「Unnamed Memory アンネームドメモリー」感想と評価 伝説的webノベルついに書籍化!
「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『電撃の新文芸』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2019年1月17日です。
今回は、「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」の評価と感想
INDEX
画像は【電撃文庫公式twitter】より引用
こんな至高で甘美な世界感を味合わせてくれるのか……、読む前には想像もつかない壮絶なインパクトを与えてくれる傑作。
「古宮九時」先生の「Unnamed Memory アンネームドメモリー」。
こういう作品にこそ”傑作”という言葉がよく似合う。
まさかここまでのめり込んで読んでしまい、その全てに何もかも魅了され、ページをめくりたくなる気持ちを抑えられなくなるほど嵌まってしまうとは誰が予想できようか。
本当に最高の一言でした……、おそらくここまでのクオリティだと今期五本の指に入ると私の感が囁いている。
毎回何らかの奇妙な事件が起こり解決していく「オスカー」と「ティナ―シャ」。そして、徐々に縮まっていく二人の関係……、完全に目が離せなくなってしまいますし、この先どうなっていくのだろうと続きが気になってしょうがない。
二人の絶妙な関係……、特に「ティナ―シャ」の心理描写を細かく描いているのも高評価であり、最後にどんな結末が待っていようともその”全て”を読みたいと心から思いましたね。
イラストに関して、イラストレーターは「chibi」先生が担当しています。
表紙のイラストも最高でしたし、何よりこの作品と非常に合っていましたよね。
ファンタジー感がびしびし伝わるイラスト……、「オスカー」はかっこいいし、何より「ティナ―シャ」が可愛すぎる!
絶賛すること間違いなし!? 至高で最高な物語をぜひ心に刻み込んで欲しい! 気になった方はぜひ読んでみて下さいね。
そんな「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の評価は、当然10点中10点です。
ここから「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の主なストーリー
それは、青き塔に棲む魔女。
呪いを受けた王族。
時を書き換えられるのなら何を望むのか。
全ては塗り替えられる物語である。
「これが魔女の住む塔か」……、目の前に建つ塔を仰ぐ彼には、気負いの欠片もない。
魔女……、それは大陸に五人しかいない、絶大な力によって異質とみなされる女たち。魔女は気まぐれに現れ、その絶大な魔力を以て災いを呼び、消えうせる。数百年もの長きにわたる畏れと災厄の象徴。
中でも最も強大な力を持つとされる魔女が、『青き月の魔女』で、彼女はどこの国にも属さぬ荒野に青い塔を建て、その最上階に棲んでいる。
この塔を登りきることのできた達成者は、彼女がその望みを叶えると言われているが、挑戦者が塔から帰らないと広まると、塔に近づく者は次第にいなくなっていった。
そんな塔を大国『ファルサス』の王位継承者である「オスカー」と、彼の従者「ラザール」が訪ねてきたのにはとある目的があった。
事の始まりは十五年前のこと……、ある晩、城の一室に、魔女の宣告が響いた。
「お前はもう子を生すことができない。そこにいるお前の息子もだ。お前たちの血は女の腹を食い破るだろう。ファルサス王家はお前たちを以て絶えるのだ!」
まず『青き月の魔女』に会って呪いを解く方法を聞く。駄目だったらこのまま呪いをかけた張本人の『沈黙の魔女』ところに行って呪いを解かせる。
魔法を無効化する伝説の王剣”アカーシア”を所有している「オスカー」はあっさりと試練を突破していき……、そして辿り着いた最上階に待ち受けていたのは、十六、七歳の美しい少女であった。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の登場人物
- 魔法を無効化する伝説の王剣”アカ―シア”の所有者にして次期王位継承者「オスカー」
- 荒野の塔の最上階に棲み、達成者の願いを叶える”青き月の魔女”「ティナ―シャ」
- 「オスカー」の幼馴染で従者の青年「ラザル」
- 「ティナ―シャ」の友人、”閉ざされた森の魔女”「ルクレツィア」
ここまでが「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王」どんな展開のストーリー?
「Unnamed Memory アンネームドメモリー」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「Unnamed Memory アンネームドメモリー」1巻の主な内容
「俺の望みはお前を妻にして、子を産んでもらうことだ」
「受け付けられません!」
永い時を生き、絶大な力で災厄を呼ぶ異端――魔女。強国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた『子孫を残せない呪い』を解呪するため、世界最強と名高い魔女・ティナーシャのもとを訪れる。“魔女の塔”の試練を乗り越えて契約者となったオスカーだが、彼が望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。
魔女によって呪われた王位継承者「オスカー」と強大な力を持つ”青き月の魔女”との出会い
「初めまして。私はティナ―シャといいます。もっとも私を名前で呼ぶ人はほとんどいませんが」
「――そういうわけで、呪いを解いて欲しい」と「オスカー」は「ティナ―シャ」に告げるも……、「先にお断りしておくと、『呪い』というのは必ずしも解けるわけじゃないんです」という返答。
「オスカー」の呪いは結局解けないとのことで、代わりに『沈黙の魔女』の魔力に耐えられる強い女性を選べば万事解決ということで……。
「ティナ―シャ」は『沈黙の魔女』の魔力に耐えられるらしく、そのことを「オスカー」に告げた後に気付いても時はすでに遅し。
「いるかどうか分からない女を捜すより確実じゃないか。俺の達成者としての望みは、お前がここを下りて俺の妻になること、でいこう」
「う、受け付けられませんよ、そんなの!」
「ティナ―シャ」は七十年前、ファルサスの城でしばらく暮らしていたこともあり「オスカー」は「ティナ―シャ」に望みを告げる。
「じゃあこうしよう。一年間ここを出て、ファルサスで、俺の傍で暮らす。これが達成者としての要求だ。これなら受け入れられるか?」
「いいでしょう。ならば私は、貴方の守護者として塔を下りましょう。今日から一年間、貴方が私の契約者です」
こうして『青き月の魔女』はファルサス王太子の守護者として、七十年ぶりに歴史にその姿を現すことになり、彼女自身の運命を覗きこむ物語は、これより始まる。
本当に”後悔させない”作品……、この世界観にずっと浸っていたいと思えるライトノベルですので、気になった方はぜひ読んで見てください。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「Unnamed Memory アンネームドメモリー」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」