「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」感想と評価
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」というライトノベルをご存じでしょうか?
この作品は、『ファミ通文庫』で出版されているライトノベルで、初版発売日が2020年9月30日です。
今回は、「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ(略称:図書カノ)」の感想を紹介していきます。
この機会にぜひ、この作品について知っていただければと思います。
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」の感想
INDEX
画像は【ファミ通文庫公式twitter】より引用
先輩とのラブコメラノベ、図書カノ! 焦れったい青春ラブコメをぜひッ!!
「九曜」先生の「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」。
グイグイくるヒロイン「瀧浪(たきなみ)」先輩(表紙の女の子)と、急な同棲により少しもどかしい関係となった「蓮見(はすみ)」先輩。
そんな二人による年上ラブコメで、グイグイくるヒロインと同様、ストーリーもグイグイと読み進められるほど面白い。
「甘酸っぱい青春ラブコメはこうでないと!」と思えるほど、ヒロインの感情変化にも注目です!
瀧浪先輩は最初から好感度Maxで「付き合えー、付き合えー」ってグイグイですが、その一方で蓮見先輩との関係が少しずつではありますが、変わっていくシーンは読みどころポイント。
特に名前で呼んだ時なんか「もう……っ」て感じになってしまいます。
図書室でのラブコメ展開と、屋根の下でのもどかしい展開……、これからどうなっていくのか非常に楽しみです(奏多先輩も気になる、少し謎ヒロインっぽい感じがしましたので……)。
なお、瀧浪先輩と蓮見先輩、そんな二人によるバチバチな展開も印象的でしたよ。
裏の顔全開の瀧浪先輩と、異母弟(おとうと)だと暴露する蓮見先輩。むきになっているシーンが良き!
イラストに関して、イラストレーターは「フライ」先生が担当しています。
フライ先生ですね~、フライ先生。
表紙も良いし、キャラクターもとにかく可愛い(瀧浪先輩が可愛いすぎる!)。
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」の評価
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
【ストーリーの構成・読みやすさ】
★★★★★★★★★☆
【登場人物・イラストの良さ】
★★★★★★★★★★
〈3つの好きに共感できるのであればおすすめ!〉
#甘酸っぱい青春ラブコメが好き!
#年上ヒロインとのラブコメが好き!
#フライ先生が描くイラストが好き!
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」の主なストーリー
「蓮見紫苑(はすみしおん)」、親しみやすい性格で誰もが知る有名女子生徒のツートップのひとり。
僕「真壁静流(まかべしずる)」は彼女と目が合ったのだが、顔を背けられて……。残念ながら、僕にだけはこの態度。
「実は僕があの人と姉弟だって言ったらどうする?」
「瀧浪泪華(たきなみるいか)」。蓮見先輩と並ぶツートップのひとりで、落ち着いた雰囲気で、いつも優しげな微笑みを絶やさない人である。
瀧浪先輩は僕とすれ違う瞬間、僕にだけわかるように小さく手を振ってきた。……ちょっとだけ特別な笑みとともに。
だが、僕は気づかない振りをして目を逸らすと、彼女はむっとした顔をした。
それが僕と瀧浪先輩との関係を示すもので、蓮見先輩のやり取りもまた、今の僕たちの関係を的確に表していた。
何故、蓮見先輩とそんな関係かというと、それは六月に入ったばかり……。母親を亡くしてしまった僕は、途方に暮れていた。そんな時、訪れたのが父親と名乗る人物。
一緒に暮らさないかと提案されるが、首を縦に振れず……、1ヶ月のみという条件でともに暮らすことになって……・。
その父親には一人娘がいるらしいのだが、その一人娘とはツートップのひとり、蓮見先輩であった。
「悪いけど、あたし、あんたのことをすぐには家族と認められそうにないから。そこだけはわかっといて」
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」どんな展開のストーリー?
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」はどんな展開なのか、簡単にそれぞれの巻について、紹介していこうかと思います。
「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」1巻の主な内容
母子家庭で育った十七歳の少年真壁静流は、事故で母を亡くし一人途方に暮れていた。そんな彼の元に父親と名乗る人物から「私の娘と三人で一緒に暮らさないか?」と提案され、一ヶ月だけ一緒に住むことに。そして数日後、静流を出迎えたのは、同じ高校に通う人気No.1と呼び声が高い美少女の蓮見紫苑だった!! 医者である父は家に帰ることが少ないため、静流は学園一の美少女との同棲という新しい生活を送ることになり……。大人気シリーズ『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』のスペシャルストーリーも収録!!
図書委員として、僕は図書室にいる。
「真壁くん」
響くような旋律的な声音で名前を呼ばれた。そこには瀧浪先輩が立っていた。
「あのね、静流、わたしに何の連絡もないなんてひどくはないかしら? ずっと休んでるから心配したのよ?」
「赤の他人の瀧浪先輩に知らせる義理はないよ」
「わかったわ。じゃあ、わたしたち、正式におつき合いしましょう? それなら赤の他人じゃなくなるわ」
「隙あらばまたそんなこと言う。……遠慮しておくよ」
瀧浪泪華とはこういう人でもあった。
表向きは穏やかに高校生活を送る、お淑やかで物腰の柔らかい優等生。でも、裏の顔はこれ。周りに人がいなくてふたりだけになると、途端にこうだ。
そんな瀧浪先輩と僕にはひとつ、共通点がある。その共通点こそが彼女がグイグイと来る理由でもあった。
「佐伯さんと、ひとつ屋根の下」の番外編もあり、イラストもある。九曜先生、フライ先生ファンにとったらとまらない番外編となっていますので、そちらも気になった方はぜひ読んでみて下さいな!
【管理人のオススメ度】
★★★★★★★★★★
以上、「放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ」の紹介でした。
後の巻についても出版され次第、更新していこうと思います。
気になった方はぜひ、読んでみて下さいね。
「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」