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「ハル遠カラジ」感想と評価 「平浦ファミリズム」に続く新作の作品がここにっっ!

公開日: : 最終更新日:2018/08/27 おすすめライトノベル , , , , , , ,

「ハル遠カラジ」というライトノベルをご存じでしょうか?

この作品は、『ガガガ文庫』で出版されているライトノベルで、発売日は2018年6月24日です。

今回は、「ハル遠カラジ」の評価と感想を紹介していきます。

この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。

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「ハル遠カラジ」の評価と感想

画像は【ガガガ文庫公式twitter】より引用

「平浦ファミリズム」に続く新作の作品! 二人の旅の結末をぜひ知って感動してほしいし、色々なことを考えさせられる作品!

遍柳一」先生の「ハル遠カラジ」。

平浦ファミリズム」の作者さんである「遍柳一」先生の新作! 個人的にこの作者さんの文章は好きなので凄く楽しめましたよ!

こんな荒廃した世界でも悪くないなぁ~と思えるくらい優しくて様々なものが詰まった作品で、その魅力に引き込まれてしまいました。

この作品は、人類のほとんどが消え去った世界を舞台に、一人の少女「ハル」とロボットの「テスタ」が旅をしていくというストーリーになっております。

そんな旅の中でも、ロボットの「テスタ」には寿命があって……、最後の結末はどうなるのだろうってページをめくっていて何度も思ってしまいますよ。

また、機械の感情……、ここでいうと人工知能の感情にあたるのですが、その感情が直に伝わってきて、よりこの物語に浸れると思います。

人工知能たちにも自己矛盾を抱えており、最後の最後には”答え”を見つけていくシーンには凄く共感しましたね~

久しぶりに『ガガガ文庫』で推したいと思った作品ですので、気になった方はぜひ読んでほしい。

イラストに関して、イラストレーターは「白味噌」先生が担当しています。

イラストもこの世界感に凄く合っているイラストばかりで楽しめましたよ!

特にモノクロのイラストが良かったですね~

そんな「ハル遠カラジ」の評価は、10点中9点です。

ここから「ハル遠カラジ」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。

「ハル遠カラジ」の主なストーリー

「テスタはさ。どうしてたまに、なんにも言わなくなるときがあるんだ?」

「病気なのです。私は……」

十六年前、人工知能を有する歩行型戦闘用補助ロボットとしてこの世に生まれた「テスタ」は、軍事用兵器として、人間を殺すための道具を造ることを、人々から求められていた。

しかし、現在では人間はほぼ滅びゆき、「テスタ」の役目は何故か「ハル」の世話へと変わっていった。

「今日からメイドロボに転職だな、テスタ」

そんな消え去った地上で、「テスタ」は「ハル」という口の悪い少女と共に生き、旅をしており……。

しかし、「テスタ」の命は永遠ではなかった。

AIMD(エイムド)――Artificial Intelligence Mental Disorder

それは、論理的自己矛盾から生じる人工知能精神障害のことであり、それは刻一刻と「テスタ」の体を蝕む病名であった。

時間と共に知性を侵略し、いつか再起動すらも叶わぬ完全停止状態に陥ってしまう……、人工知能特有の、死に至る病であった。

そのために「ハル」は機械の医師を探しており、どうしても「テスタ」の病を治したくて……、一方、「テスタ」はせめて最後まで、「ハル」と共に……。

「ハル遠カラジ」の登場人物

  • 武器を修復することができるトカゲ型ロボット「テスタ」
  • 「テスタ」の主人である黒髪の女性「ハル」
  • 旅の途中で出会うことになる、とある金髪少女「イリナ」

ここまでが「ハル遠カラジ」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。

「ハル遠カラジ」どんな展開のストーリー?

「ハル遠カラジ」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。

「ハル遠カラジ」1巻の主な内容

私の名は、テスタ。武器修理ロボとしてこの世に生を受けた、はずである。人類のほとんどが消え去った地上。主人であるハルとの二人きりの旅。自由奔放な彼女から指示されるのは、なぜか料理に洗濯と雑務ばかり。「今日からメイドロボに転職だな、テスタ」。全く、笑えない冗談だ。しかしそれでも、残された時を主人に捧げることが私の本望に違いない。AIMD――論理的自己矛盾から生じるAIの精神障害。それは私の体を蝕む病の名であり、AI特有の死に至る病。命は決して永遠ではない。だから、ハル。せめて最後まで、あなたと共に。

一人の金髪少女「イリナ」との出会いから……、彼女も二人の旅に同伴することになる!?

「ハル」と「テスタ」は、旅のさなか一人の少女と出会うことになります。

彼女の名前は「イリナ」、彼女はただの旅人にすぎなかったのだが、刃物を手にした「イリナ」に脅されることになって……。

「別にあたしたちは、お前を取って食べたりはしない。ただ少し、質問に答えて欲しいだけだ」

「そうだ。あたしたちは機械の医者ってのを探している。少しでも知っていることがあったら隠さずに教えろ。さもないと――」

「イリナ」の反応はとういと、医工師を知っているわけでもなく……、しかし、彼女はどうやら医者見習いのようであり、急に調子に乗り始めることになります。

「私のことは、どうぞ、『さすらいの医者』とでもお呼びください!」

こんな世界でも誰かのために頑張れるために……、「イリナ」は「ハル」の一人の友人として接することになる!?

「じゃ、じゃあよ。あんたなら、テスタの病気も診てやることができるのか? こいつもAIMD(エイムド)とかいう病のせいで、よく体が固まっちまうことがあるんだ」

「イリナ」がいうには、精神医学の知識もあるので「テスタ」の治療に役立てるとのことであった。

「ハル」は満更でもないように思っており、一方、「テスタ」は「イリナ」は単に私たちの旅に同行したいだけなんじゃないのかと冷静に考えており……。

まさにその通りであったのだが、「テスタ」は自分の病とは関係なく「イリナ」を受け入れ、彼女とともに旅をすることになります。

「あの、ひとつだけ、お願いがあるんです!」

そんな「イリナ」にも旅を同行するためだけなく、何かしらの魂胆があったらしく……、「イリナ」は「テスタ」にとあるお願いをすることになります。

『幼女戦記』の「カルロ・ゼン」先生も嫉妬するくらい骨太な作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

以上、「ハル遠カラジ」の紹介でした。

気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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