「Zの時間」感想と評価 既存のゾンビものとは違うライトノベル?
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おすすめライトノベル サバイバル, HJ文庫, 眼鏡ヒロイン, ゾンビ
「Zの時間」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『HJ文庫』で出版されているライトノベルです。
今回は、「Zの時間」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「Zの時間」の評価と感想
画像は【HJ文庫公式twitter】より引用
既存のゾンビものとは違うライトノベル、最高のハッピーエンドとは何なのか?
「榊一郎」先生の「Zの時間」。
この作品は、ゾンビによって蹂躙されてしまった世界を描いており、そこで主人公たちがいかに生き延びていくのかを描いたライトノベルです。
まずこの作品を読んで、「これいつものゾンビ映画やん……」っていう気持ちになりませんでしたね~
というのも、ゾンビオタクである「樹堂乙羽」という眼鏡をかけた女の子が登場しており、彼女のゾンビへの知識があるからこそ既存のゾンビものとはなんか違うアプローチでストーリーが進んでいたからです。
また、”ラブコメ”部分も多く、”シリアス”な感じとのギャップが良かったですね~、やはりこういう絶妙なバランスは「榊一郎」先生だからこそできることだと思います。
あと、”誰も見たことがない最高のハッピーエンドを――――”という帯の表現も気になっており、ここからどんな展開を見せていくのか非常に楽しみですね~
世界が滅んでしまった状態からのハッピーエンド……、それも誰も見たことがないという……、「どんな展開を見せるんだぁぁぁ!!」ってなります。
イラストに関して、イラストレーターは「活断層」先生が担当しています。
眼鏡ヒロインを見たのは、個人的に久しぶりでかなり良かったです!
表紙もなんか購入したくなるようなイラスト・背景で、いざ購入してみればカラー・イラストと違和感なく楽しめましたよ。
そんな「Zの時間」の評価は、10点中9点です。
ここから「Zの時間」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「Zの時間」の主なストーリー
何もかもが死の印象に満ちた世界で、”HOUND9”は銃を持ち戦場を駆け巡っていた。
”HOUND9”こと「出庭博明」、彼は高校に通い始めて半年で色々あって不登校になってしまい、今では自分の部屋に引き籠もってFPSゲームに没頭している廃人であった。
そんな「出羽」は、FPSゲーム『ストラグル・フィールド』で十二ヶ月連続トップランカーを目指していたのだが、最近では『ストラグル・フィールド』のプレイヤー数はかなり減ってきており……、また、それは他のFPSゲームにも同様であった。
FPSゲーム『ストラグル・フィールド』の優秀な事務職AI『レイヴン』が言うには、この五日間でプレイしていたのは、”HOUND9”こと「出庭」一人であったとのこと。
FPSブーム終了とか考える「出羽」……、そんな時お腹が鳴ったので、一度ログアウトしようとすると、突然AIである『レイヴン』はこのようなことを告げることになります。
「どうかご武運を。ヒロアキさま」
AIである「レイヴン」がご武運を祈ると告げるのはプレイヤーをゲームフィールドに送る時だけなのだが、どうしてログアウト時にあのような台詞を告げたのかは謎であって……。
まぁ、「出羽」はそんな事を気にせず、空腹を満たそうと扉を開けることになるのだが……。
ところで、不登校になった「出羽」に対して家族からの風当たりが強くなってきており、最近では特にキツく、腐ったご飯などを部屋の前に置かれる始末であった。
そのこともついでに家族に文句を言おうとドアを開けることになるのだが、そこで「出羽」が目にしたのは、まるでゾンビのような母親の姿であって……、そして、その手には腐ったご飯も持っており……。
しかも、そのゾンビのようになった母親は、「出羽」を喰おうと襲い掛かってきて、また、父親も弟も同様にゾンビとなっていた。
ある日、ゲームを止めて部屋の外を出てみたら、家族がゾンビ化していました。
そんな状況を理解できない「出羽」……、そう「出庭博明」は一週間ばかり引きこもっていたら、今いる世界は既に滅んでしまっていたのである。
「Zの時間」の登場人物
- ゾンビオタクの女子高生「樹堂乙羽(じゅどうおとわ)」
- 廃人VRFPSゲーマー「出庭博明(でわひろあき)」
- 「博明」のFPS仲間だったお嬢様「古茶花篠(こさはなしの)」
ここまでが「Zの時間」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「Zの時間」どんな展開のストーリー?
「Zの時間」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「Zの時間」1巻の主な内容
廃人FPSゲーマー・出庭博明が久しぶりに外に出ると、世界は既に滅んでしまっていた。偶然にも出会ったゾンビオタクの少女・樹堂乙羽と共に、生き残るための準備を整えていく博明。一息ついた頃、彼はゲームサポートAI・レイヴンが不審な挙動をとっていることに気づく。画面に表示されたのは、見慣れぬキャンペーンとメッセージ――『生き延びろ。世界をやり直す為に』誰も見たことがない最高のハッピーエンドを、一芸に秀でたオタクたちでつかみ取れ!!
「出庭博明」の危機にスコップを持って窮地を救うことになる「樹堂乙羽」
「出庭博明」の家族は全員ゾンビになっていたのだが、ゾンビになっていたのは「出庭博明」の家族だけではなかった。
「博明」はゾンビになった家族から逃げるように家を出て、交番に駆け込むことになり……、そこで目にしたのは制服を着た女の子の死体とゾンビになった警官であった。
そして、そんな状況で「博明」のスマートフォンから突如『ストラグル・フィールド』の音楽が鳴ってしまい、そのゾンビに襲われることになってしまう。
絶体絶命の危機に陥ることになる「博明」、そんな彼を助ける女の子がいて、その女の子とは「樹堂乙羽」であり、彼女はスコップで警官の頭をぶっ刺すことになる。
しかし、「乙羽」は「博明」にもスコップを振り上げることになって……。
”ゾンビのプロ”である「樹堂乙羽」、ゾンビによって蹂躙されてしまった全世界……。
「樹堂乙羽」は”ゾンビのプロ”であり、ゾンビ映画を見続けたが故にこのような状況を臨機応変に対応していた。
「乙羽」によれば、この世界はすでに滅亡済みらしくて、ゾンビの数は日に日に次々と増えて言っている有様であった。
そして、そこから「博明」は「乙羽」と共に行動することになり、何故かホームセンターに立てこもることになって……。
「乙羽」が言うにはホームセンターは武器の宝庫らしく、また、そこで互いに感染してないかどうか確認することになり、「乙羽」はそこでいきなり服を脱ぎ出すことになる。
一方、「博明」も意を決して全てを脱ぐことになって……。
ラブコメ要素もあるサバイバルライトノベル? ここからどうやってハッピーエンドになるのか……、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「Zの時間」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」