「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」感想と評価 今最も熱くて見逃せないバトルファンタジー!
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は『MF文庫J』で出版されているラノベです。
ちなみに、「このライトノベルがすごい!2018」で新作部門21位にランクインした作品です。
今回は、「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の評価と感想を紹介していこうと思います。
この機会にぜひ、この作品を知っていただければと思います。
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の評価と感想
INDEX
画像は【MF文庫J公式twitter】より引用
中二心をくすぐるタイトルで、かなり熱くて続きが気になるライトノベルですよ!
「細音啓」先生の「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」。
タイトルを見たとき、「これは購入しなくては!」って思い、1巻が出た時、購入したのは記憶に新しいです。
購入してみれば、やはり読み応えがあって、予想をはるかに超えたファンタジー作品でした。
世界感が凄く良くて、ストーリーの展開も読み応えがありましたね~
巻が進みにつれて、知的好奇心が刺激され、読みたい衝動が止まらなくなり、早く続きを読みたい気持ちが抑えられなくなります。
また、そんなスケールのでかい世界感で、戦っていく「カイ」もかっこいいですね~
「カイ」は、銃剣と格闘術で主に戦っていくのですが、とにかく戦う「カイ」が強くてかっこよく、戦闘シーンも引き込まれますよ!
そして、そんな「カイ」と一緒に旅をすることになるヒロインの存在も「なぜ僕」に欠かせない要素です。
一緒に「カイ」と共に旅するヒロインが何人か増えていくのですが、その中でもやはり「リンネ」の仕草や言動などがなんとも可愛いこと!
ちなみに、3巻が登場してから管理人は「ジャンヌ」に傾きつつあって、挿絵のあのカラーのセリフとイラストを見たら、一気にその魅力に引き込まれて……。
話のテンポも非常に早く進んでいき、それでいてずっと先が気になる作品なので、気になった方はぜひ読んでみて下され!
イラストに関して、イラストレーターは、「neco」先生が担当しています。
管理人は、このような大人っぽいイラストが大変評価できる点だと思っていて、めちゃくちゃ魅力的に感じたイラストでしたね~
ヒロインも可愛いし、主人公もかっこいいし、敵キャラも魅力的だし、逆に悪い部分が出てこないイラストばかりですよ。
そんな「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の評価は、10点中10点です。
ここから「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の主なストーリー
”五種族大戦”、それはかつて”悪魔族”、”蛮神族”、”幻獣族”、”聖霊族”、そして人間を加えた五種族の大戦がかつては勃発した。
人間以外の種族には、”英雄”と呼ばれる最強の個体がおり、それぞれの種族を導き、そして人間は、窮地に立たされていたという。
しかし、そんな時、人間の前に一人の”英雄”が現れ、その名も「預言者シド」であった。
「シド」は、四種族の”英雄”を”漆黒のピラミッド”に封印し、人類を勝利に導き、今では、それは伝説となっていた。
そこから月日は流れることになり……。
『人類庇護庁』、それは、なんらかの事で他種族の封印が解け、もしもの時のための対他種族機関であった。
そこで「カイ」は、他種族に対抗するため、毎日鍛錬を欠かさず、”訓練狂”とも呼ばれていた。
一方、そんな「カイ」の仲間達は、絶対に他種族との紛争がもう一度起こるなんて思っておらず……。
しかし、そんな世界は、突如として”上書き”させられる……、ある者の手によって……。
その世界とは、「預言者シド」が存在しない世界、すなわち、人類が他種族に蹂躙された世界に改竄されたのであった。
そんな世界において、『人類反旗軍(レジスト)』と呼ばれる他種族に対抗する戦力があり、そこには元いた世界の仲間なども数人いたのだが……。
その世界で、「カイ」を覚えている者は誰一人としていなかった。
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の登場人物
この作品の主な登場人物です。
- 他種族専用武器『亜竜爪(ドレイクネイル)』を持ち、”徒手空拳”を操る「カイ」
- ”天使”と”悪魔”両方の翼を持つ「リンネ」
- 『ウルザ連邦』の『人類反旗軍』指揮官”霊光の騎士”「ジャンヌ」
- 歴戦の勇士であり、「ジャンヌ」の女護衛「花琳(ファリン)」
- ”エルフの巫女”「レーレーン」
- 『人類反旗軍』に所属する「サキ」と「アシュラン」
それぞれの”四英雄”
- ”悪魔族”の英雄:「冥帝ヴァネッサ」
- ”蛮神族”の英雄:「主天アルフレイヤ」
- ”幻獣族”の英雄:「牙皇ラースイーエ」
- ”聖霊族”の英雄:「霊元首・六元鏡光(リクゲンキョウコ)」
ここまでが「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」アニメ化して欲しい作品
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」は、アニメ化して欲しい作品だと個人的に思っています。
ここから「なぜ僕」のそれぞれの巻について、簡単に紹介していこうかと思います。
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」1巻の主な内容
「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ……!」
地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。書き換えられた世界でカイが見たのは、英雄シドの不在により人間が五種族大戦に敗れた光景――ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。だが神秘の少女リンネと出会い、カイはこの書き換えられた運命を打ち破ることを決意。英雄なき世界で、英雄の剣と武技を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」ファンタジー超大作、開幕!
『世界座標の鍵(コードホルダー)』、そして「リンネ」との出会い
「カイ」は、元いた世界で”悪魔族”の英雄が封印されていた墓所を訪れることになる。
そこで、”シドの剣”である『世界座標の鍵(コードホルダー)』を目にすることになり……。
それは、”運命を断ち切る剣”であった。
また、そこで一人の少女と出会うことになります。
そこで出会った少女の名前は、「リンネ」という名で、彼女は、”天使”と”悪魔”、二つの種族の翼を併せ持つ”天魔”であった。
そんな彼女は、”人間の英雄”を口にすることになり、彼女もまた、「カイ」と同じ運命を辿る存在であった。
そんな二人は、真の世界を取り戻すため、四種族の英雄と対峙していくことを決意します。
悪魔族の英雄、「冥帝ヴァネッサ」との激突!
かつての人間の領土であった場所は、”悪魔族”の根城とされていた。
そして、そこには”悪魔族”の英雄、「冥帝ヴァネッサ」がいるのだが、「カイ」と「リンネ」達はそこの領土を取り戻すため、「冥帝ヴァネッサ」が居る根城を攻め込むことになって……。
そこで「カイ」は、「冥帝ヴァネッサ」と対峙することになるのだが、圧倒的な力を持つ悪魔族の”英雄”を「カイ」は目撃することになる。
真の世界を取り戻すため、四種族の英雄と戦う事を決意した「カイ」と「リンネ」、果たして彼らの運命はどうなるのか? ぜひ読んでみて下さい。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」2巻の主な内容
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された。強大な異種族に支配された地上でただ一人、人間が勝利した世界を知る少年カイは、全ての人間から忘れられた存在になりながらも、英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」ことを決意する。運命の少女リンネと共に悪魔の英雄ヴァネッサをうち破り、人類を悪魔族から解放することに成功。さらに霊光のジャンヌと共に、蛮神族の領主イオ連邦へ。天使やドワーフたちの支配地でカイが見たものは、蛮神族の英雄・主天アルフレイヤの豹変だった。「主天様は……変わってしまわれた。すべてはあの時から……」早くも大ヒット! 圧倒的反響を巻き起こすファンタジー超大作、第2弾!
『イオ連邦』への遠征、そして”蛮神族”との出会い
支援要請が『イオ連邦』の『人類反旗軍』からあり、そこに駆けつけることになった「ジャンヌ」と「カイ」達……。
ちなみに『イオ連邦』には、”蛮神族”が身を潜めており、その種族は人間より狡猾で、上位互換とも言われています
『イオ連邦』に、「ジャンヌ」達は到着するやいなや、『人類反旗軍』指揮官「皇帝ダンテ」に悪意のような何かを向けられることになります。
そんな中、「ジャンヌ」の行動にいらだった「皇帝ダンテ」は、単独である作戦を決行することになり……。
蛮神族の英雄「主天アルフレイヤ」との激突!
かつての穏やかな力を持った「主天アルフレイヤ」は、変わり果ててしまった。
”蛮神族”とは、『天使』や『エルフ』、『ドワーフ』などから成る種族であるのが、「アルフレイヤ」は、天使以外の種族を劣等種扱いとし、関係を断ち切ることを突如、宣言することになる。
そのことに不満を持った”エルフの巫女”は、「カイ」と「ジャンヌ」達にある契約を提案することになります。
そして、「カイ」と「ジャンヌ」達は、「主天アルフレイヤ」と激突するのだが、「主天アルフレイヤ」は、”堕天”の道へと陥ることになる。
英雄との死闘が再び、変わり果ててしまった堕天使との激闘、ぜひ読んでみて下さい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」3巻の主な内容
世界は人類が五種族大戦に敗れた歴史へと「上書き」された――英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイは、何者かの影響で豹変した蛮神族の英雄・主天アルフレイヤを撃破。イオ連邦の地にひと時の休戦をもたらす。聖霊族が支配するユールン連邦への案内役として、エルフの巫女レーレーンを加えた一行。だが、凶暴化した巨大なベヒーモスの襲撃で事態は急変。導かれるようにオルビア預言神の祠へと辿り着く。「あなたたちに世界の運命を託したい。この世界は『偽り』です」。ジャンヌに救世主となるよう求める預言神。だが、カイはこの世界での出来事から神の言葉に疑問を抱いていた――大注目のファンタジー超大作、第3弾!
聖霊族の英雄「霊元首・六元鏡光」、聖霊族が支配する『ユールン連邦』へと向かうことになった「カイ」たち一行
「主天アルフレイヤ」の変貌から数週間後、「カイ」たち一行は、エルフの巫女である「レーレーン」を案内役として、『ユールン連邦』へと向かうことになる。
『ユールン連邦』では、”獅子王”と名高い「バルムンク」が指揮をとっているのだが、現状では”聖霊族”の領土となっており、”聖霊族”は、いまだに生態も対処法もほぼ判明しておらず、また、知能も低いため対話をすることのできない種族でもあった。
”聖霊族”には、”粘状生物(スライム)”や”幽体(ゴースト)”、そして”発光体(ランタン)”などがおり、銃などは効かず、種族の特徴に応じた耐性もあるとされている。
そして、その”聖霊族”の頂点に立つのは、英雄「霊元首・六元鏡光」。
そんな”聖霊族”が蔓延る『ユールン連邦』へと足を運ぶことになった「カイ」たち、そこで「カイ」たちは、”異形の怪物”と対峙することになり……。
”幻獣族”の襲撃、「オルビア預言神」との邂逅
『ユールン連邦』へと向かうには、緑の迷宮『シィエル・ミリ樹海』を抜けなければならず、その樹海は、世界最大の樹海とされており、「カイ」がいた正史ではこの樹海は存在しておらず、消滅したとされている。
そんな樹海を「レーレーン」の案内通り進む「カイ」であったが、その道中で食い荒らされている森の風景が飛び込んできて……、そこは”幻獣族”に荒らされた形跡があり、また、その幻獣族「ベヒーモス」が「カイ」たちを襲撃してくることになり……。
その「ベヒーモス」の襲撃に加えて、「カイ」たちはその樹海で”ある遺跡”を見つけることになります。
その遺跡は誰がいつ造ったかわからない建物「未解析神造遺跡(メガリス)」であり、その遺跡から何故か唐突に声が届いてきて……。
「何処へ行くのです? あなたたちは終に世界の中心を探しあてたというのに」
その声は、白い巨大な石像から聞こえてきて、しかも、その石像は、”私は、五種族大戦が終わった世界の存在です”と「カイ」たちに語りかけ、正体を「オルビア預言神」、かつて「シド」に助言を与えた”祈神”であった。
3巻も間違いなく、この世界の真理に究明した巻でした! その上、熱いバトルあり、「ジャンヌ」の「ねえカイ。一つ我が儘を言っていいかしら」というセリフにグッとくるところもある最高の巻でした! 気になった方はぜひ、読んでみて下され!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」4巻の主な内容
英雄シドの剣と武技を継承し「真の世界を取り戻す」決意をした少年カイ。聖霊族の英雄・六元鏡光との共闘で謎の怪物・切除器官を撃破。こうして世界輪廻を招いた元凶は、最後の四英雄・幻獣族のラースイーエに絞られた。一方で、順調すぎる世界の解放に戸惑いを覚えながらも、ジャンヌは幻獣族の支配するシュルツ連邦への進出を決意する。切除器官を従えて暗躍を続けるラースイーエ、存在が明かされた二人の“シド”――「この世界の秘密を知る者たち」とカイたちが邂逅を果たすとき、五種族大戦の影に潜んでいた「真の支配者」が目を覚ます――
『聖霊族』、最古の粘状生物である霊元主「六元鏡光」に告げられたのは、まさかの共闘の提案!?
“鏡光は提案する”
“人間の相手はまた今度。戦いをやめよう。幻獣族がこの連邦を狙っている”
「六元鏡光」が言うには、今まさに『幻獣族』が連邦を狙っているらしく、聖霊族との共闘により幻獣族を討つのが良いと師子王「バルムンク」は決することになって……。
しかし、意思疎通ができない聖霊族との共闘といっても、互いに干渉し合わない関係であり、互いに互いを“邪魔するな”ということで……。
そうして次の目的地を『シュルツ連邦』とし、「ジャンヌ」を総指揮官とし、「バルムンク」との合同部隊としてその地へと赴くことになる。
しかし、『シュルツ連邦』への道のりの途中、「カイ」はあることに気づくことになる。
「俺の知ってる大戦だと、ここは無主地じゃなくて地図どおり幻獣族の縄張りだったはずなんだ。無主地が広すぎる」
“シド”の名を持つ傭兵王「シド」との邂逅……、そして、「カイ」の前に立ちはだかる全ての元凶、牙皇「ラースイーエ」……。
幻獣族に襲われずに残っている人間の町『鉄屑の町アギト』、そこは定期的に地震が起きており、そのおかげで幻獣族が襲ってこないとされる町であった。
そんな町を「カイ」たちは訪れ、人類反旗軍隊長「カーセナル」に歓迎されることになり……、また、そこで「アーカイン」という人物の名について知ることになる。
「どの反旗軍にも馴染めない荒くれ者どもを片っ端から抱えこみ、強力な傭兵集団を作り上げた男です。アーカイン・シド・コラテラルの名を知らぬ者は、我がシュルツ連邦にはおりません」
そう、その人物とは「シド」の名を持つ者であり、「カイ」が今いる世界にはいないとされる人物の名前であった。
「この世界、人間以外すべての種族を根絶する」
世界の謎が次々と明かされていく第4巻! そして、「カイ」の前に現れるもう一人の「シド」と最後の英雄、牙皇「ラースイーエ」……。
まずます続きが気になってしょうがなくなる「なぜ僕」、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?」の紹介でした。
後の巻については、出版され次第、更新していければと思います。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」