「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」感想と評価 ポンコツすぎる「ヴァルアリス」がとにかく可愛い!?
「竜魔神姫(トンデモナイゼ)ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『電撃の新文芸』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2019年1月17日です。
今回は、「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の評価と感想
INDEX
画像は【電撃文庫公式twitter】より引用
人間界の食べ物を前にポンコツすぎる「ヴァルアリス」がとにかく可愛い!? 敗北する彼女を、驚愕する彼女のを様を楽しんで欲しい!
「仁木克人」先生の「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」。
人間界の食べ物を食し「ヴァルアリス」の敗北と、一辺倒のストーリー展開なのですが、食べた時の彼女の驚き様よ……、可愛いすぎます。
「ヴァルアリス」がいつも美味しそうに食べるからついつい食べたくなっちゃいます。
そして、食べ物だけではなく店員の”食”に対する熱意も楽しませもらいましたよ!
メンチカツやカレー、そしてラーメン、お寿司、パンケーキにしろ、それらを作るために、提供するために、店員の熱意が確かにそこにあり、そんな要素も相まって1話1話ごとのエピソードを面白く読ませてもらいました。
なお、タイトルの”竜魔神姫(トンデモナイゼ)”の表記でも分かるように、カタカナの読みよ……、まぁ、色々とツッコミどころ満載です。
イラストに関して、イラストレーターは「茨乃」先生が担当しています。
イラストも最高ですね。表紙も良かったのですが、何よりモノクロイラストが良かった……。
一心不乱にメンチカツを食べるシーンやパンケーキのシーンなど、かなりグッときたイラストでついつい見入ってしまいましたよ。
人類のグルメに敗北しポンコツとなっていく「ヴァルアリス」の様をぜひ目に焼き付けてほしい! 気になった方はぜひ読んでみて下さい。
そんな「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の評価は、10点中9.5点です。
ここから「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の主なストーリー
ここは人の住む世界ではない。人の認識で捉えるならば、この地は”魔界”。そこに住む者は”魔族”と呼ぶのが相応しい。
「間違いなくこの先に居られるのだ。魔界の、ひいては我ら魔族の頂に立つ御方。ヴァルアリス様が」
艶やかな黄金の髪は風に靡き、深紅の瞳をちかちかと星が瞬くような輝きが満たしている。
白くなめらかな肌にはシミひとつ無く、長い睫毛、通った鼻筋、濡れた唇と、顔身体のパーツ全てが完璧な比率で、計算され構成されている芸術品のようだった。
既にこの魔界の長は、実質的には「ヴァルアリス」。現王は形式として玉座についているが、求心力を失って久しい。
「ヴァルアリス」が王族に代々課せられた試練、すなわち”滅界儀式(ホロボシタル)”を終えた暁には、彼女が名実共にこの魔界を統べる者となる。
「本当に、人界を滅ぼされるのですね」
「無論」
「魔力の一欠片も持たぬ下等な生き物が、王族の似姿を持つというその一点のみで、長きに渡り生きながらえてきたのだ。不敬極まりない」
実行はこれから。今を以て人間界を消滅する……、”竜魔神姫(トンデモナイゼ)”、「ヴァルアリス」によって……。
もはや人類に生存の道があるはずもなかった。人の世界の滅亡。「ヴァルアリス」は自ら振るう魔法によって、易々とそれを実現するであろう。彼女に慈悲はなく、人類には彼女に抗う力などない。
だが、忘れてはならない。
この物語の題名は、神魔神姫ヴァルアリスの敗北である。
そう、これは魔界の頂点にして至宝、戯れに竜をも屠る、絶対無敵、最強腐敗の竜魔神姫ヴァルアリスが……敗北する物語なのである。
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の登場人物
- 魔界最強の姫、”竜魔神姫(トンデモナイゼ)”「ヴァルアリス」
- 「ヴァルアリス」に突っかかってくる”剣魔神姫(ソーデモナイゼ)”「インフェリス」
- 「ヴァルアリス」が大好きで、彼女の部下「サチュラ」
ここまでが「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」どんな展開のストーリー?
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」1巻の主な内容
「くっ、何故こんなにも美味しいのだぁぁぁぁ!」
魔界最強の姫ヴァルアリスは、人類を滅ぼすべく東京に降り立った。しかし、ヴァルアリスを待ち構えていたのはカレー、ラーメン、パンケーキなどのあまりに美味な人類の料理! はたしてヴァルアリスは食の誘惑に打ち勝ち、人類を根絶せしめることができるのか!?
ヴァルアリスの可愛さ×ご飯の美味しさにニヤニヤが止まらない最強グルメコメディ開幕!
”杉並区阿佐谷のメンチカツ”を「ヴァルアリス」は食す!
東京都、杉並区は阿佐ヶ谷。「ヴァルアリス」の装いは紺のブレザーにシャツ、チェックのプリーツスカート、そして茶色のローファー。
「ヴァルアリス」がこの偽装を行わなければ、道行く人々はその美貌に見惚れ、即座に彼女の奴隷と化してしまう。
なお、何故彼女が人に紛れて雑踏を歩いているのか。魔族が異界の魂を贄として焚べる儀式、”滅界儀式(ホロボシタル)”には、守るべき厳格なルールが存在するからである。
それは、滅亡させる世界が確かに存在した証となるものを一つ保管しなければならないということ。
その地に住む生命が作り上げた、文化の成果でなくてはならない。そしてこれが済むまでは、一切の破壊、殺傷行為は許されないというルール。
ふと、そんな時、馴染みのない香りが「ヴァルアリス」の鼻孔をくすぐった。
軒先に、透明なケースに入った大小様々な部位の肉が並んでいる……。そこには「ミートたけざわ」という精肉店。
「らっしゃい」
「ラッシャイ」
謎のおうむ返しに店主「武沢富彦」は妙な顔をしたが、目下「ヴァルアリス」の興味は眼前の物体にのみ注がれていた。
(人の食糧。どの程度のものか、試してやるとしよう)
(所詮、人の食物。どうということも無かろうが……)
(うああ熱っフゥウウッ!?)
(人間め。魔力を持たぬ下等生物の分際で……この私を驚かせるとはな)
「ヴァルアリス」の敗北は始まったばかり!? 人間界の食べ物に敗北し続ける「ヴァルアリス」がとにかく可愛いので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★☆
以上、「竜魔神姫ヴァルアリスの敗北」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」