異世界ファンタジー兼現代異能バトルラノベ『佐々木とピーちゃん』が超面白い!
公開日:
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最終更新日:2021/01/31
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『佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~』というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『MF文庫J』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2021年1月25日です。
今回は、『佐々木とピーちゃん』の感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
『佐々木とピーちゃん』感想
画像は【MF文庫J公式twitter】より引用
オリジナリティ溢れるストーリーと個性溢れるキャラクターに引き込まれる一冊。控えめに言って面白い。超面白かったです。
「ぶんころり」先生の『佐々木とピーちゃん』。
読んで面白かった点は主に2つ。
1つ目は、異世界ファンタジーと現代異能バトルのハイブリッドで繰り広げられるストーリーだということです。ありそうでなかった展開。濃厚すぎる内容にお腹いっぱいになりますよ。異世界も、現代異能バトルものも今のラノベ界では数えきれないほどありますよね。
しかし、その二つを組み合わせるとは誰が予想できようか。しかも、違和感なく入り込んでくる。ページをめくる衝動も止まらない。一気読みしたくなる、ユーモア溢れる展開です。
そして、もう一点は強烈すぎるキャラクター。
特に現代社会の登場人物が個性的すぎる。謎めいた訳あり隣人JC(女子中学生)をはじめ、上司のJK(女子高校生)、ホームレスの魔法少女?など。個性が強すぎるでしょう?
1巻読んだだけではまだまだ素性は分からないのですが、これからどんな展開でキャラクターの個性が発揮されるのか非常に楽しみになってきますよ。
そして、一番目を見張るのは社畜「佐々木」と言葉を発する文鳥「ピーちゃん」。田中、西野ときて、佐々木。
ぴーちゃんとの出会いから魔法を使えるようになった佐々木は、異世界でスローライフというわけにもいかず、異世界でも現代世界でも様々なことに巻き込まれていきます。その中で、社会人としての経験を発揮する佐々木と、頼りとなるピーちゃんとのタッグが最高なのです。ぜひともそこは読んで確かめていただきたいところ。
このコンビ、何かが違います。。。
イラストレーターは、「カントク」先生が担当しています。
どれもこれもイラストが高クオリティすぎます! まさに豪華絢爛。
表紙に関して、この作品をうまく表現していますよね。
先述した通り、異世界と異能バトル、そして個性的溢れるキャラクター。それらを一枚のイラストでうまく表現していることが「凄い!」の一言です。魔法少女が飛んでいるのも細かく描かれており、グッチョブ!
加えて、モノクロイラストも最高なのです。全てが繊細で手の込んだイラスト。素敵すぎて感激しましたね。すごい!
総合得点 | 30点 |
オススメ度 | ★★★★★★★★★★ |
ストーリー | ★★★★★★★★★★ |
登場人物 | ★★★★★★★★★★ |
#田中、西野、佐々木 |
#異世界ファンタジー |
#現代異能バトル |
『佐々木とピーちゃん』PV/ストーリー
四十路を目前に、佐々木はペットショップを訪れていた。そこで出会ったのが、『えらんで、えらんで』と人間の言葉を話す一匹の文鳥。
「すみません、こちらの文鳥をお願いしたいのですが……」
どんな名前がいいだろうか。可愛らしい名前をつけたいと思っていた佐々木であったが……。
『我が名はピエルカルロ。異界の徒にして星の賢者』
なんか喋った。文鳥が喋った。その文鳥をピーちゃんと命名した佐々木は、今日のご飯何を食べたいのか問うと……。
「神戸牛のシャトーブリアンを所望する」
お金がないからそんなものを与えられない佐々木。しかし、ピーちゃんから『金がないのであれば、稼げばいい』と。
『異世界から追放された我は、この姿として再び生を受けてから、色々と考えていた。どうやったら元の世界に戻れるのか。そのためには何が必要なのか。仮に戻れたとして、何を為すべきなのか』
唐突に語り出すピーちゃん。その話に興味を持つ佐々木。
『そして、我は結論付けるに至った』
『もういい加減、自分の好きなように生きていいのではないか、と』
前振りの割に平凡な悟りだった。しかし、社畜である佐々木にとって、ピーちゃんの考えには共感できる。というかピーちゃん可愛い。
『我に協力して欲しい。さすれば金を稼ぐことなど造作もない』
『可愛いペットの頼みなら、吝(やぶさ)かではないけれど……』
その瞬間、目の前に現れたのは魔法陣。その魔法陣より連れて来られたのは、ピーちゃんが転生する前に住んでいた世界。
『我々はこの世界と先の世界を自由に行き来することができる』
『それで……?』
『二つの世界の間で商売をすればいい。あちらの世界で安いものが、こちらの世界では高く売れるかも知れない。逆にこちらの世界で安いものが、あちらの世界では高く売れるかも知れない』
『そうすれば我の食卓にも、神戸牛のシャトーブリアンが並ぼう』
これは、”佐々木が異世界でスローライフを送ろうとしたら、現代社会で異能バトルに巻き込まれる物語”である。
『佐々木とピーちゃん』どんな展開のストーリー?
『佐々木とピーちゃん』はどんな展開なのか、ネタバレ無しでもう少し紹介していこうかと思います。
ペットショップで購入した可愛らしい文鳥は、異世界から転生した高名な賢者様だった。
世界を超える機会と強力な魔法の力を与えられ、佐々木は異世界へと現代の物品を持ち込み商売を開始する。
世界間を行き来しつつ――お金を稼ぎ、魔法の訓練をして、美味しい物を食べる――悠々自適なスローライフを目指すが、ある日の会社からの帰り道で異能力者と遭遇してしまう。
賢者印の魔法で異能バトルを切り抜けるも、実力を見込まれて内閣府超常現象対策局にスカウトされ、晴れて国家公務員に転職が決まり……?
異世界ファンタジー×異能バトル×年の差ラブコメ(?)。
さらには魔法少女、ご近所JC、同僚JK、貴族、ロリババア、王子etc…
属性ジャンル全部乗せでお贈りする、異世界と現代日本行ったり来たり物語。
MF文庫Jが放つ新文芸として、遂に登場!
異世界に行った翌日、定時出社を義務づけられている社畜は会社へと向かう。しかし、今回はひと味違う。ピーちゃんの力を借りて、瞬間移動でだ。
会社から自宅アパートの玄関先まで帰宅した際のこと。
お隣さんの家の前で人の姿があった。彼女はよく知る人物だ。ランドセルを背負っていた頃から見知っている。ドアの前で体育座りの女子中学生は、母親が戻ってくるまで家に入れてもらえないとか。しかも、今回に限ったわけでない。
佐々木はそんな彼女を家に上げるような真似は一切していない。犯罪につながるからだ。だから、会話も最低限。ちょっとした菓子パンやカイロを与えているだけ。彼女が独り立ちするまでの、ちょっとしたお手伝いである。
そんなこんなで、佐々木は帰宅した後に、魔法の習得やら異世界と現代社会を行き来する生活を送るやらで、商売を開始することとなる。
気になる方はチェック!
以上、『佐々木とピーちゃん』の紹介でした。
もう少し紹介したいのですが、ネタバレになってしまいますので、ぜひ読んで確かめて下され!
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」
Comment
どんピシャリ!
面白そう!
購入しようかな。