「終焉ノ花嫁」感想と評価
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最終更新日:2020/09/21
おすすめライトノベル シリアス, ダークファンタジー, MF文庫J
「終焉ノ花嫁」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『MF文庫J』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年7月25日です。
今回は、「終焉ノ花嫁」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「終焉ノ花嫁」の感想
画像は【MF文庫J公式twitter】より引用
グロくて美しい感動の物語。
「綾里けいし」先生の「終焉ノ花嫁」。
まさかここまで壮大な物語になろうとは最初読んだ時、思いもしなかったです。
「異世界拷問姫」を読んでいたので、ダークファンタジーはある程度予想していたのですが、「1巻でここまで詰め込むのか」というくらいストーリーが壮大でした。
前半から後半まで全てが読めず、徐々に明らかになっていく展開には自然と読み進めたくなる力がありましたよ。
美しくも儚い展開に最後には感動しました。
また、前半の言動や伏線など、2度読んで楽しめるライトノベルで、2回目はまた変わった読み方をできると思います。
イラストに関して、イラストレーターは「村カルキ」先生が担当しています。
表紙からでも伝わる”幻想的で美しいイラスト”。
ダークファンタジーの雰囲気が感じるイラストばかりで、最後の見開きのモノクロイラストは素直に素晴らしかったです。
「終焉ノ花嫁」の評価
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★☆☆☆
〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉
#ダークファンタジーが好き!#シリアス展開が好き!#異世界拷問姫が好き!
「終焉ノ花嫁」の主なストーリー
突如出現した脅威【キヘイ】が世界を蹂躙して幾百年。人類は対抗手段として魔導学園・黄昏院を設立し、日夜戦闘が繰り返されていた。運命の日、魔導研究科所属のカグロ・コウは【キヘイ】の死骸回収のため、とある遺跡に出向き、不運にもその命を散らした……はずだった。【キヘイ】の少女に救われるまでは――。「初めまして、愛しき人よ――我が名は【白姫】。これより先、私は永遠に貴方と共にあります」物語の中の騎士のように、御伽噺の中の姫のように、目覚めた少女は告げる。それが終わらない地獄の始まりになろうとも知らず――。『異世界拷問姫』の綾里けいしが贈る、希望と絶望が織りなす、感動のダークファンタジー!
【キヘイ】は人を襲い、目的なく殺戮を続ける存在。
人類は対抗手段として魔導学園・黄昏院を設立し、キヘイについて学び、国のために戦う兵士を養成していた。
魔導研究科所属の「カグロ・コウ」も魔導学園に暮らす一生徒であった。彼は研究科の生徒たちだけでキヘイの死骸採集のため学園の外に出ていた。
その時、一体のキヘイと遭遇し、「コウ」は仲間を逃がすため自らが囮になることを決意する。
ただ逃げるのみだったが、最後にはキヘイに追い詰められ命を落としてしまうはずだった……。
「これより、私の主は貴方となり、私の翼は貴方のものとなる。初めまして、愛しき人よ。そして、待っていました、愛しき人よ――我が名は『白姫』。通称【カーテン・コール】」
「コウ」の前で目覚めたのは一人の少女。そして、彼女はこう告げる。
「これより先、貴方が損なわれ、潰え、失われようとも、私は永遠に貴方と共にあります」
ただ不思議と「コウ」は懐かしさを感じていた。夢のような遠くでこの光景を目にした記憶があった。
「拘束を、隷属を、信頼を、貴方に――約束しよう、コウ。貴方の為に全てを殺すと」
「コウ」は知らない。それが終わらない地獄の物語が始まりだということを。
「終焉ノ花嫁」どんな展開のストーリー?
「終焉ノ花嫁」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「終焉ノ花嫁」1巻の主な内容
『君、――【キヘイ】と【結婚した】でしょう?』
目を覚まして唐突に意味不明なことを告げられた「コウ」。そもそも何故死んだのに生きているのか分からなかった。
コウの傷は少女によって治療されたらしく、彼女はキヘイであった。
そして、人類の敵であるキヘイであるが、例外として人間の主を必要としているキヘイがいるとのこと。
彼らには何故か契約を婚姻と捉え、キヘイを【花嫁】、契約者を【花婿】とそれぞれ呼び合うらしい。
目の前の男はそう伝え、そして「コウ」に伝える。
「選んで欲しいんだ。僕には『君達』を殺せる――だから、一つ目。今、ここで死ぬか」
「それとも、僕達と共に来て、永遠にも似た地獄を見るか」
その男の名は「カグロ」。魔導学園で最強と謳われる教師であり、「コウ」は彼の直属の精鋭部隊『百鬼夜行』に入ることになる。
『百鬼夜行』とはキヘイとの婚姻者だけで造られた特殊部隊……。
「――――ようこそ、【百鬼夜行】へ」
「異世界拷問姫」の作者さんで、ダークファンタジーを読みたい方なら間違いなくおすすめのライトノベルです。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「終焉ノ花嫁」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。