「鏡の国のアイリス」感想と評価 SCPを題材にしたライトノベルがここにっ!!
「鏡の国のアイリス」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『一二三書房』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年9月4日です。
今回は、「鏡の国のアイリス」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「鏡の国のアイリス」の評価と感想
INDEX
画像は【一二三書房公式twitter】より引用
SCPを題材にしたライトノベルがここにっ!! 面白いしか感想が出てこないし、とにかくこの世界観に浸ってほしい!
「日日日」先生の「鏡の国のアイリス」。
”SCP”ですよ!!
”SCP”を題材にしたライトノベルであって……、これは”面白い”しか感想が出てこない……。
やはりそれだけ魅せられましたし、ワクワクしながら楽しく読むことができますよ!
また、”SCP”を知らない主人公視点でストーリーが展開していくので、「SCPを知らない人にとってもかなり面白い作品なのではないでしょうか」とだけ言っておきたいです。
こと細かに「アイリス」が”SCPオブジェクト”について語ってくれます。
私自身も”SCPオブジェクト”のことをあまり知らなかったのですが、読んでいくうちに興味が湧いてきましたね~
それくらい分かりやすく描かれていますし、次々と読みたくなるような衝動が止まらなくなりますよ!
個人的には”ぜんまい仕掛け”のストーリーは好きでしたね~
イラストに関して、イラストレーターは「しづ」先生が担当しています。
「アイリス」マジ天使!!!
表紙はもちろんのこと、カラー・モノクロとほぼほぼ「アイリス」がイラストを独占しています。
本当に可愛く魅力的なキャラクターですし、読んでいく内にかなり引き込まれてしまいますよ!
自然と人に勧めたくなるような作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな(できれば2巻も出て欲しい……)!
そんな「鏡の国のアイリス」の評価は、当然10点中10点です。
ここから「鏡の国のアイリス」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「鏡の国のアイリス」の主なストーリー
放課後、とある図書館に寄るのが日課となっている主人公……、そんな主人公はある先輩と話しており……。
それは、”この図書館で主人公が手に取って、開くと必ずかわいい女の子の写真が挟まっていた”という怪奇現象についてであり、他の書架でも、どの本でも結果は同じらしい。
「その女の子って、知りあい……じゃないんだよね?」
その女の子は主人公とは関係があるとも思えない、見知らぬ女の子、おそらく彼女は外国人だろう。
そんな時、本を開くと突如、見知らぬ場所へと主人公は飛ばされることになって……、そこで、”写真の少女”と出会うことになります。
「まず自己紹介しましょうか。私はアイリス=トンプソンです、『SCP-105』なんて呼ばれることもありますけど。できれば普通に、アイリスって呼んでくださいね」
ここはアメリカ合衆国の地図にない場所……、極秘施設であり、彼女が言うにはごく平均的なSCP財団の研究所であるらしい。
SCPとは、理解の及ばない不可思議なものを総称して、”SCPオブジェクト”と呼ぶらしく……、ちなみにSCPのSは確保(Secure)、Cは収容(Contain)、Pは保護(Protect)とのこと。
そういった非常識な怪異、理解不能な代物であるSCPプロジェクトを速やかかつ安全に確保し、世間から遠ざけて隔離・収容し、適切に管理し保護するための団体がこの秘密組織、SCP財団(Foundation)。
「むしろ、あなたが何者で、何のために我々の研究所に出現したのか――その理由や理屈を探るのが、私の目的です。自分では、よくわかっていないんですよね?」
「あなたは、財団によって『SCP-105-C』と呼称されるようです。名前からわかるとおり、私――『SCP-105』の付属品、あるいは関係する何かだと思われているようですね」
「鏡の国のアイリス」の登場人物
- 見知らぬ場所へと飛ばされてしまうことになる主人公
- SCP財団の研究員、写真の少女「アイリス=トンプソン」
- SCPオブジェクトに関する知識が豊富なSCP財団研究員「ジャック=ブライト」博士
ここまでが「鏡の国のアイリス」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「鏡の国のアイリス」どんな展開のストーリー?
「鏡の国のアイリス」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「鏡の国のアイリス」1巻の主な内容
「本を開くと、必ず女の子が写った写真が挟まっている」という怪奇現象に見舞われていた主人公。ある日、図書館で本を開いた瞬間、見知らぬ場所へ飛ばされてしまう。刑務所のような殺風景な場所に、目の前には写真の女の子。彼女の名前は「アイリス」。そしてこの場所は「SCP財団」という「常識から外れた存在」を確保・収容・保護する組織の研究所だという。主人公は「収容対象」としてアイリスと行動を共にすることになるが…。
世界中に広がるオープンシェアワールド「SCP Foundation」をオリジナルノベル化!!
写真の少女「アイリス」の部屋にある数枚の写真……、その内の一枚には……。
そういえばアイリスは、『写真の少女』だ。
写真のなかの彼女は、たいていいつもカメラを抱えており……、てっきり彼女は写真撮影が趣味または仕事なのでは……と思っていたのだが……。
写真はどれも凝った構図ながらも、ほんのすこしの枚数しか見当たらない……、そんな中、一葉だけ真っ白で何が写っているのかわからない写真があって……。
なぜかその写真だけ、裏向きにピン止めされており、ほんの興味本位で僕はこの写真に触れてしまうことになる。
僕はこのとき、この写真に触れてしまったことを――ずいぶん後まで悔やむことになる。
写真の中に吸い込まれてしまった主人公!? そこは凄惨で血まみれの現場であった。
その写真は、真っ赤だった。
その赤い色は人間の血の色……、その写真はどうやら殺人現場のものらしい。
部屋中に血が飛び散り、凄惨な写真……、そんな時、突如として写真のなかで飛び散っている血液が、溢れてきたみたいに視界が真っ赤に染まり、僕の意識はそこで途切れてしまった。
そこは既視感のある写真の中、大量の血液が飛び散っており、僕は異様な状況過ぎて声もあげられず立ち竦んでしまう。
その部屋の片隅には、今まさに死ぬ寸前の男性がいて……、そんな彼は必死で何度も同じ言葉を繰り返していた。
「逃げろ――アイリス、あいつが僕らを殺しにくる」
有名どころのSCPオブジェクトが続々と登場してくる!? SCP初心者でも安心して読めますので、気になった方はぜひ読んでみて下され!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「鏡の国のアイリス」の紹介でした。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」