「彼女のL」感想と評価 青春とミステリーをかけ合わせた作品、一気読み必須!
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最終更新日:2021/01/03
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「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『ファミ通文庫』で出版されているライトノベルで、発売日は2018年8月31日(金)です。
今回は、「彼女のL」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の評価と感想
INDEX
画像は【ファミ通文庫公式twitter】より引用
錯綜するそれぞれの感情……、そこから発展するストーリー展開は一気読み必須!?
「三田千恵」先生の「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」。
ミステリー要素もありましたが、どちらかというと青春要素強めの作品でしたね~
この作品は、嘘がわかる少年と嘘をつく少女、そして、嘘を決してつかない少女……、三人が織りなす殺人犯捜し、トライアングルストーリーとなっております。
そんな殺人犯捜しの中で、嘘をつかない一人の少女に少なからず好意を寄せながらも、嘘をつく少女に徐々に好意を寄せていくシーンは読んでいてグッときましたね~
だから、最後のあの瞬間はたまらないんですよ!
また、個人的にはそれぞれの登場人物の心情をしっかりと捉えているシーンは読み応えがありましたね~
錯綜する登場人物の感情……、そこから発展するストーリー展開……、読了感も文句なしでしたし、1巻でしっかりとまとまったレベルが高い作品だと思いますよ!
イラストに関して、イラストレーターは「しぐれうい」先生が担当しています。
「表紙最高でしょ!!」、個人的に髪の描き方がめちゃくちゃ好きですね~
これは購入意欲がそそられるし、とにかく「佐倉」さんを読んだ後に好きになってしまいますよ!
一気読み必須! 読んでいくうちにどんどん面白くなっていきますので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
そんな「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の評価は、10点中9点です。
ここから「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の主なストーリー
俺には、嘘が分かる。
人の会話の大半は嘘でできていて、唯一の真実を知ることは難しい。
彼の名前は「遠藤正樹」、高校生である彼は物心ついた時にはすでに嘘が直感的にわかる特異体質であって……。
ただし、わかるのは、その言葉が真実ではなく嘘だということだけであり、たくさんある真実以外のうち、たった一つがわかるだけであった。
「遠藤」は悪意ある嘘も嫌いだし、その場しのぎの薄っぺらい嘘も、大嫌いで、どんな理由があっても、軽々しく嘘をつく奴は信用ならないと思っており……。
そんな「遠藤」の父親は、「正樹」の特異体質を知っているため、疎遠になりがちで……、家族であるにもかかわらず「正樹」は疎ましく思われていた。
「おはよう、遠藤くん」
雨が降るそんなある日、「遠藤」はとあるクラスメイトに声を掛けられることになり……、その女子生徒の名前は「川端小百合」。
「川端」はクラスで浮いた存在であったのだが、「遠藤」は少なからず彼女に好意を持っていた……、なぜなら、彼女は決して嘘をつかないから……。
一方、「遠藤」のクラスには学校中のアイドルであり、誰にでも優しい「佐倉成美」がいて……、しかし、「佐倉」の言葉は嘘ばかり、そのため、「遠藤」は彼女のことが大嫌いであった。
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の登場人物
- 人の言葉の嘘を直感的にわかる「遠藤正樹(えんどうまさき)」
- クラスから浮いた存在、嘘を全くつかない「川端百合子(かわばたゆりこ)」
- 学校中で人気のアイドル、嘘ばかりついている「佐倉成美(さくらなるみ)」
ここまでが「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」どんな展開のストーリー?
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」1巻の主な内容
遠藤正樹は嘘がわかる特異体質で、川端小百合は決して嘘をつかない少女だった。そして学校のアイドル佐倉成美は、常に嘘をふりまく少女だった。ある日、川端と佐倉の共通の友人が亡くなってしまう。自殺という噂だったが川端は「彼女は殺された」と言い、佐倉も「彼女を追い詰めたのは私」とうそぶく。真相を知りたいと川端に頼まれた正樹は、その力で誰も知らない佐倉の心の内を知ってしまい――。願いと嘘と恋が交錯するトライアングルストーリー。
「川端」から告げられたのは”告白”ではなく、親友である「小林美沙」の殺人犯捜し!?
「遠藤くん、今、ちょっといいかな?」
「川端」から声を掛けられたのは、午前中の授業終わり……、「川端」は頬を紅潮させながら、恥ずかしそうに「遠藤」と二人きりで話したいらしく……。
そうして連れてこられたのは、「川端」が所属する海洋生物研究会の部屋。
これはまさかの告白だったりと思う「遠藤」であったが、そこで告げられたのは一つのお願いであり……、そのお願いとは……。
「――小林美沙を殺した犯人を、一緒に探してほしいっていうことなの」
「小林美沙」を殺した犯人とはクラスメイトの「佐倉成美」!? 大嘘つきの彼女がまさかの彼女を追い詰めた?
「小林美沙」とは、つい先月、自殺した同級生のことであり、自殺目的で飛び出し自動車に撥ねられ即死だったらしい……、その後、彼女の自宅に、家族宛に手紙が届いたとのことであった。
――今回のことは、全て私が私の意志で行ったことです。恨んでかまいません。だけど、悲しませないでください。
しかし、「川端」が言うには絶対に「美沙」は自殺したのではなく、殺されたということ。
「小百合」と「美沙」は従姉妹であり、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきて、大好きな親友同士であった。
「どうやって殺したのかはわからない。だけど、ある人物が美沙を追い詰めたってことは、わかってる」
その追い詰めた人物とは「佐倉成美」……、「川端」から告げられたのは大嘘つきであるということであって……。
犯人捜しに、青春特有の登場人物の悩み……、そして、恋愛要素もあるのだから読むしかない! 気になった方はぜひ読んでみて下され。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「彼女のL~嘘つきたちの攻防戦~」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」