歪な恋愛ストーリーを描いた「殺したガールと他殺志願者」が斬新すぎる!
「殺したガールと他殺志願者」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『MF文庫J』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年11月25日です。
ちなみに、『第16回MF文庫J新人賞《優秀賞》』を受賞した作品です。
今回は、「殺したガールと他殺志願者」を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「殺したガールと他殺志願者」の感想
INDEX
画像は【MF文庫J公式twitter】より引用
最愛の人を殺したい少女と、最愛の人に殺されたい青年が紡ぐ歪な恋愛ストーリー。
「森林 梢」先生の「殺したガールと他殺志願者」。
客観的な立場で見ると、初々しい恋愛をしている二人。
軽快な会話に甘々必須ですが、愛すれば愛すほど、読めば読むほど迫るのは死というデッドエンドです。
殺し、殺されたい恋愛なんて、考えただけでゾッとし、共感できるはずもない……。
人それぞれ価値観を持っていますが、少なくとも恋愛が成就すると殺されるなんてまっぴら御免です。
でも、彼らの恋愛を見ていると、そんな恋愛も一つの愛の形だと思わされます。
まあ、絞殺の予行演習なんてしたくないですけど。。。それ以外の初な恋愛を描いたシーンはすごくいい。
斬新さがあり類を見ない恋愛ラノベで、気になった方はぜひとも手に取っていただきたい一冊です。
シリアスと甘々がちょうど良い塩梅。
イラストレーターは「はくり」先生が担当しています。「幸色のワンルーム」などでお馴染みですね。
表紙のイラストはもの凄く良いですね。
また、「浦見みぎり」の表情にピックアップし、様々なシーンを切り取ったカラーイラストも個人的に凄く好き。
文句なしですね。
「殺したガールと他殺志願者」の評価
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉
#シリアスで甘々な恋愛ラノベを読みたい!
#斬新なラノベを読みたい!
#新人作家のラノベを読みたい!
「殺したガールと他殺志願者」の主なストーリー
「俺は、俺のことを愛している人に殺されたいんだ」
それが淀川水面(よどがわみなも)の願いであった。
ある日、死神と名乗る女性から言い渡されたのは、水面の願いを叶える一人の少女を紹介すること。
「どうしてそこまでする? 何が目的だ?」
「君を殺すこと」
不信感を募りながらも、待ち合わせ場所で待つ水面。
「貴方が殺されたい人ですか?」
気だるげなアルトボイス。ぎょっとして顔を向けると、無表情の少女が立っていた。
彼女の名前は浦見(うらみ)みぎり。”最愛の人を殺したい”という願望を幼少期から抱き、今では誰かを愛したくて、殺したくて堪らないらしい。
俺も、誰かに愛されたくて、殺されたくて堪らない。
生まれて初めての同種との邂逅。二人は協力関係を結び、距離を縮めていくのだが、待ち受けるのは水面のデッドエンド。
「殺したガールと他殺志願者」どんな展開のストーリー?
「殺したガールと他殺志願者」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「殺したガールと他殺志願者」1巻の主な内容
『最愛の人に殺されたい』と願う高校生・淀川水面は、死神を名乗る女から一人の少女を紹介される。「貴方が殺されたい人ですか?」出会い頭にそんなことを尋ねる少女。名前は浦見みぎり。『最愛の人を殺したい』という願望を持つ少女だった。互いの望みを叶えるために、二人は協力関係を結ぶ。水面はみぎりに愛されるため。みぎりは水面を愛するため。「貴方には、私の理想の男性になってもらいます」「……分かった」「殺したくなるくらい魅力的な男性にしてあげますから、覚悟して下さい」こうして始まった、歪な二人の歪な恋路。病的で猟奇的で不器用な少年少女が最高のデッドエンドを手に入れる物語、開幕。
最愛の人に殺されたい水面と、最愛の人を殺したいみぎり。
「だから、私が貴方を殺します」
「……おう、助かる」
「その代わり、貴方は私に愛されてください。私にとって、最愛の人になってください」
「わ、分かった。努力してみる」
「もし、貴方を愛することが出来たら、その時は遠慮なく刺殺してあげます」
そんなみぎりから唐突にデートをすると言われて……。しかも、プランを立てて、エスコートをしてくれとのこと。
言い訳は聞かないらしい。
最高のデッドエンドを迎えるため、二人は互いに歩み寄ることになっていき……。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「殺したガールと他殺志願者」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」