一風変わった青春ラノベ『スーパーカブ』に共感してほしい!
「スーパーカブ」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『スニーカー文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2017年5月1日です。
今回は、「スーパーカブ」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「スーパーカブ」の評価と感想
画像は【スニーカー文庫公式twitter】より引用
ないない尽くしの主人公がカブを手に入れたことによって世界を広げていく!? 一風変わった青春物語に共感してほしい!
「トネ・コーケン」先生の「スーパーカブ」。
スーパーカブを通して主人公の世界が広がっていくような展開は、凄く良かったとしか言いようがない。
スーパーカブに限らず言えるかもしれませんが、初めて何かを購入した時ってワクワクしますよね?
そんなワクワク感を伝えてくれるライトノベルで、スーパーカブを手に入れた彼女の行動一つ一つが新鮮で、これも青春の一つなんだなぁと心から思いました。
そんな主人公の成長が描かれており、カブを購入することによって彼女の人生が一変していくシーンは本当に読み応え抜群!
個人的には、カブを手に入れた主人公がどんどんと行動範囲をのばしていくのは、読み応えがあるところだと思いましたし、主人公の心情が直に伝わってきました。
また、最後の持っていき方も素晴らしいの一言で、1巻だけでも十分にまとまっている作品ですよ。
著者のカブ愛がしっかり伝わってきましたし、「これはあるある」と共感してしまう作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
イラストに関して、イラストレーターは「博」先生が担当しています。
表紙を見たとき、「普段のライトノベルのイラストとは違うなぁ」と思いつつ……、最後までこの作品を読んでみると、あのイラストでなかったらここまであの世界観に入りきれなかったかもと思ったりもします。
「このイラスト以外はありえない!」って個人的に思ってしまいましたね~
そんな「スーパーカブ」の評価は、10点中10点です。
ここから「スーパーカブ」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「スーパーカブ」の主なストーリー
山梨県北杜市(ほくとし)、初夏の陽の下で一人の少女が自動車を漕いでいた。
制服の下にジャージをはいた小柄な少女……、おかっぱ頭にうっすらリンゴ色のほっぺ、美少女と言うには小さく野暮ったい目。
田舎の女学生という印象しか抱かれないような女の子……、少女の名は「小熊」、高校二年生であり何も持たない天涯孤独の一人ぼっち。
父親は小熊が生まれて間もなく事故で死に、さほど多額でなかった父の遺産を切り崩しながら小熊を育てた母親は、小熊が高校に進学した直後、お役目終了とばかりに失踪宣言の紙切れを残して姿を消した。
高校に入っていきなり親を失った「小熊」は、奨学金の給付を受けて現在の高校に通い続けられることとなった。
そんなある日、いつもとは違う寄り道をした「小熊」は、中古バイク屋に並ぶバイクを眺めることになって……。
そこで「小熊」は、一台の見慣れた原付、スーパーカブと呼ばれる乗り物と出会うことになります。
ただの生活用品に過ぎない自転車ではなく、自分の暮らしに何かを与えてくれるものを期待して原付を見に来たが、目の前にあるのは道具以外の何物でもない原付。裏で野ざらしだったのか、ひどく汚れている。
中古バイク屋の爺さんはそのスーパーカブの値段を1万円だと言い、その値段を聞いた「小熊」は即答で「これ、買います」と……。
何も持たない一人ぼっちの少女は、スーパーカブを手に入れた。
「スーパーカブ」の登場人物
- 奨学金慎ましく暮らす天涯孤独の少女「小熊(こぐま)」
- バイクで通学する「小熊」に興味を持つ美少女「礼子(れいこ)」
ここまでが「スーパーカブ」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「スーパーカブ」どんな展開のストーリー?
「スーパーカブ」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「スーパーカブ」1巻の主な内容
山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、中古のスーパーカブを手に入れる。初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことでちょっと冒険をした気分。仄かな変化に満足する小熊だが、同級生の礼子に話しかけられ――「わたしもバイクで通学してるんだ。見る?」1台のスーパーカブが彼女の世界を小さく輝かせる。ひとりぼっちの女の子と世界で最も優れたバイクが紡ぐ、日常と友情。
初走行に、ガス欠に、初めての原付通学を経験する「小熊」……、「小熊」とカブの高校生活!?
親なし友達なし、ついでに趣味も無し……、何もない奨学金暮らしの生活に一台の原付バイクを迎え入れた「小熊」は、初めて乗るスーパーカブをおっかなびっくり走らせながら、何とか家に着いた。
バイク屋から高校前を経由し、駅近くのアパートに帰るまでの初走行は正直自転車で帰るより疲れた。
そこから「小熊」は初めてのガス欠に陥ったり、初めての原付通学をすることになって……。
一人ぼっちで何も無い小熊の何も無い高校生活、今日からはカブがある。
ないないの女の子はこれから、世界で最も優れたバイクと一緒に暮らし始める。
同じクラスの女子生徒、「小熊」と同じくカブに乗る美少女「礼子」……、そんな彼女から声を掛けられて……。
「小熊」の机の前に立っていたのは同じクラスの女子生徒「礼子」、彼女は長身で長髪、近寄りがたい美形であって……。
「小熊」と同じくクラスの他の女子とはあまり積極的に喋らないタイプで、当然「小熊」と会話する機会など無い……、「小熊」とは違う種類の人間。
そんな「礼子」は迷いの無い足取りで「小熊」の横まで来て、気付かない振りをしている「小熊」に話しかけてくることになって……。
「あなたはカブに乗っているの?」
しかも、「礼子」は後で「小熊」のカブを見せてほしいとか言ってくるし、「礼子」もまた、カブで通学する一人でもあった。
「わたしばっかり喋っちゃって悪かったわね。同じカブ乗りと知り合えて嬉しいわ」
一風変わった青春物語! ないない尽くしの主人公の成長をぜひ読んでほしい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「スーパーカブ」の紹介でした。
後の巻についても読み終わり次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」