「百万光年のちょっと先」感想と評価 5分であなたを虜にする48品のショートストーリー
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「百万光年のちょっと先」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『JUNP j BOOKS』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年2月7日です。
今回は、「百万光年のちょっと先」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「百万光年のちょっと先」の評価と感想
INDEX
画像は【JUMP j BOOKS編集部公式twitter】より引用
5分であなたを虜にする48品のショートストーリー集! 最後のオチにグッとくる!?
「古橋秀之」先生の「百万光年のちょっと先」。
個人的にお気に入りのストーリーを3つ挙げるとするならば、「三倍返しの衛生」と「顔をなくした青年」、「最後の一冊」。
”5分であなたを虜にする”というのはあながち間違っておらず、まとまった約10ページのショートショート集48本の世界観に嵌まってしまいます。
最後にはしっかりとしたオチがあって、「おぉ~、納得。楽しかった」と思える時間に浸れると思いますよ!
しかも、全部が全部、単なるショートストーリーなのではなく”すこしふしぎ”、ちょっと変わった”SF”要素が盛りだくさんに詰め込まれており、余計に物語に没入してしまいます。
今まで聞いたことのないような、読んだことのないような話の連続で、「この後どうなる?」と終始気になると思いますよ。
いや~、文句なしに楽しめたし、驚きの連続……、グッチョブ!
イラストに関して、イラストレーターは「矢吹健太朗」先生が担当しています。
「矢吹健太朗」先生といえば最近では「ダーリン・イン・ザ・フランキス」でお馴染み。
表紙も言うまでもなくSF感が漂っていますし、モノクロのイラストに関しては言うまでもなくハイクオリティ。
48回も楽しめるショートストーリー、あなたもぜひ読んで虜になって下さい!
そんな「百万光年のちょっと先」の評価は、10点中10点です。
ここから「百万光年のちょっと先」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「百万光年のちょっと先」の主なストーリー
人それぞれの、原風景と言うべき特別な記憶……、私にとってのそれは、子供部屋の薄暗い天井に浮き出た染みと、柔らかなランプの光。
そして、古びたつやの出た木製のマニピュレーター、私の手をやさしく握る感触。
私の生まれついた家は中流家庭だったが、一台の自動家政婦を使っていた……、死んだ祖父が格安で買い入れたという彼女は、何十年も働いてくれている。
少女のようでもあり、老婆のようでもあり、あるいは古い家具のようでもあるその奇妙な存在を、幼い私はなんの疑問もなく受け入れていた。
「たまには外に出たくないの?」
「お外はもう十分」「この目でほうぼうを拝見してまいりましたから。それはそれは、記憶装置がパンクしそうなくらい、さまざまな出来事を目の当たりにしたのですよ。うれしくなることやら、悲しくなることやら、びっくりすることやら」
「はてさて、ひとことで言えるものじゃあございません。長くなりますから、お話はまた明日にでも」
「では、ひとつだけお話ししましょう」
話の出だしは、いつも同じ……、「そう、あれは――百万光年のちょっと先」。
「百万光年のちょっと先」の登場人物
- 長年働き続ける自動家政婦「彼女」
- 自動家政婦から驚き、恐怖、感動のストーリーを聞くことになる「私」
ここまでが「百万光年のちょっと先」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「百万光年のちょっと先」どんな展開のストーリー?
「百万光年のちょっと先」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「百万光年のちょっと先」の主な内容
貴方が眠りにつくまでに「彼女」が語り聞かせてくれるのは、5分間で味わえる「すこしふしぎ」な驚き、恐怖、感動のストーリー。
古橋秀之が紡ぐ珠玉の物語を、矢吹健太朗の美麗イラストが彩る、奇蹟のショートショート集。
百万光年のちょっと先、今よりほんの三秒むかし。
彼女から語り聞かせてくれるのは、5分間で味わえる「すこしふしぎ」な驚き、恐怖、感動のストーリー。
死神と宇宙船の話や”誕生前徴兵”という制度が導入された国の話、そして、究極の大百科事典の話、身の丈ひとつで恋をする話……。
はたまた、十億と七つの星の話や不死身の兵隊の話、三倍返しの衛生の話、恋文を書くロボットの話、電卓ジョニィの冒険、穴の底に住む男と凍った娘の話、顔をなくした青年の話……。
その他にも、ひとりのまぬけな男の話や絵と歌と、動かぬ巨人の話、”完全燃焼タブレット”という運動補助食品の話、五歳から、五歳までの話、首切り姫の話、最後の星のりたちの話、鍛冶屋の弟子の話……。
まだまだ、賢者と戦争の話やパンを踏んで空を飛んだ娘の話、非言語的コミュニケーションが人間関係の基盤となった国の話、死者のボタンの話、勉強熱心な男の話、首から下と宇宙グモの話、平和の運び手の話、ドロン猫と猫獲り名人の話、四つのリングの話などなど。
さて――物語に終わりがあるように、あらゆる存在には、それぞれの最期の時がいつか訪れる。
気になるタイトルの数々……、その世界観にせひとも没入してほしいし、楽しんでほしい。気になった方はぜひ読んでみて下さい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「百万光年のちょっと先」の紹介でした。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」