「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」感想と評価 全てが最高でした!
公開日:
:
おすすめライトノベル ファンタジー, 主人公最強, 異能バトル, 戦争, 魔法, 富士見ファンタジア文庫, 銃, ファンタジア大賞, 大賞, ミリタリックファンタジー
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『富士見ファンタジア文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2019年1月19日です。
今回は、「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の評価と感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―」の評価と感想
INDEX
画像は【富士見ファンタジア文庫公式twitter】より引用
苦難を乗り越え二人の関係が深まっていく瞬間、展開が読めず紆余曲折する場面……、全てが最高でした!
「上川景」先生の「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」。
「第31回ファンタジア大賞〈大賞〉」受賞作! 素直に面白かったし、好みも合わさって百点満点をあげたい!!
終わりなき戦争を”悪魔の弾丸”で終わらせるため、世界を何度も何度も何度も何度も世界を再編成していくミリタリックファンタジー。
独創性に溢れた斬新な設定・世界観、そして「おっ!?」と思わせるストーリー展開……、全てが最高で文句なしの大賞作品でした。
主人公は世界を再編成する弾丸を手にするも、紆余曲折する場面が何度もあり後の展開が読めない。
戦闘描写に関しても緊迫した戦闘を強いられていき、手に汗握る展開を見せてくれますよ。
また、何よりメインヒロインが凄く良い! 距離があった二人の関係は苦難を乗り越えていく内に縮まっていき……、そんな二人の今後をもっと見ていたい読んでいたいという気持ちにさせてくれましたね~
イラストに関して、イラストレーターは「TEDDY」先生、メカニックデザインは「鷲尾直広」先生が担当しています。
最後のモノクロイラストの「エア」の表情はズルいよ。「アスリー」もかわいい……。
なお、表紙のデザインは言うまでもなく購入意欲をそそられ、メカニックデザインもいいね!
人間の存在を消す弾丸で世界を再編成するミリタリックファンタジー! 戦っていく中で彼は彼女は何を抱くのか? 気になった方はぜひ読んでくだされ!
そんな「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の評価は、10点中10点です。
ここから「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の主なストーリー、登場人物の紹介をしていきます。
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の主なストーリー
東の国『オルトメニア』と西の国『ハーバラント』。二国の軋轢は百年前から続いており、機甲車『エクセルア』開発の先をゆく西国が猛威を振るっていた。
その機械兵器とは別に人を殺すためだけの技術……、それは実弾に魔力を付与し、様々な効果を発現させる”弾丸魔法”と呼ばれる純粋な軍用兵器。
東国の士官候補性「レイン・ランツ」は敵国に追い詰められ、死の瀬戸際に立たされていた。
死を覚悟した「レイン」はライフルを構え、胸元を探って掴んだ一発は”銀色の弾丸”。通常の弾丸とは異なる色合いのそれは先日拾ったものだ。
「レイン」は引き金を引き、銀色の弾丸で今回の首謀者とも言える人物を絶命させることになるのだが、その瞬間世界が切り替わった。
目の前に広がる光景は戦場ではなくなり、あの場で死んだ筈の少女「アスリー・マグメット」は生き返っていた。
状況が飲み込めない「レイン」。唯一、証明できるのは”銀色の弾丸”だけであり……、そんな時、一人の転校生がこの士官学校にやってくる。
転校してきたのは銀色の弾丸と酷く似た”銀の少女”。その少女は突然銀色の弾丸を取り出し世界を変えることになる。
「私は亡霊のエア」
「そして、お前が手にした『悪魔の弾丸』の本来の持ち主」
世界を切り替えるその弾丸の正体は、人間の存在を消す弾丸。撃った相手の”全て”を世界から消す。
その弾丸で殺された者は、世界から存在が消滅し、そしてその人間が最初からいなかった世界への切り替え『再編成(リプログラム)』が起こる。
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の登場人物
- 東国のエリート士官候補生「レイン・ランツ」
- ”悪魔族(ベリアル)”の亡霊と称する少女「エア・アーランド・ノア」
- 優れた『エクセリア』の操手(ハンドラー)「アスリー・アグメット」
ここまでが「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の主なストーリー、登場人物の紹介でした。
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―」どんな展開のストーリー?
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」1巻の主な内容
機甲車が這い、弾丸魔法が降る、東国と西国の百年に及ぶ戦争。追い詰められた東の少年兵レイン・ランツは、見慣れぬ弾丸を放ち、敵将校を殺害する。――刹那、世界が一変した。戦場は通い慣れた士官学校へ切り替わり、死んだはずの級友の姿も。戸惑うレインに、弾丸を作ったという少女エアは告げる。「撃った相手を最初からいなかった世界へ再編成する“悪魔の弾丸”。このまま使いたい?」終わりなき戦場を前に、レインの決断は――「終わらせる。変えてやる。この弾丸で、全てを」
世界の理を撃ち抜く、少年と少女の戦いが始まる――。第31回ファンタジア大賞〈大賞〉受賞のミリタリックファンタジー!
世界を再編成する弾丸を手にした「レイン・ランツ」と”悪魔の弾丸”を生み出した亡霊「エア・アーランド・ノア」
「レイン」の魔法は弾丸が跳ねる魔法”幻硬弾(フアラル)”。ぼんぼんと、跳ね回るだけで扱いが難しいが、「レイン」は違った。
その上、”悪魔の弾丸”を手にした「レイン」は戦場で殺し続け、世界を何度も再編成していく。
「ここまで国を――いや、歴史を変え始めた馬鹿は初めてよ」
「レイン」の手によって東と西を取り巻く環境は何もかも……、全てという全てが変貌していった。
「暴れたものね。正直に言って、予想以上。普通は心を壊したり、その強力すぎる能力に溺れて乱用して、あっさり死ぬものなのに」
”誓約(コントラクト)”、それは、弾丸を使う代償に、お前の全てを差し出すこと。
「お前は、この戦争を終わらそうとしているんでしょ?」
圧倒的に、破壊的に、これ以降争うことなんて考えられない位に、西の国を潰して勝つ……、それが「レイン」の目的であり、激しい憎悪によるもの。
「ここから私との『誓約』。このまま悪魔の弾丸を使いたいなら」
「命令。このアレク大尉を消しなさい」
「第31回ファンタジア大賞〈大賞〉」受賞作。展開が読めないですし、最後の展開は続きが読みたくなってしまいますよ! 面白いこと間違いなしですので、気になった方はぜひ読んでみて下さい!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」