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2018年新作ノベルズランキング 厳選した15作品をランキング形式で紹介!

2018年新作ノベルズランキングを紹介していこうと思います!

今回対象とさせていただいた作品は、”2018年1月~12月までに出版された新作ライトノベルズ”です。

ノベルズと言えば、あのお高い1000円する本です……、なかなか購入するのに勇気がいりますが、個人的におすすめのノベルズを紹介していこうかと思います。

ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。

では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルズとの”出会い”があればと思います。

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2018年新作ノベルズランキング【2018年1月~12月編】

INDEX

画像は【GCノベルズ公式twitter】【アース・スターノベル公式twitter】【ツギクルブックス公式twitter】【GAノベル公式twitter】【オーバーラップ公式twitter】【TOブックス公式twitter】【一二三書房公式twitter】【KADOKAWA宣伝局公式twitter】よりそれぞれ引用

管理人が”2018年1月~12月”までに出版された新作ノベルズを読んだ本数は約25冊です(※読んだ本数が少ないのはご勘弁して下さい<(_ _)>)。

その読んだ約25冊の中で、管理人が気に入ったノベルズ15冊をランキング形式で紹介していきます。

第15位:「冒険家になろう!~スキルボードでダンジョン攻略~」〈著者:萩鵜アキ イラスト:TEDDY〉

目の前にいても認識されないほど存在感皆無な空星晴輝は、「目立ちたい」という想いだけで冒険家になった。そんなある日、北海道の自宅地下にダンジョンが発生。そこで偶然にも、スキルポイントを使って自由にステータスを成長させられる魔道具『スキルボード』を拾う。それを駆使し、毎日自宅ダンジョンに取りつかれたように潜り続ける晴輝は果たして人気者になれるのか――!? タマネギにジャガイモ……可愛いモンスター大量発生中!
「小説家になろう」発、第六回「ネット小説大賞」受賞の大人気ファンタジー、堂々書籍化!

主人公の成長していくシーンは爽快でたまらない!? 現代の日本を舞台に一人の少年は脱・存在感空気のため冒険していく!

主人公がとてつもなく成長していくシーン、魔物と対峙しダンジョンを攻略していく場面を読んでいると、少し「ダンまち」と作風が似ているかもですね~

ですが、テンポの良い戦闘シーンの爽快感もありますし、現代を舞台にしている要素はこの作品の独特な魅力!

何と言ってもやはり主人公がとてつもないスピードで成長していくシーンはたまらないんですよね~

しかも、それがスキルボードという目に見える形で表現しているので、読んでいてワクワクしてきますよ!

『スキルボード』を拾った「空星晴輝」、自らのスターテスに書かれてある”成長加速”というスキル!?

札幌にある北海道最大のダンジョン、地下歩行空間――通称『ちかほ』から出てきた男……、ダンジョンに入れるのは一部の人々が憧れる職業”冒険家”だけだ。

存在感が薄すぎる男「空星晴輝」は、存在感空気を脱出するために冒険家になったのだが、冒険家になったからといって、目立つわけではなかった。

ダンジョンの存在が確認されたのは、今から五年ほど前のこと……、それは突如世界に、同時多発的に発生した。

「空星晴輝」の北海道自宅地下においてもダンジョンが突如出現……、また、そのダンジョン入口で長方形の石を拾うことにもなって……。

第六回ネット小説大賞を受賞したファンタジー作品! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな!!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★☆☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第14位:「無双航路 転生して宇宙戦艦のAIになりました」〈著者:松屋大好 装画:黒銀(DIGS)〉

意識を取り戻した時、普通の男子高校生・阿佐ヶ谷真は、なぜか異世界で帝国艦隊所属・宇宙戦艦カプリコンのAIになっていた。当の戦艦カプリコンはといえば、敵の連合艦隊に針路を完璧に包囲され僚艦もわずかという絶体絶命の大ピンチ。しかも艦長は儀礼的に乗艦していたお飾りの皇女で、彼女からの戦術的な助言は見込めそうにない。AIとなった真は「人間」でもある自分の特性を活かし、生き残るため斬新な戦術を駆使して撤退を試みる――。
「小説家になろう」発の作家が描く「まだ誰も見たことのない最強の撤退戦」がここに始まる――!

硬派なSFライトノベル! まさか”転生”と”AI”を織り交ぜてこようとはっ!!

まさか”転生”と”AI”を織り交ぜてこようとは夢にも思いませんでした。

読み応えが凄くあり、それでいてズバズバと読んでいける面白さ!

どんな展開になっていくのか全く予想がつかないし、次どんな展開を見せてくれるのかワクワクしながら読んでいけると思いますよ。

戦術や作戦なども緻密によく考えられており、そこも読ませる力がありましたね~

まだ誰も見たことがない最強の撤退戦が今始まろうとしていた!?

目覚めた瞬間、直径一メートル、重さ七トンの質量弾が、ぼくの第三補助エンジンを吹き飛ばした。

ぼくは帝国軍第十軍団に所属する、巡洋戦艦カプリコンの仮想人格プログラムであり、巡洋戦艦のAIであった。

ぼくは「阿佐ヶ谷真」、十七歳、高校二年生。日本人で人間だ……、なのに……、「なにがどうなってるんだ!?」

どういう経緯でこのような状況になったのかは不明、とにかく今は戦闘中で攻撃を受けている真っ最中であった。

AIだけどAIではない、こんな熱いSFは久しぶりに出会ったという気持ちになりますので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第13位:「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた」〈著者:門司柿家 イラスト:toi8〉

故郷の田舎で冒険者モドキの生活を送っているベルグリフは、森で拾った愛娘アンジェリンを育て、都へと送り出す。久し振りの帰郷の知らせを受けるものの、当の娘はなかなか帰ってこず、日に日に心配は増すばかり。一方、ベルグリフに憧れ冒険者となったアンジェリンは、都のギルド最高位《Sランク》までのぼりつめ、日々忙しく活動していた。そんな彼女が5年ぶりに大好きな父のもとへと帰ろうとするのだが、急きょ魔獣討伐に駆り出されてしまったり、盗賊団を成敗したりと、なかなか帰路に着くことができず……。
「一体わたしはいつになったらお父さんに会えるんだ……!」
親子のふれあいと友情、そして迫力のバトルシーンを鮮やかに描く、ハートフル異世界ファンタジー、ここに開幕!!

圧倒的実力を誇る最強のファザコン娘現る! 親子の友情を描く異世界ファンタジーがここにっ!!

「父親思いの娘が強すぎる……!」、もうこの言葉しか出てこないですね~

父親の元を離れて最強の冒険者になったものの、いつまで経っても父親に甘えん坊で……、そして、何度も会おうとするがなかなか会えない様が面白い!

会えないと分かった娘「アンジェリン」の態度といったら……、「恐ろしや~」です。

でも、そんな「アンジェリン」の実力はSランク冒険者というトップレベル……、彼女の圧倒的(八つ当たり?)な実力をぜひ目に焼き付けてほしいです。

四年でSランクへと駆け上がった黒髪の冒険者、”黒髪の戦乙女”の異名を持つ少女「アンジェリン」との出会い

あの黒い魔獣に食いちぎられた瞬間の燃えるような痛み……、もう八年近くも経つのにそいつが襲ってくるとうんざりする。

もう歩くのに支障はない。長いリハビリの後、今では剣を持って戦う事だってできるが、冒険者として生活するには些か心もとないが……。

「ベルグリフ」は七年ばかり前に故郷のトルネラ村に帰って来て、今は二十五歳である。

冒険者となってから二年と少しで魔獣に右足の膝から下を食いちぎられ、それでもリハビリを続け小さな仕事を続けていた。

そんなある日、薬草を求めて山に入っていた「ベルグリフ」は赤ん坊を見つけることになる……、少し逡巡したが、放っておくわけにもいけない気がして……。

最近「toi8」先生のイラストに個人的に嵌まっているのですが、ダンディーなおじさんを書かせたらピカイチ! また、「アンジェ」のカラーイラスト、疾風迅雷がよく似合うイラストに心打たれました……、凄くこの作品と合っているイラストですので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第12位:「無双系女騎士なのでくっころは無い」〈著者:赤木一広 イラスト:吉武〉

カレリア王国の第十五王子イェルケルは悪徳領主の罠にかかり絶体絶命の危機に陥ったが、そこに救いに入ったのは女騎士のアイリとスティナであった。異常なまでに腕の立つ彼女らと命からがら帰還したイェルケル。しかし更に反乱鎮圧の最前線に送り込まれてしまう。たった三人で、三千人との戦闘を命じられ、彼らは果敢に敵軍に斬り込んでいく――。
「まあ三分の一も殺せば、勝てるでしょうな」「それは本気で言っているのか……?」
戦い後の彼らの日常を描く書き下ろしエピソードも収録。
彼らのあとに積み重なる死体は数千体!? 疾風迅雷、天下無双の剣技が冴え渡る、無双アクションファンタジー!

”主人公最強”というよりは”ヒロイン最強” 強すぎる少女二人の無双劇に心躍るし、ついつい読み込んでしまう!?

まさにこの作品は”爽快”そのものでしたね~

読み応えは抜群でしたし、少数精鋭で何千人もの敵と戦って次々と相手を倒していくシーンは心躍りましたよ!

また、これまでの主人公最強もの、ヒロイン最強ものの常識を覆してしまうような作品だったと個人的に感じました。

なんといっても見所は、少数で何千人もの敵と戦闘を繰り広げていくシーン!

主人公の一人が最強で、少数の敵と戦い無双を繰り広げるシーンは何作品かあったと思いますが、何千もの敵との無双劇は読んでいて心躍りましたし、いつ死んでもおかしくない死闘を繰り広げている所もグッチョブでした。

カレリア王国第十五王子「イェリケル」は、齢十七にして生まれて初めて、生死の際にまで追い詰められていた。

場所は査祭に訪れた辺境地区の城、そこで「イェリケル」は金属鎧に身を包み、殺気に満ちた完全武装の兵士三十人に今まさに囲まれていた。

「イェリケル」は城主にまんまとハメられ、今のような絶体絶命の窮地に立たされており……。

騎士学校を卒業して、既に三月……、黒の軍服に身を包んだ「イェリケル」は『大鷲騎士団』副団長に呼び出されることになり……、そうして言い渡されたのが五人の騎士を率いて辺境領へと視察することであった。

そんな五人の騎士の他に、更に二人の騎士見習いがおり……、一人は「アイリ・フォルシウス」、そしてもう一人は「スティナ・アルムグレーン」。

美しい美貌を持つ二人の少女、そんな二人の少女も今まさに「イェリケル」が陥っている修羅場をともにしていた。

「イェリケル」も強いのですけど、本当に「アイリ」と「スティナ」の強さが圧倒的すぎます! ヒロインが最強すぎるライトノベルズ、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第11位:「百万光年のちょっと先」〈著者:古橋秀之 イラスト:矢吹健一郎〉

貴方が眠りにつくまでに「彼女」が語り聞かせてくれるのは、5分間で味わえる「すこしふしぎ」な驚き、恐怖、感動のストーリー。
古橋秀之が紡ぐ珠玉の物語を、矢吹健太朗の美麗イラストが彩る、奇蹟のショートショート集。

5分であなたを虜にする48品のショートストーリー集! 最後のオチにグッとくる!?

個人的にお気に入りのストーリーを3つ挙げるとするならば、「三倍返しの衛生」と「顔をなくした青年」、「最後の一冊」

”5分であなたを虜にする”というのはあながち間違っておらず、まとまった約10ページのショートショート集48本の世界観に嵌まってしまいます。

最後にはしっかりとしたオチがあって、「おぉ~、納得。楽しかった」と思える時間に浸れると思いますよ!

しかも、全部が全部、単なるショートストーリーなのではなく”すこしふしぎ”、ちょっと変わった”SF”要素が盛りだくさんに詰め込まれており、余計に物語に没入してしまいます。

彼女から語り聞かせてくれるのは、5分間で味わえる「すこしふしぎ」な驚き、恐怖、感動のストーリー。

人それぞれの、原風景と言うべき特別な記憶……、私にとってのそれは、子供部屋の薄暗い天井に浮き出た染みと、柔らかなランプの光。

そして、古びたつやの出た木製のマニピュレーター、私の手をやさしく握る感触。

私の生まれついた家は中流家庭だったが、一台の自動家政婦を使っていた……、死んだ祖父が格安で買い入れたという彼女は、何十年も働いてくれている。

少女のようでもあり、老婆のようでもあり、あるいは古い家具のようでもあるその奇妙な存在を、幼い私はなんの疑問もなく受け入れていた。

48回も楽しめるショートストーリー、あなたもぜひ読んで虜になって下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第10位:「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃」〈著者:北下路来名 イラスト:芝〉

気づけばダサいパジャマのまま異世界にいた「俺」。世界を滅ぼす『魔導王』として召喚されたようだが、どうやらその能力は土属性に全振りされていて――。そして生み出した“最強兵器”は戦闘能力だけでなく、嫉妬深さも最強で!? 小説家になろう発! 異色の冒険ファンタジー!

ヤンデレヒロインの容赦ない一撃炸裂! 嫉妬深い最強のゴーレムとともに冒険する異世界ファンタジー!!

普通に面白かった作品であり、すぐに読み終わったラノベ……、「なんで今まで読んでこなかったぁ!」と叫びたくなってしまいます。

この作品は何故か破滅の”魔導王”として異世界召喚させられた俺がヤンデレゴーレムとともに世界の命運を変えていく物語。

「小説家になろう」で”異世界召喚”で”主人公最強”といったらありがちなテンプレですが、この作品はその中でも群を抜いて面白いと思えたライトノベルでしたよ。

とにかく笑えるし、「ゴレ太郎」のヤンデレがたまりません。

破滅の”魔導王”として異世界召喚された俺と最強のヤンデレゴーレム!

気づくと、俺はくそダサいパジャマを着て、原っぱの真ん中に突っ立っていた……、たしか、自宅の布団で寝ていたはずなのだが。

俺が立っていたのは、血のように真っ赤な石の床の上、そこには禍々しい謎の円陣が描かれていた。

俺はその円陣から、一歩外に踏み出そうとしたのだが、見えない壁のような物が足先に当たって……、次の瞬間、拍子抜けするほどあっさりと、手のひらの抵抗感が霧散した。

そんな時突如として近くにあった洞窟の中に入りたいという衝動に駆られ、何一つ考えられなくなってしまう。

ヤンデレだからこそみせる「ゴレ太郎」の容赦ない行動の数々……、非常に笑えますので気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第9位:「インスタント・メサイア」〈著者:田山翔太 イラスト:cinkai〉

『ファースト・ロスト』――魔族による人類侵攻の第一手にして、ある小さな村が地図から消えた痛ましい事件。愛する家族が、隣人が魔族の軍勢に殺されていく中、ただ一人生き延びた少年がいた――。
十年の時を経て、かの災禍から生き残った青年、ナインは魔族領へと足を踏み入れた。そして彼は、故郷の、家族の仇であるはずの魔族の王に、跪いて乞い願う。
「――魔王陛下。この僕にあなた様のお手伝いをさせていただけませんでしょうか」
そしてナインはその手を穢す。魔王の配下として、人類の敵として、歪な笑顔を血で濡らしながら、過去の恨みなど忘れたかのように。
これは、たった一人の脆弱な人間による復讐譚。彼は命がけの愛情と底の無い狂気で、自分から全てを奪った彼女達を侵し、蝕み、破滅へと引きずり込んでいく。
ああ、彼を引き入れてしまった事は、最強を誇る魔王クリステラにとって唯一にして最悪の――。

序盤は本当に”謎”の作品だったが、中盤以降の展開は度肝を抜かれた! また面白い”ダークファンタジー”が増えたよ!

「インスタント・メサイア」を読んでいて、まさに狂気に満ちている作品だなと読んでいてまず思いましたね~。

この作品は、魔族によって全てを奪われた「ナイン」という青年が復讐するというお話なのですが、その復讐方法は愛することによる復讐で、常軌を逸した狂気を持つ「ナイン」の行動に注目です。

世界感、話の設定、テーマなど、今まで読んできたライトノベルにはない”狂気”と”愛情”があり、伏線なども数多く含まれていたので、読み応えはありましたよ。

結構序盤は何が何だか……っていう感じでストーリーが展開していき、そこにあの狂った主人公も出てくるのだから、本当に序盤は”謎”の作品だったのですけど、そこから徐々にその謎の真実が明かされていき、そんな展開に私は度肝を抜かれました。

これから「ナイン」はどのようにして魔族たちを愛し、愛されていくのだろうか……、気になりますね~

「ナイン」は奴隷として売られ、魔族の所有物として自らのプライドも捨て、人類の敵として狂乱じみた行動を取ることになる!?

『ファーストロスト』……、最初に失われた場所で唯一生き残った二十二歳の青年「ナイン」……、そんな彼はナイル村という村で暮していたのだが、魔族によって父を母を……、そして隣人を皆殺しにされてしまうことになる。

それは、”与えずの森”沿いのナイル村で起きた事件、例外なく誰もが知るその事件であったが、その村の本当の名前を知る者は少なかった……、それ故に『ファーストロスト』と呼ばれていたのであった。

そんな『ファーストロスト』から十年もの月日が流れて……。

「ナイン」は、十年月日が経とうが当然『ファーストロスト』による惨劇を許していなかった……、だから、「僕は、魔族の手下になるよ。それが一番いいと思うし」

ストーリー構成もしっかりされており素直に読みたくなるような作品だと思いましたので、”ダークファンタジー”が好きな方はぜひ読んでみてくださいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第8位:「はぐるまどらいぶ。」〈著者:かばやきだれ イラスト:杉 浩太郎〉

アンティ・キティラ! 15歳の誕生日です!! 魔法の使えない、食堂の看板娘だったんだけど! 魔無しにとっての最後の砦、能力おろしで得たスキルは――は、“歯車法”!? なんじゃそりゃぁああ!? “金の歯車”でしか、出せないスキルって!? 一度は落ち込んじゃった金の髪の看板娘。でも、両親に超励まされ! 冒険者、目指そうって、決っめまっしたぁぁあああ――――!!
……ん? なんだ? この王冠みたいな歯車?

『――――クラウンギアによる:髪型分析完了。
 ――――”ツインテール”へと移行します。』
「しゃ……しゃべったッッ!?」

突如現れた王冠っぽい歯車“クラウンギア”と、黄金の髪と瞳の少女“アンティ”が織り成す、どこにもない、ここだけの“物語”――――!!
アンティの、アンティだけの冒険が今、始まる!

快活な少女に心惹かれる!? 抜群に読みやすくて、今までのライトノベルにはない”楽しさ”を与えてくれる!

この作品は、魔法が使えないという理由でバカにされていた「アンティ」がある日、”歯車法”という訳の分からないユニークスキルを覚えて……、というところから「アンティ」が冒険するというお話なのですが、「快活である『アンティ』をこれからもっと見ていきたいなぁ~」という想いに駆られてしまいましたね。

というのも、”歯車法”を駆使して心身共に成長していく「アンティ」を見ていると何だか私まで嬉しくなってきましたし、「アンティ」の”本気さ”も伝わってきたからです。

「アンティ」の行動や考え方は個人的には全然嫌いではなかったですし、なかなか熱いものを持っている彼女に心惹かれましたね~

”能力おろし”とは、15歳まで魔法を使えない者が、教会にて、神より能力を頂戴する儀式のことであった。

学校のクラスで唯一一人だけ魔法を使うことのできない「アンティ・キティラ」、そんな彼女は”能力おろし”の日に神様が救済を与えてくださると信じていた……、のだが……。

いざ、目の前の神官が「アンティ」の能力を鑑定してみると、そこには”歯車法”という訳の分からない変なスキルが表示されていて……。

そして、そのスキルを「アンティ」は発動するも、歯車が出てきて「ぎゅういいいいいいいいいいいいいいいいいん!」ってめっちゃ回るだけ……。

その後、「アンティ」は両親が営む食堂にとぼとぼと帰ることになるのだが、両親に”能力おろし”のことをどう説明したらよいか分からなかった。

そんな両親はというと、「アンティ」を学校行かせるため高いお金を払っており、それにもかかわらず「アンティ」は今まで魔法を使うこともできない、ましてや”能力おろし”の日に魔法を使えると思っていたのに……、あのような歯車が出てくるだけであって……。

読み終わった後、「アンティ」を応援したくなるような作品だと思いますので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第7位:「海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと」〈著者:石川博品 イラスト:米山 舞〉

上原蒼は海辺の病院を訪れる。かつて、彼もここに入院していた。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。蒼は“あの日”起こった出来事を思い出し、語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末を――。

文章の表現力が凄まじい! 「石川博品」先生のリアルな描写に何度も驚かされ、あの世界観に引きずり込まれてしまった!?

「本当に文章力が凄まじい」と何度思ったことかっ!?

ファンタジーテイストなのにここまで現実味があって、読んでいて様々な人物の感情が自分のことのように直に伝わってきたのは本当に印象に残っています。

この作品は、ある病によって起きる戦いのことを描いており、そこに”夢”を絡ました作品となっております。

読み終わった後は不思議な感覚で、満足してしまって良いのかと思いましたが、この作品はぜひとも読んで欲しい一冊です。

病気に犯されるシーンや人の死、そして、バトルシーンまでもが非常にリアルに表現されており、読んでいてどれだけ壮絶なのか伝わってきます。

山道を走っていた「上原蒼」、彼には何かやりたいや将来の夢とか別になにもなく、また、高校生である「蒼」は大学に憧れがあるというわけでもなかった。

そんな「蒼」は朝の五時に突如体中が痛く目を覚ますことになり……、そして、何故だか首筋に黒い砂が付着しており、ベッドのシーツの上は砂が散らばっていた。

翌朝、「蒼」には熱があり、解熱剤を飲んだとしても熱が全然引くことはなく、悪化するばかりで……。

しかも、それは「蒼」に限ったことではなく、診療所では「蒼」と同じ症状で苦しむ人々で溢れかえっていた。

日々日々悪化する「蒼」の症状、ついには右腕の感覚はなくなり、右腕は何か訳のわからないもので隙間無く覆われていた。

「蒼」は母親に助けを求めるも、そこには血の気が真っ白に失せた母親の顔があり、また、父親も同様にすでに絶命してしまっていた。

ストーリーは本当に考えられていると思いましたし、これまでのライトノベルにはない”何か”が詰まっておりますので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第6位:「願わくばこの手に幸福を」〈著者:ショーン田中 イラスト:おちゃう〉

――ああ、かつてに戻るくらいなら、死んだ方がよほどましだ。
冒険者ルーギスが過ごす日々は負け犬そのもの。仲間であるはずのパーティーメンバーから虐げられ、夢見た英雄や勇者への道は程遠い。
そんな彼が謎の影に誘われ突如、自分の過去へ転移させられる。その機会はたった一度と告げられて。
彼は渇望する――。
今度こそ、この掌に尊厳と誇り、愛する者をと。
だが、運命の神はそれを許さない。大型魔獣との闘い、貴族邸への襲撃、勇者と共に挑むクエスト──。
思惑とは異なりルーギスは人助けに巻き込まれていく。何時しか念願とは真逆に元仲間の少女達から、歪んだ執着と愛情を向けられていくのだった。
昏く、熱き焔を宿らせて雪辱を果たす、一発逆転リプレイ・ファンタジー!

最後まで主人公の姿を見届けていたい……、必死でもがき続け、自らの運命を歪めていくシーンは静かな熱さを秘めている!?

主人公の運命を自ら変えていく一発逆転リプレイ・ファンタジーであるこの作品。

必死にもがき続ける主人公の姿、そして、そんな主人公によって歪められていく周りの人間たち……、この先どうなっていくのだろうってただただ気になってしょうがなくなりますよ!

とりあえず主人公の行動がなかなか読めないですね~

憎悪と嫉妬なのか、それとも、善意であのような行動を取っているのか……、主人公の行動が全然読めないですし、そこに熱い展開もあるのだから最後まで読みたくなってしまいます。

それだけ心情に関する部分はうまく描かれていましたし、主人公だけでなく、他の登場人物の心情変化もうまく捉えていたと個人的に思いましたよ!

救世の旅などという大層なものに、俺が釣り合うわけがなかった……、そもそも「アリュエノ」は救国のパーティの中心に立つ存在、すでに救世主様に想いを寄せていたのだ。

救国の一行と呼ばれる我らがパーティ、騎士団の俊英、魔術師殿、エルフの姫君、そして、吟遊詩人「アリュエノ」。

しかし、そのパーティでただ俺だけが虐げられ、何故この旅路に俺のような人間が同行させられているのか分からない。

特別秀でていた覚えも、彼らと肩を並べるような身分も持ち合わせていない……、おそらく幼馴染である「アリュエノ」のおかげでここにいるのだろう。

「アリュエノ」は俺にとって片思いの相手、長く供に有り、長く、想い続けていた……のだが……。

熱すぎる作品ではないですが……、それでも”静かな熱さ”を孕んだ作品! 読んで損なしなので、気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第5位:「鏡の国のアイリス」〈著者:日日日 イラスト:しづ〉

「本を開くと、必ず女の子が写った写真が挟まっている」という怪奇現象に見舞われていた主人公。ある日、図書館で本を開いた瞬間、見知らぬ場所へ飛ばされてしまう。刑務所のような殺風景な場所に、目の前には写真の女の子。彼女の名前は「アイリス」。そしてこの場所は「SCP財団」という「常識から外れた存在」を確保・収容・保護する組織の研究所だという。主人公は「収容対象」としてアイリスと行動を共にすることになるが…。
世界中に広がるオープンシェアワールド「SCP Foundation」をオリジナルノベル化!!

SCPを題材にしたライトノベルがここにっ!! 面白いしか感想が出てこないし、とにかくこの世界観に浸ってほしい!

”SCP”を題材にしたライトノベルであって……、これは”面白い”しか感想が出てこない……。

やはりそれだけ魅せられましたし、ワクワクしながら楽しく読むことができますよ!

また、”SCP”を知らない主人公視点でストーリーが展開していくので、「SCPを知らない人にとってもかなり面白い作品なのではないでしょうか」とだけ言っておきたいです。

こと細かに「アイリス」が”SCPオブジェクト”について語ってくれます。

私自身も”SCPオブジェクト”のことをあまり知らなかったのですが、読んでいくうちに興味が湧いてきましたね~

SCPとは、理解の及ばない不可思議なものを総称して、”SCPオブジェクト”と呼ぶらしく……。

放課後、とある図書館に寄るのが日課となっている主人公……、そんな主人公はある先輩と話しており……。

それは、”この図書館で主人公が手に取って、開くと必ずかわいい女の子の写真が挟まっていた”という怪奇現象についてであり、他の書架でも、どの本でも結果は同じらしい。

その女の子は主人公とは関係があるとも思えない、見知らぬ女の子、おそらく彼女は外国人だろう。

そんな時、本を開くと突如、見知らぬ場所へと主人公は飛ばされることになって……、そこで、”写真の少女”と出会うことになります。

第5位の作品は「鏡の国のアイリス」。自然と人に勧めたくなるような作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第4位:「嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~」〈著者:槻影 イラスト:チーコ〉

富と名誉、そして力。栄光を求め、危険を顧みず、世界各地の宝物殿を探索するトレジャーハンター達の黄金時代。
トレジャーハンターになろうぜ――
クライ・アンドリヒと幼馳染達との誓いは、挫折を余儀なくされたはずだった。クライには何一つ才能がなかったから……。
にもかかわらず、何故か増していく周囲の期待。跳ね上がるのは命の危険。人間離れしていく幼馴染達が大暴れするたびに、クライの土下座スキルは高まっていく……! これは一人の青年が円満引退を目指すだけの物語。

「つまりマスターは神」全てこの言葉に限るライトノベル! 勘違いから始まり主人公のゲスっぷりなどたまらない!?

この作品は、勘違いが勘違いを生み、最弱なのにまさかの最強集団をまとめるリーダーになってしまった主人公の英雄譚。

勘違いをして、主人公の評価が周りから高くなっていく様は、「ここまでご都合主義展開なのもアリなのか!?」と思ってしまうくらいであり、だけど読み終わると”さいっこう”の一言。

伏線の立て方や、主人公を弱く見せることに一貫しているところなど……、また、主人公の最弱ささながらあのようなゲスっぷりを見せてくれたりと、予想をはるかに上回った作品でしたね~

でも、そんな主人公を憎めない自分がいて、やはりこの作品を気に入ってしまったからなのだろうと思います。

全ての始まりは忘れもしないあの一言……、「トレジャーハンターになろうぜ」。

いつも遊んでいた友人グループの一人、幼馴染みの一人が、世界各地の『宝物殿』を回り、富と栄光を手に入れようと言った。

目指すはただ一つ、世界最強の英雄……、俺達なら……この六人なら、きっとなれるとこの時は思っていた。

夢を抱いたその日から僕達の冒険は始まり、それぞれがハンターに必要な珠玉の才能を開花させていった。

たった一人、何をやらせても人並み以下にしかなれなかったのは、僕「クライ・アンドリヒ」だけだった。

四人の友人と妹と僕……、才能がなかったのは僕だけであり、英雄になる道が見えなかったのも僕だけだった。

それはもう5年も前の話……、僕は初めて宝物殿を攻略したその夜、生まれて初めて泊まった宿屋で、一人枕を濡らし、一晩中悩みに悩んで全てを諦めることを決意した。

第4位の作品は「嘆きの亡霊は引退したい」。トレジャーハンターを目指す英雄譚のストーリー!? それとも、勘違いコメディ!? 非常に面白い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第3位:「陰の実力者になりたくて!」〈著者:逢沢大介 イラスト:東西〉

普段はモブとして力を隠しつつ、陰ながら物語に介入して実力を見せつける『陰の実力者』に憧れる少年・シド。異世界に転生した彼は念願の『陰の実力者』設定を楽しむため、妄想で作り上げた『闇の教団』を蹂躙すべく暗躍していたところ、どうやら本当に、その教団が実在していて……? ノリで配下にした少女たちに『勘違い』され、シドは本人の知らぬところで真の『陰の実力者』になり、そして彼ら『シャドウガーデン』は、世界の闇を滅ぼしていく―――!!

主人公が強すぎて”陰の実力者”かっけぇーって何度思ったことかっ!! 今期トップ5に入るくらい面白いライトノベル!

今までにありそうでなかった作品。これは面白すぎるラノベ!

ここまで陰で暗躍することに特化した作品は類を見ないし、個人的にはかなり嵌まったライトノベル。

周囲には気付かれず実力を隠し続ける主人公ってかっこよすぎる……、しかも、その強さも本物でありまさに美徳そのもの。

”陰の実力者”に強く憧れを抱く主人公……、転生してまさかの現実の”陰の実力者”になったりして……、そして、周囲が勘違いをし、ますます物語に拍車がかかっていきます。

きっかけが何だったか覚えていないが、物心がついた頃には僕はもう『陰の実力者』に憧れを抱いていた。

主人公でもなく、ラスボスでもなく、物語に陰ながら介入し実力を見せつけていく存在……、僕はその『陰の実力者』に心からなりたいと思い、いつまでも消えることなく突き動かされていた。

強くなるために必要なものは全力で習得し、そして実力を隠し続けた……、いつかその日のために。

学校では平凡を貫き、決して目立たない、人畜無害なモブAとして過ごし、日常の裏側では修行に全てを費やしていた。

しかし、時が経つにつれて不安が押し寄せてきた……、いくら鍛えたとしても、修行をしたとしても、頭上に核が落ちてきたとしたら蒸発する。

それが人間の限界……、僕がなりたい『陰の実力者』は核では蒸発しない……、それでは、蒸発しないために何が必要なのか、そう、魔力、マナ、気、オーラ、未知なる力である。

第3位の作品は「陰の実力者になりたくて!」。モブになりきる主人公も読みどころ、そんな学園生活も面白くなっておりますので、気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第2位:「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」〈著者:三嶋与夢 イラスト:孟達〉

剣と魔法の“乙女ゲー”の世界に転生した、元日本の社会人だったリオンは、その女尊男卑な世界に絶望する。この世界では、男なぞは女性を養うだけの家畜のようなものであった。例外なのは、ゲームで攻略対象であった王太子率いるイケメン軍団ぐらいである。そんな理不尽な境遇において、リオンはある一つの武器を持っていた。そう前世で生意気な妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの知識である。リオンはその知識を使い、やりたい放題の女どもとイケメンに、はからずも反旗を翻すのだった。

物語の舞台は乙女ゲーの世界! そんな世界で傍若無人な振る舞いをする「リオン」の姿はまさに爽快そのもの!?

斬新な話の設定と、後半からの怒濤の展開は最高でしたね~

この作品は、乙女ゲーの世界に転生するモブ主人公がやりたい放題の女やイケメン男子に反旗を翻していくというストーリーとなっております。

「乙女ゲーなのに、モブの男性が主人公?」と思いますが、これはこれでかなり面白かったです。

だって、外道な主人公の傍若無人な活躍を見ていたら、爽快そのものでしたし、これから主人公はどんな成り上がりを見せてくれるのか非常に気になっていきますよ!

社会人である俺が死んだ魚のような目でプレイをしているのは……乙女ゲーだった。

いわゆる恋愛シュミレーションゲームであり、主人公は女の子……、もちろん攻略対象になるのが頬を染めた美形の男性であって……。

何故俺が乙女ゲーをしているのかというと、それは全てゲームを押しつけてきた妹に原因があった。

実家住まいの妹は、俺の部屋に自分の本を隠しており……、しかも、その本は腐女子が好みそうな本であり、そのような本を俺の部屋に置くといういうのだ。

そんな妹は、ゲームのコンプリートを条件に誤解を解くと約束しており、悔しい気持ちを抱きながらも俺は乙女ゲーを進めている最中であった。

気付けばすでに夜、丸々二日間を乙女ゲーに費やした俺は気分転換にファミレスへ足を運ぼうとするのだが、自宅を出た瞬間、俺は倒れてしまうことになる。

そうして目を覚ますと、そこはいつも通り浮かんだ島?……、しかも、その世界は男性より女性の方が立場が上であり……、そうして、俺は気付くことになる……、そ、それは……。

第2位の作品は「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」。女尊男卑の世界でモブでゲスな主人公が活躍する一風変わった作品、めちゃくちゃ面白い一冊となっておりますので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第1位:「リオンクール戦記」〈著者:小倉ひろあき イラスト:toi8〉

平凡な人生を歩んできたサラリーマン田中タダシ。病気により41才という短い人生を終えたはずが、気付けば中世ヨーロッパ風の異世界に立っていた。リアルな中世は暖炉もなく、食事は手づかみ、挙句の果てには都市で豚を放し飼い……。国同士の殺し合いも日常茶飯事。
田中タダシは、この厳しい世界で「バリアン・ド・リオンクール」として第二の人生を歩む。平凡なサラリーマンは、この厳しい世界で果たして生き残れるのか?
田中=バリアンのサクセスストーリー、いま開幕!

生々しく、リアルな中世の世界観! これこそ”生きる”と思わせられる描写に何度も鳥肌が立ちました!!

英雄の歩みを記す英雄譚ではあるのだが、王道の英雄譚とはほど遠い……、しかし、そこに読ませる力がある。

リアルすぎる凄惨な描写とその凄惨さを主人公が徐々に当たり前の思考になっていく展開は恐ろしい光景。

というのもこの作品「リオンクール戦記」は”異世界転生”のジャンルに分類され、主人公は中世のヨーロッパ風の世界に当初は驚きを隠せない状況であった。

しかし、上記で述べたように主人公の道徳心は次第になくなっていき……、しかも、冒頭では最も偉大な王となると描かれている……、何故そのような経緯になっていくのか気になりますよね。

俺の名前は「田中正(たなかただし)」41歳……、平凡な人生を歩むサラリーマンであったが、病気により短い人生の幕を閉じてしまう。

しかし、死んだはずの「田中」は目を覚まし……、そこは見知らぬ中世ヨーロッパ風の異世界であった。

文明から離れて自然の生活をする人たち、ここは日本ではなく、おそらく時代も違うのではないか。

今の俺は子供の姿をしており、髪も瞳も黒色、名前は「バリアン」というらしい。

この国の住民は俺から見れば外国人、白人だ……、髪は黒が稀……、文明が発達していない世界でまずは言葉や常識を身につけなければならない。

2カ月が経った頃、「バリアン」は自らのフルネーム「バリアン・ド・リオンクール」だと理解し、年齢は7歳……、しかも、リオンクール家は大貴族であり、リオンクール盆地という領地も持っている。

第1位の作品は「リオンクール戦記」。第六回ネット小説大賞を受賞した戦記ファンタジー作品! めちゃくちゃ面白い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

2018年ノベルズランキング【2018年1月~12月編】を振り返って

と、ここまで2018年新作ノベルズランキングを紹介してきましたが……。

「最近ノベルズで面白い作品が多すぎません?」

原作は「小説家になろう」ばかりなのですが、実際に読んで書籍で購入してみて良かったと思えるクオリティの高い作品ばかりでしたね~

そういうこともあって、紹介しているライトノベルズが面白い作品ばかりでどの作品を上位にもってこようかかなり迷いましたね~

いや~、迷った、迷った。

特にその中でも5位以内の作品「鏡の国のアイリス」、「嘆きの亡霊は引退したい」、「陰の実力者になりたくて!」、「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」、「リオンクール戦記」は本当に面白かったです。

語彙力を失ってしまうくらい面白いしか出てこない……。

閑話休題

別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~

あと、紹介していない作品などもあると思うのですが、「これ紹介してねぇぞ、この野郎」とか「おいおいおいおい、この作品はっ?」とかありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります、時間があったら、購入して読んでみます。

また、この記事の感想こうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!

そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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