「JKハルは異世界で娼婦になった」感想と評価 前向きに生き抜く「ハル」の成長物語!
「JKハルは異世界で娼婦になった」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『早川書房』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2017年2月15日です。
今回は、「JKハルは異世界で娼婦になった」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「JKハルは異世界で娼婦になった」の評価と感想
INDEX
画像は【早川書房公式twitter】より引用
最高傑作とは言えないまでも佳作の異世界ファンタジー!? 異世界で前向きに生き抜く「ハル」の成長物語!
「平鳥コウ」先生の「JKハルは異世界で娼婦になった」。
男尊女卑の異世界で娼婦となった「ハル」の過酷な日常生活……、自らの春を売り生き抜いていく彼女の様を篤と目に焼き付けて欲しい!
非常に生々しく艶めいた描写、そして、男が優位な世界で理不尽な場面に直面しながら「ハル」は前向きに生きていく。
そんな彼女に惹かれないまでも読んでいくうちに彼女をもっと知りたいという気持ちが湧いてきましたね。
なお、後半からの展開は正直予想がつかなかったですね~
あんな展開が待ち受けていようとは……、起伏ある展開に度肝を抜かれましたし、何より「ハル」が超かっこいい!
イラストに関して、カバーイラストは「shimano」先生・カバーデザインは「楠目智宏」先生が担当しています。
表紙しかデザインはないのですが……、この表紙からでも分かる、「『ハル』は普通の高校生だったんだ」ということ。
男女の行為が当たり前のように描かれる異色の異世界ファンタジー!? 何故か引き込まれていきますので気になった方はぜひ読んでみて下され!
そんな「JKハルは異世界で娼婦になった」の評価は、10点中9.5点です。
ここから「JKハルは異世界で娼婦になった」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「JKハルは異世界で娼婦になった」の主なストーリー
あたしがこっちの世界に来てまず一番ウケたのが避妊具が草ってことで、「やべ、草生える」って爆笑したら、「生えませんよ」とマダムは真顔で言った。
こういうこと二度としないと思っていたし……、けど今回のは生きていくためだし。仕方ないよね。
「いいわよ。採用。あなた人気出そうだしね。『夜想の青猫亭』へようこそ、ハルちゃん」
「よろしくお願いしま~す」
こうしてあたしは異世界で娼婦になった……、一回死んで飛ばされてしまった世界でとりあえず生きていくしかない。
学園祭の準備中にトラックに撥ねられてしまい命を失った「ハル」……、その時に「ハル」はノリの軽い神様からレクチャーを受けるのだが……。
この世界には普通の人には見えないけどレベルとかスキルとかパラメータが存在して、それが個人の能力とか強さの基準値になっていたりして……。
JK小山ハルの人生は、オタクくさいソシャゲみたいな世界で、ひっそりと春を売ることでリスタートするのだった。
というかわいそうな感じで始めた娼館暮らしだけど、わりとすぐ慣れてしまった。
あたしにもそれなりに固定客なんか付いたりして生活も安定してきた。今月の売り上げレースでは今のところ七位だ。
「JKハルは異世界で娼婦になった」の登場人物
- 異世界で娼婦となった女子高生「小山(こやま)ハル」
- 「ハル」とともに異世界に飛ばされた陰キャ「千葉(ちば)セイジ」
ここまでが「JKハルは異世界で娼婦になった」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「JKハルは異世界で娼婦になった」どんな展開のストーリー?
「JKハルは異世界で娼婦になった」はどんな展開なのか、簡単に紹介していこうかと思います。
「JKハルは異世界で娼婦になった」の主な内容
どこにでもいる普通の女子高生・小山ハルは、ある日交通事故に遭い――気づいたときには異世界に転移していた。チート能力も授けられず、男しか冒険者にはなれない状況で、ハルは生活のために酒場兼娼館『夜想の青猫亭』で働くことを決意する。だが男尊&女卑がはびこる異世界では理不尽なことも嫌なこともたくさんあって……。同じく現代から転移した同級生・千葉セイジ、娼館で働くルペやシクラソ、一途にハルに思いを寄せるスモーフとの出会いを経て、異世界に溶け込みはじめたハルを待ち受けていた過酷な運命とは……。
ウェブ上に掲載され、絶賛を受けた。異色の異世界転生小説が待望の書籍化。
異世界で娼婦となった「小山ハル」の成長譚開幕!? それは甘くない過酷な世界であって……
「ハ、ハル…ッ!」
「あー?」
「き、気持ちいいかいっ」
「あっ、うん。すごい、いいよっ、あぁん!」
娼婦を始めて6ヶ月。今のあたしに必要なのは、新しい自分探し……、そう、あたしだって変わらなきゃ。
毎日に変化を。フレッシュな人生を。こんなくっだらないことばっかしてないで何かにチャレンジしないとダメなんだ。
「あのさ、あたしにも冒険ってやつ教えてくんない? モンスター退治とか闘技場とか、儲かるんでしょ? 日中のヒマな時間とかで、あたしにもできないかな?」
「ハル」の考えは甘く、男尊女卑の世界で冒険者になれるのは男だけ。
数百年も前から続く魔王軍とかいうモンスターたちとの戦い。魔王の目的は分からないけど、どのモンスターも人間に対して攻撃的なのは共通している。
そんなモンスターたちと戦う上で「ハル」は決して冒険者にはなれない。しかも、「ハル」は優秀なスキルも持っていないし、無双することさえできない。
なんだよ。
スキルだの。無双だのって。
くだらね。
読み手を虜にする異質な異世界ファンタジー! 何気に何より平凡な缶蹴りのシーンが忘れられなかったりします。気になった方はぜひ読んでみて下さいな。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「JKハルは異世界で娼婦になった」の紹介でした。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」