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2018年下半期ライトノベル・ノベルズランキング 10作品を「好きラノ」に投票!

2018年下半期ライトノベル・ノベルズランキングを紹介していこうと思います!

今回対象とさせていただいた作品は、”2018年7月~12月までに出版された新作ライトノベル・ノベルズ”です。

ちなみに、ランキングと書いてありますが、あくまで私的なランキングであり、管理人が読んだライトノベルを厳選しております。

では、紹介していきます! この記事を読んで、何か1作品でも新しいライトノベルズとの”出会い”があればと思います。

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2018年下半期新作ライトノベル・ノベルズランキング【2018年7月~12月編】

画像は【電撃文庫公式twitter】【スニーカー文庫公式twitter】【ツギクルブックス公式twitter】【KADOKAWA宣伝局公式twitter】よりそれぞれ引用

今回はランキングを紹介するとともに「好きラノ」にも投票していきます。

個人的に管理人が気に入った作品を厳選しており、ライトノベル・ノベルズ問わず10冊をランキング形式で紹介していきます。

なお、管理人は基本的に新作しか投票していないのでそこもご了承下さい<(_ _)>

第10位:「無双航路 転生して宇宙戦艦のAIになりました」〈著者:松屋大好 装画:黒銀(DIGS)〉

意識を取り戻した時、普通の男子高校生・阿佐ヶ谷真は、なぜか異世界で帝国艦隊所属・宇宙戦艦カプリコンのAIになっていた。当の戦艦カプリコンはといえば、敵の連合艦隊に針路を完璧に包囲され僚艦もわずかという絶体絶命の大ピンチ。しかも艦長は儀礼的に乗艦していたお飾りの皇女で、彼女からの戦術的な助言は見込めそうにない。AIとなった真は「人間」でもある自分の特性を活かし、生き残るため斬新な戦術を駆使して撤退を試みる――。
「小説家になろう」発の作家が描く「まだ誰も見たことのない最強の撤退戦」がここに始まる――!

【18下期ラノベ投票/9784065132289】

硬派なSFライトノベル! まさか”転生”と”AI”を織り交ぜてこようとはっ!!

まさか”転生”と”AI”を織り交ぜてこようとは夢にも思いませんでした。

読み応えが凄くあり、それでいてズバズバと読んでいける面白さ!

どんな展開になっていくのか全く予想がつかないし、次どんな展開を見せてくれるのかワクワクしながら読んでいけると思いますよ。

戦術や作戦なども緻密によく考えられており、そこも読ませる力がありましたね~

まだ誰も見たことがない最強の撤退戦が今始まろうとしていた!?

目覚めた瞬間、直径一メートル、重さ七トンの質量弾が、ぼくの第三補助エンジンを吹き飛ばした。

ぼくは帝国軍第十軍団に所属する、巡洋戦艦カプリコンの仮想人格プログラムであり、巡洋戦艦のAIであった。

ぼくは「阿佐ヶ谷真」、十七歳、高校二年生。日本人で人間だ……、なのに……、「なにがどうなってるんだ!?」

どういう経緯でこのような状況になったのかは不明、とにかく今は戦闘中で攻撃を受けている真っ最中であった。

AIだけどAIではない、こんな熱いSFは久しぶりに出会ったという気持ちになりますので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★☆☆

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★☆☆

第9位:「破滅の魔導王とゴーレムの蛮妃」〈著者:北下路来名 イラスト:芝〉

気づけばダサいパジャマのまま異世界にいた「俺」。世界を滅ぼす『魔導王』として召喚されたようだが、どうやらその能力は土属性に全振りされていて――。そして生み出した“最強兵器”は戦闘能力だけでなく、嫉妬深さも最強で!? 小説家になろう発! 異色の冒険ファンタジー!

【18下期ラノベ投票/9784047352469】

ヤンデレヒロインの容赦ない一撃炸裂! 嫉妬深い最強のゴーレムとともに冒険する異世界ファンタジー!!

普通に面白かった作品であり、すぐに読み終わったラノベ……、「なんで今まで読んでこなかったぁ!」と叫びたくなってしまいます。

この作品は何故か破滅の”魔導王”として異世界召喚させられた俺がヤンデレゴーレムとともに世界の命運を変えていく物語。

「小説家になろう」で”異世界召喚”で”主人公最強”といったらありがちなテンプレですが、この作品はその中でも群を抜いて面白いと思えたライトノベルでしたよ。

とにかく笑えるし、「ゴレ太郎」のヤンデレがたまりません。

破滅の”魔導王”として異世界召喚された俺と最強のヤンデレゴーレム!

気づくと、俺はくそダサいパジャマを着て、原っぱの真ん中に突っ立っていた……、たしか、自宅の布団で寝ていたはずなのだが。

俺が立っていたのは、血のように真っ赤な石の床の上、そこには禍々しい謎の円陣が描かれていた。

俺はその円陣から、一歩外に踏み出そうとしたのだが、見えない壁のような物が足先に当たって……、次の瞬間、拍子抜けするほどあっさりと、手のひらの抵抗感が霧散した。

そんな時突如として近くにあった洞窟の中に入りたいという衝動に駆られ、何一つ考えられなくなってしまう。

ヤンデレだからこそみせる「ゴレ太郎」の容赦ない行動の数々……、非常に笑えますので気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★☆

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第8位:「願わくばこの手に幸福を」〈著者:ショーン田中 イラスト:おちゃう〉

――ああ、かつてに戻るくらいなら、死んだ方がよほどましだ。
冒険者ルーギスが過ごす日々は負け犬そのもの。仲間であるはずのパーティーメンバーから虐げられ、夢見た英雄や勇者への道は程遠い。
そんな彼が謎の影に誘われ突如、自分の過去へ転移させられる。その機会はたった一度と告げられて。
彼は渇望する――。
今度こそ、この掌に尊厳と誇り、愛する者をと。
だが、運命の神はそれを許さない。大型魔獣との闘い、貴族邸への襲撃、勇者と共に挑むクエスト──。
思惑とは異なりルーギスは人助けに巻き込まれていく。何時しか念願とは真逆に元仲間の少女達から、歪んだ執着と愛情を向けられていくのだった。
昏く、熱き焔を宿らせて雪辱を果たす、一発逆転リプレイ・ファンタジー!

【18下期ラノベ投票/9784864727341】

最後まで主人公の姿を見届けていたい……、必死でもがき続け、自らの運命を歪めていくシーンは静かな熱さを秘めている!?

主人公の運命を自ら変えていく一発逆転リプレイ・ファンタジーであるこの作品。

必死にもがき続ける主人公の姿、そして、そんな主人公によって歪められていく周りの人間たち……、この先どうなっていくのだろうってただただ気になってしょうがなくなりますよ!

とりあえず主人公の行動がなかなか読めないですね~

憎悪と嫉妬なのか、それとも、善意であのような行動を取っているのか……、主人公の行動が全然読めないですし、そこに熱い展開もあるのだから最後まで読みたくなってしまいます。

それだけ心情に関する部分はうまく描かれていましたし、主人公だけでなく、他の登場人物の心情変化もうまく捉えていたと個人的に思いましたよ!

救世の旅などという大層なものに、俺が釣り合うわけがなかった……、そもそも「アリュエノ」は救国のパーティの中心に立つ存在、すでに救世主様に想いを寄せていたのだ。

救国の一行と呼ばれる我らがパーティ、騎士団の俊英、魔術師殿、エルフの姫君、そして、吟遊詩人「アリュエノ」。

しかし、そのパーティでただ俺だけが虐げられ、何故この旅路に俺のような人間が同行させられているのか分からない。

特別秀でていた覚えも、彼らと肩を並べるような身分も持ち合わせていない……、おそらく幼馴染である「アリュエノ」のおかげでここにいるのだろう。

「アリュエノ」は俺にとって片思いの相手、長く供に有り、長く、想い続けていた……のだが……。

熱すぎる作品ではないですが……、それでも”静かな熱さ”を孕んだ作品! 読んで損なしなので、気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★☆

第7位:「鏡の国のアイリス」〈著者:日日日 イラスト:しづ〉

「本を開くと、必ず女の子が写った写真が挟まっている」という怪奇現象に見舞われていた主人公。ある日、図書館で本を開いた瞬間、見知らぬ場所へ飛ばされてしまう。刑務所のような殺風景な場所に、目の前には写真の女の子。彼女の名前は「アイリス」。そしてこの場所は「SCP財団」という「常識から外れた存在」を確保・収容・保護する組織の研究所だという。主人公は「収容対象」としてアイリスと行動を共にすることになるが…。
世界中に広がるオープンシェアワールド「SCP Foundation」をオリジナルノベル化!!

【18下期ラノベ投票/9784891995034】

SCPを題材にしたライトノベルがここにっ!! 面白いしか感想が出てこないし、とにかくこの世界観に浸ってほしい!

”SCP”を題材にしたライトノベルであって……、これは”面白い”しか感想が出てこない……。

やはりそれだけ魅せられましたし、ワクワクしながら楽しく読むことができますよ!

また、”SCP”を知らない主人公視点でストーリーが展開していくので、「SCPを知らない人にとってもかなり面白い作品なのではないでしょうか」とだけ言っておきたいです。

こと細かに「アイリス」が”SCPオブジェクト”について語ってくれます。

私自身も”SCPオブジェクト”のことをあまり知らなかったのですが、読んでいくうちに興味が湧いてきましたね~

SCPとは、理解の及ばない不可思議なものを総称して、”SCPオブジェクト”と呼ぶらしく……。

放課後、とある図書館に寄るのが日課となっている主人公……、そんな主人公はある先輩と話しており……。

それは、”この図書館で主人公が手に取って、開くと必ずかわいい女の子の写真が挟まっていた”という怪奇現象についてであり、他の書架でも、どの本でも結果は同じらしい。

その女の子は主人公とは関係があるとも思えない、見知らぬ女の子、おそらく彼女は外国人だろう。

そんな時、本を開くと突如、見知らぬ場所へと主人公は飛ばされることになって……、そこで、”写真の少女”と出会うことになります。

自然と人に勧めたくなるような作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第6位:「嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~」〈著者:槻影 イラスト:チーコ〉

富と名誉、そして力。栄光を求め、危険を顧みず、世界各地の宝物殿を探索するトレジャーハンター達の黄金時代。
トレジャーハンターになろうぜ――
クライ・アンドリヒと幼馳染達との誓いは、挫折を余儀なくされたはずだった。クライには何一つ才能がなかったから……。
にもかかわらず、何故か増していく周囲の期待。跳ね上がるのは命の危険。人間離れしていく幼馴染達が大暴れするたびに、クライの土下座スキルは高まっていく……! これは一人の青年が円満引退を目指すだけの物語。

【18下期ラノベ投票/9784896378139】

「つまりマスターは神」全てこの言葉に限るライトノベル! 勘違いから始まり主人公のゲスっぷりなどたまらない!?

この作品は、勘違いが勘違いを生み、最弱なのにまさかの最強集団をまとめるリーダーになってしまった主人公の英雄譚。

勘違いをして、主人公の評価が周りから高くなっていく様は、「ここまでご都合主義展開なのもアリなのか!?」と思ってしまうくらいであり、だけど読み終わると”さいっこう”の一言。

伏線の立て方や、主人公を弱く見せることに一貫しているところなど……、また、主人公の最弱ささながらあのようなゲスっぷりを見せてくれたりと、予想をはるかに上回った作品でしたね~

でも、そんな主人公を憎めない自分がいて、やはりこの作品を気に入ってしまったからなのだろうと思います。

全ての始まりは忘れもしないあの一言……、「トレジャーハンターになろうぜ」。

いつも遊んでいた友人グループの一人、幼馴染みの一人が、世界各地の『宝物殿』を回り、富と栄光を手に入れようと言った。

目指すはただ一つ、世界最強の英雄……、俺達なら……この六人なら、きっとなれるとこの時は思っていた。

夢を抱いたその日から僕達の冒険は始まり、それぞれがハンターに必要な珠玉の才能を開花させていった。

たった一人、何をやらせても人並み以下にしかなれなかったのは、僕「クライ・アンドリヒ」だけだった。

四人の友人と妹と僕……、才能がなかったのは僕だけであり、英雄になる道が見えなかったのも僕だけだった。

それはもう5年も前の話……、僕は初めて宝物殿を攻略したその夜、生まれて初めて泊まった宿屋で、一人枕を濡らし、一晩中悩みに悩んで全てを諦めることを決意した。

トレジャーハンターを目指す英雄譚のストーリー!? それとも、勘違いコメディ!? 非常に面白い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第5位:「僕は何度も生まれ変わる」〈著者:十文字青 イラスト:だーくろ〉

 ある日、僕は死んだ。享年29歳。しがない社畜の儚い末路だった―はずなのに、まさか生まれ変わった……のか? でも、僕はまた死ぬ。運命の悪戯なのか。死んでは生まれ変わり、そのたびに“彼女”が僕を殺す。漆黒の髪。赤い眼。僕を“劣等種”呼ばわりする“人間の帝国”の彼女が。そして、とうとう5回目の人生。成り行きでとるにたらない傭兵暮らしをしていた僕の許に、突然アークラントの“魔王”から使者が来た。はあ? 僕が魔王の隠し子だって…!? ――これは何度も生まれ変わった挙句、何の因果か魔王の血を受け継いだ“僕”がやがて英雄へと至る物語――泥臭くも華麗なる大逆転劇が幕を開ける!

【18下期ラノベ投票/9784041065198】

五度目の生まれ変わりのその先へ……、今ここに続きが非常に気になる”大逆転劇”の幕が上がる!?

個人的に戦記もの、軍記ものが好きなのも相まって、私にとったら最高の作品でしたね~

この作品は、何度もショッピングピンクの女に命を奪われる主人公が何度も生まれ変わり、そして、大逆転劇を見せていく?っていうストーリーで、続きが非常に気になる一冊だと思いますよ!

この作品の見所はやはりタイトルにもある通り、”何度も生まれ変わる”ということ……、そうして主人公がぎりぎりになりながらも戦っていく姿も心惹かれると思います。

勝つか負けるかのあのギリギリ感……、また、「一人ではなく、様々な種族と共に戦っていく、それも人間相手と……!?」っていうシーンも今までにあまりなく興味を引く設定でした。

序盤から中盤にかけて、登場人物と数ある地名を覚えるのは大変ですけど、全てを把握すると断然に面白くなりますので、気になった方はぜひ読んで欲しい。

いつかどこかで会ったことのある女……、漆黒の髪に瞳の色はショッキングピンク!!

しがない社畜の人生を送っていた29歳の男性……、そんな彼は車に轢かれてしまい人生の幕を閉じることになる……、のだが……。

二十九年間の軌跡は「ラニィ」の中にしっかりと刻みつけられていた……、そう、その男性は「ラニィ」として生まれ変わったのである。

「ラニィ」の目の前には、初恋の女性「ミシャ」がおり……、しかし、そんなある日、黒外套の女が襲撃してくることになり、「ラニィ」はまた命を落とすことになる。

そうして再び生まれ変わった「ギルヒー」、あの日、『エヴァラスティア帝国』の襲撃によって自分の命と初恋の相手を失うことになった。

そのため帝国の兵たちに憎しみを持つ「ギルヒー」は、対帝国軍の志願兵として、憎き帝国兵と対峙することになる……、のだが……。

表紙のイラストは最高ですね~、特にピンク感満載の「リンゼリカ」のイラストは最高ですし、敵ながらこれだけ好感を持てる登場人物は久しぶりです。文句なしに面白かった作品であり最高でしたので、気になった方はぜひ読んでみて下され!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第4位:「継母の連れ子が元カノだった」〈著者:紙城境介 イラスト:たかやki〉

 ある中学校である男女が恋人となり、イチャイチャして、些細なことですれ違い、ときめくことより苛立つことのほうが多くなって……卒業を機に別れた。そして高校入学を目前に二人は――伊理戸水斗と綾井結女は、思いがけない形で再会する。
「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」
 親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!?
 両親に気を遣った元カップルは、『異性と意識したら負け』という“きょうだいルール”を取り決めるが――お風呂上がりの遭遇に、二人っきりの登下校……あの頃の思い出と一つ屋根の下という状況から、どうしてもお互いを意識してしまい!?

【18下期ラノベ投票/9784041076842】

元カノが義理のきょうだいになるラブコメだとっ!! 甘くて甘く、悶えに悶える二人の関係にニヤニヤ……。

甘い、甘すぎる! 一つ屋根の下で繰り広げられるラブコメ、いがみ合う二人であったが再び異性として意識しちゃったりして……。

そんな二人のイチャイチャしているシーンを読んでいると、「もうはやく付き合って! 元の関係に戻ってっっ!!」って何度も心の声を発してしまいます。

もうあんなラブコメをされたらニヤニヤせずにはいられないし、悶絶必至です。

また、屋根の下から始まる義理のきょうだいとしての設定が良いですよね。

このようなラブコメを今まで読んだことがないですし、屋根の下だからこそ進展する関係もあったりして……、もう最高です。

僕は自分の家の玄関で、睨み合いを演じていた。相手は同い年の女子で、これで三回目。

二人はきょうだいであったのだが、義理のきょうだい……、僕こと「伊理戸水斗」と彼女こと「伊理戸結女」は親の知らない本当の関係を知っている。

今となっては若気の至りしか言いようがないが、僕には中学二年生から中学三年生にかけて彼女というものが存在したことがある。

彼女の名前は「綾井結女」……、順調に進んでいたかに思えた彼らの関係は些細なすれ違いにより崩壊していき、卒業を機に別れてしまった。

そんな卒業式を終えた夜、父さんは真剣な顔でこう切り出した……、「――父さんな、再婚しようと思うんだ」「――相手にも娘さんがいるんだが……構わないか?」

僕は義妹ができるとテンションが上がっていたわけだが……、後日継母となる女性が連れてきたのは元カノである「伊理戸結女」であった。

第3回カクヨムWeb小説大賞コンテストラブコメ部門大賞を受賞した作品! 悶えに悶えるラブコメラノベ! 面白いこと間違いなしですので気になった方はぜひ読んでみて見てくださいな。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第3位:「陰の実力者になりたくて!」〈著者:逢沢大介 イラスト:東西〉

普段はモブとして力を隠しつつ、陰ながら物語に介入して実力を見せつける『陰の実力者』に憧れる少年・シド。異世界に転生した彼は念願の『陰の実力者』設定を楽しむため、妄想で作り上げた『闇の教団』を蹂躙すべく暗躍していたところ、どうやら本当に、その教団が実在していて……? ノリで配下にした少女たちに『勘違い』され、シドは本人の知らぬところで真の『陰の実力者』になり、そして彼ら『シャドウガーデン』は、世界の闇を滅ぼしていく―――!!

【18下期ラノベ投票/9784047353022】

主人公が強すぎて”陰の実力者”かっけぇーって何度思ったことかっ!! 今期トップ5に入るくらい面白いライトノベル!

今までにありそうでなかった作品。これは面白すぎるラノベ!

ここまで陰で暗躍することに特化した作品は類を見ないし、個人的にはかなり嵌まったライトノベル。

周囲には気付かれず実力を隠し続ける主人公ってかっこよすぎる……、しかも、その強さも本物でありまさに美徳そのもの。

”陰の実力者”に強く憧れを抱く主人公……、転生してまさかの現実の”陰の実力者”になったりして……、そして、周囲が勘違いをし、ますます物語に拍車がかかっていきます。

きっかけが何だったか覚えていないが、物心がついた頃には僕はもう『陰の実力者』に憧れを抱いていた。

主人公でもなく、ラスボスでもなく、物語に陰ながら介入し実力を見せつけていく存在……、僕はその『陰の実力者』に心からなりたいと思い、いつまでも消えることなく突き動かされていた。

強くなるために必要なものは全力で習得し、そして実力を隠し続けた……、いつかその日のために。

学校では平凡を貫き、決して目立たない、人畜無害なモブAとして過ごし、日常の裏側では修行に全てを費やしていた。

しかし、時が経つにつれて不安が押し寄せてきた……、いくら鍛えたとしても、修行をしたとしても、頭上に核が落ちてきたとしたら蒸発する。

それが人間の限界……、僕がなりたい『陰の実力者』は核では蒸発しない……、それでは、蒸発しないために何が必要なのか、そう、魔力、マナ、気、オーラ、未知なる力である。

モブになりきる主人公も読みどころ、そんな学園生活も面白くなっておりますので、気になった方はぜひ読んでみて下され。

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第2位:「リオンクール戦記」〈著者:小倉ひろあき イラスト:toi8〉

平凡な人生を歩んできたサラリーマン田中タダシ。病気により41才という短い人生を終えたはずが、気付けば中世ヨーロッパ風の異世界に立っていた。リアルな中世は暖炉もなく、食事は手づかみ、挙句の果てには都市で豚を放し飼い……。国同士の殺し合いも日常茶飯事。
田中タダシは、この厳しい世界で「バリアン・ド・リオンクール」として第二の人生を歩む。平凡なサラリーマンは、この厳しい世界で果たして生き残れるのか?
田中=バリアンのサクセスストーリー、いま開幕!

【18下期ラノベ投票/9784797397772】

生々しく、リアルな中世の世界観! これこそ”生きる”と思わせられる描写に何度も鳥肌が立ちました!!

英雄の歩みを記す英雄譚ではあるのだが、王道の英雄譚とはほど遠い……、しかし、そこに読ませる力がある。

リアルすぎる凄惨な描写とその凄惨さを主人公が徐々に当たり前の思考になっていく展開は恐ろしい光景。

というのもこの作品「リオンクール戦記」は”異世界転生”のジャンルに分類され、主人公は中世のヨーロッパ風の世界に当初は驚きを隠せない状況であった。

しかし、上記で述べたように主人公の道徳心は次第になくなっていき……、しかも、冒頭では最も偉大な王となると描かれている……、何故そのような経緯になっていくのか気になりますよね。

俺の名前は「田中正(たなかただし)」41歳……、平凡な人生を歩むサラリーマンであったが、病気により短い人生の幕を閉じてしまう。

しかし、死んだはずの「田中」は目を覚まし……、そこは見知らぬ中世ヨーロッパ風の異世界であった。

文明から離れて自然の生活をする人たち、ここは日本ではなく、おそらく時代も違うのではないか。

今の俺は子供の姿をしており、髪も瞳も黒色、名前は「バリアン」というらしい。

この国の住民は俺から見れば外国人、白人だ……、髪は黒が稀……、文明が発達していない世界でまずは言葉や常識を身につけなければならない。

2カ月が経った頃、「バリアン」は自らのフルネーム「バリアン・ド・リオンクール」だと理解し、年齢は7歳……、しかも、リオンクール家は大貴族であり、リオンクール盆地という領地も持っている。

第六回ネット小説大賞を受賞した戦記ファンタジー作品! めちゃくちゃ面白い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみて下さいな!!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

第1位:「七つの魔剣が支配する」〈著者:宇野朴人 イラスト:ミユキルリア〉

 春――。名門キンバリー魔法学校に、今年も新入生がやってくる。黒いローブを身に纏い、腰に白杖と杖剣を一振りずつ。胸には誇りと使命を秘めて。そんな魔法使いの卵たちを迎えるのは、桜の舞う満開街道と魔法生物たちのパレード。
 が、希望に胸躍らせるのも束の間。キンバリーの孕む数々の脅威が彼らに襲い掛かる。気まぐれに生徒を飲み込む地下迷宮、怪物じみた上級生たち、亜人種の人権を巡る派閥の対立――。
 そんな魔境を仲間と生き抜く中、オリバーは一人の少女と縁を結ぶ。腰に日本刀を提げたサムライ少女――ナナオ。
 二人の魔剣を巡る物語が、今、始まる。

【18下期ラノベ投票/9784048939645】

今期トップ5に入るくらいの神作品!? 見逃せないほど壮絶な二人の剣戟がここにっ!!

今回の新シリーズは言うまでも無く面白かったし、これは間違いなく今期トップ5に入るくらいの神作品だったと思いますよ!

とにかく世界観、話の設定と、とにかく凄いんですよね~、これぞ”学園ファンタジー”!!!

そうして、その世界観の中で繰り広げられるバトルには鳥肌が立ってしまいますし、本当に時間を忘れて読み込んでしまいましたよ!

読んでみると分かるのですが、とにかく熱すぎる剣戟に目が離せなくなりますし、そこに”魔法”も加わるのだから熱くないわけがない。

”魔剣”の示す意味を知った時、あなたは激動する!? これからが非常に楽しみな作品です!

――春の魔法を見たければ、キンバリー魔法学校の入学式準備を見に来い。

全長にして一キロ以上にも及ぶ満開街道(フラワーロード)……、今年も新入生がこの魔法学校名門『キンバリー』へとやって来る。

その新入生の一人……、紺色のズボンに灰色のシャツ、その上に重ね着た黒いローブ、腰には白杖と鞘に収まった杖剣が一振りずつ差してあり、身長は十五歳男子の平均に近い五フィート弱……、髪は程良い長さの黒の直毛。

彼の名前は「オリバー=ホーン」、誰の目にもごく一般的な、キンバリー新入生の装いのはずだった。

また、その新入生の列の中にはただひとり、他とは全く違った衣装を身にまとう少女もおり……、その特徴的な外見から導き出されるのは”サムライ”であった。

そんな中、魔法生物の行進(パレード)が行われることになっており、トロールなどの亜人種も歩かされていた……のだが……。

突如として、そのトロールが暴れ出し、危険迫るキンバリー新入生たち……、そこにあの東方(エイジア)のサムライがトロールと対峙することになります。

バトルラノベが好きな方は必読!? 魔剣を巡る学園バトルファンタジーをぜひ読んでみて下され。絶対に面白い!

【管理人のオススメ度】

★★★★★★★★★★

【文章の構成・読みやすさ】

★★★★★★★★★★

【登場人物・イラストの良さ】

★★★★★★★★★★

2018年下半期新作ライトノベル・ノベルズランキング【2018年7月~12月編】

と、ここまで2018年新作ライトノベル・ノベルズランキングを紹介してきましたが……。

ライトノベル3冊・ノベルズ7冊という結果で、本当に最近のノベルズは面白い……、面白すぎるんです! 紹介したくなるほど面白い!

やっぱり1000円以上払っているだけはありますね~

紹介している「リオンクール戦記」や「陰の実力者になりたくて!」などなど、読んで損なしです。

でも、ライトノベルも負けておらずやっぱり下半期でも一番面白かった「七つの魔剣が支配する」。

「カクヨムWeb小説大賞」を受賞した「継母の連れ子が元カノだった」や「灰と幻想のグリムガル」の新作「僕は何度も生まれ変わる」などなども面白い。

後半面白いしか言っていないですけど、下半期も面白い作品ばかり出してくれて感謝ばかりですね~

閑話休題

別にこの記事内で紹介している作品を購入して欲しいっていうわけでこの記事を書いているのではなく、一つでも多くの新しい作品を知って、書店で見かけた時とかに気にかけてくれればいいと思っています。

紹介している作品が自分は良いと思っていても、実際読んでみると合わなかったりとかもしますしね~

あと、紹介していない作品などもあると思うのですが、「これ紹介してねぇぞ、この野郎」とか「おいおいおいおい、この作品はっ?」とかありましたら、コメントにて書いてくれると管理人のためになります、時間があったら、購入して読んでみます。

また、この記事の感想こうして欲しいなどの要望がありましたら、コメントにてどしどしよろしくです!

そういったコメントは今後のモチベーションにつながります。

「ここまで読んでくれた方、ありがとうございました<(_ _)>」

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  • どうも、赤の魔導書の管理人です。
    私は、アニメや漫画、ラノベ、アニメ映画など、見たり読んだりするのが好きで、「一人でも知らない人にこんなすごい作品があるんだ!!」という思いを伝えたくて、このサイトを立ち上げました。

    文章力など未熟ですが、日々(多分)頑張っているのでよろしくお願います。また、いつも赤の魔導書を見てくださっている皆様本当にありがとうございます。

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