「魔王学院の不適合者」感想と評価 ハイレベルすぎるファンタジーライトノベル
「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『電撃文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2018年3月10日です。
ちなみに、「魔王学園の不適合者」は「小説化になろう」で莫大な人気を誇っている作品みたいですよ~
今回は、そんな「魔王学院の不適合者」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」の評価と感想
INDEX
画像は【電撃文庫公式twitter】より引用
”ハイレベルすぎるファンタジーライトノベル”、主人公の無双劇は爽快で胸が躍る、そして何より最高に面白い!
「秋」先生の「魔王学院の不適合者」。
管理人は、この作品を読んでガチでおすすめしたい作品だと思いました!
この作品は、”暴虐の魔王”と呼ばれた「アノス・ヴォルディゴード」がある理由により絶命し、自らの魔法によって二千年後へと転生した世界を舞台にストーリーが始まっていくのですが、そのストーリーの中で主人公の無双劇がたまらなくなりますよ!
ストーリー構成や主人公が強いといった点は、なろうでありがちといえばありがちな展開で、この作品も例外ではないでしょう。
ですが、「魔王学園の不適合者」は、文章構成はしっかりしておりますし、何より読みやすいです! また、読んでいて感じたのが、”主人公の強さ”をより際立たせるような文章の流れだったので、ワクワクしながら、胸が踊るような気持ちで読むことができると思います。
やはりそれだけパンチがある作品でしたし、私の好みも相まって、この作品は私の100%の気持ちに応えてくれるそんな作品でした! 続きが非常に気になりますね~
個人的に「魔王科高校の劣等生」などと同じく、好感を持てる主人公だと思います。
好感を持てるっていうのは、この作品ではむやみやたらに無双していく様を描いているのではなく、ちゃんと意味を含ませた無双を描いており、先述した通り、ワクワクさせるような無双劇を描いているので、絶対に好感を持てるはず……です、たぶん(※個人的な見解です)。
ちなみに、日常部分では主人公の両親が活発に登場するのですが、彼らとの会話も非常に楽しませてもらいましたよ。
両親との馬鹿みたい(良い意味で)な会話の数々、爆笑とはいかないものの、「フフッ」って笑ってしまいました。
閑話休題
主人公が無双していく爽快感、清々しさ、気持ちよさ……、あらゆる意味でスカッとする「魔王学院の不適合者」、そして、登場するヒロインも文句なしに可愛いので、気になった方はぜひ読んでみて下さい。
イラストに関して、イラストレーターは「しずまよしのり」先生が担当しています。
主人公はかっこいいし、ヒロインもかわいい……、文句なしのイラストばかりが並んでありましたよ!
私の個人的な意見なのですが、カラーのイラストとモノクロのイラストを比べた場合、モノクロのイラストって見劣りすると思うのですが、「しずまよしのり」先生のモノクロのイラストは全てレベルが高く、文章をより盛り上げてくれるイラストばかりでしたね~
あとがきにも書いてあったように、想像を超える魅力の良さってこういうイラストのことを言うんだなぁってしみじみ感じました。
ストーリー方面、イラスト、登場人物と文句なしの作品……、個人的にこれから推していきたいと思っている作品です。
そんな「魔王学院の不適合者」の評価は、当然10点中10点です。
ここから「魔王学院の不適合者」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「魔王学院の不適合者」の主なストーリー
神話の時代。
人の国を滅亡させ、精霊の森を焼き払い、神々すら殺して、魔王と恐れられた男がいた。曰く、彼の者は暴虐の限りを尽くし、その眼前では理さえも滅ぶ。
名をアノス・ヴォルディゴードという。
”暴虐の魔王”「アノス・ヴォルディゴード」の目の前には、聖剣に選ばれし「カノン」と大精霊「レノ」、そして創造神「ミリティア」の三人が立っていた。
『魔王城デルゾゲード』では、今まさに世界の命運を左右し、後の時代に名を語り継がれるであろう四人の人物が一堂に会していたのである。
その三人が「アノス」が居る『魔王城デルゾゲード』に赴いたのには、世界の平和の為の「アノス」の抹殺のためであり、しかしそれに反して、「アノス」がその三人に提案したのは”和睦”であった。
その和睦の為にすることとは、世界を四つに分けるということ。
つまり、世界を人間界、魔界、精霊界、神界の四つの世界に千年の開かぬ『四界牆壁 ( ベノ・イエヴン )』を立て、「アノス」としては千年もの間かかわり合いがなくなれば、互いの怨恨も消え失せると思っていた。
しかし、それは「アノス」の”死”を引き替えにして……。
四つの世界を隔てる壁『四界牆壁 ( ベノ・イエヴン )』を立てるためには、「アノス」のすべての魔力、そして「アノス」の目の前に立つ三人の魔力を借りての大魔法の行使が必要であった。
そのため、「アノス」はその大魔法を発動を機に命を落とし……、しかし、「アノス」は、二千後に手頃な器を見つけて、転生するつもりであった。
そして、時代は”神話時代”から二千年後の”魔法の時代”へと移り変わり、赤ん坊として転生した「アノス」、それも人間との混血として転生するのであった。
何故、魔族である魔王が人間との混血になっていたのかというと……。
「アノス」は、二千年前に種をまき、魔法を使い、自らの血から七人の配下『七魔皇老』を生み出し、その配下に眷属を増やすように命じたのだが、どうやらその二千年の間に人間と血が混ざった”混血”が生まれてしまったらしい。
人間との混血として生まれた「アノス」、彼は生まれたばかりにもかかわらず、”暴虐の魔王”としての莫大な力を持ち、《成長(クルスト)》という魔法を行使し、「アノス」は一ヶ月で十六歳へと成長することになります。
「アノス」を産んだ両親もビックリ!
そんな転生して間もない「アノス」の元に突如『魔王学園デルゾゲード』への招待状が届くことになる。
『魔王学園デルゾゲード』とは、”魔皇”を育成するための学校であり、その学園は、暴虐の魔王の血を引く者、すなわち魔族の中でも、王族に位置する方々をお迎えし、立派な魔皇となってもらうために設立されたらしく……。
しかも、二千年後の今年入学予定の生徒は、”混沌の世代”と呼ばれる有望な者たちが集まるとされ……、つまり、魔王の始祖を探すための機関に他ならないというわけであって……。
そうして「アノス」は、”混沌の世代”の魔族や「アノス」の子孫を見たいという気持ちもあって、『魔王学園デルゾゲード』へと向かうことになります。
何故か、両親を連れて……?
「魔王学院の不適合者」の登場人物
- 二千年を経て”暴虐の魔王”は転生するのだが、強大すぎる力が故、”不適合者”の烙印を押されてしまう「アノス・ヴォルディゴード」
- 「サーシャ」の双子の妹、しかし、卑賤な扱いを受けている「ミーシャ・ネクロン」
- 「ミーシャ」の双子の姉、破滅の魔眼を宿す”破滅の魔女”「サーシャ・ネクロン」
- 混沌の世代の一人、”錬魔の剣聖”と称される規格外の化け物「レイ・・グランズドリィ」
- 魔族を正しく統一しようと行動する”半霊半魔”の少女「ミサ・・イリオローグ」
- 母性に溢れた面倒見の良いお姉さん、勇者学院三回生「エレオノール・ビアンカ」
ここまでが「魔王学院の不適合者」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」どんな展開のストーリー?
「魔王学院の不適合者」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「魔王学院の不適合者」1巻の主な内容
人を、精霊を、神々すらも滅ぼしながら、延々と続く闘争に飽き、平和な世の中を夢見て転生した暴虐の魔王アノス。しかし二千年後、転生した彼を待っていたのは平槇に慣れて弱くなりすぎた子孫たちと、衰退を極めた魔法の数々だった。
魔王の生まれ変わりと目される者を集めた“魔王学院”に入学したアノスだが、学院は彼の力を見抜けず不適合者の烙印を押す始末。誰からも格下と侮られる中、ただひとり親身になってくれる少女ミーシャを配下に加え、不適合者(魔王)が魔族のヒエラルキーを駆け上がる!!
「小説家になろう」発の話題作、待望の文庫化!!
「ミーシャ・ネクロン」との出会い、そして弱すぎる魔王の子孫たち……。
何故か、家族に応援されながら『魔王学園デルゾゲード』へとやって来た「アノス」、そんな「アノス」の他にも家族に応援されている女の子がいて……。
彼女の名前は、「ミーシャ・ネクロン」という名で、「アノス」は、そんな「ミーシャ」とすぐに打ち解け合うことになります。
「アノス」は、結構コミュ力が高い模様。
そんな「アノス」の元に、「ゼペス」という純血の魔王族から喧嘩を売られることになり、しかも、「ゼペス」は、傍若無人と噂されるほど危険な存在らしくて……。
しかし、威張っていた割には「アノス」からしてみれば、かなり格下であり、二千年前の”神話時代”に比べ、低次元な存在、強い云々ではなく「アノス」にとったら弱すぎる存在であった。
そう、神話時代を生き続けた「アノス」にとって、”魔法の時代”の子孫たちが使う魔法の数々は衰退を極めていたのである。
圧倒的すぎる「アノス・ヴォルディゴード」の実力、そんな「アノス」が生み出す容赦ない無双劇!
『魔王学園デルゾゲード』では、入学前に実技試験が行われるらしく、その試験では、闘技場で受験者同士が決闘を行い、五人勝ち抜いた者は魔力測定、適正検査を受けた後、『魔王学園デルゾゲード』への入学が認められるとのことであった。
そうして、「アノス」の最初の対戦相手は先ほど喧嘩を売ってきた「ゼペス」であり、そこで「アノス」は強者と弱者の圧倒的な格の違いを見せつけることになる。
また、”神話時代”を生きた「アノス」が使う魔法や知識の常識と今を生きる魔族の子孫たちの常識とはかけ離れたものがあって、それ故に、「アノス」が使う魔法はどれも圧倒的なレベルにして、魔王の子孫からしてみれば常軌を逸した魔法の数々であった。
そのような魔法の衰退に加えて、魔王の名も間違って後世へと伝わっており……。
というのも、「アノス・ヴォルディゴード」という名は今を生きる魔族の中では間違った名前で覚えられており、また、「アノス」は強大な力を持っているが故に『魔王学園デルゾゲード』で”不適合者”の烙印を押されてしまうことになる。
”暴虐の魔王”本人なのに……。
やぁー、始まりましたね~、「魔王学院の不適合者」(^^)/
”暴虐の魔王”本人なのに”不適合者”の烙印を押されてしまう「アノス」、そこからの「アノス」の快進撃……、ぜひとも続きを早く読みてぇ限りです。なんか2巻からめちゃくちゃ面白くなるとあとがきにも書いてあったので、期待に期待をしている管理人、楽しみですね~
本当に気持ちがいいほどの「アノス」の無双劇、爽快感がたまんねぇぜ! 気になった方はぜひ、読んでみてね~
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「魔王学院の不適合者」2巻の主な内容
魔族を統べる《七魔皇老》アイヴィスを偽りの魔王から解放し、ひとまずは平穏を取り戻したアノス。そんな折、魔王学院デルゾゲードに《錬魔の剣聖》と呼ばれる転校生が現れる。
時を同じくして魔族最強の剣士を決する《魔剣大会》の開催が近づく中、なぜか《不適合者》のアノスが、件の転校生と共に選手として推薦され――?
不適合者を貶めたい小物のくわだてか、偽りの魔王が仕掛けた陰謀か。いずれにせよ、魔王の採るべき道は一つのみ。
迫り来る謀略を、あらゆる理不尽な粉砕せよ! 暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡――第二章《魔剣大会編》!!
”統一派”と”皇族派”、魔族を正しく統一する”アノス・ファンユニオン”の存在!?
”皇族派”と”統一派”、混血だからという理由で差別される時代……、それは、『魔王学院デルゾゲード』においても例外ではなかった。
始祖の血を完全に受け継がれていないとされる「アノス」においても学院で”白服”と差別をされる対象であった……、のだが……。
そんな「アノス」に「ミサ・イリオローグ」というクラスメイトが話しかけることになり、彼女は「アノス」が”暴虐の魔王”だと信じている数少ない人物であった。
また、「ミサ」は”アノス・ファンユニオン”という「アノス」を応援するユニオンを結成していて……、実はこのアノス・ファンユニオンは皇族派の現状に不満を持つ白服の生徒が集った”統一派”の集まりであった。
何故「ミサ」が危険を顧みず魔族を正しく統一しようと行動するのかは、「ミサ」が”半霊半魔”であるが故の理由であった。
”錬魔の剣聖”と呼ばれる「レイ・グランズドリィ」の突然の転入、後に「アノス」と激突することになる!?
「レイ」は、混沌の世代の一人とされ、魔剣どころか、魔族には使えないはずの霊剣や神剣まで扱える規格外の化け物であった。
そんな「レイ」は、班別対抗試験に参加するべく班リーダーに立候補、もしくはどこかの班に所属しなければならなかった……、のだが……。
黒服である「レイ」が選んだのは、白服である「アノス」の班に入ることであった……、一方、「アノス」の返答はというと……。
「ただ命令通り気楽にやりたいなら、そこらの班に入ればいい。どうしても俺の配下に加わりたいというのなら、相応の力を示すことだ」
そうして班別対抗戦で「アノス」と「レイ」は激突することになり、一方、「サーシャ」と「ミーシャ」もアノス・ファンユニオンと戦闘を繰り広げることになります。
あらゆる理不尽を粉砕する”暴虐の魔王”と”錬魔の剣聖”と呼ばれる最強の実力を誇る「レイ」との激突!? また、『アノス・ファンユニオン』が歌う『お前が下で、俺が上♪』にも注目ですよ!
そして、何より表紙、挿絵ともに文句なしのクオリティー、「サーシャ」の挿絵のイラストには鳥肌が立ちました! 気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
「魔王学院の不適合者」3巻の主な内容
《勇者学院》との交流のため人間の都を訪れた魔王学院の生徒たち。しかしこの平和な時代にあってなお、人間たちの胸の内には魔族への敵意が燻っていた。
互いの力を測るために学院対抗戦が行われるが、アノスたちに先駆け戦った魔王学院三回生は、勇者側の卑劣な罠の前に敗れ去る。その上さらに敗者の名誉を踏みにじる勇者たちに対し、暴虐の魔王とその配下たちが下す決断は――!?
そして、二千年を経ても癒えぬ魔族と人間の禍根を目の当たりにしたアノスの前に、ついに偽りの魔王がその姿を現す。
暴虐の魔王が新時代に刻む覇道の軌跡――怒濤の第三章《勇者学院編》!
勇者学院との交流、「エレオノール・ビアンカ」との出会い……。
「だめだぞ。勇者学院は部外者立ち入り禁止なんだから」
交流を前にして勇者学院に忍び込んだ「アノス」と「サーシャ」であったが、緋色の制服を身につけた女性に見つかってしまうことになる。
彼女の名前は「エレオノール・ビアンカ」……、「アノス」が驚くほどの巨乳であり、勇者学院三回生であった。
そんな「エレオノール」から転生した勇者「カノン」の話を耳にし……、また、人間によって都合のいいように作り替えられた勇者学院の伝承を聞かされることになって……
そんな時、現われたのが「カノン」の転生者たち……、彼らは「アノス」に突然戦闘を仕掛けてくることになる……、のだが……。
「ところで、お前は転生者か?」「ふむ。そうは思えぬな」
「お前がカノンの生まれ変わりとは思えぬと言ったのだ。あるいは、七つの根源の内、六つは外れということか」
勇者学院で二千年間変わり続けないこと……、魔族への敵意と憎しみ……。
「どうせだから、もう一つ教えておこう。暴虐の魔王の名はアノス・ヴォルディゴードだ。お前らのところの歴史書と教科書も間違っているだろうから書き直しておけ」
勇者学院との交流が始まりまずは学院別対抗授業が実施されるが、「アノス」の知識に勝る者は教師を含めてただ一人としていなかった。
そんな中、互いの力を測るため学院対抗戦が行われることになり、この対抗戦で勇者側の卑劣な罠により魔王学院三回生たちは敗北を喫してしまう。
「恥を忍んで、頼みます……どうか……アノス、どうか」
「後は俺に任せておけ。正々堂々、あいつらに地獄を見せてやる」
激動の3巻であり、熱くならないわけがない第3巻! 「アヴォス・ディルへヴィア」の仮面が剥がれ落ち、ついに「アノス」と激突することになり……。
その正体は意外な人物であり、これまで圧倒的実力を誇っていた「アノス」と互角の戦闘を繰り広げる、かなり読み応えのある展開になっています! 本当に今面白く熱い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下され。
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「魔王学院の不適合者」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」
Comment
莫大な人気より絶大な人気の方が文面を見る限り正しいかと。
大学生が幼稚園でドヤ顔して周囲を見下してるような内容
進めば進むほどイライラしてくる