次元がちがう」の評価は、10点中10点です。
ここから「オミサワさんは次元がちがう」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「オミサワさんは次元がちがう」の主なストーリー
鈴ヶ森大学経済学部の「今城雪斗」は、芸術学部の講義が行われる校舎へ向かう途中、中庭を通ることにしているのだが……。
その中庭には、いつものように立てた膝にスケッチブックをもたせ掛け、「小梅澤有紗」が三角座りで座っていた。
そんな時、一陣の風が吹き荒れ、「小梅澤」さんのスケッチブックの間から一枚の紙切れを巻き上げた。
この日この時この風が、僕に向かって吹いていなければ、
僕と彼女は、ずっと違う次元を生きていたかもしれない。
その紙を手に取って見た「雪斗」の感想はというと、「……なんだよ」という率直な疑問であり、まさに別次元の天才が書いたような作品であった。
「雪斗」は「小梅澤」さんにその飛んできた紙を返そうとしたのだが、何を話しかけても「小梅澤」さんは完全にフレーズしており……。
その時、ギリギリの声量で「小梅澤」さんから返ってきたのが「ごんごんじー………」であった。
そんな「小梅澤」さんは、芸術学部生から超コミュ障で話が全く通じないし、表情を何一つ変えないことから何を考えているか分からないと噂されており……、また、”ヒメキャガイ”でもあった。
また意味の分からない用語が出てきたが、「雪斗」がとにかく知りたかったのは「小梅澤」さんが言った”ごんごんじー”という言葉であって……、芸術学部に所属する友人「野田海里」と「池戸真輝」に聞いてみるも……。
「ごんごんじーって、いったいなんなんだよ………?」
”ごんごんじー”という言葉は、「小梅澤」さん以外にも「海里」と「真輝」も「雪斗」に向かって言っていた言葉でもあった。
ますます謎が深まる”ごんごんじー”という言葉……、そして、「雪斗」はラジオからもその言葉を聞くことになって……。
「オミサワさんは次元がちがう」の登場人物
- 無感情で無表情で人と関わろうとしない天才「小梅澤有紗(おみさわありさ)」
- 「小梅澤」さんの友達になろうとしている「今城雪斗(いましろゆきと)」
- 芸術学部で「雪斗」の友人「野田海里(のだかいり)」
- 芸術学部で「海里」の彼女であり、「雪斗」の友人「池戸真輝(いけどまき)」
ここまでが「オミサワさんは次元がちがう」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「オミサワさんは次元がちがう」どんな展開のストーリー?
「オミサワさんは次元がちがう」はどんな展開なのか、簡単に紹介していこうかと思います。
「オミサワさんは次元がちがう」1巻の主な内容
大学二年の雪斗には気になる女性がいた。芸術科の小海澤有紗。無表情、無感情で人と関わろうとせず、そこかしこに絵を書き散らすも、その落書きが数百万の価値を生む百年に一度の天才。人とのコミュニケーションが断絶してしまっているそんな小海澤さんが気になり、なんとかお友達にこぎつけた雪斗。しかし天才との変わった交流を楽しむはずが、彼女の重大な秘密を共有することになり――。次元が違う彼女との、もどかしくピュアなキャンパスラブストーリー。
「今城雪斗」とは次元がちがう「小梅澤」さん……、百年の一人の”天才”といわれる彼女であったが……。
「こんにちは、小梅澤さん」
いつも中庭にいる「小梅澤」さん、そこには「クロコダイル」という黒猫の姿もあって……、「雪斗」は何度も「小梅澤」さんに声を掛けることになるのだが、彼女の反応は無反応であって……。
何とか「小梅澤」さんと会話に成功するも「雪斗」が聞いたのは、声出すの久しぶりとか言われるし……、そんな彼女は突如自己紹介をしてくれることになる……、のだが……。
その会話の途中で、「小梅澤」さんのタンブラーを「雪斗」はこぼしてしてしまうことになります。
しかも、そのこぼしてしまったタンブラーの中には「小梅澤」さんのお気に入りらしいハーブティーが入っており、ひどく落ち込んでいる彼女の姿があって……。
そして、唐突に「小梅澤」さんは黙ってしまい、何を話しかけても表情をなに一つ変えず、「雪斗」がまるでいないかのようスケッチブックに絵を描き始めることになります。
僕とは違う次元にいるかのように。
”Yes”と”No”と書かれているプリンセスロッドの登場……、コミュ障の「小梅澤」さんが取った行動とは?
「雪斗」と「海里」は食堂で昼食をとっていると、カフェテラスで貝のオブジェに向かって筆を振るっている「小梅澤」さんの姿を目撃することになります。
しかも、その貝に落書きをしている「小梅澤」さんに対して、彼女と同じゼミの子たちが厳しく何かを話しかけている場面も窺えてきて……。
コミュ障の「小梅澤」さんは、話す代わりに”Yes”と”No”の紙が貼り付けられているプリンセスロッドを取り出して対応しだすことになります。
そのことに怒ったゼミ生は、そのプリンセスロッドを折ってしまうことになるのだが、突然大声を出して抱腹絶倒する「小梅澤」さんの姿があって……。
そんな「小梅澤」さんに対して周囲の学生は恐怖感を覚えるようになり、「小梅澤」さんから次々と離れていくことになります。
「ねー、ねー、知ってる? 小梅澤さんって好きな人いるらしいよ」
そんなある日、「雪斗」はそのような事を聞いてしまうことになったりして……、また、「雪斗」は偶然「小梅澤」さんが通っていそうな喫茶店を見つけることになります。
次元がちがいすぎる「小梅澤」さん……、そんな彼女は好きな人がいたりと「どんな展開になっていくんだ」と思わせられる作品なので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「オミサワさんは次元がちがう」の紹介でした。
1巻完結のライトノベルですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」